みんなのシネマレビュー
あろえりーなさんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 4684
性別 男性
年齢 41歳

投稿関連 表示切替メニュー
レビュー表示レビュー表示(評価分)
その他レビュー表示作品用コメント関連表示人物用コメント関連表示あらすじ関連表示
コメントなし】/【コメント有り】
統計メニュー
製作国別レビュー統計年代別レビュー統計
要望関連 表示切替メニュー
作品新規登録 / 変更 要望表示人物新規登録 / 変更 要望表示
要望済関連 表示切替メニュー
作品新規登録 要望済表示人物新規登録 要望済表示
予約関連 表示切替メニュー
予約データ 表示

【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順1234567
投稿日付順1234567
変更日付順1234567

1.  サウンド・オブ・ミュージック なんて清潔な感じの映画なんでしょう。印象としては「白」ってとこでしょうか。左右対称の構図が見て取れます。エーデルワイスの合唱シーンは涙がでました。にっこり顔の男爵もかっこいいし、美しいシーンは美しいし、ケチのつけどころがないです。10点(2001-10-28 15:42:14)

2.  サヨナラ 《ネタバレ》 とてもいい映画だと思います。マーロン・ブランドがいい味出してるんですよ~。ちょっとこうヤンチャ臭い感じと、育ちのいい雰囲気の掛合いがたまらないです。ナンシー梅木がこの作品でオスカーを受賞しましたけど、日本人の目からすると割と普通の演技で、それほど特筆するような感じではないですよね。夫役を務めたレッド・バトンズもオスカーを受賞しているから、これはたぶんキャラクターによるところが大きいんでしょう。二人で心中してしまうという劇的な役柄ですから。マツバヤシ歌劇団というのは、たぶん宝塚を模してるんだと思うけど、ハナオギさんの歌声は素晴らしく、スターらしいオーラが出ていてハマり役でした。歌劇団が歩く橋や庭園、日本家屋など、どれも情緒ある風景です。マーロン・ブランドが何回も頭ぶつけるシーンは笑えたし、夫婦岩のシーンは、観ているこっちもニンマリしちゃう。この二人、ことあるごとにチューしまくってて、「あんたらどんだけキスしとんねん!!」とツッコミ入れちゃうほど、そののろけっぷりがたまらない。終盤、言いよるロイドに対しずっと煮え切らないどっち付かずの態度をとるハナオギに「はぁぁぁああん!もぅ早くOKしてあげてえぇぇぇぇええ!!」と、ドキドキしながら叫んじゃいました(笑)。なんたって、タイトルが「サヨナラ」ですから、二人はやっぱりサヨナラして終わっちゃう切ないお話なのかと思ってたので、このハッピーエンドにはほっと胸を撫で下ろした次第です。そして国際結婚を拒もうとする風潮に「サヨナラ」を言い放ったラストの鮮やかさに思わず拍手。とっても楽しいラブストーリーでした。[DVD(字幕)] 9点(2012-05-02 21:55:25)

3.  猿の惑星 《ネタバレ》 この作品を最初に見たときの衝撃は今でも忘れられませんね。 いやほんと、なんて面白いんだ! なんという凄いアイデアだ! と、ただひたすら驚嘆していたことを思い出します。 まぁ、後になってよくよく考えると、猿が英語を喋ってる時点で気づけよ、て言いたくはなりますが(笑) そういうつっこみどころを忘れ去せるぐらい怒濤の展開にひき込まれます。 一言で言えば、「ショック」の塊のような作品なんです。 とある惑星にたどり着き、調査をしていると現れたのはなんと猿の集団で、 その見せ方及びジェリー・ゴールドスミスの音楽が、観る者にこれでもかという驚きを与えてくるわけです。 そして人間は虐げられているというショック。脳手術されているショック。 ラストのショック。そのような数々のショックを、一流のエンターテイメントに昇華させる希有な傑作です。[DVD(字幕)] 9点(2001-08-04 17:01:45)(良:1票) 《改行有》

