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プロフィール
コメント数 2290
性別 男性
年齢 47歳
自己紹介 好きなジャンル【 SF、アクション、サスペンス、ホラー、ミステリー 】
見たあと面白かったと思える映画は、ドラマ系、実話系、裁判ものが多いかもしれません。
サクセスストーリーが一番好きです。
見た後元気になれるし、夢があるから。

みんシネで面白そうな映画をチェック⇒映画を見る⇒レビューを見る⇒自分のレビューを書く
だいたいこんな感じで映画ライフを楽しませてもらっています。

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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順12
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1.  キャビン 《ネタバレ》  何やら5人の若者を監視している謎の組織がいる・・・。  ・・・ということを除けば、昔からよくあるB級ホラー。  5人の若者がどーなるかより、この謎の組織が気になって仕方がない。  ホラーとしての内容は可もなく不可もなくって感じで、若者が順番に襲われます。それを見て白衣の人たちが盛り上がります。不謹慎です。  いったい、これは何を見せられているのだろうと思っていたら急展開。  終盤突然はじまるモンスター祭り。この乱痴気騒ぎに今までのことが全部ふっとびました。  ありとあらゆる、どっかで見たようなクリーチャーが出てくる出てくる。なんですか、この逆アベンジャーズみたいなノリは。なんかヘルレイザーのパクりみたいな人までいましたけど?もうこの終盤のお祭り騒ぎが最高過ぎました。  ただ、ずっと好感がもてるヒロインだったディナが、最後の最後でがっかりする行動をとっちゃうのが至極残念。そこはマーティンと一蓮托生でいてほしかった。  ついでに言うと、結局古の神々かなんか知らんけど、最後復活しちゃってるじゃん。最後のチープなオチがいらんかったです。  とにかく見所はモンスターパニック。ずっと高みの見物決め込んで、賭けやら祝杯やらで楽しんでいた人たちが、一斉に飼い犬に手を噛まれるのは愉快痛快爽快。このモンスター祭り、もう少し早く始まっても良かったかなぁ・・。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2023-12-07 14:30:44)《改行有》

2.  gifted/ギフテッド 《ネタバレ》  予備知識無しで鑑賞。  ドラマなんですが、ダラダラした感じはなく。  テンポ良し。人物良し。雰囲気良し。風景良し。音楽良し。  前半が特に好きです。天才少女がわくわくさせてくれます。小さな盛りあがりがたくさんあって、ずっとわくわくできちゃいます。  先生と計算のやりとりをするシーン。祖母が数学の難しい本を持ってきたら、『その本好き』って言って、『もう読んだの?』って祖母イヴリンが目を丸くするシーン。そのどれもがお気に入り。  ただ祖母イヴリンの登場から、物語は次第に親権をめぐる裁判沙汰へと方向転換していきます。  この前半からの大きな転換を受け入れられるかどうかで、評価が分かれそうな気がしますね。  てっきり天才少女のサクセスストーリーが始まるのかなぁって思っていたので、後半は期待とは違うものを見せられた気分になってしまった・・・。  とはいえ、後半の裁判、それはそれで見ごたえがあります。メアリーを里親に引き渡すシーンでは不覚にも涙してしまいました。  叔父と祖母の親権で争っていたのに、折衷案として里親が出てくるのには面喰いましたが、実はそこには祖母イブリンの陰謀が・・・。なるほどね・・・。  猫を勝手に処分しようとしたり、イヴリンがあまりに腹黒いので、逆にフランクが吹っ切れて行動を起こすきっかけとなりました。結果オーライです。娘アマンダの遺したナントカの方程式の完全証明が手に入るやいなや、すっと身を引くイヴリン。そりゃそうか、孫娘だって7年ほったらかしだったわけだし。結局娘や孫を愛していたわけではなく、その才能を愛していただけなんですねー。  ・・・・・・まあ人類の発展のためには、イヴリンのような人間も必要だとは思います。共感はできませんが・・・。  フランクはフランクでやや極端な教育方針。  でもその背景には姉の自殺があるのかな・・。同じような道をメアリーに歩ませちゃうと、どーしても姉の死がちらついちゃって、違う道を歩ませたくなるのは心情としては理解できます。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2023-06-12 15:01:20)《改行有》

3.  キラー・エリート(2011) 《ネタバレ》  ちょっと話がごちゃごちゃしすぎ。  それにどー考えても、課せられた使命を全部こなすより、仲間と協力してハンター(ロバート・デ・ニーロ)助けるほうがリスクが少ないでしょ。実際元SASのスパイクがあっさりオマーンの長老殺して報酬を手に入れちゃっているじゃないですか。  私は映画というエンターテイメントに対し、細かいことは気にしない主義。映画は見ていて楽しけりゃそれで良い。そんな私が、『いや、これはないわ。』とそもそもの設定に無理がありすぎて気になっちゃうレベルです。  これって本当に実話に基づいているんですか?とても信じられないんですけど。  ハンターを助けるために危険を顧みず、昔の仲間の助力を得てクエスト達成。で、このクエストが3つ。多すぎるうえに、『自白させろ』『事故に見せかけて殺せ』と無理難題。同じ制約をかけたせいで、どのクエストもなんとなく薄味に感じてしまいます。  それにさ、ハンターを助けるために昔の仲間が二人犠牲になっちゃってますけど。それに対するダニー(ジェイソン・ステイサム)の感情の描写が希薄なんですけど。仲間が殺されたことに対して、もっと憤るか悲しむかしてほしい。ダニーは情に厚いの?薄情なの?どっちなのー?  昔の仲間と手を組んでプロの殺し屋チーム再結成。とある国の特殊部隊と対決。王道だけれど、これだけで十分面白いんだからさ。その仕事をせにゃならん動機にもう少し説得力を持たせてほしかった次第です。[ブルーレイ(字幕)] 5点(2022-07-07 04:05:43)(良:2票) 《改行有》

4.  キラー・スナイパー 《ネタバレ》  もうはちゃめちゃ。出てくる人間がクズばっかり。誰にも共感できないのはもちろんのこと、終始イライラさせられる人物ばかり。その筆頭は兄クリス。  妹思い?いやいや、自分を慕ってくれるのが妹だけなので、ただ手放したくないだけでしょう。  アンセルとシャーラは社会の底辺の人間ではありますが、まあクリスに比べればマシかと。それなりにドティのことも考えているし。と、思っていたのですが、最後でどんでん返されました。  まず真相がわかったときに、シャーラもクズ決定。こいつはとんでもない女だ。こいつがジョーにぼこぼこにされたときはスカッとします。  まともなのはアンセルだけかと思っていたら、保身のためにジョーがクリスを殺そうとするのに加担する。よく殺されそうになっている自分の息子の足を押さえつけられるもんだ。アンセルは周りに流されるだけのダメ人間。撃たれて当然。  ってゆーかどこがスナイパーやねん。邦題に偽りありすぎでしょう。  更には何一つ解決せず、なんの救いも示されないまま映画は唐突に終わりを迎えます。  正直ドティのかわいさ以外見るべきところがありません。  マフィアのボスが一番まともな人間に見えるんだから、とてもまともな映画じゃねぇや。[DVD(字幕)] 4点(2022-04-15 00:44:02)《改行有》

5.  教授のおかしな妄想殺人 《ネタバレ》  『せっかく生きる喜びを見つけたんだ。自首なんてしてたまるか。』  この一言がなければなー。あまりにも俗っぽい一言。それまでは世捨て人の哲学者みたいな感じが凄く良かったのに。  ああ、そうそう、私はこの教授に結構共感しながら見ていたのです。なにも自殺願望やら破滅思想やらがあるわけではないんです。なんかストイックな性格や生き方に憧れるんです。でもこの一言で、この教授は唯一の人間からその他大勢の一人に成り下がった気がして残念です。  最後はジルを殺そうとして最悪です。自殺を選ぶとか、負けを認めて自首するとか、もしくはシラをきりとおして論破するとか、頭の切れる哲学者ならではの着地点が欲しかった。  ですがラスト以外はとても良い。  ってゆーかエマ・ストーンに言い寄られるなんて羨ましい。更にはそんな状況にも関わらず、エマの誘いに乗らないのがまた良い。懲りずに何度もアプローチするエマがかわいいんです。  いやあ、羨ましい。中年の夢ですね。この作品は中年のおっさんが見るからこそ価値がある映画です。  それにしてもこんな結末になっちゃうなんてねー。もったいねー。せつねー。[DVD(字幕)] 8点(2021-05-07 05:09:37)(良:1票) 《改行有》

6.  キック・アス ジャスティス・フォーエバー 《ネタバレ》  これが1作目だったら8点~9点なんですが。これは続編。前作でヒットガールの無双モードを経験してしまうと、どうしても続編ではよりパワーアップしたパフォーマンスを期待してしまいます。  ヒットガールの有無を言わせぬ強さは序盤のチンピラ撃退と葬儀襲撃シーンの2箇所くらい。しかも葬儀襲撃ではヒットガールの格好じゃないので、これだけではファンは物足りないでしょう。マザーロシアとの戦いは防戦一方で、爽快感とは無縁です。  ただ、映画としてのストーリー構成は前作より良いんじゃないでしょうか。  そしてデイブに成長が見られるのが良い。ヒットガールとの秘密トレーニングのシーンは熱くなります。  で、『実地試験』のチンピラ4人組とのバトル。ここではキックアスに勝たせても良かったのではないかな。その後もキックアスが単独で勝利するシーンは皆無で、本当に強くなっているのかと疑ってしまいます。  前作で体に金属埋め込まれて痛みを感じなくなったという設定も活かされていません。めっちゃ痛そうにしている。なんか違う。キックアスの成長の結果ってのを、もっとわかりやすい形で見せてほしかった。  ミンディが離脱。大佐登場。結局は誰かに依存しないと頑張れないキックアス。2作目だし、もう少しその他大勢のヒーローとの差別化を図っても良かったじゃないだろうか。  それにケイティがビンタシーン以外出てこないのもちょっとヤダ。その後ナイトビッチとよろしくやっちゃって、デイブの節操の無さが嫌いです。ケイティとは別れちゃったの?そーゆーとこははっきりさせましょう。気になるから。  前作ではミンディとケイティという、まさに両手に花みたいな終わりかた。  今作では二人ともいなくなっちゃうような終わり方で寂しい限りです。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2021-04-17 13:43:32)《改行有》

7.  キック・アス 《ネタバレ》  スタートダッシュの雰囲気はスパイダーマンに似ていて、ちょっとワクワク。何者でもない日陰者だった人間が、正義の味方になろうと試行錯誤するプロセスは好き。頭の中で自分がヒーローになった姿を想像する時期ってのは誰しも経験があると思います。所謂厨二病ってやつですね。この辺りの思春期特有の感覚に国境はないみたいで、嬉しくなります。  で、それを実際にやってみようとする人間がいると、映画やマンガになっちゃうわけです。なぜなら夢があるから。等身大の夢です。そこで真剣に努力してくれようもんなら、共感できるし、応援できます。  ですから、序盤から中盤にかけては大変楽しい。主人公刺され、事故る。全身に金属を入れられる。痛みを感じない特別な肉体ゲット。チンピラをチンピラから守る。迷い猫だって探してあげる。  いいんです、最初はこれで。ここから少しずつ成長してくれれば。  ところがキック・アスの成長はここでストップ。なぜならここでヒット・ガール、ビッグ・ダディという本物のヒーローが参戦するから。なんかこれワンパンマンのC級ヒーローが地道な努力をしているところに、S級ヒーローがやってきて実力の違いを見せつける感覚に近いかもです。  そこからは私が期待していたのとはちょっと違う展開に。どーしてもヒット・ガール親子が目立ちすぎて、キック・アスは添えもの扱いになっていきます。だってC級ヒーローだもの。  アクションはスピード感があり、バラエティに富んでいて面白い。凄惨なアクションとポップな音楽のミスマッチ感がシュールでクセになる。  キック・アスは強くはなりませんが、ずっと良心的な人物で良い。彼女ともどんどん仲良くなっちゃうリア充展開なので更に良い。一緒に幸せな気分になれます。  そしてなんといってもヒット・ガールのかっこかわいさ。ヒット・ガールにクロエ・グレース・モレッツをキャスティングした時点でこの映画の成功は決まったようなものかもしれません。それぐらい魅力的なキャラクター。  ですので、主人公にもう少し頑張ってほしかった、ということを除けば、エンターテイメントとして良く出来た作品だと思います。  『すごく良い武器があるの。でもちょっと高くて、30万ドル・・・』『無駄遣いは良くな・・・おお、これは・・カゴに入れといて。』と、父が言い、嬉しそうにカゴに入れる娘。一番好きなシーンです。時代だなー。[DVD(字幕)] 7点(2021-04-14 13:33:01)(良:1票) 《改行有》

