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Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 115
性別 男性
自己紹介  2014年12月に投稿を始めてから8年が過ぎました。

 「映画評論家になれるのでは?!」と思える素晴らしい言葉を綴られる先輩レビュアーさん達に憧れつつも、私には、あのような文章を書けそうもありません。私の場合、少年時代に気に入り、DVDなどで観直しても好きであり続けている映画を中心に、まだピュアだった(?)少年時代の気持ちや、当時の状況を思い出しながら書きたいと思います。大人になってから観た映画も少しずつ追加しています。

 レビューの文面は長くなりがちですが…最後まで私の拙文を読んで下さる皆様に感謝申し上げます。

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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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1.  雨に唄えば 《ネタバレ》  数か月前に某ローカルTV局で放送されたのを機に投稿しようと思ったのですが…諸事情が重なり、気がつけば年末に…今さらですが、ようやく投稿させていただきます。  私が当作品に出会ったのは、小学校低学年の頃のTV放送時。両親が「いい映画だから」と勧めてくれて一緒に観ました。私にとって初めて観た【往年のハリウッド映画の名作】です。  当時のブラウン管のカラーテレビの画面はとても小さいものでしたが、映像は色鮮やかで、音楽には温かみがあり、楽しい歌やタップダンスと共に展開される物語は、とても新鮮でした。何故なら、それまで私がTVのCMや街頭ポスターで目にしていたアメリカ映画といえば、人間が食べられたり、悲鳴をあげて命を奪われたり…というパニック・ホラー・オカルトものばかりだったからです。「昔のアメリカ映画って、こんなに素晴らしかったんだ!」と子供心に感激したものです。  一方、同じ郷里で少年・少女時代に地元の映画館(その地域ではとても立派な施設だったとか…)で当作品を観た両親にとっても、大変、懐かしかったようです。なお、両親によると「キャシーがスターになってから、皆で歌い踊るミュージカルシーンがあったはずなんだけど…カットされている。TV放送だから仕方ないかな…」と残念がっていました。  その後、高校生の頃にTVで観たときは深夜帯の放送。当時、ビデオレコーダーは無く、両親は眠っていたので一人で鑑賞しました。  前振りで「以前のTV放送ではカットされていたシーンを、今回はお見せします!」という解説があってからスタート。それが【ブロードウェー・メロディー】の場面でした。本筋とは独立したものであって確かにカットしても支障が無いものでしたが…大がかりで熱のこもったシーンであることは伝わってきましたし「ストーリーを追うだけが全てではなく、歌と踊りを前面に出して魅せる。これもミュージカル映画の在り方の一つだろう」と好意的に受けとめました。  ただし、上述の両親の解説は明らかに記憶違いだということもわかりました。当時、私は思春期で両親に反発することが多々あったものの、さすがに二人の思い出を傷つけてはいけないと思い、翌朝になっても「小さい頃に観たときと同じで素晴らしかったよ」と伝えるに留め、違いの指摘はやめておきました。  あれから何十年経ったでしょう…これまでにもビデオやDVDで何度か観てきましたが、幼い頃に観た感激が色褪せることはありません。  特に今回のTV放送(字幕)では「Nothing can keep us apart, our love will last 'til the stars turn cold」という台詞のアフレコのキャシーの声が、実はリナ役のジーン・ヘイゲンさんの本当の声である、という予備知識のもとに鑑賞。これまでビデオやDVDで聞いていたはずでしたが、知識のおかげであらためて「ああ!こういう声だったのか!」と再認識できたことに感激しました。  同時に「公開当時は、感情移入したお客さんから『キャシーを苛める悪声女優』と勘違いされ、キャリアに傷をつけるリスクも予想されただろうに…よくこの役を引き受けたものだ」と、ジーン・ヘイゲンさんへの敬意も沸いてきました。否、新人だったわけではないから「あのジーン・ヘイゲンが、こんな裏声を出して面白い役を!」と、今でいうところの“ギャップ萌え”でファンを増やした…かもしれません。  さて、採点ですが…まず、鑑賞環境は今回のローカル局放送に則って地上波(字幕)とさせていただきます。上述の通り、思い出深い作品のため、減点はしたくないですね…。  敢えて批評的なことに言及するなら…当作品の設定は、初のトーキー映画“ジャズシンガー”が発表された1927年頃=公開当時の約25年前の時代であり、当時のアメリカの人達には昔懐かしいレトロな風俗を再現した物語だったはずです。このようにもともと【昔懐かしい=心地良い古さ】を醸し出しているからこそ、現在に至るまで【時代を越えて愛される普遍性】を獲得したと言えるのではないか…と思ったりしております。もし1950年代当時の最先端のファッションで見せる作品だったなら、時代と共に急速に“流行遅れ”など悪い意味で古びて見づらくなり、忘れ去られていたかもしれません…。  ちょっとこじつけがましいかもしれませんが、そうした普遍性もあり(無いかもしれませんが(笑)…)、当サイトの採点基準である【傑作中の傑作】として10点を献上させていただきます。少なくとも私にとっては、これからもずっと【昔懐かしい作品】であり続けることでしょう。[地上波(字幕)] 10点(2021-12-29 18:46:54)(良:1票) 《改行有》

2.  ある日どこかで 《ネタバレ》  公開当時、私は中学生でした。某ラジオ番組でテーマ曲が紹介され「作曲者ジョン・バリーらしい美しい音楽だな」と思いましたが、映画館に足を運び損ねているうちに、某SF誌の書評で「観客の入りが悪く、短期間で打ち切られた」と知りました。さらに「タイムトラベルものだが、タイムマシンも出ないし派手な特撮も無いため、日本の配給会社は宣伝に困ったらしい。しかし恋愛映画として良く出来ている」と書いてありました。その後、高校性になり、クラスメート(男です)が、某名画座でローマの休日(1953年)を観に行ったときに同時上映されていたそうです。「ローマの休日はもちろん良かったけど、こちらも素晴らしかったよ!今まで全然知らなかったけど、何で有名じゃないのか不思議だよ!」と感激ぶりを熱く語ってくれました。  それから数年後…ようやくTVの深夜放送で、当時、買ったばかりのビデオデッキに録画して観ました。展開はクラスメートの説明通りだったので、もし【ストーリーだけで見せる映画】なら退屈したはずです。しかし他のレビュアーさん達と同様、ジェーン・シーモアの美しさは勿論、音楽と一体になった端正な映像が醸し出す【雰囲気】に魅了されました。また、主演のクリストファー・リーヴは、スーパーマンシリーズで有名ですが、けっして【マッチョ俳優】ではありません。役作りのために体格づくりをしたのであって、もともと演技力には定評がありました。この作品ではその実力を如何なく発揮していると思いました。お年頃だった妹にも観せると、最初は「なんだ、スーパーマンの人じゃない」と苦笑交じりでしたが、すぐ引き込まれていきました。  あれから約30年後…巷でスターウォーズ・フォースの覚醒(2015年)が公開中に、妹一家と会いました。そのとき妹が「子供の頃、スターウォーズと共にスーパーマンもヒットしたけど、スーパーマン役のクリストファー・リーヴさんと言えば【ある日どこかで】も良かったね」と言ったのです。妹は映画を熱心に観るタイプではありませんが、この作品は心に深く刻まれていたのです。「あの写真を撮るシーンが…/あのコインさえ無ければ…」と次々と名場面に話が弾みました。私たち兄妹にとっても【時を越えた作品】と言えるかもしれません。また、この30年間で、世間では、ゴースト/ニューヨークの幻(1990年)がヒットするなど、ファンタジーの要素を含む恋愛映画はポピュラーなものとなり、当作品も受け入れられやすくなったように思います。私にとって、今観ても全く色あせない作品であり、ラフマニノフのラプソディーを聞くたびに思い出し、つい涙腺が緩んでしまいます。他のレビュアーさん達と感動を共有できることを嬉しく思います。 さて、採点ですが…ヤノット・シュワルツ監督は、私にとって、ジョーズ2(1978年)などアクション映画の続編監督の印象が強いのですが、当作品が最高傑作だと思います。【雰囲気】にはまれるかどうかで好みが分かれると思いますが、今は亡きクリストファー・リーヴやジョン・バリーをはじめ、当作品に携わった方々への敬意を表し、10点を献上させていただきます。[地上波(字幕)] 10点(2016-01-10 15:24:20)(良:1票) 《改行有》

3.  嵐ケ丘(1939) 《ネタバレ》  この映画を見たのは、中学生の頃。もともと、テレビ放映されたローマの休日(1953年)に感激し、ウィリアム・ワイラー監督の名が、私の中に強く刻み付けられていました。そして、ワイラー監督が亡くなった後の追悼上映として当作品がリバイバルされ、単身、映画館へ足を運んだのでした。まだガキだった当時の私には【真に愛しているのはヒースクリフなのに、隣人の上流階級の子息・エドガーと結婚してしまうキャシーの心情】は理解し難いものでした。しかし、単なるメロドラマを越えた格調高さは、理解できました。上映が終わり、館内が明るくなったとき、若いカップルのお姉さんが大泣きして、お兄さんが優しくなだめていたのを、今でも覚えています。  大人になり、ビデオであらためて再見したときには、キャシーの心情を理解できるようになり、マール・オベロンのきめ細やかな演技と、それを引き出したワイラー監督をはじめとするスタッフの技量にあらためて感心させられました。エンディングでは、映画館でお見かけしたお姉さん同様、泣けました…。  これとは別に、原作小説を読む機会があったのですが、映画と内容が異なっているのに驚きました。私はそれまで「小説の映画化なら、如何に原作に忠実か」を価値基準にしていましたが、以後「脚色によって独立した作品として完成しているなら、この限りではない」と考えを修正するきっかけにもなった映画でもあります。今でも私にとって「嵐ケ丘」とは、アルフレッド・ニューマンの甘いBGMと共に思い出される、このワイラー版です。  さて、採点ですが…今では「この映画の撮影で渡米していたローレンス・オリビエを追って来たビビアン・リーが、風と共に去りぬ(1939年)のスカーレット・オハラ役に抜擢されることになった」というように、映画史の文脈で抜粋される程度です。しかし、私にとっては、思い出深いメロドラマの古典です。ワイラー監督への敬意を込め10点を献上します。[映画館(字幕)] 10点(2015-08-23 21:50:25)《改行有》

4.  アイアン・ジャイアント 《ネタバレ》  最近、10月・11月に立て続けに投稿があり、私もつい刺激されたので、再見。皆さんのレビューも拝読した上で投稿しました。私の場合は【肯定派】であることを前提に【脱線話】をお伝えします。  劇場公開当時、話題になったものの、プライベートがせわしなかったので観に行けず、レンタル開始を機に、早速、鑑賞。【予備知識】なしで観たのですが…ディティールは異なるものの、私にとって①身長30メートルで、②本来、兵器として創られたロボットが、最初に少年と出会ったことで正義の存在となり、③少年達を救うために、自らの意志で宇宙へ飛び立ち、犠牲となって爆発する…という【3要素】のプロットが揃った物語は、TV特撮番組の【ジャイアントロボ(1967~1968年):以下、ロボと表記】です。そのため、当作品におけるハッピーエンドのラストシーンでも「アイアンと違って、ロボは帰って来なかったんだよな…」と切なく感じました。このように、子供の頃に観た【ロボ】への思いが変わっていないことに、自分自身、とても驚かされたものです。たかが【子供向け特撮番組の架空の存在】のはずなのに、です。  今回の再見でも、ミサイルへ向かうクライマックスでは「アイアンは、ホーガース少年との会話の末、互いの合意のもとで宇宙へ飛び立ったんだ」とあらためて認識。そして「ロボは、もともと自分の意志を持たず、大作少年の命令に“ンマッ!シ~…”と答えて従うだけで、会話もできないロボットだったんだよ。そんなロボが、大作少年や地球を救うために、初めて命令を聞かずに飛び立ったんだよ。結局、最後まで会話はできず、大作少年が必死で止めようとする言葉(もはや命令なんかじゃない!)を振り払って…」と思ってしまいました。【ロボ】を観て40数年経っているにもかかわらず、【ロボ】への思いは、風化するどころか、むしろ歳を重ねて強まっていたようです。ただ、この【ロボ】についてふれて下さっているレビュアーさんは、170近い膨大なレビューの中で↓【IKEKO】さんと【nizam】さんのみ。自分の年齢を感じないわけにはいきませんでした…。  なお、多くのレビュアーさん達から、【アイアン・ジャイアント】の物語は「王道/ありがち/ベタ」といった感想が寄せられており、私もそう思います。ただし、少なくとも【ロボ】の最終回に対して、当時の幼い私は「王道/ありがち/ベタ」とは全く思いませんでした。色々な資料を読んでみても当時の子供達(というか、私と同年代の人達)にとって、強烈なラストであって、けっして「よくあるパターンだ」ではなかったようです。おそらく、日本では【ロボ】にインスピレーションを得た作り手さん達、さらにその次の世代の作り手さん達が、長年、様々にアレンジしながら創ってきた無数の特撮・アニメ番組及び映画を通じて培われてきたものが「王道/ありがち/ベタ」として浸透し、現在に至っているのでは…と思われます。  一方、アメリカでも【アイアン・ジャイアント】のような「王道/ありがち/ベタ」の物語を形成し得た背景には「世界中に似たような昔話があるように、古今東西、人間の発想は同じようなもの」ということかな、と思われます…と言いたいところですが…アメリカでも、【ロボ】は【Johnny Sokko and His Flying Robot】の題名でTV放送されていた時期があったそうで…ひょっとすると「王道/ありがち/ベタ」に至る事情は、日本と似ているのかもしれません…。  このように思いっきり【ロボ】と重ねて鑑賞した私に対し、一緒に観た女房は「アイアンの精神年齢って幼児さんよね。いくら、自分がなりたいものになるんだ!と言ったって、母親だったら幼い我が子を、爆弾に突っ込ませるなんてことしないわ」と力説していました。確かにその通りだと思います。【架空の物語として郷愁たっぷりに味わう/リアルに命というものを感じとりながら現実的に考える】というこの違いは、↓の【3Mouth】さんや【カフカ】さんがおっしゃる通り、【男女差】なのかも…と思ったりしました。  さて、採点ですが…自分でも「くどすぎる」と感じるぐらい【ロボ】への思いが強くなってしまったので、ここは冷静に、当サイトの採点基準である【見た後、率直に面白かったぁ…って言える作品】ということで8点に留めておきます。  なお、若いレビュアーさんが【ロボ】を観たら、きっと、とてもチープに感じると思います。しかし【ロボ】が幼い私に与えてくれたものが、今でも私の心の中に生き続け、豊かにしてくれているのは確かです。【アイアン・ジャイアント】も多くの子供達の心に残り、いつか新たな「王道/ありがち/ベタ」な名作が生み出される…かもしれません。[DVD(字幕)] 8点(2018-12-08 09:51:16)(良:1票) 《改行有》

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