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1. コンスタンティン
「エンゼルハート」が好きな人なら結構楽しめるんじゃないでしょうか。あと「バスタード(漫画)」とか「天使禁猟区(漫画)」。宗教は人間が作ったものだから嘘っぱちと間違いがいっぱい混じっていて、キリスト教的な天国と地獄にはこれっぽっちもリアリティを感じないし、善悪を綺麗に分けれるはずも無いと思ってるんですが、宗教を扱った映画や本を読むのはなぜか大好きなんですよね。一種のファンタジーの装置だと思っちゃってるのかもしれません。やる気の無い死に掛け主人公、おちゃめなサタン、妖しい魅力のガブリエルと萌えキャラ満載、漫画を読む感覚で楽しめました。しかし自殺したら即地獄って・・・神様も短絡的ですね。無能な上司じゃ無いんだから、総合力で判断しようよ。主人公が見せる自己犠牲、これこそが人間性を白黒分けられない証明だと思うんだけど、作り手側にいるだろうクリスチャンはどう思ってるのかなぁ。最後に、宗教は嘘っぱちでも、人間が名前を付けてない神(大いなる意識)はある・・・と思う・・・・うん。[映画館(字幕)] 7点(2006-07-16 21:48:58)
2. コンタクト
「神や宇宙人の存在を声高に主張する人」と「それを科学的に証明してみろと言う人」なら私は圧倒的に後者に不信感を覚えます。大体“科学的”などと言う実態はないけれど便利な言葉を使う時点で信用ならないし、「だったらあなたは“いない証明”を出来るのか」と問いたくなる。それが出来てこそ人を笑う権利がある。出来ないのなら(出来ないだろうけど)、「いる」も「いない」も所詮は「信じてる」か「信じてない」かのレベルでしかありえない。作中、主人公に神の存在を疑われた神父が「父親を愛していたか」と問うシーンがあります。彼女は「もちろん愛していた」と答え、神父は「じゃあそれを証明出来るか」と切り返す。主人公の絶句が科学信奉者への一石になれば良いと思う。人間が本当の意味で証明できることなんて実はこの世には無いんですから。(映画館)8点(2004-11-20 17:30:34)(良:1票)
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