みんなのシネマレビュー |
|
【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
21. 荒野の決闘 やたらと銃をぶっ放し殺し合う映画は、私は大変嫌いだ。この映画もある程度西部開拓時代の情緒を描いているとはいえ、西部決闘劇で終わったのは非常に残念である。またこの映画では、ワイアット・アープもドク・ホリデイも正義の味方として描かれているが、実在の人物とはかけ離れすぎである。 またたとえ実在から離れた理想の人物を作ったとしても、血なまぐさい解決方法はどうだろうか。 「愛しのクレメンタイン」の主題歌とリンダ・ダーネルの美しさだけが印象に残っただけの映画だったと思う。[DVD(字幕)] 4点(2011-05-29 09:55:43)《改行有》 22. 仔鹿物語(1946) 原作は児童文学として佳作に入るのかもしれないが、自分たちに不都合なものは容赦なく撃ち殺すという米国の銃社会を肯定した作品に思えて好きになれない。 映画に映し出されている自然はとてもきれいだ。いや自然だけでなく、グレゴリー・ペックを初めとする家族三人も、開拓民にはまるで見えないほど垢抜けている。そういう美しさと開拓民の荒くれだったたくましさとがどうも溶け合わない。 また登場する子鹿も、我々現代人の目からすればペットととしか見えず、畑を荒らす獣とかけ離れすぎている。だからなぜ鹿を殺さねばならなかったのかが、頭では理解できても心情的に理解しにくくなるのでは・・・。 [DVD(字幕)] 4点(2011-05-26 22:19:49)《改行有》 23. 荒野の七人 これだけの役者がそろえば、少しは見所があるだろうと思ったのが間違いであった。もともとの日本の殺し屋七人組が洋画になっただけだった。[ビデオ(字幕)] 3点(2011-05-14 13:51:56) 24. ゴッドファーザー PART Ⅱ 《ネタバレ》 マフィア映画は嫌いであったが、「ゴッド・ファーザー」に続いてPARTⅡもⅢも見た。それは嫌いな映画であったにもかかわらず、ゴッド・ファーザーという映画が私を引きつける強い力を持っていたからである。 私は、ⅠもⅡもアカデミー作品賞に十分値する映画だと思うし、Ⅲがノミネートされながら逸したのもわかるような気がする。Ⅰはマーロン・ブランドの存在感が大きく、マフィアの抗争を見事に描いている、いわばマフィア映画そのものであるが、Ⅱは違う。 このPARTⅡは、マフィア映画である以上に大河ドラマともいうべき歴史映画になっている。その点を私は大いに評価する。 ヴィトー・コルレオーネの成長期と彼の跡を継いだマイケルの、時代の違う二つの物語。別々の映画にして2本分の価値があるものを、成長発展の過程で対比させるという見事な手法は圧巻である。 これが私の嫌いなマフィア映画でなければもっと高得点をあげたい。しかし「ゴッド・ファーザー」を4点にしてしまった以上、5点止まりにせざるを得ない。いわば、10点満点の5点でなく、5点満点の5点。[DVD(字幕)] 5点(2011-05-01 07:24:23)《改行有》 25. この森で、天使はバスを降りた 《ネタバレ》 数年前初めてこの映画を見た時は、「なぜ・・・?」「どうして・・・?」という感覚だったが、今回2度目の鑑賞ではまったくその心配はなかった。それはある人の影響である。 その人は「映画は見るだけではない、感じとるものだ」と常々言っていた。 ハナの息子イーライはベトナム戦争に従軍したという。いくら志願したとはいえ、むごたらしい戦火の中で生死の境を彷徨し、深い心の傷を負ったとしたら、森の隠遁生活もわかるような気がする。 主人公パーシーは、16で養父の子を宿し流産、そしてその後も性的暴力が続いたとすれば、生まれてくるはずだった赤ん坊への執着もかかるような気がする。また、必死でイーライを庇おうとしたことも・・・。 このような初回に見た時の「なぜ」「どうして」をしまい込んで、映画を全面的に肯定的(あるがまま)に受け入れることで、この映画のすばらしさを感じ取ることができたと思う。 大自然はきわめて美しく、音楽も良かった。パーシーの葬儀のときのオルガンの響きも・・・。映画の後「There Is A Balm In Gilead 」の黒人霊歌をしみじみと鑑賞。 [DVD(字幕)] 7点(2011-02-20 06:46:40)《改行有》 26. ゴッドファーザー 映画の評判は制作された頃から知っていたが、映画館では見る気になれず、30年たってようやくDVDで見た映画です。アンタッチャブルなどはマフィアに立ち向かう映画ですが、これはマフィアの側から描いた映画であり好きになれない。 映画のマーロン・ブラントはさすがだと思いますが・・・。[DVD(字幕)] 5点(2011-02-12 22:35:28)《改行有》
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS