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プロフィール
コメント数 2102
性別 男性
自己紹介 善人が苦労が報われて幸せになるハッピーエンドの映画、
悪人が出てこないゆる~い世界観の映画、
笑いあり、涙ありの人情喜劇が好きです。

2008年11月19日の初投稿から、早いもので10周年を迎えました。
この間、みんシネのおかげで出会ったいい映画もいっぱいありました。
管理人様、レビュワーの皆様、いつもお世話になっております。
これからもよろしくお願いいたします。
2018.11.19

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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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21.  サザン・コンフォート/ブラボー小隊 恐怖の脱出 未公開に終わっているウォルター・ヒル監督作。キャストも地味で派手さは無く、作品としても全体的に地味。 久々にピーター・コヨーテを見たなあ・・・。と思っていたらあっという間に殺されてしまいました。 戦争コメディのような軽いノリから作品はスタートしますが、それははじめだけ。 画面を通して伝わってくるかのような、どこまでも続く湿地帯、欝蒼とした森のジメジメ感。兵士たちの焦燥感。 姿の見えない敵から命を狙われ次々と命を落としていく小隊の恐怖を、 派手さは無いですが余計なものを削ぎ落としたような迫力ある演出で見せる。 ジョン・ブアマンの「脱出」を彷彿とさせる作品です。[CS・衛星(字幕)] 7点(2014-11-05 21:36:34)《改行有》

22.  ザ・ドライバー 序盤のカーチェイス。顔色一つ変えずにクルマを滑らせ警察の追跡をかわすライアン・オニール。 夜の街にクラクションとタイヤの音が響く。そしてクラッシュ。 繰り広げられる熱いカーチェイスの中、1人クールなライアン・オニールがカッコイイ。 以降は終盤まで派手なカーアクションを抑え気味ですが、 中盤も熱いブルース・ダーンとクールなライアン・オニールが心理戦の火花を散らす。 そして美しいイザベル・アジャーニの存在が効いています。 1つ1つの台詞が短い。誰もベラベラ喋らない。ほとんど音楽も使われず、登場人物には名前さえ無い。 熱くもありそれでいてクール。独特の世界観もまたカッコいい作品。[DVD(字幕)] 7点(2014-10-05 01:25:35)《改行有》

23.  猿の惑星:新世紀(ライジング) 《ネタバレ》 前作を凌駕するパワーに圧倒される作品です。 作品そのもののパワーもさることながら、シーザーの醸し出す迫力や凄味は見事の一言。 そして前作以上に考えさせられることが多い作品でした。 発電所の復旧のくだりでは猿と人間の共存が実現するのかと思いきや、終盤は思わぬ展開に。 敵対する猿と人間、猿同士、人間同士。様々な対立軸が存在する一方で芽生える猿と人間の友情。 前作でシーザーが幼少期を過ごした、今では朽ち果ててしまった家が登場します。 シーザーにとってはかつてのこの家の主人に続き、人間との間に芽生えた2度目の友情に胸が熱くなった。 様々な局面で展開を左右するアイテムとして登場する銃。 銃で殺し合う猿と人間。そして猿が猿を銃で殺害しようとするシーンは衝撃的。 その一方で銃に頼ろうとしないシーザーの姿からは、彼の真の強さを感じました。 この先猿と人間は共存の道を進むのか、それとも対立はさらにエスカレートしていくのかは分かりません。 出来れば対立の果てに共存の道を模索する両者の姿が見られるような、本作の更なる続きが見たいと思います。[映画館(字幕)] 9点(2014-09-24 22:07:03)(良:1票) 《改行有》

24.  サンキュー・スモーキング 僕は現在、禁煙を始めて2か月ほどになります。勿論そんな簡単にやめられるものではなく、まだまだタバコ吸いたいんですけど、禁煙外来でお医者さんと一緒に禁煙頑張ってます。 そんな僕がタバコをテーマにした映画を見るとどうなるんだろうか?というお試しのような感じで見ました。タバコというものに関しては拍子抜けというか、本作を見てタバコを吸いたくもならなかったけど、別にタバコが嫌いになるように仕向けるような映画でもない。現に禁煙推進派の登場人物も結構おもしろ可笑しく描かれている。コミカルさとシリアスなテーマのバランスも良く、アメリカそのものを含め色んな意味で皮肉が効いた映画ですね。 そして1人の男の生きザマを見せる映画としても。ジェイソン・ライトマンの監督作では「マイレージ・マイライフ」でジョージ・クルーニーが演じた男を思い出しました。ライトマンの映画はどれも見やすさのある作風ですが、そんな中にも主人公の生き方については色々考えさせられます。[DVD(字幕)] 6点(2014-04-26 21:09:56)《改行有》

