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プロフィール
コメント数 118
性別 女性
年齢 41歳
自己紹介 前回アクセス(H30.11月)から2年ぶりに再びアクセス。
なかなか時間がないものの、地味〜に、たま〜に、映画は観ているのですが、、何故か映画鑑賞よりレビューを書く方が時間がかかる不思議…
簡潔に論理的にまとめる能力が欲しいです(泣)

<採点基準>
10  :生涯のベストムービー。理由は様々だが愛してる

9 ~8 :かなり大好き。純粋に面白い。好き!

7 ~6 :なかなか良い、悪くない。云わば平均!

5 ~4 :微妙、消化不良、苛々。あまり好きではない

3 ~2 :見たことをひたすら後悔、後悔、後悔

1 ~0 :滅多に出ないが出たら最後。永遠にさようなら

これからもよろしくお願いします!

令和2年10月10日

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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順1
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1.  グラン・トリノ 《ネタバレ》 「贖罪」と「命の清算」という言葉が、私の脳裏に焼き付いている。この映画には、嘘がない。 この世から差別は無くならない。侮蔑は人間の真理でもある。偽善は欲望の恰好の隠れ蓑になる。誰の心の奥にもある感情であり、消すことは出来ない。人々は軋轢を生まず平穏な社会生活を送るため、それらを露見しない。 主人公のウォルトは、悪い人・物・事に対しては嫌悪感を露にして皮肉たっぷりに断罪するが、その逆に対しては素直に評価して敬意を表する。善悪の分別が付いているからこそ出来る芸当であろう。善悪の境界線が曖昧になった現代人には、見て見ぬフリをするしか逃げ道が無いのだ。 ウォルトは恐らく、妻が死んだ時点で自らの死に方を探していたのではないか。彼は戦争での行為を長い間悔い、その罪と罰を背負い続けている。彼にとって問題なのは「命令されずとも進んで殺していた」こと。それでも彼が生きてこられたのは「俺は世界で一番の女と結婚した」と豪語する妻の存在があったからこそだろう。しかし、その妻が世を去り、病魔も身を潜め、生きる意味が最早「無」に等しいと感じた彼は『死に方を探す為に生きていた』のではないかと思う。 そんな時に出会った隣人たちに当初は差別と偏見しか抱かなかったものの、次第に心が通じ合っていく。「どうにもならない身内より身近に感じる」と言う彼の表情には、なぜか悲しみの色は見えない。 深まる少年との距離や交流は、疑似の父子関係に似たものがある。”息子と上手くいかない父”による”父がいない息子”への、最期の子育てなのかもしれない。しかし、いつの世も社会の屑は存在し、人々を脅かし、牙を剥く。誰も予想しない最終手段に出たウォルトの行為は、まさにキリスト教における『自己犠牲の精神』だ。彼は最期の最期で、自らが背負い続けてきた罪と罰を命を以て清算し、神に赦されたのだ。ライターに火を灯そうとしたのは、一つの命<ウォルト>が終わると同時に、新たな命<タオ>が芽吹く瞬間でもあったのだろう。 ウォルトから譲り受けたグラン・トリノに乗るタオの表情は、切なくも優しい。一世を風靡した車の持ち主の魂と意思は、きっとこの少年に受け継がれたはずだ。この映画に出会えたことに、私は心から感謝を述べ、最大の賛辞を送りたい。[映画館(字幕)] 10点(2009-05-25 13:45:06)(良:3票) 《改行有》

2.  クレイジー/ビューティフル 《ネタバレ》 この映画のテーマは『シンプル・イズ・ディフィカルト』だと思う。 主人公の二人は性格は正反対、人種も階級も違うが、それでも惹かれ合い純粋に愛し合う。 互いの表現の仕方に違いはあるにせよ、『相手を大切に想う』気持ち、『ありのままの相手を受け入れようとする』努力、そして『自分の気持ちも大切にする』という根底の部分は一致している。 これは恋愛に限らず人間関係において大切な要素だと思った。 そんな二人もそれぞれの家族や将来の悩み・問題に直面する。 どれも互いにとって大切な存在だからこそ、万事順調になることを願う。 困難な現実に立ち向かうことは、誰にとっても厳しい。 それでも立ち向かえるのは、様々な葛藤や悩みの中『愛情』のみで繋がっている 互いの存在の大きさなのだろう。 ただ、彼氏に比べると彼女の問題は少々幼さも感じたため、そこが少々残念でもある。 気持ちは口にしなければ相手には伝わらないことを頭では分かっていても、 それを実際に行動に移し、素直になることはなかなか難しい。 「簡単だけど難しい。分かっていてもなかなか出来ない」と思う事柄は、 少しでもシンプルになれれば、それだけで何かが変わる可能性大なのだろう。 全体的に、主演二人の若さ溢れる楽しそうな輝きには自然と顔がほころんでしまう。 特に海辺の写真のシーンは、爽やかで甘酸っぱい自分の記憶をも呼び覚ましてくれた。 若さ故の勢いに乗るも様々な問題や葛藤に溺れ、しかしそれでも精一杯愛し合う二人の姿は、狂気<クレイジー>でもあるが耽美<ビューティフル>にも成りえるのだろう。 [映画館(字幕)] 8点(2004-11-16 21:58:59)《改行有》

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