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プロフィール
コメント数 678
性別 男性
自己紹介 ソフト化されたタイミングでのレビューが中心です。2008年、子供の頃から夢だった自宅シアタールームがついに実現しました。(100~110インチ程度、音響2.1ch)できるだけネタバレせずに書いていますので文章がおかしい場合もあると思いますが、暖かい目で見守ってやってください。(2014初登録)

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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順12
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21.  アジャストメント 《ネタバレ》 予告編と全く異なる映画だと感じました。そういう意味では日本版予告編はすごく上手に作ってあったかも。。 <ネタバレします> 結果論ですが、双方それぞれが別々に活躍すれば、世界に多大な影響を及ぼす人物だったがために一緒になってはならないというのは中盤以降に明かされる事実。なので序盤は何が起きているのかよく理解できず、壮大な流れのわりに個人間の恋愛にちまちま干渉する帽子の人たちの行動が滑稽にしか見えない。 例えば最初にお互いが活躍している未来を派手に見せるなり、帽子の人たちのシステムをもっと深く説明してくれるなりしていれば、もっと観客側の理解が深まったと思います。また、恋愛パートのほうもなぜお互いが強く惹かれあうのかの説明が乏しいのでイマイチ感情移入しにくい作りになっています。 プロットが素晴らしいだけに非常に惜しい映画でした。ドアを開ければ別の場所につながっているのもマトリックス的・ドラえもん的で素晴らしい映像でした。見終わった後の余韻も悪くなくて、そういった意味でも粗ばかりが目立ってしまっている非常に残念な映画という印象です。[インターネット(字幕)] 5点(2017-10-02 10:09:54)(良:1票) 《改行有》

22.  アイズ ワイド シャット やっぱりキューブリックは好かん。結局この映画は大したことをしておらず、夫婦の日常的な小危機を描いただけにすぎません。何をもって名作とするかは人それぞれですが、少なくともキューブリックの映画はほとんどどれもが楽しくない。 ニコールのやたら長いダンスシーンは必要だったのか?恩師の娘さんとの長いやり取りに一体何の意味があったのか?貸衣装屋で服を借りる時の細かいやり取りにいったいどれほどの意味があったのか?タクシーを待たすだけなのに妙な小芝居は必要だったのか?この監督の映画は随所に「そこ掘り下げる必要があったの?」的なシーンが多いです。こういった回りくどいシーンの連続を崇高と捉える向きが多いようにも感じますが、この映画も他のキューブリック作品同様、どうも散漫で意味不明です。そもそも、終了直後に「つまらなかった」と声が出ちゃう時点でダメだろと。 最も美しい時代のトム&ニコールがフィルムに残ったという意味では素晴らしいですね。その他出演陣もとても素晴らしい演技でしたので甘めの点数です。(でもアクターが悪かったら1点くらいデス)[インターネット(字幕)] 4点(2017-09-25 13:11:20)《改行有》

23.  あの頃ペニー・レインと まあ・・ 全体的に飽きずにみられました。ペニーレインも可愛いし、なんとなく青春群像劇して見ることもできるし、ロードムービーとしても雰囲気があって良かったと思います。 初期のゾーイ・デシャネルが見られたのはラッキーでした。(彼女ってかわいいけど昔から二重アゴなんだなあと) それから、ジェイソン・リーのぶっ飛び演技が見られたのもよかったです。でも、、なんかこの点数ですね。。[インターネット(字幕)] 5点(2017-04-05 21:16:09)《改行有》

24.  アダムス・ファミリー2 パート1はブラック過ぎて意味が判らない部分も多く、なぜブレイクしたのか謎でしたがパート2は一般人にも判りやすいようになっていて面白かったです。そもそもアダムス家とは?昔はネットもなかったし魔界か何かの超現象的な家族と思い込んでいましたが、Wikiで調べてみると代々続くただの変人家族で、いわゆる上流階級の資産家なんですね。ぜんぜん知りませんでしたわ(笑) 今作もパート1同様に資産を付け狙われる話ですが、口髭の赤ちゃんが生まれたり子供たちがサマーキャンプに行ったりと新しい試みが多くて明るい感じです。この辺、私も含めて素人層に受け入れられやすかったと思います。ラストもお決まりな感じですが、、終始デビーがイイ味(ゲスぶりが最高)なので楽しめます。 このシリーズは何といってもアダムス家とそれを取り巻く人々(キャスト)の雰囲気が最高に素晴らしい。ラスト付近での家族マッタリ感は素晴らしい余韻と後味を引き出してくれます。[インターネット(字幕)] 6点(2015-10-19 10:47:56)《改行有》

25.  アダムス・ファミリー(1991) 《ネタバレ》 昔ホンダだったかCMにも起用されて一世を風靡しましたね。今見ても世界観とファミリーの面々は素晴らしいです。しかしストーリーがどうにも面白くない。正直、なぜ流行ったのか理解に苦しみます。ブラックジョークも結構判りづらくていまいちピンとこない部分も少なくなかったです。アダムス家全員のキャスティングが素晴らしいので、その部分に5点です。[インターネット(字幕)] 5点(2015-10-16 13:11:29)

26.  アバター(2009) 《ネタバレ》 社会現象にまでなった映画ですが、正直、、特別面白いストーリーとも感じられませんでしたし、全編CGでやるくらいなら「アニメ」にジャンル分けしてもらいたいくらいです。 3Dで観ていないので余計に低評価なのかもしれませんが、そもそも映画の内容で勝負せず、見た目とかCGとか3Dで勝負してしまっている時点であまり魅力を感じません。もちろん映像表現の一つとしては良いと思いますが、あくまで特殊なものとして分類してもらいたい作品でした。[ブルーレイ(字幕)] 3点(2015-04-11 23:06:22)(良:2票) 《改行有》

27.  アメリカン・スナイパー 流れが少し駆け足で全体的に人物描写の掘り下げが不十分には感じましたが、総合的にはよくまとまっています。ラスト付近の「対決」が多少ご都合主義に感じましたが、CMの続きなども良い演出でしたし、まあ悪くはないです。 後半の家族的雰囲気が戦争とのコントラストとして効いており、家庭的な雰囲気の流れのままシンプルに、静かに、エンディングを迎えます。あざとい演出ではありますが、やはり主人公の個人的な物語なのだと強調されていてまとまりが良いです。どこまでが真実かは判りませんが心に残る映画だったと思います。この映画に関しては、、イーストウッド監督で正解でしょう。[試写会(字幕)] 6点(2015-02-19 23:52:54)《改行有》

28.  アナと雪の女王 あまり興味が無かったので今頃です。期待していなかった分、予想よりはだいぶマシでしたがレリゴーの歌は英語版のほうがドラマチックだと思いました。(でもまあ、松たか子さんもかなり上手でしたが) 歌詞の翻訳には賛否あるようですが、ウマく日本語の歌に直してあるほうだと思います。内容のほうですが、日本語吹き替え版もなかなか良い仕上がりでしたよコレ。 しかしながら、大人がハマっている光景を見ると少し不安になります。。私も結構良かったと書きましたがあくまで子供向けとして良かっただけで、大人がハマるよう映画では無いですよねコレ。この映画に興味が無い方はレリゴーの歌のシーンだけ見ちゃえばイイような映画です。。(歌に4点)[ブルーレイ(吹替)] 4点(2015-02-18 10:38:00)《改行有》

29.  アイランド(2005) 《ネタバレ》 年末深夜、TV放送していたので久しぶりに鑑賞。前半30~40分、非常に面白いのになぜライブラリしていなかったのか不思議に思いましたが、後半に突入してすぐにその理由を思い出しました。後半のアクション部分が普通過ぎる。地味で飽きる(笑) クローンを教育し、その肉体を使用する時がきたら「アイランドに当選した」と釣る、このプロットは素晴らしいものですが、途中から普通のアクション映画に成り下がってしまっており、非常に勿体無いです。 「月に囚われた男」の監督ダンカン・ジョーンズがメガホンを取っていたらもっと面白かったかも(笑) そんな無意味な想像を抱かせる惜しい作品、そんな映画です。[地上波(字幕)] 5点(2015-01-02 16:07:21)《改行有》

30.  愛を読むひと うーん・・ 雰囲気は素晴らしかったのですが、最初から全体的に非常に重たい空気感が強い映画でした。途中から方向が変わってきますが、更に重い方向へシフトしてゆきます。シフトの理由が文学的でこの映画を詩的なものに昇華していますが、とにかく重いの一言。 まあ、ハリウッド的に安易にドラマチックにしなかったことは評価したいが、映画を観て気分が落ち込むのはあまり良いとは感じません。よってこの点数です。[ビデオ(字幕)] 4点(2014-10-20 11:10:17)《改行有》

31.  アウトロー(2012) 《ネタバレ》 結構良かった。まずキャスティングが最高。ヒロイン役のロザムンド・パイク、どっかで見たことがあるけど思い出せない。悪の親玉、どっかで見たけどやっぱり思い出せない。最後のほうしかロバート・デュヴァルを使わないとか、、とにかくキャスティングは最高でした。 ストーリー的にもMIシリーズより好感持てました。本作は地味だという意見も多いですがMIシリーズが派手過ぎるだけで、こちらのほうが大人向けの渋い塩梅だと思いました。地味なのに全体的に観客が思った方向へ結末をもっていってくれる安心感。酒場のケンカシーンは久しぶりにワクワクしました。妙なスローシーンや中途半端な決めポーズとか無くてホッとしましたよ、渋いぜトム。 他の方が指摘している通り、ラストの素手の対決は要らなかったですね。アレ無ければもう1点くらい点数アップしたのに。そして、サスペンスとしても結構良い出来でしたが、素晴らしいというほどでもなかったです。刑事さんが悪に加担した理由も判らなかったですしね。総じて悪くないけど名作とは言えない微妙なラインでした。もっと知名度が上がって欲しい作品ではあります![ブルーレイ(字幕)] 6点(2014-10-10 10:19:05)(良:1票) 《改行有》

32.  アナザー プラネット 《ネタバレ》 真面目に作られた深い映画でした。しかし根本的に行動心理が理解できなかったのでこの点数です。まず言いたいのは謝りに行っておいて、それを黙って付き合うのは完全に反則です。たまに居ますよねー、よっぽどモテるのかMIT主席か知らんがこういう無神経な価値観の人って、、根本的にダメ人間の典型だと思います。 さらに、惜しいのはもう一つの地球が迫ってきているというSF的側面がほとんど生かされていないことです。別の人生を見せるなり、救いがあるなり、、何かもっと地球が2個あるという特殊な状態を生かして欲しかったです。 情緒的に感情論に訴えたいのか面白いプロットを強調したかったのか、どっちつかずの映画だったと思います。初監督作品だったそうですから、次回作に期待したいですね![ブルーレイ(字幕)] 4点(2014-09-25 14:16:46)(良:1票) 《改行有》

33.  “アイデンティティー” 《ネタバレ》 【ネタバレ注意です!】映画未見でここをウロウロしているそこのあなた、前情報無しで観ることをお勧めします。急げ!! 思いっきりネタバレしますが、単純に頭の中のことをこのような見せ方で表現したのは大正解だったと思います。マジで素晴らしかった!最初はサスペンスに関連する各ピースがバラバラに見せられて、観客側は全く意味が判りませんが、早い段階から殺人が起き、そしてオカルト物へと変貌してゆきます。 そして、オカルト物かと思えば護送犯が現れてサスペンスかオカルトかハッキリしない流れは素晴らしい。?連発の観客心理を知ってか中盤早々にネタバラシされますが、そこで冷めてしまうか頑張れるかで評価が変わってくると思います。私は頑張れましたのでなかなかの高評価です。エド(ジョン・キューザック)もハマリ役でとても良かったと思います。 個人的にはラストの子供シーンは無くても良かったような気がします。あそこは刃物か何かが彼女の前に出てきて終わりだともっと渋かったような気がします。自分でも監督やってみたいと思わせる素敵な映画でした(笑)[ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-09-22 00:07:25)(良:1票) 《改行有》

34.  I am Sam アイ・アム・サム 《ネタバレ》 映画に興味ない若奥さん達の間で結構評判になっていた映画でした。娘ルーシー役のダコタ・ファニングの可愛いさと、父親サム役のショーン・ペンの演技の上手さで何とか持ちこたえた映画ではないでしょうか。(ちょっと辛口すぎるだろうか?) そもそも論として、ストーリー自体にかなり無理があり、8歳で云々という以前にそもそも8歳まで育てること自体が大変だったはずであるという大きな矛盾点が挙げられます。ぶっちゃけ、8歳から後は今までと比較するとかなり子育ても楽になります。まずはそこが気になりました。さらに後半は法廷レベルにまで論点がエスカレートしていきますが、仮に子供が子供を(7歳の知能の父が8歳の女児を)育てること云々を論じるとするならば、、その7歳の知能しかないお父さんを法廷に引っ張り出すこと自体がほぼほぼ「いじめ」の構図になってしまっていて痛々しいことこの上ない流れになってしまっているのです。 結局最終的には何も解決せず何となくハッピーエンドという体で結末を迎えますので、静かに、幸せに暮らしていた素敵な親子と、優しい隣人や友人たちをわざわざ引き離す意味があったのか?という疑問につながりがちです。敏腕女性弁護士リタ(ミシェル・ファイファー)をタダ働きさせ、里親として努力したランディ(ローラ・ダーン)らにも辛く悲しい思いをさせただけで終わってしまっているのです。 とはいえ、セブンイレブンをバックに夜道を歩くダコタが最高に可愛いかったことや、全編に流れるビートルズのカバー曲が反則的に感動的だったことなどを考えると、、辛口批判なわりにこの点数までランクアップできてしまう不思議な映画でした。何とも悩み多き作品。[DVD(字幕)] 6点(2014-09-05 16:09:00)《改行有》

