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21. 恋人までの距離(ディスタンス)
時を忘れてさえずる小鳥たち。果てしない彼らの会話は子供のおしゃべりにも、恋人の語らいにも、賢者の問答とも聞こえる。ソウルメイトに出会えた予感が徐々に確信に深まっていく様は淡々としながら実にスリリング。痛快な「スクール・オブ・ロック」を生んだR・リンクレイターは繊細に複雑に、実験的なロマンスの揺れる時間を編む。永遠の一日となるはずだった物語に続編がもう一つの時間を加え、ふたつを結んだ糸の先はまだ見えない。[CS・衛星(字幕)] 8点(2007-02-04 20:03:08)
22. 恋しくて(1987)
M・S・マスターソンといえばこれ。他の作品で女の子らしかったりすると違和感を感じるほどワッツは無理なく男の子っぽかった。女を武器にしてない女の子には弱い。ぶっきら棒な物言いでマニッシュな身なりのドラマー。そんな彼女が必死で隠したぶきっちょな恋。共演のL・トンプソン、E・ストルツらも魅力な、ハッカの味の青春映画。[映画館(字幕)] 7点(2006-11-11 16:56:47)
23. コンスタンティン
シネマにある種の雰囲気を求める人には極上の作品。「ブレラン」さえ想起してしまう退廃美と優雅さ。主演男優も同じく節目の40才、役どころもヤサグレ異種ハンターで、プリスやバティを思わせなくもないギャビーやルシーも。監督もリド様と同じく映像畑出身でセンスが煌く映像は永くファンに愛されそうな予感。超小顔のティルダさんはオルランド同様人間離れした役がお似合いで、恋心もほのかに匂わせる程度なのが好感。[映画館(字幕)] 8点(2005-11-26 20:07:34)(良:1票)
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