4.  search サーチ 《ネタバレ》 これは掘り出し物でしたねぇ。 全編にわたって、PC画面や監視カメラの映像で構成していて、 ネット上の情報だけを頼りに捜索を進めていくという今までにない斬新なスタイル。 それでいてプロットもしっかりしており、中だるみが無く最後まで一気に楽しめます。 父親が、ふと何かに気づいてクリックし情報を拾い上げて核心に繋げていくその様を、 観客も同じ視点でもって味わう。そうやって父親の気持ちと同一化していく。これがまた面白いですねぇ。 そして犯人は意外な人物なわけですが、こういうどんでん返しって犯人の動機がいまいち理解不能だったり そもそも動機自体が不明だったりする場合が多いのですが、本作の場合は動機が完全に納得のいくものなわけですね。 全く破綻していない。ああそういうことだったのかとすんなり受け入れられる。 そして、あの時の反応はああいうことだったのかと。お互い親だからこそって、シンプルな話しながらも深みを感じます。 父親役の俳優さんの演技も素晴らしいものでした。[DVD(字幕)] 8点(2019-08-30 18:00:19)《改行有》

5.  猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー) 《ネタバレ》 新三部作の最終章。しっかりと楽しめせていただきました。 最後まで、ハードとソフト両方に素晴らしいクオリティを保っていた。 お猿さんたちがアップになるシーンなんかは、ほんといちいち感心させられる。映像技術もここまで来たんだなと。 そして引き続き、シーザーの目の演技の素晴らしさ。彼の目を見ると、その心の奥底をのぞいているかのよう。 シーザーがひたすら虐げられる、実に辛いお話ですが、その中で優しいモーリスやノバとの心温まるやりとり、 そして面白キャラのバッド・エイプなど、キャラクターにすごく助けられてます。 救いようのない人類は絶滅し、賢い猿たちがこの惑星を支配していくという、 人間にとってはこの上なく残念な結末なのに、なんて清々しいことでしょう。 賢さや優しさこそが人間たらしめるものなのだとすれば、このお猿さんたちこそ新しい人類にふさわしい。 新人類の誕生や。[ブルーレイ(字幕)] 8点(2018-03-27 19:44:51)《改行有》

6.  砂漠の流れ者 《ネタバレ》 この映画すごく好きですねぇ。 なんだろう、人間味の塊のような作品といいますか、どの人も問題ありなんだけどみんな憎めないといいますかね。 主人公のロクデモナイおっさんと、キレたら手のつけられない娼婦のねぇちゃんと、インチキ牧師のにいちゃん、 映画見終わったら、この三人は自分にとって昔からの知り合いだったかのような、妙な親近感が湧いてきたんです。 あのまさかのラストもニューシネマの時代を感じさせますけど、その切なさも含めて好きです。[CS・衛星(字幕)] 8点(2017-04-25 15:15:05)《改行有》

7.  猿の惑星:新世紀(ライジング) 《ネタバレ》 いや~ほんとすばらしいですね。このシリーズは、脚本が実によく考えられている。ある種の誤解で人と猿が争うことになっていくその過程に、なんだかウルウルきてしまう自分がおりました。10年経って、エイプたちはコミュニケーション能力も発達し、木で作り上げた要塞みたいなものも作り上げて、まさに文明の夜明けのようなところまで進化しています。前作は、人間にも動物的なところがあるんだ、という内容でしたが、本作はエイプのほうも人間的なところがあるんだ、というような感じでしょうか。後半のロケット砲やら戦車やらのシーンは見応えありましたね~。エイプのCGもさらにリアルになったようで、見事と言うほかありません。私はシーザーの悩ましい表情にすっかり釘付けになってしまいました。ここまできたら、もうCGキャラにもアカデミー主演男優賞あげていいんじゃないかしら?いや、あげるとするならモーションキャプチャーで演技してる役者さんにあげることになるのか?とにかく、素晴らしい出来です。[ブルーレイ(字幕)] 8点(2015-02-07 23:21:46)(良:1票)

8.  ザ・ホスト 美しき侵略者 《ネタバレ》 すごく良かったですね~。とは言っても人を選ぶ内容ではありますが、僕には結構ドンピシャでした。「トワイライト~」シリーズの原作者によるものだそうですが、トワイライト~なんかよりこっちのほうが全然面白いですよ。宇宙人に侵略された地球人がこっそり暮らしてるという設定は目新しくないんだけど、自分の中に異星人が入って、一種の二重人格みたいなことになってるってのが斬新。そんで、それぞれ好きになる男ができて、不思議な三角、いや四角関係ができる。よくもまぁこんな独創的な設定を考えたもんだなと素直に感心しました。揺れ動く女心と男心をSFで見事に表現、といったところでしょうか。そんでまた宇宙人たちが弱いんですよね。みんな優しくてへなちょこ。それもまた新鮮。洞窟の中で広大な麦畑を作っているヴィジュアルや、ホストたちが乗ってる車やヘリの銀色具合など、ある意味では昔懐かしいSF映画のヴィジュアルセンスが呼び覚まされたような感じで、そういうのも自分にとっては惹かれるポイントでした。「あなたのいない宇宙は悲しすぎるわ」って台詞もぐっときましたね。[ブルーレイ(字幕)] 8点(2014-12-11 20:19:44)(良:1票)

9.  3時10分、決断のとき 《ネタバレ》 とてもいい作品でした。なによりも、ラッセル・クロウとクリスチャン・ベールお二方の素晴らしい熱演が見ものです。ここ最近では珍しい硬派な西部劇ですが、映像的にも製作陣の細かなこだわりが感じられて、終始緊張感をとぎらすことなく観る者を釘付けにします。ベンとダン、この二人は全く対照的な生き方をしていますが、「孤独」という点で共通しており、この二人でしか解りあえないものがあったのでしょう。偽善が嫌いなベンは、終盤になって心の底から誇りを大切にし、息子に誠実な生き様を見せようとしているダンの姿を見て、おそらくは彼が初めて出会った「偽善でない男」だったのでしょう。保安官ですら逃げ、市民も雇い人も全てが金にひれ伏す世の中、ただ一人、この男だけは偽善でなかった。ベンに芽生えたのは友情というより、共感や感銘の気持ちといったほうがいいかも。それはチャリー一派のような仕事仲間を超える、もっと崇高なもの。ただ、理屈としては解るのですが、あれだけ悪玉なベンがラストになって突如ダンに肩入れし、しかも仲間を全員銃殺して列車に乗り込むという展開に違和感を感じる人も多いはず。僕も、違和感がなかったと言えば嘘になります。この点は、言ってみればまさに「映画的」なのです。この二人は、現実的というよりも、ある意味ではこういう風に生きたい、こんな筋のある行動をしたいっていう、言わば理想のキャラなんです。ベンの行動もそうだけど、例えばダンだって、チャリー一派に建物の周りを取り囲まれているシーンで普通の人なら息子と一緒に逃げるでしょう。「逃げる勇気も必要だよね」とかなんとか言いながら。お金もらって逃げるのが普通なはずです。でも彼は息子に誇りある生き様を見せる道を選んだ。それってカッコいい。理想の男ですよ。なんというかこの二人は、映画的な嘘キャラなんだけど、その「映画的嘘」によって、「理想的真実」を具現化していると思うんです。だからこそ、この嘘に感動出来る。良作です。[DVD(字幕)] 8点(2012-06-23 01:13:25)

