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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. アイス・プリンセス トリノ五輪開催中はずーっと貸し出し中だったので気になっていた。ディズニーだからどうせ漫画チックな適当な脚本だろうと思っていたら、親の子離れ、子の親離れがうまくテーマにはまっている意外にまともな映画だった。ジョーン・キューザックのシリアス演技と顔のシワ丸見せで熱演するキム・キャトラルの演技派女優2人がうまく締めてる感じがした。主役のミシェル・トラクテンバーグはいわゆる「美人顔」でなくて、メグ・ライアン系のファニーフェイス。今後のロマコメでの活躍に期待。しっかし、アメリカ人てスケート好きなんですな。こりゃ層が厚いわけだ、と納得。日本の政治家の偉いさんも荒川さんの金メダルをお祝いするついでに国内のお寒い青少年スポーツの状況を何とかした方がいいのではないかなあ。[DVD(字幕)] 6点(2006-04-09 14:14:21) 2. I am Sam アイ・アム・サム 好きな映画でも、たまにまた見たくなる映画と、好きなんだけど何度も見かえしたりはしない映画があるけど、これは前者。実社会で完全に「負け組」の私としては、「そんなに無理して頑張らなくてもいいじゃないの」ってメッセージ(映画のテーマとは違うが)が感じられてホッとする。知的障害者のサムに比べると完璧なエリートであるミシェル・ファイファーが逆ギレして自分のコンプレックスや悩みをぶちまける場面や、「ビートルズの中ではジョージ・ハリスンが一番好きなビートルよ」という台詞が胸にぐっと来る。ヒア・カムズ・サンはビートルズの代表的な曲ではないけど、確かにいい曲だ。「努力したなら、自分が駄目なことを恥じる必要はないんだな」とふと思える。8点(2005-03-11 12:01:37) 3. アザーズ 《ネタバレ》 この手の「幽霊もの」が極度に苦手なので避けていたが、ニコールの美しさ見たさについに借りてしまった。皆さんがおっしゃる通り、「シックスセンス」に似たオチだけど、グロテスクな描写も少ないし、急に「ドン!」と大きな音がしたりしない分、雰囲気はこっちの方がずっといい。3人の親子は戦場に行った父親の霊の帰りをあの家で待ち続けるために離れられないのだろうか。それとも無理心中(?)を図った罰として天国へ行くことを許されないのだろうか。ラストで大きな屋敷の窓から外を見つめている親子、子供たちの許しを得たニコールの澄んだブルーの瞳が悲しくて美しい。でも、映画館で見たら怖かっただろうなあ~。私はDVDで見て、怖さがジワジワ盛り上がってくると場面を早回しして逃げました(それなら見るなと言われそうだが)。8点(2005-01-19 12:39:48) 4. あなたに降る夢 《ネタバレ》 狂言回し役の新聞記者? がいい味。街の人が次々に募金の紙を張り始めるシーンが良かったです。ブリジット・フォンダがエイズ患者に優しく接するシーンとか、野球場のシーンとか、最後のダンスのシーンとか、見ていると優しい気分になれる好きな場面がいくつかある。くさくさした気分の時に見たくなる映画です。8点(2004-02-10 17:57:19) 5. アンブレイカブル 《ネタバレ》 「良かった」という方が意外に多いのに申し訳ない…。これ、予告編の段階からものすごく期待したんですよね。ただ、想像ですけど、この脚本、最初に「シックスセンス」みたいなつくり(犯人・オチが最初から登場=見えている=しているのに、最後まで動機とかストーリー上の意味が明かされない)の構成で組み立てて、あとの理屈は無理やりくっつけたような気がしてなりません。私はブルース・ウィリスがどうして列車事故で生き残れたのか、という説明がなかったので、そこでもう物語に入れませんでした。最後でそれが明かされると思っていたら、そうではなく、知りたかったこととはあまり関係のない別の「事実(オチ)」だったから、ものすごい肩すかし感が残るんだと思います。もし、シックスセンスを見ないで劇場に行っていたら、「へぇ~何だか『エンゼルハート』に似てるけど、よくできた脚本だな」ぐらいには思ったかも。それでも、どうして主人公が不死身なのか、不死身である物語上の意味は何なのかが説明不足なので、座り心地の悪さが残ると思いますけども。2点(2004-01-18 22:49:08) 6. アラバマ物語 良い映画だった。アメリカのビデオ会社か何かがアンケート調査で選んだアメリカ映画の最高のヒーローがフィンチ弁護士だとか。何かのニュースで見た。フィンチ弁護士はあらゆる暴力的な脅しにも一度も拳すらふるいませんが、勇気がないわけではありません。どこにもいないような超人的なスーパーマンでなく、普通の市民でもある。だけど、誰にもできるはずなのに、なかなかできない、勇気ある行動で子供たちに正しい行いを示そうとする。今の時代に移して、似たような状況でフィンチ弁護士のような行動を取れる人がどれくらいいるだろう。個人的には、つばを吐きかけられて、ハンカチで顔をぬぐっただけで立ち去る場面が良かった。あれを見ても、誰もフィンチ弁護士が腰抜けとは思わない。もっと古くさい映画かと思ったけど、全然古くさくありませんでした。女の子がかわいかったなあ。ハムのかぶりもののシーン、大笑いしました。それと、全盛期のグレゴリー・ペックと共演してるとは、ロバート・デュバル、恐るべし、です。結構好きなバイプレーヤーです。10点(2003-12-24 03:07:48)
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