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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. イングリッシュ・ペイシェント 《ネタバレ》 勢いで9点。まず、160分という長さはさほど気になりませんでした。アルマシーの現在と過去の回想も違和感なく切り替わります。そして物語はエンディングに向かって一点に結像してゆきます。構成は大変うまくいっていると思います。オープニングも良い感じです。筆で描かれていく泳ぐ人の壁画の絵が、砂漠の砂紋の素朴な美しさと重なってゆくオープニングもいい感じです。ストーリーも、重症のアルマシーがハナの看護で死を前にして次第に記憶を取り戻し、キャサリンの最後の日記(遺書)の朗読を聞きながら死へと旅だってゆく。壮大な砂漠を背景にした、悲しい恋の物語です。記憶を取り戻す立会人となるビノッシュもオスカーにふさわしい、主演であってもいいような演技です。残念なのはアルマシーとキャサリンの恋のリアリティを十分に描き切れていないということです。キャサリン役のスコット・トーマスが主演女優と言われてもぴんと来ないのです。多分、回想の部分を細かく寸断しすぎたのではないかと思います。二人の恋があって、このストーリーが成立するのですから、その点が残念ですが、映画という媒体の持つ特性を十分に生かした作品で、また観てしまうと思います。[DVD(吹替)] 9点(2007-02-24 21:19:15) 2. 愛しのローズマリー 父親の遺言の話からハルのナンパ三昧の行動までの最初の30分間はとっても退屈。でも、ローズマリーが現れて仕掛けが見えてきてからは、最後のオチがどうなるんだろうという興味で目が離せません。コメディとしても十分楽しめるのですが、この作品は女性の外見の美醜を主題に据えながらも、人間全体にまで対象を広げようとしていると思います(少なくとも私にはそう感じました)。見終わった後、majority = normalという根深い社会通念が、本当に人間の心から消え去ってしまえばいいのになあと思いました。こういう重いテーマを、ラブコメにのせて表現できる社会環境にも感心しました。軽いラブコメを見たいなあと思って借りてきたDVDが、とんでもなく感動を与えてくれる作品でした。[DVD(字幕)] 8点(2007-01-21 12:18:56)(良:1票) 3. イルマーレ(2006) 《ネタバレ》 韓国版をみていないせいか楽しめました。途中でバレンタインで事故にあった人がキアヌだと予測はつくのですが、それでも最後のギリギリまでHappy EndかSad Endかわからないままドキドキしながら見ました。基本的にHappy Endの好きな私としては良い点つけちゃいました。ちょっと可愛い、掌で暖めていたい小品でした。[DVD(吹替)] 7点(2007-07-01 18:35:25) 4. インベージョン バイオハザードのエイリアン版みたいな感じ。バイオハザードが出たあととなってはどこか中途半端で焦点の絞れない作品です。ニコール・キッドマンだけは相変わらず迫力満点の演技なので観てる間はそれなりに楽しめますが・・・一番恐いのは彼女だったりして(笑[DVD(吹替)] 5点(2008-11-23 16:45:05) 5. インテリア ウッディ・アレン苦手なんですけど、これはコメディじゃないからなあって思ってみましたが、やっぱりダメでした。次女と母親の関係が焦点なんでしょうけど、もう少し描き込んで欲しかったと思います。[映画館(吹替)] 4点(2008-02-10 09:44:22)
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