8.  キス&キル 《ネタバレ》  この一昔前のよくあるB級アクション大好き。  『実はスパイだったんです。』『凄腕の殺し屋だったんです。』とゆー何万回も作られてきたであろう設定が、いつまでも変わらず好き。そして何よりアシュトン・カッチャーがかっこいい。イケメンなのに、どこかずれている部分があって、そこがまた良い。  隣人や同僚や友人が突然襲ってくるっていうシチュエーションはあんまりないかもしれない。  みんな父親に雇われた潜伏スパイ。女友達いわく『この日のためにあんたの自慢話を3年間も我慢して聞いてたのよ』ってことは、3年前からみんな父親の雇われヒットマンだったってことかい?同時期にそれだけの人が移住してきたらさすがに変な気はしますが、細かいことは抜き。このノリと雰囲気を楽しみましょうという作品。  私はこの監督の作品とはことごとく相性が良いみたいです。ちょっと古風で野暮ったい作風がどーにも好き。  難を言うならば、アシュトン・カッチャー演じるスペンサーが、登場シーン以外あんまりぱっとしなかったのがもったいなかったかもしれませんね。  凄腕のエージェントならではの見せ場みたいなもんが随所にあって、ジェーンが夫のそんな隠れた一面に少しずつ新たな魅力を見出していくっていう展開ならより一層のめりこめたかも。  ラストはジェーンが主導権を握って、父親とスペンサーをしかりつけるようなオチが凄く好きです。[DVD(字幕)] 7点(2021-02-27 03:50:29)(良:1票) 《改行有》

9.  きみといた2日間 《ネタバレ》  ヒロインは微妙。性格も容姿も好みではありません。男もイケメンではないし、ブサイクでもない。そして性格はちょっと嫌なやつ。だから前半は正直そんなに気持ちが入らないんです。  ただ、2人の関係が改善されていくにつれて、ちょっと二人に同調している自分がいる。不思議な感じ。いつの間にかこの作品のもつ融和性にとりこまれてしまったようです。  下ネタ、あんま好きじゃないです。笑えないし。ですがこの作品のはぎりぎり許せる範囲。  男の彼女が戻ってきて、『今までイッたふりしていた?』と尋ねるシーンはかなり面白かった。やっぱ気になってたかー(笑)。  同じ下ネタでもセンスがあるのだと思いました。  で、こーゆー作品のお約束。『おお、なんか良い雰囲気になってきたー。このままうまくいくのかー?』ってところからの破局。そーゆーラブコメの定石はきっちり守っています。二人が結局別れ、ラストで再会するまでの流れが切なくて好き。  こーゆーので良いんですよね。なんでもひねれば良いってもんじゃあありません。ハッピーエンド万歳です。  ドラッグがちょっとひいたかな。昔の映画に比べ、今の映画って一般人も当たり前にばんばんドラッグやっている現実が怖いです。[DVD(字幕)] 7点(2020-06-28 20:36:51)(良:1票) 《改行有》

10.  キャプテン・マーベル 《ネタバレ》  誰にでも変身できるスクラル人。その能力を駆使した地球での攻防。これが個人的には一番面白かった。  また、地球に降り立った後の、キャロルとニック・フューリーとのちょっとずれたコミュニケーションが面白い。二人の出会いのシーンなんか完璧。アクションとコメディとの融合がばっちりきまっています。  その一方で、シリアスパートは面白みに欠けます。『正義の味方』と『侵略者』、それが実は逆だった。その真相がサプライズにつながっていないのは問題かもしれません。『侵略者と思っていたスクラル人たちは実は難民だった』それをもう少し言葉での説明ではなく、劇的な演出で見せてくれていたら、感動やカタルシスを生み出したのかもしれません。  『主人公が圧倒的に強い』というシチュエーションは結構好き。圧倒的なパワーで蹴散らしてくれるだけでテンションが上がります。で、まあ本来はそのはずなんですが、今作の覚醒キャロルにはなぜかそこまで魅力を感じず。なぜでしょう。あまりにも唐突すぎたためかもしれません。それに、キャロルが覚醒するのも結局自分の気持ち次第っていうのがなんかね。  あとはスケールの小ささかな。舞台が地球にはなるものの、地球との関連性は低く、プライベートなストーリーに終始。なんかスケールちっちゃくないですか?やはり気持ちが高揚する瞬間ってのは、ヒーローが人々を助ける瞬間や、人々のために闘う瞬間だと思うのです。この作品にはそれが足りなかったように思えます。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2020-06-21 19:13:32)(良:1票) 《改行有》

11.  キャプテン・フィリップス 《ネタバレ》  ニュースでその存在は知っていましたが、ソマリアの海賊ってこんな感じなんですねー。  この映画、実話を元にしているだけあって、なんかものすごくリアルです。  後半はフィリップスの行動が短絡的に見られるシーンがいくつかありましたが、これってある意味自然なことかもしれませんね。  肉体的にも精神的にも追い詰められた人間がそうまともな判断できるはずもないのでしょう。  あるいは『船員達の命を守る船長』その立場であったからこそ、自己犠牲も厭わない勇敢さを発揮することができたのかもしれない。  一転、自信が人質となってからは、『自分の死』を急に身近に感じてしまったのか。船長と言う責任ある立場から解放されたことで、麻痺していた感覚が蘇ってくる。みんなを守る必要がなくなった途端、『死への恐怖』が心を支配し始める。  だとしたら、救命艇に乗ってからのパニックも理解できます。  フィリップは誰かを守ることで心の平静さを保とうとしていたのかもしれません。  救命艇に拉致されてからは、怪我した海賊のことを気遣います。それは海賊のためだけではなく、自分のためでもあったのかもしれないです。  ノンフィクションが基になっているため、救命艇に移ってからは娯楽性のかけらもありません。  ただ貨物船での攻防。これは文句なしに面白い。  映画に娯楽を求める私にとって、後半は正直ややつまんないし冗長。ですが緊張がずーっと続く臨場感とリアルな雰囲気、これがあるから最後まで目が離せない。  面白いかどーかと聞かれれば、そーゆー判断基準で見る映画ではないでしょうし、人によるとは思いますが、力作であることは間違いないです。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2020-06-21 14:04:50)《改行有》

12.  キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー 《ネタバレ》  評価が高かったので期待はしていたのですが、はっきり言って期待以上の出来です。見所多い。時間を忘れる。最高級エンターテイメント。アベンジャーシリーズ9作目まで見てきましたが、今のところシリーズ中最高傑作。  まずスピード感。これが凄い。そしてアクション。キレが違います。格闘、武器、カーアクション、空中戦とバラエティに富んでいるのも良かったですね。そしてどのバトルシーンも最高に面白い。  主役から脇役に至るまで、魅力的なキャラクターが勢ぞろい。キャプテン・アメリカ、ブラック・ウィドウ、ファルコン、ウィンターソルジャーはもちろん、ブロック・ラムロウやエージェント13も脇役ながら凄く良い。特に管理室みたいなとこで、ラムロウ、13をはじめとして、みんながお互いに銃を向け合う緊迫したシーンが最高に好き。これこれこれ。こーゆーのを待っていたのです。  ウィンターソルジャーは今作では敵役でしたが、次作では味方として登場してくれるのでしょうか。楽しみで仕方がないです。  シリーズものも悪くないですね。  また、個人的に『回想シーン』ってあまり好きではないんです。特にこーゆーアップテンポな映画の場合、作品のノリが損なわれることが多いから。ですがこの作品では必要最小限に、それでいて最大限の効果が発揮されるような回想シーン。スティーヴがバッキーとの思い出を思い出しているシーンで、もうばりばりに感情移入できて、面白さがぐっと増しました。[ブルーレイ(字幕)] 9点(2020-02-23 12:44:04)(良:3票) 《改行有》

13.  キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー 《ネタバレ》  こーゆー等身大ヒーローって好きです。  前半1時間くらいは展開がだるくて地味。でも中盤以降、スティーヴ・ロジャースが第107連帯のメンバーを助けてからが俄然面白い。お飾りのマスコットキャラクターから、名実共に真のヒーローへ。こーゆー安直な展開が嫌いではないです。トミー・リー・ジョーンズから次第に認められはじめるって流れも微笑ましくて良いですね。  ださかっこいいコスチュームがたまりません。闘い方が肉弾戦と盾のみっていうシンプルなファイターなのも実に良い。この戦闘力じゃあ超人揃いのアベンジャーズの中では見劣りしちゃいそうですが、脇役好きの私にとってこーゆーキャラこそがアツい。  他のヒーローたちに比べると、ストーリーが結構切ない。好きな人と離れ離れになっちゃって、自分だけ70年後に目を覚ますなんて。だから見終わった後の爽快感とか、達成感とか、そういったものはあんまり味わえなかったです。  それにしても結構集団での戦闘が多く、レトロな衣装を纏いながら、ビーム兵器で撃ち合う終盤のシーンなんかまるでスターウォーズみたいだと思ったのは私だけ?[ブルーレイ(字幕)] 6点(2019-12-16 20:28:56)(良:2票) 《改行有》

14.  キングダム/見えざる敵 《ネタバレ》  オープニングの時間差テロ。このシークエンスの衝撃は凄い。休日のソフトボール大会を狙った無差別テロ。それだけでも凄惨なのに、救助に集まってきた人々を狙う大爆発が本命。この映画を見るにあたっての心構えは、このオープニングで強制的に完成されます。  惜しいのはその先。『リアリティ』『臨場感』、そういったものを重視しすぎてしまったのか。ちょっとだらだら。中だるみ。もうちょっとテンポよく見せてほしい。人の緊張ってそんなに長く続きません。オープニングで得られた張りつめた緊張感がぷっつりと切れてしまうのが残念。  FBIのスペシャリストチーム。それぞれの専門分野で大活躍。と思いきや、捜査が犯人逮捕に効果的には結びつかない。やたら捜査を強調していたので、そっち方面も期待しちゃいましたが、『捜査もの』としての面白さはほとんどなさそう。  最後に、オープニングほどではないですが、ラストのFBI襲撃は本作の見所のひとつ。そこからクライマックスまでは目が離せません。急がなければ仲間が殺されてしまう中、四面楚歌状態での市街戦は緊張感抜群です。仲間を救って一安心、からの、ビー玉⇒指のない指導者の発見、ありきたりだし予想はついてもやっぱり驚くサプライズ。サスペンスアクションとしてはなかなか良かったと思います。  とまあ、一見社会派っぽいけど、その実体はわりと単純なサスペンスアクション。あくまで娯楽作品として、単純な思考で鑑賞するのが正しいのかもしれません。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2019-09-08 02:37:52)《改行有》

15.  消えた天使 《ネタバレ》  雰囲気は凄く良い。緊張感、不安感を煽る導入部分も文句なし。面白くなりそう。でも実際はあんま面白くならない。いや、面白いことは面白いんですが、期待値より上には上がっていかない感じ。  エロルは性犯罪者たちに対して暴力的。それは彼の過去と関係がありそうだ。でもその過去は、教えてくれそうで教えてくれない。なんとも不親切。  また、ミステリー調にしておきながら、たいしたミステリーにしないという外し具合。その一方でグロ描写だけはしっかりあります。  『グレン・カーティスの潜伏先のアンダーグラウンドな世界』『寝室にいつの間にか入り込んでいる猛犬』などなど、突然の非現実的な展開、描写、演出にはやや戸惑いを覚えます。  どちらかというとドラマ重視の作品のよう。サスペンスやミステリーを期待しすぎると肩透かしをくらうようです。  私も先入観のある状態で見てしまったので、いまいち物語に入り込めず。でも映画としては悪くない出来栄えかもしれません。『性犯罪』のみに絞った題材も意外と珍しいですしね。  リチャード・ギアは歳を重ねても圧巻の存在感です。キャストの配置は完璧だと思います。[DVD(字幕)] 6点(2019-07-09 14:44:57)《改行有》

16.  キューティ・バニー 《ネタバレ》  雑誌『プレイボーイ』のモデルたちが住むマンション。シェリーはそこのトップモデル。でも27歳という年齢を理由にマンションから追い出されてしまう。あてもなく街をさまよっていたら、つぶれかけの学生寮『ゼータ』に出会う。つぶれかけの理由は入居者がみんなダサくて人気がないから。これは元トップモデルの自分の出番だと、女の子たちを変身させていく物語。  王道の学園系サクセスコメディ。よくある話。でも安定した面白さが約束されています。だから気軽に見れるし、気楽に楽しめます。  女の子たちの変身は面白いのですが、それに伴う人気の上がり方は異常。逆に面白みや盛り上がりに欠けます。少しずつ人気が出て行く様子を、もう少し見せてくれたほうが自然で良かったかも。  ライバル寮の『ミュー』も力不足。ただの意地悪姉ちゃんどまり。ライバル寮の人気に少しずつ追いついていって、最後は逆転、って構成のほうが盛り上がりそう。結局『ミュー』に見せ場は全然なくて、最終的には『ゼータ』への入会希望者に出す招待状をゴミ箱に捨てるという禁断の技を使ってしまう。これは反則技の中でも胸糞が悪くなるタイプの反則。  最終的には軽めのどんでん返しを含む逆転で、きっちり30人集まって、まあまあの爽快感を感じ面白かったと素直に思えます。  ですが、ゼータに入会を希望していた人たちは結局招待状はもらえなかったわけで、本当のハッピーエンドとは言い難い気がします。[DVD(字幕)] 7点(2018-04-09 14:18:55)(良:2票) 《改行有》

17.  キング・コング(2005) 《ネタバレ》  『キング・コング』という映画を今まで見たことがない私にとって、これが『キング・コング』初鑑賞。正直、巨大ゴリラに興味は無かったのですが、『髑髏島』と『恐竜』に心引かれて見ちゃいました。結果、すんげー面白かったです。  私は、映画のジャンルによって求めるものが違います。ドラマにはストーリー。アクションには爽快感。法廷劇には勧善懲悪的カタルシス。そしてSFやアドベンチャーに求めるものは、何といっても映像です。そーゆー意味では、この作品は最高にファンタスティックでエキサイティングでスリリング。コングも良いけど、恐竜が良い。そして何と言っても昆虫軍団がアツイ。暗くじめじめした場所での昆虫軍団の猛攻はマジでキテます。T-Rexから逃げたこんだ木の中にいる巨大ムカデ。大型草食恐竜の大群にまじって襲い掛かってくる小型の肉食恐竜。逃げ隠れたかと思いきや、上の茂みから顔を出す新手の小型肉食獣。こーゆー芸の細かさがたまらない。この監督さん、クリーチャー好きが何を見たいのかがちゃんとわかっていらっしゃる。こんなにオタクの心の隅々まで満たしてくれるような映像の数々をありがとう。もはやビッグネームな監督さんなのに、こんなにオタクまっしぐらな映像つめこんじゃうなんて、尊敬に値します。  この映画は、一部、万人向けではないのかもしれません。でも『気持ち悪い生き物』や『恐竜』に心躍らせちゃうような一部のマニアには絶対ウケる作品ですね。  映画として、ストーリーや細部の設定につっこみ所は多々あり。『最初の一時間が長すぎる。』『デナムが自分勝手すぎて感情移入できない。』『ドリスコル⇒ダロウ。ダロウ⇒キングコングのような恋愛感情や親愛の情が生まれるプロセスが説得力不足。』などなど。『ダロウ⇒キングコング』にいたっては、もはやストックホルム症候群の一種と言えるかもしれません。  でもそーゆーところを踏まえても、この映画は面白い。こーゆーSFパニックアドベンチャーが大好きです。[ブルーレイ(字幕)] 8点(2018-04-08 23:25:24)(良:3票) 《改行有》

