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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
21. インサイダー マイケル・マンのスタイルと映画の内容が珍しく一致していると思います。それにしても、つい最近の出来事を全て実名で映画化してしまうハリウッドの懐の深さが凄い。いつからか演説俳優と化してしまったアル・パチーノも相変わらず凄い。タバコの有害性は今更の事実なのに、違法でもないタバコ会社を健康被害で訴えるアメリカ社会が凄い。そして、法廷でヌケヌケと「有害じゃない」と証言できるタバコ会社の重役陣も同様に凄い。余談ですが【Cookie】さん、少なくともフィリップ・モリスの日本支社長(アメリカ人)はタバコを吸いません。アメリカのエグゼクティヴの多くはタバコを吸わないので、きっとタバコ会社も例外ではないでしょう。ということで、個人的にちょっと点数は低めの6点献上。6点(2002-07-19 18:49:25) 22. E.T. 20周年アニバーサリー特別版 「エクソシスト」も「地獄の黙示録」も観に行きませんでしたが、「E.T.」は観ずにはおれませんでした。前回は技術的な問題でなかなか姿を現さなかったE.T.ですが、今回はオープニングからくっきりとしたシルエットで登場します。流石にアニマトロニクスの部分とCGの部分では違和感が拭い切れませんが、E.T.の「微妙な笑顔」が素晴らしく良くなってます。銃をトランシーバーに変更した所は、一部「トランシーバーを構える」シーンになってしまい、ちょっと不自然。ほんの少し追加されたシーンは違和感なく収まってます(むしろあった方が良いかも…)。そして改めて感じたことは、映像と音楽が生オケのようにシンクロしていること(特に後半)。この感動にこの音楽は欠かせません。もちろん10点献上。10点(2002-06-02 01:54:00) 23. イン・ベッド・ウィズ・マドンナ どこまでがドキュメンタリーでどこまでがフィクションなのか余り判然としない映画でした。カリスマ・アーティストの例に漏れず、マドンナも躁鬱の格差が凄い人ですね(その様に描かれています)。私はライブを見たことはありませんが、この映画のライブシーンは絶対にドキュメンタリーじゃない、「映画用」に撮影されています。その位に映像、カメラワーク、音響が素晴らしく出来ていました(ま、ビデオ・クリップと同じじゃ意味ないですしね…)。そのライブシーンに5点献上。5点(2002-01-15 21:04:28) 24. 陰謀のセオリー これって、コメディなんですか? テーマ的には「Xファイル」と同じながら物語の背景が全然見えてこないので、メル・ギブソンのキャラクターに説得力がなさすぎる。ジュリア・ロバーツもこの映画には必要ない。どうもリチャード・ドナーの大味な演出は、昔から余り好きになれません。しかし、なぜか最後まで観せてはくれるから不思議。よってギリでこの点数、5点献上。5点(2002-01-04 17:24:38) 25. 家(1976) 世にお化け屋敷映画は数々あれど、私的に最も恐ろしかった映画がこれ。何たって出てる役者が怖い! オリバー・リードとカレン・ブラックの夫婦だけでも怖いのに、年老いたベティ・デイビスとバージェス・メレディスが更におどろおどろしい。派手派手しい演出なんかしなくても、雰囲気と役者の顔だけで充分怖がらせることができる。人を喰って生きる「家」に襲われる家族の物語で「ヘルハウス」以降の作品ですが、この分野では一つの頂点だと思っています。最近のちっとも怖くないホラー映画には是非見習って欲しいもんだと感じつつ7点献上。7点(2001-12-08 21:18:57) 26. イレイザー(1996) さすがイレイザーと異名を取るシュワちゃん、私の記憶からもこの映画の存在を消し去っている! 僅かに残る記憶辿ると【プレデター】さんの感想に近いか…(って言うかそこしか見所なかったんじゃないですか?)。並のアクション映画として5点献上。5点(2001-12-08 21:10:01) 27. イノセント・ブラッド ジョン・ランディスが久しぶりに見せてくれた超B級ノリのヴァンパイア・ムービー。主人公の女吸血鬼には、これまたぴったりとハマる野性味溢れるアンヌ・パリロー。マフィア吸血鬼軍団と戦う美しき吸血鬼(変身すると怖くなります)、そして人間の男との恋愛模様の行方は…(どうぞ観て確認してください)。正に吸血鬼版「ニキータ」って感じでしょうか。この映画の場合、何よりポスターに書かれていたキャッチ・コピーが秀逸。「美女が、野獣」(…!!!!)。このワン・フレーズに痺れてつい観てしまったんです。で、ランディスのB級映画というだけで6点、更にキャッチ・コピーに+1点で7点献上。7点(2001-12-06 23:04:18) 28. インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア 誰の気持ちになって観るかで人それぞれの感想や評価の異なる映画だと思います。享楽のトム君、規律のバンデラス、疚心のブラピ。もちろんヴァンパイアの背負う十字架を表現しているのはブラピですが、私的には本当の主役であるトム君に心動かされます。だからこそ現代で見る影もなくなってしまったトム君が、復活ののろしを上げるラストには大いに納得。ブラピはそのお膳立てをしていたに過ぎないのです。「ジョジョの奇妙な冒険」風(と言ってもスタンド活劇という意味じゃなく)にオリジナル脚本で続編を作ってみても良いんではないでしょうか。てなわけで7点献上。7点(2001-10-25 22:34:19) 29. 1941 意外にも高評価が多数派。スピルバーグ映画としてよりもアメリカン・スラップスティック・コメディとして受け入れがたかったです。ハリウッドのミニチュアセットでのジョン・ベルーシやラストの家一軒丸ごと崩壊シーンなど、あんまり笑えませんでした(若かったせいかもしれません)。コメディ好きのアメリカでも散々だったらしいということは、映画のでき云々ではなくコメディとして面白くなかったんじゃないでしょうか。というわけで4点献上。4点(2001-10-02 11:53:31) 30. IN DREAMS/殺意の森 ドリームワークス製作のニール・ジョーダン作品がお蔵入りになる日本の映画事情は悲しい…。サイコ、スリラー、サスペンス、オカルト、ホラーが渾然一体となった摩訶不思議映画。これを観ちゃうと「ザ・セル」や「ホワット・ライズ・ビニース」がちゃちに見えてくる。しかし映画の評価としては、決して難解な映画ではないけど難しい(前述の作品がちゃちに見えるということは、それよりは上なんだろうけど…)。う~ん、難しいけど取りあえず6点献上。6点(2001-10-01 19:00:13) 31. イングリッシュ・ペイシェント ↓にも書いてありますけど、ジュリエット・ビノシェのサイド・ストーリーの方が印象に残ってるんですよねぇ。この映画に感動できない私には不倫はできないな、きっと。どうもエキゾチックな場所が舞台の不倫ものって受け付けません、たとえそれが真実の愛であっても。すみませんが5点献上。5点(2001-09-04 23:08:32) 32. インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説 エキゾチックな冒険談としては前作を踏襲する作りで、しかもドイツ軍という現実的なものから異教集団という、より怪しい展開に持ってきたのはシリーズとして正解。連続冒険活劇としての雰囲気や大団円のラストシーン(少年の顔からカメラを引いて主人公のキスシーンに持ってくる)は映画の王道を感じさせて印象的。シリーズの作り方としては大正解ながら、シリーズ故に前作程のインパクトがないので7点献上。7点(2001-08-17 19:39:05) 33. インディ・ジョーンズ/最後の聖戦 親子で同じ女と寝てるって設定を意外にサラリと流してるけど、エグいよ、逆親子どんぶりは…。そんなのをあっさりギャグとして流してる感覚がよく分からないしスピルバーグらしくない。だからヒロイン(この映画には本当のヒロインはいないけど…)は死ななきゃならなかったんだよ、生かしてたら収拾つかなくなるもん。私にとってはシリーズで一番しょーもないけど(インディの生い立ちなんか知りたくもないし)、6点献上。6点(2001-08-17 19:17:12) 34. インビジブル(2000) でも、透明になって一番やりたいことは世界征服や泥棒よりも、やっぱり覗きじゃない(この考えは男に限る)。そーいう意味で本能のままに行動するケヴィン、君は正しい。透明人間は光に弱いってことも新たなる発見。透明になる過程がフェードアウトではなく、身体の部位ごとに消えて行くってとこはすごいけど、最初のゴリラのシーンはいらない。お陰でケヴィンが透明になる過程のインパクトが全然ないよ。ま、CG観るだけならいいかなってことで5点献上。5点(2001-08-08 12:38:25) 35. インナースペース うーん、ほとんど印象に残ってない。ずぅ~っと前に見た「ミクロの決死圏」を鮮明に覚えているのに、何故だろう? ところで最近ジョー・ダンテって映画撮ってます? 特撮付きのライト・コメディってとこで5点献上。5点(2001-08-08 12:29:10) 36. 今そこにある危機 トム・クランシーの原作を映画化しようってのがそもそもの間違い。どうせならレッド・ストーム・ライジングを戦争スペクタクルとして映画化して欲しい(オールスターキャスト、制作費250億円くらいで…)。ハリソン・フォードはジャック・ライアンをやるには年取りすぎ。アレック・ボールドウィンがちょうど良かったのに…(ジャックはアナリストであって現場要員じゃないんだから)。ってことで5点献上。5点(2001-08-08 12:24:52) 37. インデペンデンス・デイ この映画を観てまず連想したのは「宇宙戦艦ヤマト」。ヤマトを実写でやるとこんな感じなんだろうなぁ…、と。侵略ものとしては問答無用でいきなり(主砲?を)発射してくる宇宙人が偉い。廃墟のシーンとかはお決まりな感じだけど、スケールでかすぎる題材を良くまとめてあると思います。でもストーリー的には結構こぢんまりしてる印象なので4点献上。4点(2001-08-01 12:59:00) 38. E.T. スピルバーグの映画技術の(当時の)集大成。随所に才能あふれるカメラワークが駆使されています。「未知との遭遇」以来の星空の美しさもgood。ところで、低いカメラ位置について子供の視線で撮影されていると言われていますけど、私は、子供の視線と言うより大人を写さないための手法だと思っています。E.Tを追い続けるピーター・コヨーテ(の顔)が初めて画面に登場するのは、自分の中の少年を告白した時でした(あと写るのはお母さんだけ)。当時の印象ですけど10点献上。10点(2001-07-19 15:57:54) 39. 妹の恋人 確かにジョニー・デップが綺麗な映画(ジュリアン・ムーアも可愛い)。でも、ほんわかメルヘンな世界はいいけど、ストーリーが見えてきちゃうと映画としてはツマンナイ。優しい映画だけに惜しいので4点献上。4点(2001-07-05 19:09:22) 40. イベント・ホライゾン これはSFじゃなくてホラーだよぉ。サム・ニールがイっちゃってていいじゃない(「マウス・オブ・マッドネス」みたいで)。結構怖く感じたけどなぁ(残されたビデオ・テープの中身とか…)。酷評されてると援護したくなっちゃって6点献上。6点(2001-07-05 19:03:36)
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