25.  3人の逃亡者 《ネタバレ》 やっぱりフランシス・ヴェベールのコメディは楽しいです。本作は同監督作では「ルビー&カンタン」と同じく、タイプがまるで異なる凸凹コンビの2人の男がひょんなことから行動を共にすることになる様を追うバディムービーにプラスして、もう1人挿入されている娘の存在がいいですね。そして本作は楽しくて、切ない。初めは銀行強盗犯に巻き込まれてしまった元銀行強盗犯であるニック・ノルティ演じる男が切なく、次に事情が明らかになったマーティン・ショート演じる真犯人に切なくなり、そして娘の登場です。オリジナルではドパルデューが演じた男がニック・ノルティ。体型もかぶるし、ブチ切れたいところを必死で押さえている彼の演技が可笑しい。頼りない真犯人をコミカルに演じたマーティン・ショートも持ち味十分の役どころです。ラストは一旦しんみりとさせておいて、更に追手が迫って来たと思わせたところでそういうオチできましたか!元々の設定を活かしきった楽しいラストシーンでした。いつかオリジナルも見てみたいです。[DVD(字幕)] 8点(2013-12-27 22:38:20)

26.  3人のゴースト 《ネタバレ》 やっぱり「クリスマス・キャロル」っていいお話ですね。「クリスマス・キャロル」を現代のアメリカで再現した作品ですが、今のこんな世の中だからこそ、この話がはまるのかもしれません。 スクルージ役がビル・マーレイなんて、誰が考えたのだろう?でも、ドタバタはもう少し抑えた方が良かったとは思いますが作品もコメディにしていることだし、ビルの芸風もうまく活かされていたので彼が演じて正解だったのかな。カレン・アレンの醸し出す普通っぽい雰囲気も本作にとてもよく似合っていました。 ラストのビル・マーレイの演説とハッピーエンディング、それに続くエンドロールの歌がいいんです。最後は「クリスマス・キャロル」がベースになっているストーリー以外の部分でもクリスマス映画らしい良さを十分に感じさせてくれました。[CS・衛星(字幕)] 7点(2013-12-10 21:11:21)(良:1票) 《改行有》

27.  31年目の夫婦げんか 《ネタバレ》 結構笑わせてもらいました。今日は1000円の日なのでお客さんが一杯。かなり笑いがおきていましたよ。 でも話の内容自体は結構難しいテーマだったりします。これはもう、結婚31年目のセックスレス夫婦を演じるトミー・リー&メリル夫妻が素晴らしすぎますよ。特にトミーリーさん!終始仏頂面、痛いところをつかれてしかめっ面で沈黙してしまったり…。ちょっとした表情の変化や動作、絶妙の間の取り方で笑わせてくれます。 メリルは前作では女優魂に火がついたような鉄の女ぶりを見せてくれましたが、基本的に近年はコメディ路線で同世代の色んな女性を実に大らかに楽しそうに演じている。本作にもそんな肩の力を抜いた楽しそうなメリルがいます。 この2人がカウンセラー(スティーブ・カレル)からカウンセリングを受けながら夫婦の絆を取り戻そうとあれこれ奮闘する(その大部分がH系です!)姿を描く。先にも書いたように2人の演技のおかげでほのぼのと楽しく見ることができる映画ではありますが、ちょっと2人の姿がちょっと痛々しくもある作品でした。 カウンセラー役の動かし方次第ではもっと面白くなったと思います。それだけにスティーブ・カレルの使い方が勿体なかったですね。この邦題もちょっと違うのではないかと思います。[映画館(字幕)] 5点(2013-08-01 22:20:36)(良:1票) 《改行有》

28.  ザ・ファン 後半の失業以降は完全にイカれた男を演じているので、デ・ニーロの十八番、イカれた男の演技には彼ならではの不気味さがあるのですが、デ・ニーロ演じる男が営業マンである前半もデ・ニーロの見せ場ですね。あの営業マンぶり、あの父親であり元夫ぶり、あのスタジアムで野球を見るファンぶり。まだ一応普通の人で、なんてことはないのだが、言いようの無い不気味さを醸し出す。ストーリーが本格的に動き出すのは失業以降になるのですが、デ・ニーロ演じる男が壊れていくのと平行してストーリーも壊れていくのが何とも残念。ですが、やはりデ・ニーロはこういう役を演じると流石の不気味さを出しますね。 [映画館(字幕)] 6点(2012-01-05 18:06:10)《改行有》

29.  サンバーン タイトル「サンバーン」の通り暑い太陽の日差しが降り注ぐアカプルコを舞台にしたラブコメ・サスペンス。お世辞にもサスペンスとしてはテンポがいいとは言えないし、それなりにコメディタッチでもあるけど、こちらの方も今一つ。 しかし、憎めないものがある作品です。それはもうファラ・フォーセットの魅力に尽きると思います。可愛くて、セクシーな衣装の着せ替えもいい感じです。 ファラの役どころはちょっと天然系のキャラでしたが、ここをもうちょっと強調しても良かったのでは。相手役のチャールズ・グローディンは誰かに(時には犬とかにも)振り回されるマジメ人間をコミカルに演じさせると、とても上手い人だけにもっと天然キャラのファラに振り回されているグローディンが見たかったですね。[CS・衛星(字幕)] 6点(2011-12-13 21:11:03)《改行有》

30.  13デイズ 第3次世界大戦を回避すべくたたかった男たちのドラマです。戦闘機や海上のシーンはかなり限定され、大統領とその弟と側近達が室内で繰り広げるディスカッションが作品のかなりの部分を占めますが、これがなかなかの緊迫感にあふれ、重厚感のあるポリティカル・サスペンスとなっています。対ソ連にとどまらず、軍部やマスコミ、アメリカ国内、世界に対する情報戦なども見応え十分でした。2時間を軽く越える長尺ですが、無駄が感じられずその長さも全く気になりませんでした。[DVD(字幕)] 8点(2011-11-03 20:13:14)

31.  猿の惑星:創世記(ジェネシス) 旧シリーズを全て見ている者にとっては「シーザー」という名前から感慨深いものがありますね。シリーズ第1作では、東西冷戦の時代背景を見事にとらえた人類への警鐘、メッセージを見る者に伝えるラストでした。 第1作から時は流れ、やはり本作も今を生きる人類への警鐘というシリアスさとエンターテイメント性を見事に両立させながら、旧シリーズとリンクしていくストーリーが非常によく考えられた作品となっています。躍動感あふれる猿をとらえるカメラワークも見事です。 対策がお粗末で人間側が弱すぎだったものの、橋の形状やサンフランシスコ名物の霧が巧く活かされた最後の橋の決戦も見応えがありました。[映画館(字幕)] 8点(2011-10-20 18:20:28)《改行有》

32.  ザ・ロイヤル・テネンバウムズ 《ネタバレ》 章立ての構成と、序章で描かれる驚異の天才家族という設定があまり生きていなかったとは思うし、ここでの平均点も高くないですがこの作品、僕は好きです。 主人公ロイヤルを演じたジーン・ハックマンの巧さが際立ちますが、脇を固める豪華な顔触れも見事に活きています。妻と3人の子供たち、一家の周辺に登場する人物に至るまで非常に上手く作品の中で機能しています。 淡々と登場人物それぞれの日常の中のエピソードを積み重ねていくだけなのですが、考えてみればそんな日常の積み重ねが人生というものか。そこに多くの主要登場人物を見事に噛みあわせて、人生の中にある泣き笑いを軽妙に見せてくれた作品でした。 ダメ親父ロイヤルが家族それぞれが自らの抱える事情を乗り越えられずにいる現状を前に、自らの抱えている事情を乗り越えてみせ、妻に離婚届を差し出し「おめでとう」と再婚を祝福して以降長男と和解を果たし、ラストまでの展開にはしんみりとさせらます。 さらに本作は音楽の使い方が素晴らしく、特にマーゴのこれまでの人生を調べさせた報告書の内容を軽快な音楽に載せて一気に見せるくだりなど、要所要所で挿入される音楽が実に効果的に機能していました。[DVD(字幕)] 8点(2011-07-26 22:53:40)《改行有》

33.  サボテンの花 ウォルター・マッソーが主演で脚本がI.A.L、確かにビリー・ワイルダー・タッチの非常に良くできたコメディでした。さて、ジャック・レモンはどのタイミングで登場するんだ?という感じでした。 1つの小さな嘘がとんでもない方向に展開し、色々な人物が出入りしますが相関図がとても単純で分かりやすい。特に2度挿入されるバーでの複雑な事情が絡み合った人間関係の見せ方なんて凄く面白いですよ。最後はやはりあの2人がああなり、その2人がそうなりましたか、という分かりやすい結末ですが、何とも素敵なハッピーエンドでした。 見る前はミスキャストなんじゃないか?と思えたイングリッド・バーグマン。しかし彼女の演じたちょっとお堅く生真面目な女性像が作品にいい面白さと人間関係に程よい緊張感をもたらせていたし、もう一人の女性、何一つ悪気は無いんだけど、真面目に話を複雑にしていくゴールディ・ホーンの存在もまたどんどん話を面白い方向に発展させていく。ゴールディに関して言うと、色々と彼女の映画を見た後に本作を見ると別人のようですね。僕にとってはもう少し後になってからのゴールディの方が可愛らしく見えるんですよね。[DVD(字幕)] 8点(2011-05-04 20:59:18)(良:3票) 《改行有》

34.  サブウェイ・パニック くしゃみと「お大事に」をそういう風に持ってきましたか・・・。巧いですね。ラストのウォルター・マッソーが見せるどや顔も最高でした。1分、いや秒単位を争う緊迫感、その一方で、犯人との交渉役がマッソーではなく、クールな印象を与える俳優でもそれなりの作品になっていたかもしれませんがマッソーお得意の、のんびりしたおとぼけ感が本作のいい味なっています。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-05-01 17:35:59)《改行有》

35.  SOMEWHERE 《ネタバレ》 俳優として成功し、金と名声を得てフェラーリを乗り回し、高級ホテルのスイートで豪華ではあるが享楽に溺れ堕落した日々を送る主人公の男が別居中の妻の元で暮らす娘をしばらくの間預かることになる。娘と共に生活するうちにもっと大切な何かに気付くという、ハリウッドの成功者を冷静な目で見つめた作品。 前半は享楽に溺れるこの男の派手な日々を見せる。中盤以降は娘と共に生活する静かな日々を、退屈なほどに実に淡々と綴っていく。そこには大したストーリーすら存在しませんがこの男が娘との日々で得たものが伝わってきます。娘をキャンプに送り届け、一人ぽっちになる。自分がいかに孤独であったかを思い知り、別れた妻に電話をかける。スイートを引き払い、何も無い荒野でフェラーリを乗り捨てて一人歩き出す所で実にあっけなくエンディングとなりますが、これは今までの自分を脱ぎ捨て、新たな人生を歩き出そうとしていたと思いたいラストでした。 娘役はエル・ファニング。日本で言うとまだ小学生ですが、とてもそうは見えない大人びた表情も、父と遊ぶときの無邪気な表情も、淋しさを父にぶつける表情もとても良かったです。監督はソフィア・コッポラ。父は言うまでも無く巨匠フランシス。ハリウッドの成功者を父に持つという点でエルが演じた娘と共通するのが興味深い。本作の父の描き方はさておき、自身が子どもの頃に感じた思いが投影された作品なのでしょうか。[映画館(字幕)] 7点(2011-04-05 21:01:20)(良:1票) 《改行有》

36.  ザ・ファイター 《ネタバレ》 これは実在する元チャンピオンのボクサーを主人公としたボクシング映画ではあるのですが、同時に兄弟愛、家族愛のドラマとしても心に残る映画でした。 無口で真面目な主人公のミッキーに対し、ジャンキーの兄貴と試合のプロモートに口を出し、息子のボクシングに介入しまくる母が、前半はミッキーにとって邪魔な存在にしか見えない。その見事にアクが強い演技を披露したクリスチャン・ベールとメリッサ・レオの2人の助演賞コンビはやはり良かったです。特に途中からはボクサーの弟のサクセスストーリーよりも、このイカれた兄貴がどうなっていくのか、そちらの方が気になってしまうほどベールの本作における存在感が際立っていました。 一方ノミネート止まりでしたが、ミッキーの恋人を演じたエイミー・アダムスも良かった。本作のような気が強く逞しさが前面に出るこんな役の彼女は初めて見ましたが、今後もっと色んな役の彼女を見てみたいです。 兄と母だけでなく、いっぱいいたミッキーのお姉ちゃん達も弟の恋人にアバズレだ何だとイチャモンを付けまくる。しかし、それでもこの家族は互いを応援し合ってるんですね。ミッキーのことを応援するのは勿論なんですが、兄貴がムショから戻ってきた時にジムで家族総出で手作りのお帰り!のボードとケーキであたたかく歓迎する。存在感は薄かったですがお父さんもちゃんとその場に一緒にいる。その直後に兄貴は悪友の溜り場に別れを告げる。ミッキーも魅力的なベガスからの誘いを蹴って小さな町ローウェルに残り家族と共にチャンプを目指す決心をする。ミッキーのボクサー人生を通して描かれる兄弟、家族の絆の物語が心に残る作品でした。[映画館(字幕)] 7点(2011-03-29 19:22:40)《改行有》

37.  サンキュー、ボーイズ まだ大人になる前に母親になってしまった女の子ビバリーの奮闘の半生を描いた作品です。ペニー・マーシャルらしいあたたかみのある人間ドラマでした。家族の物語だけでなく、同じ境遇の親友との素敵な友情の物語でもありました。終盤までは親に振り回される息子ジェイソンが不憫で仕方がなかったですが、終盤のレイから息子ジェイソンへの最後の教え、ビバリーとジェイソンの別れ際の会話、そして迎えに来た父とビバリーが鼻歌を歌う車中のラストシーンと続く展開は気持ちよく感動させてもらいました。 [DVD(吹替)] 6点(2011-03-04 22:43:22)(良:1票) 《改行有》

38.  ザ・ロック エド・ハリスとショーン・コネリーはさすがにどんな映画でもシブく決めてくれますねえ。ただ、2時間超えの作品ですが無駄も多かったように思います。特にショーン・コネリー登場からアルカトラズ潜入までが長く、シスコの街での豪快なカーチェイスの間は肝心のアルカトラズで起こっていることを忘れそうでしたよ。終盤は本作の2枚看板の2人がせっかく同じ側になるのだから、もう少しこの2人が一緒のシーンを見たかったなあ・・・。人質はほとんど無視状態でしたが、この人質の使い方次第でもっと緊迫感が出たのでは。弱そうな化学屋さんのニコラス・ケイジの驚異的な武運の強さが何か面白かった。この人はこんな感じがいいのかな。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-01-10 00:10:13)《改行有》

39.  ザ・ペーパー 登場人物も、そのそれぞれのエピソードもこれだけの内容を詰め込みながらも登場人物にも、エピソードにも展開にもムダが無い見事な映画です。 三流新聞社のジャーナリスト、その家族、関係者の人間ドラマを熱く描いた群像劇ですが、話の伏線の張り方やテンポの良さが素晴らしく、熱いだけじゃなくウィットに富んだ台詞の数々も楽しかったです。 仕事へのプライドも家族を思う気持ちも、最後にはそれぞれのドラマが上手くまとまって鑑賞後の気分も爽快な作品です。流石、ロン・ハワード監督の映画ですね。親が子を思う思いにあふれたロバート・デュバルのあのシーンを最後に持ってくるあたりには余裕すら感じられました。非常に中身の濃い110分でした。 [DVD(字幕)] 9点(2010-10-31 23:05:25)(良:1票) 《改行有》

40.  ザ・プレイヤー 《ネタバレ》 ハリウッドに迎合しようとしなかった孤高の人、アルトマン監督ならではのハリウッドへの強烈な皮肉が込められた、いわゆるハリウッド内幕モノです。 ティム・ロビンス演じる映画への愛を感じないハリウッドの映画会社の重役が主人公。これが映画の主人公として見事に感情移入出来ない人物。ですがアルトマンが自分とは距離がある世界(ハリウッド)とその世界の住人を皮肉たっぷりに描いた映画だからそれも当然か。 このアルトマン節はラストまで衰えることは無い。安い結末の一本の映画が完成し、「リアリティはどこへ行ったの?」と異を唱える社員がいとも簡単にクビになる。そしてティム演じる主人公も簡単に犯した罪から逃げ切り、謎の男(一体誰だったの?)から事件の真相を買って殺した男の女と結ばれるという、全てカネで解決というこれまた実に都合のいいハッピーエンドを敢えて用意した。これら全てがハリウッドへの皮肉に感じられてとても面白かったです。 超豪華な総勢60名を超えるというカメオ出演も、随所に登場する、様々な登場人物が語る俳優評、映画評も映画好きにはたまらない楽しさがありました。 [DVD(字幕)] 8点(2010-09-24 22:47:46)《改行有》

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