18.  キンキーブーツ 《ネタバレ》  『サクセスストーリー』というワードに惹かれ鑑賞。結論から言えば、期待していたような作品ではなかったです。  『経営危機の靴工場の再生』というわくわくするストーリー。それは良いのですが、思っていたより『同性愛』『性同一性障害』の割合が大きい。それに対する偏見・差別といったものを、かなり真面目に取り上げてるので、結果映画のリズムが悪くなっているように感じます。  また、『従業員との衝突』『婚約者との衝突』など、困難が多いのはわかるのですが、その困難に立ち向かうには、チャーリー・プライスに魅力とパワーが足りません。  更に、チャーリーが『いかに靴と父親と工場を愛していたかがわかるエピソード』が、劇中ではあまり描かれません。この作品の最大の問題点は説得力の欠如です。それでもチャーリーが靴工場再生に向け、もっとなりふり構わない姿勢を終始見せてくれていたら、もっと印象は変わったかもしれません。  チャーリーは、『ミラノのステージのため、自宅を抵当に入れる。』『父が売却の話をしていたかどうかは関係ない。私にとって従業員は他人ではなく仲間だ。』などと熱い一面を見せます。この作品のプロットからいけばファインプレーでしょう。  ですがそれ以外の面はどうでしょう。私には彼の公私混同の面がやたら目につきます。最も大事なときに、婚約者の裏切りでささくれた気持ちをローラにぶつけるなんてのは、その最たる例。主人公に魅力が無いサクセスストーリーは、『偶然が重なった結果オーライの産物』にしか見えず、爽快感も何もあったものじゃない。  また、『ニッチの市場に活路を見出した靴工場に再び各企業から注文が殺到する』というのがゴールだと思っていたので、私としては、この作品はストーリーの途中でエンディングを迎えています。  更には婚約者とは理解しあえないまま、とゆうか理解してもらう努力すらせず、新しい彼女とくっついてしまう主人公。  冒頭でクビにされたままの15名の従業員。  どこまでが実話なのかわかりませんが、『実話』にのっかって、工夫と創作努力を怠った凡作だと思います。  ゲイバーの人達の脚をアップで写しての一言、『見て、ニッチの市場よ』。ミラノでの逆転ステージ。従業員達のカムバック残業。などなど、見所も多いだけにもったいない作品です。[ブルーレイ(字幕)] 5点(2017-05-21 14:27:03)(良:1票) 《改行有》

19.  キャビン・フィーバー(2002) 《ネタバレ》  大変良い。  身の程をわきまえた地味なストーリー。  小規模なフィールド。  こじんまりとしたパーティー。  ゾンビも殺人鬼もモンスターも出てきません。それでいてちゃんと怖い。  疑心暗鬼になる人々。  いざとなったら自分以外の人間を、見限り、見捨て、必要であれば殺しも厭わない。  そんな人間の性(サガ)を、こんなB級作品でもしっかり堪能できます。  サバイバル感もあり、パニックムービーとして大変面白いです。  ホラー映画ならではのスプラッタ描写も、適度なバランスで良いと思います。悪趣味になる一歩手前ですね。  パンデミックを予感させる終わりかたも、お約束ですが大変良いです。  パニックホラーのエンディングはこうでなくては。  古き良き昭和の香り漂う、エンタメホラームービー。なかなかの良作だと思いマス。[DVD(字幕)] 7点(2017-03-28 06:58:36)(良:1票) 《改行有》

20.  ギャザリング 《ネタバレ》  周りの人たちから見えているのか見えていないのか。とても曖昧な存在『ギャザリング』=『集まる人たち』。  でもどうやら見えているっぽいし、触れることもできるみたいですね。ただ不死身。  その正体は『キリストの処刑をただ娯楽として傍観してしまったがために、呪いを受けた人たち。』です。  人類の苦悩の瞬間に必ず立ち会わなければいけない運命。  この『ただ見ているだけの人たち』の存在感がなかなかで、肌がざわつくような恐怖感を感じることができます。  設定、雰囲気、なかなか良いですね。ミステリー色も強く好み。  ただどうしてもホラーというにはパンチが弱く、もの足りません。特に、こーゆータイプは、いったんネタが割れてしまうと、最早行く末を見守るだけになってしまいがちです。まあ、それはどのミステリー系ホラーの作品にも言えることですが・・・。  また、ディテールが粗く、アイデア先行の作品には違いないので、そのアイデアが活かしきれていない印象もあります。  とは言え、気にならない程度。やはり、この設定、この雰囲気、そしてクリスティーナ・リッチ、個人的に大好きなので良作です。  最後まで飽きずに見ていられます。[DVD(字幕)] 7点(2017-03-12 02:56:52)(良:1票) 《改行有》

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