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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. ガタカ 評判が良かったので期待して見ましたが、個人的には素直に乗り切れませんでした。いいところもあるとは思うんでうが、絵のチープさや主人公のとる手段にそれほど共感できず・・・。初監督作品だから予算が確保できなかったのかもしれませんが、マリン郡庁舎でロケしてSFでござい、というのも、今時の映画でそれはキツいっす。新宿のコクーンタワーでロケして「近未来SFです」って言ってる邦画があったら、見てるこっちが赤面します。そういう感覚ですね。「才能と努力」という題材は子どもむけCGアニメ作品で既に沢山の良作があるなかで、この作品が特別良く出来てるとは思えませんでした。主人公よりも脇のキャラクターのほうが魅力的だったとは思います。それにしても、適格者を何百人も診察してきた医者からみても、不適格者である主人公のチ○コはかなり立派だった、というのは笑ってしまいました。[DVD(字幕)] 5点(2014-01-12 15:08:21)(良:1票) 2. カンパニー・メン 《ネタバレ》 冒頭で素敵なセレブの住宅地が映し出されて溜め息が出るんですが、会社をクビになってから家に帰ってくると一転!出勤前はあんなに素敵な生活空間だったのに、一気に重荷となって迫ってきます。「こ、これはヤバイ・・・」もう溜め息も出ない。「なんとかなるさ」という気持ちも、物語が進むにつれて一つ一つ、丁寧に潰されて行くのがえげつなかったです。内容だけでなく映像演出でも追い込みがかかります。セレブな住宅地はもちろん、机と椅子だけになったオフィス、親戚の庶民的な家、月々の支払いが滞るにつれて家の周りに溜まる落ち葉。「奥でお待ちください」と言われて行ってみれば、部屋の外でパイプ椅子に座って順番待ちしているライバルたちがズラリ。ロケーションやセット(内装)などの美術がしっかりしていて、それがより一層こちらを追いつめてきます(汗)。アベンジャーズなんて出てこない一見地味な映画だけど、邦画との演出力の差に圧倒されました。美術がモノを言う映画でしたね。株価のことばかり考えている社長の決着の付け方も印象的。普通だったら、結局彼も失脚してしまうとか、再スタートを切った主人公たちの姿を見て改心するとか、なにかしら描きそうなもんですが、この映画はそうしません。あくまであっさり、「当たり前ですが何か?」って顔をして、また金と数字の世界に戻って行きます。数字だけで商売している現状のアメリカの経済は、まだまだ続いているということでしょうか。モヤモヤは残りますが、ラストシーンは希望に溢れています。あのデカイ船は、この映画のために運んできたのかな?それともCG?もともと停泊していた?いずれにせよ、静かに圧倒されるラストカットでした。[DVD(字幕)] 8点(2013-09-05 02:24:29) 3. カールじいさんの空飛ぶ家 最近BDで再見。見る人の好みで分かれるかもしれないけど、映画の出来自体はとても高い水準。さすがピクサー。感動シーンをまず最初に片付け(笑)、あとは次から次へと巻き起こるアドベンチャー。そして最後は笑顔になれる。こういう構成の映画も楽しくていいじゃないですか。悪役じいさんの決着の付け方が、「それでいいのか?」と思えるものだったので、ちょっとモヤモヤします。主人公の負の一面の象徴だったとしても、なんだかひっかかります。これだったら、BDに収録されていたもう一つのエンディングの方が好きでした(あれはあれで暗かったけど)。・・・けれど、ドジな子供や犬たちは愛嬌があって魅力的でした。こういうキャラを「ウザイ」「目障り」とはちっとも思わないですけどね。ジャージャービンクスすらウザイと思わないからかなあ・・・。[映画館(字幕)] 7点(2013-08-13 11:22:56) 4. 華麗なるヒコーキ野郎 初めて観たときは「おお、紅の豚を実写でやってるぞ!」と感動しました。しかし、物語が進むにつれ、自由の象徴のようだった飛行機の存在が、だんだん息苦しくなっていくのは辛かったですね。素晴らしいアクロバット飛行に感動しつつも、それが一歩誤れば、なんと醜悪なものになってしまうのか・・・。この映画に参加してるパイロットたちだって、命がけの仕事をしてるわけだし。飛行機に限らず、「エンターテイメント」の素晴らしさと恐ろしさの両面が表現されていたと思います(女性の扱いもちょっと酷い/汗)。それでも最期は、やっぱり胸が熱くなるような展開。男の子であのシチュエーションに憧れ、熱くならないヤツがいるでしょうか。大空を飛び回る飛行機を見ているだけで、感情がこみ上げてきます。大好きな映画です。[映画館(字幕)] 10点(2013-07-15 12:21:07) 5. カーズ2 ガンプラに翼をつけてバズーカを背負わせ、ミサイルを装備し巨大な剣を持ってて、下半身はキャタピラみたいな、とにかく足し算でモリモリになった感じ。人によっては低レベル、ダサイ、子どもだましとなってしまうかもしれませんが、自分はこういうのも好きですね。とにかくくっつけちゃえ、とやってますが、クリエーターたちにセンスがあるからか、絶妙なところで出来上がってる楽しい作品だと思います。ところどころで出てくる車ネタも、ファミリー向け映画にしてはシブすぎじゃないでしょうか。ほんの些細なシーンでも、あの車キャラたちがやってるとなんか笑っちゃうネタも多い。「散歩しながら話そう」とか(自分だけかなあ)。メーターのキャラは自分は好きだけどなあ。現実にいたらたまんないけど、結構頭いいし。[DVD(吹替)] 7点(2011-12-15 10:54:01)(良:1票) 6. カンフー・パンダ 《ネタバレ》 スピード感があって爽快スッキリ楽しめる快作だと思います。ストーリーもなかなか良く出来てていいなあ。ただストーリーがシンプルでスッキリしすぎているというか、お利口さん過ぎると言えばマァそうなので、映画に対して「特別凄い"何か"」がなければ納得出来ない人には向かない映画です。さらに言っちゃうとテーマ的にもそういうことを言っている映画じゃないですかね。最終的に「奥義なんてないんだ・・・!」と主人公は気付くわけですが、巻物に何も書いていないというだけじゃなく、その表面が反射して自分の顔が映っているというのも面白いですね。 この映画を見るまでは3DアニメはPixarの一人勝ちだなと思っていましたが、自分の中ではその状況が揺らぎ始めた作品でした(そして次の「ヒックとドラゴン」でPixar一人勝ちは終わりを迎えます)。ドリームワークスの作品からアメリカンジョークが次第に抜けていったと思ったら、逆にPixarがアメリカ的な題材を扱うことが増えてるような気がしますね。別にPixarが落ち目だというわけじゃなくて、いろんなスタジオのいろんな性質の映画が増えてきたことが楽しみだし嬉しいです。[ブルーレイ(吹替)] 8点(2011-09-07 02:10:55)(良:1票) 7. カッコーの巣の上で 《ネタバレ》 救いがあるような無いような、開放感があるような無いような、難しい映画だなあと思った。婦長さんも、理解が無いようであるようでやっぱり無いような、う~ん。説明しづらいけれど何か胸に来るものはあった。また観たい。[DVD(字幕)] 9点(2011-07-04 16:15:07)
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