10.  猿の惑星:創世記(ジェネシス) 《ネタバレ》 正直あまり期待していなかったのですが、これがどっこい、凄く面白くて驚きましたよ。期待してなかったというのは、ティム・バートン版のやつがあまりぱっとしない焼き増しだったので、今回もまた中身のない代物になるのかなと思っていたのですが、とてもしっかりとしたドラマツルギーで、主役のお猿であるシーザーの痛烈な胸の内がひしひしと伝わってきました。そう、この作品の一番の見どころは、シーザーの表情なんですよね。彼の目は、とても理知的でありながら静かな悲しみ、切なさをたたえており、この目が雄弁に物語ってくる。もちろん、彼は100%CGなんだけど、そのフルCGのクリーチャーがここまで心情に訴えかけてくるんだから、驚愕せずにはいられない。映像技術の進歩を見せつけられたと同時に、制作者にとっては大きな挑戦であったでしょう。牢から脱し、橋の戦いへと続く一連のシーンは素晴らしいスペクタクルで迫力満点です。思えば、初代の「猿の惑星」は、人間と猿があべこべになった世界。人間が猿に首輪をつけられ、家畜のように扱われるその様が衝撃的であったのに対し、本作は猿が知的になり、ペットのように扱われることに対する不満からのレジスタンスということで、ある意味逆なんですよね。この設定が、いわば皮肉そのものであり、この知的なお猿さんたちは例えば自然のメタファーだったり、奴隷のメタファーだったりと色々な意味に捉えられて面白い。つまりは、「猿の視点」から人間を見て、その人間の愚かさというものを見せつけているわけですよね。唯一不満だった点は、あの薬の煙?を牢でバラまいて一晩で知能が芽生えるという。それはちょっと無理があるんじゃないかと。その点はマイナスだけど、映像技術への果敢な挑戦と、主人公とシーザーの切ない関係をベースにした面白いストーリー、両方とも見事に成功していて、娯楽作品としては文句無しの出来映えだと思います。[ブルーレイ(字幕)] 8点(2012-02-22 13:36:36)(良:1票)

11.  ザ・フライ 実にインパクトがあった。こっちの体までどうかしちゃいそうな恐怖感がある。この分野では金字塔でしょう。8点(2001-10-16 09:31:55)

12.  サイコ(1960) まず脚本、二転三転する内容は予想できませんでした。そしてあの音楽、あの音楽があるからこそ恐怖が引き立つ。ところで、この映画の主人公は一体だれなんでしょうか?あの女の人?あの男の人?妹?まあいいや。ヒッチコックはほんと、エンターテイメントの巨匠ですねぇ。8点(2001-10-11 07:25:28)

13.  ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー 《ネタバレ》 あのスーパーマリオをいったいどんな風にアニメ化するのか期待と不安両方入り混じる中観てみたのですが、 これは考えつく限り最良に近い形で映画にしたのでは?と思うほどの出来栄えでした。 いやもちろん中身はないのですけど、それぞれのキャラクターがしっかり活かされていて、 それだけで最後まで楽しく鑑賞させるという力技を披露しております。 マリオはもちろんのこと、弟のルイージの頼りないけど守ってあげたい感、 ピノキオの「可愛すぎまーす」ってのが可愛すぎますし、ピーチ姫は思っていたより アグレッシブで今風のキャラだなと感じました。 そして何より悪役のクッパが弾き語って熱い思いを吐露したり、 悪いやつなんだけど魅力的でとてもよかったです。 これなら続編展開も難なく作れるであろうことは容易に想像でき、最初の一作目としては申し分ないなと思います。[ブルーレイ(吹替)] 7点(2023-10-08 15:22:02)(良:2票) 《改行有》

14.  ザ・ウォーク 《ネタバレ》 3D映画というものの底力をいかんなく発揮できる題材ですね。さすがはロバート・ゼメキス。 クライマックスの綱渡りシーンはさすがの見せ場。 一度渡っておしまいなのではなく、警官を翻弄するかのように行ったり来たりを繰り返す。 それも心底穏やかな気持ちで楽しみながら。ごろんと寝っ転がった時はヒヤヒヤしましたよ〜。 人間ドラマもなかなか魅せてくれます。気難しいけど親身な師匠の存在とかグッときますし、 1メートルの高さでも震えるような高所恐怖症のフランス人が、よくもまぁあそこまでやってくれたなと(笑)。 そういう仲間の協力にもグッとくる。それでいて、あの彼女ですよ。 無事綱渡りの成功を見届けたら、今度は私が夢を追う番よって去っていく。 恋人としては終わっていても、最後まで彼を助けてくれてたその姿勢になんだかじんときます。 永遠のパスをもらったんだって、それで世界貿易センタービルのラストショットで終わるシーンが いろいろと考えさせられる。静かな感動の余韻に浸れる。[ブルーレイ(吹替)] 7点(2016-06-19 21:40:47)《改行有》

15.  サベージ・キラー 《ネタバレ》 内容をさらっと見て、「あ、男たちに酷いことされた女の子が復讐するっていう よくあるパターンのやつね」と思い、とりあえず借りて見てみたのですが、 これがね、予想外だったんですよ。耳の聞こえない主人公の女の子は、 笑顔の素敵な美人さん、ここ重要です。こういう役柄は美人でなきゃダメです。 そんでその美人さん、殺されそうになってる人を助けようとする正義感あふれる 子なわけですが、ひどい奴らに捕まってレイプされる。ここまでは 予想通りなんですが、彼女はナイフでひと刺しされ、砂漠に捨てられる。 あれれ?死んじゃった?ここからが予想外。先住民たちのまじないにより、 なんと蘇るわけです。でも体は腐乱死体のまま。男たちを一人また一人と 片付けていきながら、体がズタボロになってく。とれかかった腕に布巻きつけて つっつけたり、腹に砂入れたりなんかして、泣き叫びながらも復讐を 果たしていく。このキャラ設定に私はぐっときちゃいましたね。 こういうの、ありそうでなかったな~。そんで、彼氏に会いたい触りたい、 でもこんなひどい姿見せたくないからって身を引く。そしてラストなんて、 火をつけて燃やされるわけですよ。なんて切ないのよ。こんな B級スプラッター映画でまさか涙ぐんじゃうなんて思いもしませんでした(笑) 掘り出し物です。秀作です。数多の数あるB級ホラーの中に埋もれていくには あまりにももったいない作品でありました。シリーズ化希望。[DVD(字幕)] 7点(2015-02-23 20:28:31)(良:1票) 《改行有》

16.  ザ・カー 《ネタバレ》 無人の車が人を襲うという内容なので、またくだらないB級ホラーなんだろうなと思って観てみたのですが、いやいや全然くだらなくない、とっても真面目に作り上げられたシリアスホラーだなと感じましたよ。もちろん、車を運転してる悪魔だか悪霊の気持ちを考えると、おかしみを感じるのは事実なんですよ。ちょっと煽られたり馬鹿にされたら徹底してやっつけてやろうというもの凄い短気っぷり。気性荒くキレやすい悪魔さんなんだな~って思いました。いや、悪魔だから当然か、、、、?まぁそれはともかく、ホラー映画としてちゃんと怖さは出ていたと思うんですよね。おどろおどろしい音楽も良いですし、どこにいても、家の中にいても即殺されるという悪魔カーの無敵さが恐ろしい。そんでインディアンの警察官の人が「あの女性が言うには、運転手がいなかったそうです」って伝えたときの、なんとも言えない不気味さも好き。そしてなにより、一人、また一人と自分たちにとって大切な仲間や街の人、友人などが次々と死んでいき、絶望に打ち拉がれる警察官に凄く心撃たれる。アメリカ映画って、そういうのをさらっと流すのが普通だと思うんだけど、本作はそれが主軸になってるんですよね。それがなんだか、この作品の特異性といいますか、魅力だなって思うんです。悪魔だか悪霊がなぜ突然現れて人を襲うことになったのか、なぜ車なのか、そういうのは全く語られないんですけど、本作はむしろ語らなくていい、これでいいような気がします。基本的に、スピルバーグの激突とかジョーズと同じだと思うので、つまらんバックグラウンドを語られるよりは人間対車の対峙に絞って潔く見せてくれるほうがいい。その意味で成功している内容だと思います。[DVD(字幕)] 7点(2014-02-09 22:15:20)

17.  THE GREY 凍える太陽 《ネタバレ》 鑑賞していて、なによりもまず寒さがひしひしと伝わってくる作品でした。なんかもう、見てるこっちまで末端冷え症になりそうな勢い。そしてリーアム・ニーソンの素晴らしい演技。悲しみに打ち拉がれる男、狼と対峙する男、皆を諭す頼もしい男、表情の一つ一つで雄弁に物語る。ただ、冷静に考えてみると、結局オットウェイの判断は正しかったのか?っていうところがどうも疑問。結論としていえば、森の中が狼の巣窟だったのに、そこに行けば逃れるかもと言い出して先導してたのがオットウェイだし。狼の登場の仕方はかなりホラー的で、下手な化け物映画なんかよりもよっぽど怖いです。暗闇の中で目が光る画や、吹雪の中でぶわっと出てくる画、そして突然襲いかかる展開等々。マイナス点は、身体に即席紐括り付けて崖を飛び越える展開はちょっと無理があるような気がしたし、足が木に挟まって絶命しちゃうとか、順に一人ずつ死んでいくのも多少御都合主義に感じた。でも、エンターテイメントとしてみれば凄く面白かったです。生きるか死ぬかの瀬戸際で見せる、男達の行動。歩くのを諦め、この風景は俺のもんだ~って言いながら握手し別れるシーンが印象深かった。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2013-02-26 21:59:46)

18.  最高の人生の見つけ方(2007) 《ネタバレ》 堅実キャラで真面目なモーガン・フリーマンと、俺様キャラだけど憎めないジャック・ニコルソンのそれぞれの掛け合いが観ていて面白い。世界中、いろんなところを見て回ったけど、最終的には二人とも「家族」のもとに戻ったってところがミソですね。人間の幸せというのは、究極のところは人を求めまた求められているというその感覚だと思います。その障壁となっていたわだかまりが、この対照的な二人が出会い旅をすることによって乗り越えられた。ストレートだけど、いい映画だったと思います。[地上波(吹替)] 7点(2012-10-11 01:10:14)

19.  ザ・タウン 《ネタバレ》 なかなか良かったと思いますね。このお話はやっぱり、悪者の父のもとで生まれ、悪者の街に育った、いわば逃れられない宿命的な性質が主人公ダグにはあるわけで、それに加えて相棒に一命を救ってもらったという恩義があるわけですよね。そういう中で、愛する彼女と共に、足を洗って新しい地へ移住しようと考えるんだけど、結局はその身分故に彼女から拒絶され、第二の人生を歩みたいと考えた自分の自由さを宿命にがっちりと押さえつけられる。相棒に街を出て行くと言って喧嘩するシーンもそうだけど、この作品の中盤のこの展開がもの凄く切ない。銀行強盗を継いだとんでもない家系で、それ自体は一般人とはかなりかけ離れた宿命だけど、ダグが背負うこの切なさは、実は誰しもが一度は味わったことのあるものだと思うんです。自分の夢を思い描きながらも、不変不動の現実に押しつぶされる、というね。だからこそダグに感情移入するし、感情移入するからこそ、中盤のカーチェイスシーンや終盤のドンパチシーンは手に汗握る名場面に昇華される。ただのアクションシーンなら傍観するのみだけど、観客はダグに捕まってほしくない、彼の夢が実現してほしいと願っているわけだから。切ない余韻で終わるラストもなかなか好きです。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2011-07-26 20:15:51)(良:1票)

20.  ザ・ムーン 《ネタバレ》 個人的に、これは初めて見た映像だな~と思ったのは、万歳をしている日本の男性&水着女性の映像ですかね。もう40年も経つのに、いまだに月面を歩いたのはアポロ計画での12人だけ。何年経っても、その偉業の輝きは色あせませんね。アポロ計画の偉大さは、例えば科学的な面や、工学的な面も勿論のことですが、なによりも、人々の意識を大きく変えたという、思想的な面が一番大きいと思う。月から昇る地球の美しさ。そして月面に立てば、地球は自分の親指の中に隠れてしまう。我々の住むこの星のある意味でははかなく、そして愛おしい存在であることを皆が実感として持てたという、その一点に尽きるでしょう。それにしても、締めのコメントが捏造説に対する反論だというのは、なんというか、、、、、そういう連中のことは、ほっとけばいいのに、と思ってしまった。[DVD(字幕)] 7点(2009-07-22 18:04:58)

全部

Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS