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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. 皇帝円舞曲 皇帝に呼び出され自分の再婚話かと思ったら犬の縁談だとか、蓄音機のセールスに来たら時限爆弾に間違えられるなど、最初からコメディ満載ストーリーとしてはビリー・ワイルダーらしくなかなかおもしろい。チロル地方の音楽やダンスもからませ、ルビッチ風オペレッタをめざしたのはいいが、ビリー・ワイルダーとミュージカルはどうも相性がよくないみたい。挿入曲として「口笛吹きと犬」や「奥様お手をどうぞ」なども入っているのだが・・・。それに湖に浮かぶ島がいかにも人工的に作られた島で愛を語るにはどうかなと思う。ところでジョーン・フォンテインの伯爵夫人だが、米国映画ならばジョアンナ、オーストリアを舞台にした映画だったらヨハンナだろうが、DVDではジョハンナになっている。まるでバトンズとシェヘラザードの子どものように。[DVD(字幕)] 7点(2015-06-30 11:17:28) 2. 告発のとき 息子のSOSと逆さまの星条旗、冒頭シーンがラストシーンで蘇る。麻薬や虐殺など父親として信じられぬ息子の真実が明らかになるが、人間をそこまで変えてしまう戦争が恐ろしい。トミー・リー・ジョーンズの好演が印象深い。[DVD(字幕)] 7点(2014-09-08 14:39:20) 3. 黒蘭の女 南北戦争の時代背景といい、気性の激しい主人公といい「風と共に去りぬ」と比較されるわけだ。スケールの大きさややカラー映画にはかなわないけど、ベティ・デイヴィスの熱演ぶりはビビアン・リーに決して負けてはいない。アカデミー主演女優賞も頷けるというもの。しかしフェイ・ベインターの助演女優賞はそれほど注目に値するとは思えないが・・・。それにしても奴隷制度転じて黄熱病とは恐れ入った。[DVD(字幕)] 7点(2014-08-31 23:24:57) 4. 心の旅 ヒューマンドラマとして良作なのだけど感動がやや薄い。ピストルで撃たれ瀕死の重傷を負った割にリハビリが驚異的なほど成功したためなのか。どうしてもストーリー進行がうますぎるように思える。おかしのリッツがホテルのリッツに変わったあたりで少し真実味が増したのだけど・・・。ビル・ナンのリハビリ療法士は良かった。[DVD(字幕)] 6点(2013-12-29 08:33:23)(良:1票) 5. 告発の行方 昔見たときはただのレイプ裁判ものとしてしか見ていなかったのだが、今回見直していろいろ考えさせられた。こういった事件はとかく男が悪いとか女にも原因があるとかいう議論で終わってしまいがちだ。だがレイプはちょっとしたきっかけや弾みで起きてしまう。(少なくとも米国では)そしてその場の雰囲気でとんでもなくエスカレートしてしまう。その恐ろしさをまざまざと知った。また映画では煽った入れ墨男は別として、さほど善人悪人がはっきり区分けしているわけでなく実にリアルだ。あの女性検事だって最初は司法取引して現実的だったし・・・。ジョディ・フォスターの体当たり演技だけでなく、作品そのものが評価されていい映画だと思う。[DVD(字幕)] 8点(2013-11-06 06:49:08) 6. 告発 暗い独房生活は昔見た「パピヨン」を思い出したが、それ以上である。弁護士スタンフィルの不屈な闘志がすばらしく、頑なな囚人ヤングと友情で結ばれていく過程もすごく良い。映画ではケヴィン・ベーコンの演技が高く評価されているけど、物語としてはこんなすばらしい弁護士はいないと思った。[DVD(字幕)] 8点(2013-08-03 22:06:35) 7. ゴーストバスターズ(1984) 前半はコメディの要素が強くとてもおもしろい。ビル・マーレイのとぼけた感じも良いし、これがホラー?という感じだったが、ゴーザとかいう破壊の神が出現してからは馬鹿げたくだらない映画になってしまったみたいだ。[地上波(吹替)] 4点(2013-07-29 18:59:44) 8. 恋人までの距離(ディスタンス) 風景も音楽も雰囲気も良いが、途中のおしゃべりを聞くのはきつかった。こういう恋人同士のおしゃべりは当人たちが楽しむもので、端で聞いていて楽しいというものじゃないしと思って見ていた。そして最後まで見ることができたのは、どこでどういう別れ方をするのだろうという興味のみ。余韻のある終わり方は良かったけど、再会を約束してもきっと守られないと思う。お芝居も必ず行くからと言って行かなかったのだから・・・。 点数は私の年齢と性格的に合わなかったというだけで、映画が悪いというわけではない。(ここまで最初のレビュー) ビフォア・サンセットを見た後、もう一度見直してみる。会話劇に慣れたこともあり、作品の雰囲気ゆロマンティックな面がさらにプラスした。[DVD(字幕)] 7点(2013-07-06 03:08:16)(良:1票) 9. 恋はデジャ・ブ この映画で原題にもなっている「グラウンドホッグデー」を初めて知った。元々は街の小さなイベントだったが、マスコミ報道等によって年々さかんになっていったらしい。もちろんこの映画も大いにその役を買ったに違いにない。映画はその日2月2日が毎日繰り返される訳だが、その繰り返しをどう使うか、どう考えるかであろう。主人公フィルは初めは自分のためだけに好き勝手に使ってたのだが、徐々に変化していく。その過程が何ともおもしろい。ただピアノが上手に弾けるようになったり、見事な氷の彫刻のできばえはできすぎかも。[DVD(字幕)] 7点(2013-03-03 11:00:03) 10. ゴスフォード・パーク 殺人事件が起きて犯人捜しをしても、誰の得にもならないというところがいかにもアガサ・クリスティ風。製作陣は彼女の映画化されていない作品を探したのだそうだが・・・。登場人物が非常に多いので、整理してから見ないと誰が誰だかわからなくなるほど、最初私も随分面食らった。主人と従者、使用人など裏側から見るとかなりおもしろいし、当時の貴族社会がよく描かれていると思う。ドロシー役の女優はエマ・トンプソンの妹だとはびっくり。 [DVD(字幕)] 6点(2013-02-17 11:22:13)《改行有》 11. 恋人はゴースト こういうゴーストものって昔も似たようなのをいくつか見たけれど、それらよりもずっとロマンティックで良かった。ストーリーはオーソドックスで、愛する者の口づけで目を覚ます(生き返る)というのは、「眠り姫」とまったく同じで目新しくはないのだけど、ウィザースプーンとラファロの仲がとても良く、最後は結ばれると信じていた。ラブコメでファンタジックなもの大好き。[DVD(字幕)] 8点(2013-02-13 06:04:12) 12. 恋人よ帰れ!わが胸に 何とか金をふんだくろうとする側と、そうはさせじと盗聴マイクや監視カメラでしっぽを捕まえようとする側のやりとりが大変おもしろい。欲に目がくらんだ悪徳弁護士や元妻でさえ、ワイルダーの元では憎めない存在になっている。正直でやさしい偽患者と親切な黒人アメフト選手だから映画の結末は容易に予想できるものの、それでもおもしろいのがやはりワイルダー。タイトルがやや気障なものだから見るのが遅くなったが、大好きな監督の映画だと知っていたらいの一番で見てただろうに。[DVD(字幕)] 8点(2013-02-12 07:03:36) 13. ゴースト/ニューヨークの幻 大変良くできている映画だと思うし、私の大好きな映画。最初はゴーストらしくおっかなびっくりでスタートしたが、ウーピー・ゴールドバーグの登場と共に大変おもしろくなる。あれっ、この映画コメディだったのかと思ってしまうくらい、この人のなせる技か。正直この映画はどのジャンルに入れてよいのか、迷ってしまう。今言ったコメディあり、ラブストーリーあり、ホラー、ファンタジー、サスペンス、アクション何でもありというか、盛りだくさん。こじつければ、悪いことしたら天国へは行けませんよという道徳映画とも・・・。脚本もすばらしいし、伏線もしっかりしている。助演女優賞、脚本賞は当然だと思うし、できれば作品賞にもなってほしかった。[映画館(字幕)] 9点(2013-01-05 20:16:47) 14. 恋しくて(1987) 昔見たときはもっといい映画だと思ったが、改めて見てみるとさほど感動がわかない。やはり若いうちに見る映画なのだろう。心理の微妙なところがいまいち理解できない。[DVD(字幕)] 5点(2012-12-01 20:17:27) 15. 殺しのドレス 昔見たときはよくわからず気になっていた映画。DVDになって改めて見ることができた。見直してみるとすぐわかるのだけど、事件に重要に関わり合っている部分とまったくそうでない部分の両方が入り交じっているわけだ。もちろん最初見るときはまったくそういうことはわからないので、食い入るように見て振り回されてしまう。この単純なストーリーをいかにも複雑にさせるのがデ・パルマなのだろうか。それとのどを切り裂くシーンがいかにも生々しい。[映画館(字幕)] 5点(2012-08-06 16:44:28) 16. 今宵、フィッツジェラルド劇場で 《ネタバレ》 30年以上続いたラジオ番組が劇場の取り壊しと共に姿を消す。聴衆へのお別れの言葉もなく、普段と変わらぬ放送で幕を閉じようとするが、出演中の老シンガーが亡くなったり、首切り人や謎の女も登場したり、ハプニングは続出。このあたりがおもしろいのかどうかよくわからないのだが、歌は結構良い。特にジェアリン・スティールは貫禄があってなかなか。 [DVD(字幕)] 6点(2012-07-24 08:20:33)《改行有》 17. ゴッドファーザー 映画の評判は制作された頃から知っていたが、映画館では見る気になれず、30年たってようやくDVDで見た映画です。アンタッチャブルなどはマフィアに立ち向かう映画ですが、これはマフィアの側から描いた映画であり好きになれない。 映画のマーロン・ブラントはさすがだと思いますが・・・。[DVD(字幕)] 5点(2012-07-17 06:56:30)《改行有》 18. コンタクト 子どもの頃からの夢を追い続けるエリー・アロウェイに好感が持てるし、それを演じるジョディ・フォスターがすばらしい。それにひきかえ、恋人役のパーマー・ジョスがどうも好きになれない。いったい何者か、何をどう考えているか、わかるようでさっばりつかめなかった。やっていることも反則技のように見える。 [DVD(字幕)] 6点(2012-06-30 21:47:25)《改行有》 19. 恋におちたシェイクスピア シェイクスピアが書いた戯曲を映画にしたわけでなく、シェイクスピア自身を主人公にして映画に登場させ、自らの恋と自らの物語をダブらせたのがおもしろい。役者が卑しい存在であり、かつ女性が芝居に出演できないという時代背景があり、その中でウイットのきいた表現、風刺もまたよい。 アカデミー賞に関してはこれほどたくさんの部門の賞に輝く映画かどうかは疑問もあるが・・・。脇役陣も豪華でよくそろっている。 [DVD(字幕)] 7点(2012-06-22 22:52:02)《改行有》 20. 孤児ダビド物語 「オリバー・ツイスト」や「クリスマス・キャロル」の著書で有名なチャールズ・ディケンズだが、「デイヴィッド・コパフィールド」の名前はあまり知られていないようだ。私もこの映画で初めて知ったのだが、結構有名なものらしい。特に前半はディケンズの自伝とも呼べるもので、苦労をしながら小説家になるまでの少年時代を実にうまく描いている。それは波瀾万丈というよりも、多くの個性的な人物との出会いである。 映画もまたそれぞれの人物像がとてもうまく出ていると思う。成人してからの物語はやや陳腐だが・・・。[DVD(字幕)] 7点(2012-02-25 23:24:27)《改行有》
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