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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. グリーン・デスティニー 究極の純愛物語ではないでしょうか。それぞれが秘めた想いを心に隠したまま、いつかは伝えなくては、と考えているのです。西洋人のようにハッキリと言葉にするのもスッキリしていていいのですが、想いを態度で伝える東洋的な考えも、捨てたものではありませんね。ヨーとツィイーの戦いは、技量を競うというよりも、女の意地のぶつかり合いが感じられ、すごくエキサイトしました。[映画館(字幕)] 10点(2006-12-30 23:38:43) 2. クラッシュ(2004) 《ネタバレ》 アメリカという名の多民族国家には、実に様々な人種や民族が暮らしています。物語の舞台となるロサンゼルスには、特に多くの人々が共存しています。しかし、共生ではないのです。白人、黒人、アジア系、アラブ系、スパニッシュ系、数えたらキリがない程です。そんな街で起こる、様々な差別と偏見の物語をつづった映画です。映画は絶望感に満ちあふれており、様々な悲劇を引き起こします。その理由が、外見の偏見だったり、人種間のトラブルだったり、身分の差だったりと、多種多様です。これらがアメリカでは、日常的に起きている事実を考えると、いかに映画が悲劇的な内容でも、目をそらすことは出来ません。私にとってあまり得意でないジャンルですが、深く印象に残る作品になりました。出演者にはそれぞれ役名がついていますが、字幕では殆ど出てきませんでした。実際の台詞でもあまり強調されていないようです。ストーリーも画面に出ている人物主体の進め方になっています。これは一個人に起こる特殊な出来事ではなく、いつ誰にでも起こり得る話として、印象づけたかったからではないでしょうか。[映画館(字幕)] 9点(2006-06-05 21:27:46)(良:1票) 3. グリーンブック 典型的なロードムービーで、真新しさには欠けていますが、面白さは本物です。だいぶ笑わせていただきました。主人公2人が心を寄せていく様が劇的ではなく、ちょっとずつ徐々に、というところがリアルで気に入りました。[映画館(字幕)] 8点(2019-03-08 23:12:32) 4. クワイエット・プレイス この映画、すごく面白かったです。音を出してはいけない状況での生活で、静寂と緊張感の中で、見ているこちらも音をたてないようにして見ていました。普段通り鑑賞していれば、音を立てることないのに、ですよ。そんな中で音を立てなきゃいけなくなるような状況をうまく作り出して、映画を盛り上げてくれます。アメリカでヒットしたことにも、うなずけます。[映画館(字幕)] 8点(2018-09-28 23:02:22) 5. グレイテスト・ショーマン ミュージカルで大切なのは、音楽と踊りです。この映画はそのどちらとも、すごく良かったので、とっても気に入りました。ストーリーがあまり良くないので、名作にはなりませんが、そのストーリーの弱さを、音楽と踊りの魅力で補い、余りある魅力で観客の目を引き付けること間違いありません。映画館の中ならではの大音量で見られたのだ、なおさらそう感じました。ソフトの発売など待たずに、映画館で見ないと損します。[映画館(字幕)] 8点(2018-03-02 23:20:04)(良:1票) 6. グレートウォール(2016) アクションシーンのすべてがCGによるものだと思いますが、その出来がすごく良かったので、とても楽しめました。武器なども驚かされるものが多く、ワクワクしました。ただ、ストーリーは出来が良くないので、ツッコミどころ満載です。いなくてもいいようなキャラクターが多いため、全然覚えられませんが、覚えなくても困りません。とにかくアクションシーンだけを楽しめばいいのです。始めから終わりまで、アクション満載なので、とても楽しめました。[映画館(字幕)] 7点(2017-05-08 17:07:41) 7. グランド・イリュージョン とってもテンポがよく、見やすい映画です。リズミカルな台詞を聞いているとどんどん引き込まれていきます。撮影にも凝っていて、被写体までの距離や角度、カメラの動かし方に驚かされました。マジックの種明かしがとても気になるところですが、物語最大の謎が割と簡単に分かってしまうところが欠点です。それでも面白かったことに変わりはありません。[映画館(字幕)] 7点(2013-10-30 16:40:20) 8. グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち M・デイモンとB・アフレックは、どうやってお互いの配役を決めたのか、公開当時から疑問でした。明らかにM・デイモンの方がおいしい役です。R・ウィリアムスはコメディ演技よりも、この映画や「いまを生きる」などのシリアスな演技が心に響きます。デイモンとウィリアムスの面談シーンはとても繊細で緊張感があり、十分な見応えがありました。[映画館(字幕)] 7点(2010-02-21 23:54:43)(良:2票) 9. クール・ランニング 公開当時、予想外の面白さで話題になっていたことを思い出します。評判どおりの面白さでした。笑えますし、スポ根としても応援したくなります。また、若者の成長物語としても良くできてます。[DVD(字幕)] 7点(2009-10-18 23:51:28) 10. グランド・ホテル 当時のスターを大勢起用したということで、散文的な内容になってしまっているかと思いましたが、なかなかの良い出来に仕上がっていると思いました。各キャラクターの個性が確立されて、エピソードごとに、良くストーリーが練られていると思います。唯一貧乏くじを引いたのはG・ガルボではないでしょうか。それでもガルボの見せ場は作ってあるので、全体的には良くまとめられた映画であると言えます。[映画館(字幕)] 7点(2009-10-03 17:33:40) 11. グロリア(1980) 八方ふさがりでピンチの連続を、2人がどう乗り切るのか、そこが最大の焦点であります。アクション映画に多いウルトラC級の必殺技を使わず、どの場面でもぎりぎりのラインで逃げ切る、そんなところにドキドキしました。2人の関係はゆっくりじんわりと氷が溶けるように1つになります。その課程がすごく真実味を帯びていました。G・ローランズの存在感はすごいです。[DVD(字幕)] 7点(2007-12-30 18:53:01) 12. グラディエーター 映画の出来の善し悪しは、役者の演技や演出だけに左右されるものではないと、つくづく感じました。この映画の良さは、トータルバランスだと思います。演技も演出もいいのですが、やはり美術や背景に目が奪われました。裏方の努力の結晶といったところでしょうか。[CS・衛星(字幕)] 7点(2007-09-19 21:27:16) 13. くるみ割り人形と秘密の王国 出演者の豪華さに、目を奪われました。監督もそれぞれ実績があり、力量を疑うことのない人物です。セットや背景のCGの出来も素晴らしく、お手本となりそうなくらいのすごい出来です。ただ、ストーリーがあまり良くありません。主人公である少女の成長物語でもあるわけで、そこのところが、上手く表現されていません。お金をかければ、ある程度いいスタッフが集められ、舞台装置もすごいものになりますが、アイディアだけは買えないんですよね。[映画館(字幕)] 6点(2018-12-10 15:59:58)(良:1票) 14. クレイジー・リッチ! この映画は基本的にカルチャーギャップ・コメディです。ですから、アメリカ人の感覚と、中国人の感覚が理解できていなと、本来笑ってほしい場面でも笑えないのです。日本生まれ日本育ちの自分としては、ここで笑ってほしいんだな、ということに気が付きはしても、心から笑えるかと言われると、そうではないのです。中国人の家族に関する考え方が、アメリカ人にとっては理解しづらいのでしょう。物語の結末はうまく出来ていると思うので、もう少し笑えれば、もっと楽しく見られたでしょう。[映画館(字幕)] 6点(2018-10-06 01:05:35) 15. クリード チャンプを継ぐ男 「ロッキー」を含む過去6作品すべて見ています。当然この映画にも興味津々でした。シリーズ物はなんでもそうですが、ある程度過去作を見ていないと、理解できない部分が出てきます。この映画もそうだと思います。なかでも、この映画の肝とでもいうべき”クリード”という名前の重さは、本作だけで感じ取れるものでしょうか?それに主人公が戦いたがる理由が、霞んでしまっています。ボクシングは過酷なスポーツです。なぜ傷ついても戦うのか、この理由をもっとはっきりさせた映画になっていれば、もっと楽しめたんではないでしょうか。[映画館(字幕)] 6点(2015-12-28 17:02:24)(良:2票) 16. グラン・トリノ イーストウッド監督作品は苦手な私ですが、この映画も最後は無情を感じます。運命を変えようと歯を食いしばって頑張っても、神はまるで何もなかったように、人生という筋書きのまま、人々に過酷な運命を課すのです。まるでアメリカン・ニュー・シネマのようなラストでした。[DVD(字幕)] 6点(2010-02-07 15:00:02) 17. グッドライアー 偽りのゲーム 誰が誰をだましているのか、割と簡単にわかってしまいます。ですが、最後の謎は絶対に分かりません。あまりに唐突な秘密を明かされるのですが、ヒントらしいヒントもないので、全然予想できませんでした。小さなヒントを少しずつ晒してくれれば、楽しめるんですけど。[映画館(字幕)] 5点(2020-02-10 23:45:00)(良:1票) 18. クロッシング(2009) 「バベル」や「クラッシュ」のようなオムニバス形式の映画でした。しかしながら、面白さはこれらに比べると落ちます。主役3人はいずれも警察官ですが、それ以外の共通性が見あたらないのです。これまでのオムニバス映画にあった、人間の不条理さへの警告や神の怒りに触れたための戒めなど、人間社会全体の警笛のようなものがありません。同じ内容の映画を作ることはないと思いますが、あまりにもテーマに一貫性が感じられないので、見終わってからも、頭の中には"?"がいっぱいです。3つの話を1本にするのではなく、3本の映画にした方が、よほど面白くなったんではないでしょうか。[映画館(字幕)] 5点(2010-11-12 16:57:09)(良:1票) 19. クレイジー・ハート 《ネタバレ》 恋に落ちる過程、主人公の落ちぶれ具合、破局の原因などなど、そのどれもがそんな程度なの?と思えるほど物語が中途半端です。落ちぶれた初老の男が、いかにして這い上がるかを描きたかったのでしょうが、恋の話ばかりに焦点が移ってしまい、映画としても中途半端。長い原作を頑張って短い脚本にした感じでしょうか。出来自体が悪くないのは、原作がいいからでしょう。[映画館(字幕)] 5点(2010-07-16 00:09:51) 20. グリーン・ゾーン 「つまらない脚本から面白い映画を作る達人」ポール・グリーングラスをもってしても、この映画はここまでしか面白くなりませんでした。戦闘シーンは緊張感が漂っていて、とても良かったんですが、話の展開がね、つまらないんですよね。黒幕はすぐアッサリと分かってしまうし。[映画館(字幕)] 5点(2010-05-28 22:41:55)
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