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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
21. キングコング(1976) 《ネタバレ》 ユニヴァーサル作品ではないこともあり他の2作とは扱いの違う2代目だが、わが最愛の巨猿はモデル・アニメーションとCGにはさまれ、いささか分の悪いこの着ぐるみコング。新たにドワンの名を得たヒロイン、ジェシカ・ラングのコケットリー、滝やタンカーのシークエンス、今はなきワールドトレードセンタービル登攀と70年代的なアレンジがされ、ジェフ・ブリッジスとチャールズ・グローディンの白黒対決も明快。コングを死に至らしめる人物を自業自得に消し去り、ラストの無慈悲なセリフを省いたのも正解。「私をはなさないで!」が胸をつく。製作費2370万ドル。[映画館(字幕)] 8点(2005-12-30 08:03:21) 22. キング・コング(1933) さらった小人ガリバーを手に屋根の上に登る巨人の国の大猿がモチーフともいわれる初代コングは、20世紀前半のセンス・オブ・ワンダーに溢れ、「メトロポリス」と並び圧倒的な完成度を誇る。だがカール・デナムに言わせる「美女が野獣を殺した」との台詞には疑問を覚えるし、フェイ・レイの悲鳴に後半飽き、コングの顔も怖すぎる。製作費43万ドル。[ビデオ(字幕)] 7点(2005-12-29 10:31:13) 23. 危険な関係(1988) フランス文学の伝統である自堕落な恋愛遊戯。 同じ原作を使ったファースとベニングの「恋の掟」もまた別な意味で艶かしいのだが、印象はこちらの方が強い。 マルコヴィッチは不思議とおフランスが似合い、TV「レ・ミゼラブル」ジャベールや「ジョニー・イングリッシュ」パスカルなど嫌ったらしいムッシュウを演じさせると最高の魅力を発揮する。 [ビデオ(字幕)] 7点(2005-12-16 19:59:31)《改行有》 24. ギャラクシー・クエスト 《ネタバレ》 「スクール・オブ・ロック」と同様に、既成のカルチャー(?)をバックボーンとして内包するギャラクエ。お笑いを期待しつつ駆けつけたが、夢破れるマセザー&クエレック絶命に思わずボロ泣け。しぼんだハートしか持たぬアーシアンたちが徐々に生気を取り戻す様も観客に希望と勇気を与えずにはおかない。オタクとピュアネスの際どい境目をあえて縫い合わせる2本柱の脚本に抜かりなく、ツワモノを揃えたメインキャスティングも値千金。J・ゴールドスミスのSTのテーマをライト+キッチュにアレンジした「GQのテーマ」がコスミックに鳴り響く。[映画館(字幕)] 8点(2005-12-10 12:31:18)
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