35.  悪の法則 《ネタバレ》 評価が低いので驚きました。絶妙なバランスの大人向けクライムサスペンスアクション。妙なこじつけや予定調和もなし、CGアクションもほぼ無いのに予想外によくまとまったストーリー展開は素晴らしいの一言。まさに監督リドリー・スコット、脚本コーマック・マッカーシー、主役級キャスト5名が高次元できちんと融合している作品です。 「あなたは今岐路に立っていると思っているかもしれないが、あなたの決断はずっと前にすでに終わっているのだ」 この作品を一言で表現するならば「不条理」でしょうか。淡々と静かに、、野うさぎであるカウンセラーが捕食(破滅)させられてゆきますが、描かれていない部分をあれこれ詮索して「意味がわからない」というのはナンセンス。あえて詮索しないのが正解であり、映像特典でも監督自身が人物像の背景や人間形成上何があったのかは知らないと発言しています。見せられた一つのシーンから前後を想像するのがこの映画の正しい見方であり、一般人にはおよそ想像もつかない”悪の法則(恐ろしい世界)”があるというおとぎ話でもあります。 そもそも、カウンセラーは一流なので自分の考え方や行動に絶対的な自信があり、何度も遭遇する説教じみた会話も軽くスルーする描写は反面教師そのもの。また、過去の商売相手からは恨まれ、現在進行中のメキシコの女死刑囚は見下して軽く扱う。カウンセラーの人と成りがよく表れていて結末は十分予見できます。そして案の定、気付いた時には「時すでに遅し(因果応報)」という非常にシンプルな流れがリアル過ぎて本当に素晴らしかったです。あと、随所で見られる無駄話や与太話は一見無駄なようですが、相手の価値観を知るための腹の探り合いという意味で非常に重要です。根本的にタランティーノのそれとは異なり、ブラピとの緊張感あるやり取りなどは生々しく色んな意味でゾクゾクさせられました。 これほど贅沢な配役と救いのないマジ結末な映画も珍しいです。ある程度自分でイメージを膨らませ、様々な状況を脳内で想像できる方でしたら高評価ではないかと思います。強いてマイナス点を書くならば、ほぼ全ての演者が哲学を長々しゃべるのには少々違和感を覚えました。何名かサッパリした人物を混ぜておけばよりリアルだったと思うのでその点は少し残念でした。 あと、拡大版と劇場版を比較しましたが、追加された人体欠損表現やバイカーのしゃべりなんかはなくても良かったと思います。しかしトラックのドアを直すシーンだけは拡大版のほうがずっと判り易かったですね。 一見さんお断りの雰囲気も含めて、リドリー・スコットの切れまくった演出と、コーマック・マッカーシーの多くを語らない脚本が最高にマッチした大人向けの素晴らしい作品でした。[ブルーレイ(字幕)] 9点(2014-08-13 18:57:05)(良:2票)
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36.  アイ・アム・デビッド 《ネタバレ》 【ネタばれ注意】 テレビで観て感動しましたが全然人気がないので驚きました。ロードムービーとしても出来が良いし、何よりも子役(デビッド)の影があるような寂しい眼差しから色んな感情が見て取れます。この子は映画出演が初めて(結局他の映画には一つも出てない)ですが非常に良いです。 全体的にゆったりしていて、序盤の逃亡劇が嘘のように崖っぷちでお風呂に入るシーンや金持ち女子との一件など非常にほのぼのしたシーンが続きます。これらのシーンはなんとなく無駄とも思えますが、実は原作本ではもっと長く丁寧に描かれていて、本来は収容所以外の場所でデビッドが初めてくつろぎ、そして普通の人たちと接するとても重要なシーンだったりしますが、映画版ではいまいち伝えきれていないように感じました。 なんとなく他人を信じきれないまま続く旅路も終盤、ソフィー(ジョーン・プロウライト)が出てきて一気に物語が締まります。ソフィーとデビッドのやり取りはとても優しくて温かい。収容所では決して教えられることのなかった「人の優しさ」をデビッドが正しく理解し、彼の心境にも余裕が生まれてくる描写はとても心地よいです。この辺の演出、映像は本当に素敵でした。 ラストが突然やってきますが中盤がかなりゆったりしていましたので、たたみかけるようなスピード感は正解だったと思います。本の裏表紙に母親の写真を見つけてからが省き過ぎという意見も見られますが、母が著名人&看守長の個人的な感情で一気に全てが繋がる訳で、これ以上の説明は蛇足だと思います。(特別扱いされただけで、さして深い意味も無いと思いますし) 何度見てもダミアン・ライスのコールドウォーターが流れてくると一気に涙腺が緩みます。終盤、ヨハンと看守長との目くばせでデビッドが守られていた描写なども泣かせますが、映画版ではヨハンとデビッドの絆が詳細に描かれていないためいまいちピンときません。原作本ではかなり詳細にヨハンとの友情が描かれていますので、かけがえのない友が自分のせい(デビッドが石鹸を盗んだ)で命を落としてしまったことがいかに大きなトラウマとなっているのかがよくわかります。また、デビッドが多国語に精通している描写も欲しかったところです。ヨーロッパ圏では多言語を理解しているのが割と普通のことだったりしますが、この辺の説明がないので国をまたいで壮大な旅をしているという感じが薄れてしまっているのが惜しいです。 人には全く勧めませんが、個人的にはとてもとても大好きな映画!満点でしょう![地上波(吹替)] 10点(2014-05-03 13:16:29)★《更新》★《改行有》

37.  アマデウス 史実に忠実かどうかはさておき、まさしく名作の冠にふさわしい作品だったと思います。ロードショーの翌年にはあちこちの小中学校で授業の一環として放映され、私の中学校でも大きな体育館でスクリーン上映されました。ただ正直なところ、子供には面白くない映画だったと思います。とにかく上映時間が長いため集中力が続かない子供達には辛過ぎたなという印象です。私は当時中学1年生ですでにかなりの映画ファンだったので食い入るように鑑賞しましたが、上映場所である体育館は終始ザワつき気味だったのをよく覚えています。 あらすじや感想をここに書くのは野暮だと思いますが、特筆すべきはウォルフガング・アマデウス・モーツァルト(トム・ハルス)とその妻コンスタンツェ(エリザベス・ベリッジ)の、愚かしくも天才の振る舞いを柱の陰から見守るアントニオ・サリエリ(F・マーレイ・エイブラハム)の図式に尽きます。先ほども書きましたが史実に忠実かどうかはさておき、とにかくこの図式が魅力的でなおかつ判りやすすぎるのです。努力家で秀才以上の才能を持つサリエリの前に現れた、どうにも抗えない天才音楽家という図式。そしてその天才が作る音楽を最も理解し最も愛せるのもまた自分だけだという究極のジレンマが本当に素晴らしい。悪者として描かれているサリエリですが「嫉妬と憎悪」という意味ではこれは致し方ないというか、、非常に人間味あふれる愛すべきキャラクターとして判り易く完璧な形で描かれています。 これほどの映画にはなかなかお目にかかれません。いつになっても全く色褪せない、、まさに名作だとしか表現のしようがありません。何度も書きますが史実に忠実かどうかはさておき、モーツァルトの笑い声は本当に最高過ぎます。ほぼ完璧な芸術映画作品です。[映画館(字幕)] 9点(2014-05-03 12:41:16)(良:1票) 《改行有》

38.  アラビアン・ナイト(1999) この手の2話分割タイプの海外ドラマ、、むかしからHNKなどで見つけるとワクワクしてみています。いつもそうですが完成度の高さに驚いちゃいますね。この手のドラマで特に完成度が高いのは本作とジャックと豆の木だと思います! アラビアンナイトはアラジン、アリババ、魔法の絨毯などなど、面白い話てんこ盛りです。もちろんメインの王様と主人公の行く末も面白いですし、この完成度で子供向けのテレビ放送だというのだから本当に驚きます。ブルーレイ化を待っていますが、、やはり無理ですかね・・ レンタルショップで見つけたら騙されたと思ってお試しください![地上波(字幕)] 8点(2014-04-30 17:41:46)《改行有》

39.  アンドリューNDR114 全く意識せずにTV放送を見始めましたが木彫り馬のシーン以降は釘付けになってしまいました。200年という時をロボット目線で駆け足で見せた訳ですが、後半はまるで早回しのようになってしまいます。ラストにあの結末を持ってくる為には仕方が無かったのだろうと思いますが、終盤はもう少し丁寧に描いて欲しかったです。仮に脚本が違っていたのならば、思い切ってリトルミスとの一生だけを描いてくれたらそれはそれで良かったようにも思います。もちろんロビン・ウィリアムスの出番はなくなってしまいますけど。 個人的にはもっと売れて欲しい映画ですが、しかし無名具合(B級感)も含めてこの映画の良さのような気もします。泣き映画が好きな方にも結構お勧めな作品です。 2018/8再見 久しぶりに見ましたが全く色褪せません。いろんな部分がチープですがやはり人間の本質に訴えかけるドラマはいつ見ても感動できます。ロボットが主人公であるからこそ、人間特有の感情の素晴らしさが際立っています。悪人が出てこない点も映画から幸せな雰囲気が伝わってきてよいです。[地上波(吹替)] 7点(2014-04-10 16:56:18)《改行有》

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