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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. イルマーレ(2006) 《ネタバレ》 不覚にも、感動。もどかしい2人の想いに入り込んだ挙句、思わず涙しそうになったハッピーエンドだった。ちとダサめの音楽(選曲)と、なんだか寒々しくも美しいシカゴの秋冬の風景が、静かな恋愛を盛り上げていたと思う。それにしても、どうにも深く人間と関わることから逃げてしまう2人。手紙を通じた恋愛だからうまくいった気がして、じゃあハッピーエンド以降うまくいくだろうかと余計なことを考えてしまった。それだけ俺的に余韻がのこった映画だったということなのだろう。[映画館(字幕)] 8点(2006-09-23 18:26:58) 2. イン・ハー・シューズ 人を赦すことは難しいことだけれど、そうすることが出来たら、より強い関係を作ることができる。この映画は姉妹に体現させると同時に、わずか2時間の間に観客にその可能性を感じさせてくれる、すごい映画だ。はじめはわざわざ姉妹の理解しがたい面をあえて観客に見せつつ、最後は観客も彼女たちを赦してしまう。その不思議なカタルシスに、この監督の異能を感じた。[DVD(字幕)] 7点(2007-02-08 16:10:26) 3. インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国 期待以上、というわけではないけれど、「これぞスピルバーグ」っていうワクワク感を楽しめた。おそらくシリーズのイメージを変えないためなんだろう、素直なストーリーとCGを抑えたナチュラルな映像は、逆に新しい感じがした。たぶんこの映画自体には2008年に作られた意味はないけれど、「映画の面白さって、何なのか」を問うという意味では、この映画が2008年という時代に作られた意味は大きいと思った。[映画館(字幕)] 6点(2008-08-17 13:54:45) 4. 愛しのローズマリー 《ネタバレ》 残念なことに、ハルがローズマリーの内面に惚れていく場面が描かれていないので、最後に「彼女を愛してるんだ!」と言われても、唐突な印象を覚えてしまう。それにしても、コンプレックスを抱えるローズマリーの心情を、グウィネスが丁寧に演じているのが素晴らしい。誉められて恥らうグウィネスの表情を見るためだけでも、見る価値のある映画。[DVD(字幕)] 6点(2007-03-21 13:05:17)(良:1票) 5. イーグル・アイ 《ネタバレ》 飛行機にて鑑賞。つまらなくはないが、皆さんおっしゃるように、既視感をぬぐえない。俺的には、主人公の巻き込まれ方と反応が「マトリックス」とそっくりだし、アリアの存在とやり口が「バイオハザード」のレッドクイーンに見えて、興を殺がれた。そして「コンピュータが神になる」っていうのはイメージとしては恐ろしいけど実際にやってみたら意外とショボかった、という残念感が致命的。テーマに対して、出来事が小さすぎたと思う。空港の荷捌き場(あれって何て呼ぶの?)での追いかけっこだけは、バカバカしいけど新しくて面白かったけどね。[CS・衛星(字幕)] 5点(2009-02-14 19:46:50) 6. イノセント・ラブ(2004) 《ネタバレ》 はじめ誰からも愛される主人公ボビーにまったく感情移入できず、むしろ反感すら覚えた自分。しかし、愛するものを失い続けるボビーの姿に、いつしか胸が痛んだ。そういう点では、この映画の構図は「フォレスト・ガンプ」と同じなのだが、ガンプが最後の最後に息子との人生を手に入れたのとは対照的に、ボビーがジョナサンを失う予感に満ちてこの映画が終わっているところに、この映画のオリジナリティを感じた。この世の果ての家で、その後ボビーがいったいどんな人生を歩くのか、それを知りたい気がする。[DVD(字幕)] 5点(2007-02-18 12:16:40)
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