みんなのシネマレビュー

ウクライナ・クライシス

BESHOOT
2019年【ウクライナ】 上映時間:120分
アクション戦争もの
[ウクライナクライシス]
新規登録(2024-06-20)【かっぱ堰】さん

Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索

ブログに映画情報を貼り付け
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

表示切替メニュー
レビュー表示 その他作品(無) 心に残る名台詞(投稿無) エピソード・小ネタ情報(投稿無) 心に残る名シーン(投稿無)
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
【ネタばれ表示】/【ネタばれ非表示
通常表示】/【改行表示】
【通常表示】/【お気に入りのみ表示

ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意です!




【クチコミ・感想】

別のページへ
1


1.《ネタバレ》 原題の「Іловайськ 2014. Батальйон Донбас」は「イロヴァイスク2014:ドンバス大隊」である。2014年に起きたドンバス戦争中の「イロヴァイスクの戦い」を映画化したもので、登場するのは主に義勇軍のドンバス大隊だが、ほかに正規軍や有名なアゾフ大隊、また「極右セクター」も参加していたらしい。戦う相手は分離主義者の「ドネツク人民共和国」(自称)の軍隊で、一部にロシア軍も出ている。
英題Beshootはドンバス大隊の指揮官だった主人公のコールサインである。この指揮官は実在の人物であり、映画ではなんと本人が本人役を演じている。その他、実際の戦いに参加した人々が多く出ているとのことだが誰がそうなのかわからない。
なお日本語字幕は2022年以降の政治的に正しい地名表記には必ずしもなっていない。ドネツクはともかく首都の名前がキエフと書いてあったりするが、そもそもイロヴァイスクからして「イロヴァイシク」が正しいのではないか。

映画全体としては2014年の戦いの悲劇を記憶するとともに、そこで戦った人々を顕彰しようという体裁になっている。2022年以前の時点では、まだこの辺の問題が世界に注目されていないとの問題意識が背景にあったかも知れない。またドンバス大隊が「死の部隊」扱いされていたことに関する汚名返上の意図も見える。
しかし話としては全く面白くない。極悪ロシアの非道の証拠とされる「人道回廊」への攻撃がクライマックスかと思えばそうでもなく、その場にいなかった主人公の動きを追って消え入るように終わる。主人公が負傷して匿われてから脱出したという流れ自体は本当のことらしいが、それと直接関係のないサイドストーリーが派生するのは結果的に意味不明だった。とりとめなく続くTVドラマを短縮した感じだが、あっちの方ではこういうのを映画と称する例がけっこうある気がする。

政治的な面では、まず当然ロシアに対して肯定的ではないが、遠方のキエフにいる「お偉方」にも反感を示していたらしい。過去20年間何も変わらないことが本当の問題だ(=中央政府が無為無策?)と劇中アメリカ人が言ったのは、この映画自体の主張を代弁していたかも知れない。その他全編を通じて必ずしも祖国=政府ということはなく、またロシア系住民にとっても分離主義者が必ずしも味方でないことが表現されている。
登場人物は親ウ・親ロその他が入り混じり、また地域住民としての感覚と政治的立場の食い違いもあったりして敵味方が曖昧な状態になっている。ただし元教員のエピソードは住民間の分断が進みつつあることの表現だったかも知れない。また個人的な憎しみはなかったにもかかわらず、身内を失ったことで復讐心が嵩じていく様子も見せていた。なお主人公を匿ったのはロ系の一般庶民だったようだが、一方で個別の悲劇を引き起こしたのは全てロ側の国家権力につながる者(ロ軍・分離主義者・プ支持者)だったという形で整理をつけていた。
見るのに忍耐を要する映画だが、2022年以降にウ=正義、ロ=悪で単純に分ける意識が定着する前の状況を、ウ側の立場から表現したことに価値がありそうなので悪い点にはしない。 かっぱ堰さん [インターネット(字幕)] 5点(2024-07-13 10:00:19)

別のページへ
1


マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 1人
平均点数 5.00点
000.00% line
100.00% line
200.00% line
300.00% line
400.00% line
51100.00% line
600.00% line
700.00% line
800.00% line
900.00% line
1000.00% line

Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS