みんなのシネマレビュー
とらやさんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 2102
性別 男性
自己紹介 善人が苦労が報われて幸せになるハッピーエンドの映画、
悪人が出てこないゆる~い世界観の映画、
笑いあり、涙ありの人情喜劇が好きです。

2008年11月19日の初投稿から、早いもので10周年を迎えました。
この間、みんシネのおかげで出会ったいい映画もいっぱいありました。
管理人様、レビュワーの皆様、いつもお世話になっております。
これからもよろしくお願いいたします。
2018.11.19

投稿関連 表示切替メニュー
レビュー表示レビュー表示(評価分)
その他レビュー表示作品用コメント関連表示人物用コメント関連表示あらすじ関連表示
コメントなし】/【コメント有り】
統計メニュー
製作国別レビュー統計年代別レビュー統計
要望関連 表示切替メニュー
作品新規登録 / 変更 要望表示人物新規登録 / 変更 要望表示
要望済関連 表示切替メニュー
作品新規登録 要望済表示人物新規登録 要望済表示
予約関連 表示切替メニュー
予約データ 表示

【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順123
投稿日付順123
変更日付順123

1.  眼下の敵 アメリカの駆逐艦vsドイツのUボートの息詰まる攻防を描いた、潜水艦モノの秀作です。 ロバート・ミッチャムとクルト・ユルゲンス。タイプは全く異なりますが、両軍の艦長を演じる2人のカッコよさ! 戦争をする敵に対する憎しみを前面に押し出すのではなく、 次第に敵の指揮官をリスペクトしあうに至る2人のプライドをかけた次の一手の読み合いにじっくり時間が使われる。 2人共に戦争で大切な家族をなくしていることが前半に語られます。 Uボート指揮官の「この戦争に勝っても名誉は無い。無益な戦いだ。」という序盤の台詞も印象的ですが、 双方の指揮官の戦争に対する微妙な心理が垣間見えてくる。 そういった思いが互いのプライドをかけた戦いが終わった終盤の行動や、ラストの2人の短い会話にもつながっていく。 潜水艦モノとしての醍醐味も十分にして、2人の指揮官の男対男のドラマとしても見応え十分で、 演じる2人の名優の素晴らしさと共に脚本の素晴らしさが十分に感じられる作品です。[CS・衛星(字幕)] 9点(2019-08-15 18:07:54)(良:1票) 《改行有》

2.  カッコーの巣の上で 《ネタバレ》 患者が置かれている状況やそこに存在する規則にどんな問題があろうとも考えることや、前向きに生きることを放棄させ無表情でただ従順に指導者に従わせることだけを良しとする病院。一方でこの病院にやって来た型破りな男は患者に笑顔を取り戻させ患者の心に生きる喜びを取り戻させる。ジャック・ニコルソンは勿論のことその仲間たちの演技が素晴らしかった。病院内で患者から恐れられ、警察か軍隊かのような屈強な男の病院職員を従え独裁者のような婦長を演じたルイーズ・フレッチャーも称賛されるべき素晴らしい演技でした。そんな精神病院を舞台に医療とは何なのかという問題提起であるとともに、この作品の時代は東西冷戦真っ只中。そんな時代に東欧からアメリカに移住したミロス・フォアマン監督がそんな精神病院の人間ドラマを描きながらも彼の管理社会への批判精神や自由への熱い思い、人間らしく生きる事への熱い思いが伝わってくるような映画でした。[DVD(字幕)] 9点(2009-11-26 21:28:22)

3.  カイロの紫のバラ Heaven~♪I’m In Heaven~♪で始まるオープニングからラストまでまさに夢見心地。ウディ・アレンの作品では一番好きです。「映画みたいな恋したい」とか、「映画の登場人物に恋をする」という事は映画ファンなら誰にでもあることですよね。でも現実は映画のようには行かない。だからまた映画館に足を運ぶ。そしてまた元気をもらって映画館を後にする。ミア・ファローが演じるセシリアのように。[ビデオ(字幕)] 9点(2008-11-20 10:44:55)(良:1票)

4.  かぞくモメはじめました 《ネタバレ》 しかし何というひどい邦題を付けるのだろう・・・。いい映画が台無しの邦題ですよ。 日本未公開だから、どこかで聞いたことがある(「かぞくはじめました」)タイトル付けてちょっとでも注目してもらおうとしましたか? ビリー・クリスタルとベット・ミドラーという濃い2人が主演。 娘夫妻が仕事で留守にする間に3人の孫を預かる騒動を描いた作品で、 ドタバタコメディでもあるのですが、実に心温まる家族愛の物語でもある。 最後はまさか感動させてもらえるとは思ってもみませんでした。 フェイスブック?ツイッター?アプリ?何それ?というビリー・クリスタル演じるおじいちゃん。 ベット・ミドラー演じる妻と、孫の面倒を見るためにやって来た娘夫妻自慢のハイテクハウス。 ハイテクには疎いですが、人間にとって大切な心の触れ合いで孫と接していく。 時代は凄いスピードで進歩していくけど、大切なのは心なんだよ。そんなことを訴えかけているようです。 雨でびしょ濡れになりながら孫たちと缶蹴りのシーンや、 3人の孫たちがそれぞれに抱えている問題を自分の力で乗り越えていこうとする終盤の展開は感動的です。 そして本作はエンドロールがいいんです。どれもいい写真ですよ。ぜひエンドロールまでご覧ください。 大して期待していた訳ではないのですが、このエンドロールまで含めて、 久々に楽しくて温かみのあるいいアメリカン・ホームドラマを見させてもらいました。[DVD(字幕)] 8点(2014-05-29 21:50:32)《改行有》

5.  カラー・オブ・ハート 《ネタバレ》 現実の世界の住人がテレビや映画の世界に入り込んでしまって、毎日何の疑問も持たず決まった行動を繰り返すモノクロの世界に巻き起こす騒動。ウディ・アレンの「カイロの紫のバラ」などを思い出します。 異なる属性の視点をカラーとモノクロのパートに分ける手法も珍しくは無いですが、本作の素晴らしいところは、登場人物が己の感情を素直に表現したり、感受性が豊かになるにつれて、色の世界が広がっていくという、本来人の目に見えない心の内を色という形で極めて分かりやすく表現する事に成功しているところでしょう。 終盤の「有色人種お断り」の看板や裁判のシーンに現実世界の問題をシニカルすぎる感はあるけど上手くプレザントヴィルの世界に挿入しており、僕たちの住む現実世界にも色々な場所がありますが、自由の素晴らしさなども感じさせてくれる作品です。 トビー・マグワイアという人は喋り方も、表情も、フワフワとした独特の雰囲気があってファンタジーの世界がよく似合いますね。[DVD(字幕)] 8点(2011-12-18 11:47:37)(良:1票) 《改行有》

6.  カリフォルニア・ドールス 成功を夢見て奮闘する、スマートでも器用でもない下積みの人間模様。これはかなり自分好みのジャンルの作品。かなりツボにはまりました。本作はアルドリッチ監督の遺作になるんですね。男臭い反骨の映画職人というイメージの人ですが、最後の作品は女子プロタッグチームの2人に、中年マネージャー、3人の戦友がオンボロ車で町から町へ、場末のリングを転戦し、辛苦の果てにベルトを掴むまでの戦いを描いた奮闘記。これもアルドリッチらしい作品じゃないかと思います。 序盤から3人が宿賃やガソリン代にも苦労する描写がかなり長く続きますが、3人の戦友ぶりがいいし、ピーター・フォークが飽きさせない。哀愁が漂いつつも人間味あふれる中年マネージャー。このキャラにピーター・フォークが見事にはまっていました。よくぞコロンボ警部をこの役に持ってきたことと思います。勿論、ピーター・フォークとの掛け合いも、試合も、ドールズの2人も素晴らしかった![CS・衛星(字幕)] 8点(2011-09-18 16:21:56)《改行有》

7.  がんばれ!ベアーズ テイタム・オニールは「ペーパームーン」といいい本作といい、ちょっと勝ち気で生意気な女の子の役がいいですねえ。ダメチームだったベアーズの監督になった、飲んだくれで一見だらしなくてひと癖ありそうな中年男のウォルター・マッソーもまたハマリ役でした。試合は負けるより勝ったほうがいいに決まっている。でも勝ち負けだけが全てじゃない。決勝戦の終盤の大切な場面で試合に出してもらった、補欠だった少年が外野フライをキャッチしたシーンなんて本当に素晴らしかった。大人も子どももそれぞれの感動があってそれぞれの楽しみ方ができます。いい映画です。[DVD(吹替)] 8点(2010-07-25 00:07:48)(良:1票)

8.  華麗なるヒコーキ野郎 《ネタバレ》 あの時代、確かに奴らがそこにいて輝いていた・・・。こんな男達のドラマをノスタルジックに描かせたらジョージ・ロイ・ヒルは本当に上手いし、ジョージ・ロイ・ヒルのこんな映画にはレッドフォードが本当によく似合う。今回は危険を顧みず大空に魅せられた愛すべきヒコーキ野郎共のお話。 冒頭でウォルドが話すドイツ空軍の撃墜王ケスラーとの伝説の空中戦を、さも自分が戦ったように話すホラ話、後半にケスラーが登場し彼から実際にその空中戦が語られ、それを聞くウォルド。このシーンが素晴らしく、これが最後の対決に見事につながっていく。そしてラストは遂に夢がかなって憧れのケスラーと戦う。このラストの空中戦の結末の見せ方がやはり上手い。敬礼の後、実に爽やかな余韻を残して雲の中に消えていく。どんな映画でも見事に作品を盛り上げるヘンリー・マンシーニの音楽も素晴らしかったです。[CS・衛星(字幕)] 8点(2010-03-06 12:39:54)(良:1票) 《改行有》

9.  カリートの道 《ネタバレ》 DVDで久々に鑑賞。ブライアン・デ・パルマ監督作品では最も好きな映画です。ラストのカリートの心のつぶやきと”You Are So Beautiful”が鑑賞後も何ともいえない余韻となって心に残る。オープニングでカリートの運命が分かってしまうのですが、だからこそ、その運命に逆らおうともがき苦しむカリートのドラマが実に見応えがありました。逆にあのオープニングが無ければ終盤の展開はもっと手に汗を握るものになったとも思うのですが。僕とって一番カッコいいパチーノはカリート・ブリガンテなのです。イカれたクスリ漬けの弁護士を演じたショーン・ペンの怪演ぶりもお見事。そして、カリートの恋人役のぺネロープ・アン・ミラーに惚れた。[DVD(字幕)] 8点(2009-04-23 20:20:49)

10.  カメレオンマン 《ネタバレ》 これは面白かった!ウディ・アレンのアイデアとセンスに拍手喝采です。当時の有名人の映像に紛れ込むウディ・アレン=ゼリグ。思わず大爆笑してしまいました。[CS・衛星(字幕)] 8点(2008-11-20 10:55:42)

11.  カラミティ・ジェーン 《ネタバレ》 ドリス・デイ主演のミュージカル・コメディ・ウエスタンです。 男勝りの気の強さで、男どもが騒ぎ出すと銃をぶっ放して黙らせるといった具合で、 序盤からずっとドリス・デイらしくないです。 しかしそこはさすがにドリス・デイです。ミュージカルシーンではきっちりとらしさをみせてくれます。 男2人、女2人の4人が絡み合うそれぞれの友情と恋。 最後はウェディングドレス姿で、前半では考えらない、見違えるような朗らかな笑顔で今の幸せを歌うドリス。 前半から彼女がみせる、いかつい表情や姿が最後の最後に効いています。 ラストでは、誰もが思い浮かべる彼女の表情と姿がありました。[CS・衛星(字幕)] 7点(2021-11-19 17:30:07)(良:1票) 《改行有》

12.  華氏119 今日は2020年11月8日。 大統領選挙が混沌とする中、アメリカ主要メディアがバイデンの当選確実を報じ、バイデンが勝利宣言を行った。 このタイミングでCSで放送されていたので久しぶりにマイケル・ムーアの作品を見ることにした。 これまでの作品と比べると角が取れている感じですが、彼のことですから当然主張の根底にあるのは反トランプです。 しかし殊更そこだけを強調するのではなく、 アメリカの政治や民主主義の現状、対抗馬の民主党についても冷静に物申す作品となっています。 あまり馴染みのない出来事も取り上げられていますが、相変わらず巧みな構成で分かりやすくまとめられています。 そんな中にも「ブッシュが骨抜きにされるのは快感だったな。」と所々でムーア節が顔をのぞかせてはいますけどね。 「トランプのおかげで僕は目を覚ますことが出来た。今動き出さなければ。その時間はもう無い。」 本作は2018年の作品。トランプが大統領になって2年。そして次の大統領選挙まであと2年。 「119」とは、前回選挙でトランプが勝利宣言を行った11月9日を指すのだという。 これまでの経緯を振り返り、アメリカの現状を見つめなおし、我々は今、何をせねばならないのか。 マイケル・ムーアが本作でメッセージを出すのはまさにこのタイミングだったのだろう。[CS・衛星(字幕)] 7点(2020-11-08 16:19:49)《改行有》

13.  海外特派員 1940年製作。第二次世界大戦のさなかの作品。ヒッチコックのハリウッド製作2作目の作品です。 祖国イギリスも戦争に巻き込まれ、ヒッチコックの政治的な意思表示を非常に強く感じる作品です。 空襲警報が鳴り響く中、主人公の特派員が「アメリカの皆さん!」とラジオ放送で訴えるラストは特にそれを強く感じます。 しかし、主人公の海外特派員の活躍を描くメリハリのきいたテンポのいい展開はさすがヒッチコックです。 暗殺者を追う主人公を遮る群衆の傘が印象的な序盤から、風車小屋でのスリリングな中盤、 ホテルからの脱出の際の殺し屋との攻防におけるユーモアの挿入、そしてロマンス。 展望台での心理戦に終盤の飛行機墜落アクションとその前後の人間ドラマ。 第二次世界大戦下、祖国を思うヒッチコックの当時の心情を感じさせながらも、 随所にヒッチコックらしい見せ場が散りばめられており、娯楽作として今に見ても十分に面白い映画です。[DVD(字幕)] 7点(2017-11-23 22:28:18)《改行有》

14.  カフェ・ソサエティ 《ネタバレ》 1930年代のハリウッドを舞台にした、アレンにしては控え目ながらもシニカルな一面も見せるロマンティックコメディ。 作中には次から次へと映画の歴史を作ってきたレジェンドの名前が出てきたり、 スペンサー・トレイシーやジョーン・クロフォードのビバリーヒルズの邸宅を見物に行くくだりなどには、 いち映画ファン、アレンの趣味が垣間見えてとても楽しい。 撮影がストラーロであることに驚きましたが、これまでにもアレンが描いてきた 過去のアメリカ、アレンの作品の色との相性も抜群でとても美しい映画でした。 近年のアレンはヨーロッパを拠点にした作品を発表する機会が多いですが、 アイゼンバーグ演じる主人公を中心としたユダヤ人のファミリーに、ギャングに、軽快な音楽に、 やはり、アメリカで撮った映画にはよそいき感が無いというか、アレンらしいテンポ、アレンらしい言い回しにほっとさせられます。 作中の台詞にもありますが、人生はラブソング。ハリウッドで一度は恋に落ちた2人が、それぞれの人生のパートナーと現実の人生を生きる一方で、 ひょっとしたら全く違った人生になっていたかもしれない、実現しなかったもうひとつの人生に思いをめぐらす。 あっさりとしたエンディングではありますが、何も語らない2人の表情で終わるラストが何とも言えない余韻を残します。[DVD(字幕)] 7点(2017-11-11 22:00:24)《改行有》

15.  ガス燈(1944) 夫との関係を軸に展開される、主人公の妻が次第に精神的に追い詰められていく様を 些細な出来事を積み重ねじっくり描くサスペンスですが、 歴史を感じさせる屋敷の佇まいや古城の中のような室内装飾の様式美にはゴシックロマンの香りも漂う。 本作の少し前に撮られたヒッチコックの「断崖」「レベッカ」あたりを思わせる作品です。 ヒッチコックなら本作の主演女優はジョーン・フォンティーンで決まりだったでしょうか。 霧が立ち込めたロンドンの夜に浮かび上がるガス燈の灯り。室内のガス燈が作り出す光と影。 モノクロの世界。そして美しい伝説の名女優イングリッド・バーグマン。 昔の映画の中にある、格調の高さを感じさせる空気もたまらなくいい。 ミステリとしては、誰が犯人なのかは前半で見当が付いてしまいますが、 本作はその上で夫妻の関係の中にあるサスペンスを堪能する映画。 本作でオスカーを手にしたのはバーグマンでしたが、シャルル・ボワイエの悪役も秀逸。 嫌な雰囲気を漂わす若いメイドの存在も効いていました。[CS・衛星(字幕)] 7点(2016-02-27 21:33:14)《改行有》

16.  カウボーイ ジャック・レモンの西部劇。はじめて見た気がする。 ゴツい風貌の男気キャラが集う西部劇にあってレモンのカウボーイ姿はハッキリ言って似合っていません。 でも、レモン演じる男は牛追いになるのが夢だったシカゴのホテルマン。それが憧れのカウボーイに転職!というお話。 そんな新米カウボーイですから似合ってなくて当たり前、きっとこの役はレモンで良かったのでしょう。 グレン・フォード、ブライアン・ドンレヴィら男臭い西部の男達に混じって、彼らとレモンの対比が面白く、 最初は違和感ありありだったレモンが次第にカウボーイらしくなっていく。 最後は元の職場のホテルに凱旋。冒頭のフォードと同じく、バスルームで銃をぶっ放すユーモアのあるラストも良かった。[CS・衛星(字幕)] 7点(2015-11-25 22:03:19)《改行有》

17.  艦隊を追って ミュージカル&水兵さん、と言われて思い浮かぶのはジーン・ケリー。 一方アステアの水兵さんはちょっと華奢に見えるけど、それもアステアらしくてまた良しです。 アステアと言えばジンジャー・ロジャースをはじめとして、パートナーの美女と華麗に優雅に。 一方ジーン・ケリーと言えば男同士で陽気にパワフルに、というイメージがありますが、 本作は作品の半分は戦艦の艦上ということもあり、アステアと水兵達との陽気な絡みも楽しい作品です。 勿論アステアのパワフルなソロも、ジンジャー・ロジャースとのペアの舞いもたっぷりと堪能できます。 ストーリーはやっぱり典型的ないつものアステアとロジャースの映画。でもこの2人の映画はそれでいいんです。 セーラー服姿をはじめ、正装ではないアステアとロジャースのダンスも新鮮。 でも、ラストはやっぱり正装に身を包んだ2人の優雅なダンスが素敵です。 この頃のアステアは映画の中で陸海空軍、全てに入隊しています。 この2人が活躍した時代は戦争の暗い影が世界を覆っていた時代と重なります。 しかし、軍隊生活を描きながらもひたすら陽気。 そんな時代だからこそ、こんな映画の存在も必要だったんだろうなと思わされます。[DVD(字幕)] 7点(2015-05-16 22:39:19)《改行有》

18.  崖っぷちの男 《ネタバレ》 か弱き小さな個の正義が巨悪に立ち向かう。この構図の映画の場合、実話モノの場合は途中の展開も厳しく、鑑賞後も心にズシリと重いものが残る映画が多い。 一方、本作の場合にはそのような重さも無く、スリルや緊張感を持続させながらも基本的には非常にうまく話が運び、その展開もいいスピード感があります。なぜ主人公の男がこんな危険を冒しているのか真相を明らかにしていく過程も簡潔に分かりやすく挿入されています。 エド・ハリス演じる悪の親玉から証拠の品を入手し、無実が明らかになる瞬間の爽快感も格別。最後は必ず正義が勝つ!こういう分かりやすいエンターテイメントもいいものです。[DVD(字幕)] 7点(2014-01-26 13:56:56)(良:1票) 《改行有》

19.  華麗なる賭け オープニングから音楽も雰囲気もアラン・ドロンでも登場しそうなフレンチ・ノワールを思わせる。監督は名匠ノーマン・ジュイソンに主演マックイーン。当然アメリカ映画ですが、音楽はあのミシェル・ルグランですからね。多用される画面分割、そこに流れるルグランの音楽とお洒落な雰囲気の中に、マックイーンが男の色気を静かに漂わす。僕にとってのマックイーンのベストの映画ではないですが、今までに見たマックイーンの映画では、彼のカッコよさランキングではかなり上位に来る作品です。[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-10-07 20:20:41)

20.  カバーガール 赤毛のセックスシンボルと表現されることが多いですが、本作はダンサー、リタ・ヘイワースの魅力が堪能できる作品です。この頃のリタをカラーで見ることが出来るというのも嬉しい。まさにタイトル通りカバーガール!ある時は可愛く、ある時は脚を、ある時は肩や背中を強調した衣装も楽しい。歌にダンスに陽気なミュージカルシーンもたっぷりと挿入されています。ジーン・ケリーに、作品のムードメーカー的役割のジーニアスなど、登場する男たちもいいキャラ揃いで、途中は色々ありながらもラストは3人で歌い踊ってしっかりハッピーエンド。やっぱりミュージカルはこうでなくっちゃ!陽気で楽しい映画でした。[DVD(字幕)] 7点(2012-02-29 21:30:21)

全部

Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS