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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. ザ・ギフト 《ネタバレ》 サイモンみたいな人、たまにいますよね。平気で隠し事をしたり、人を貶めたり、それを空気を吸う感覚で行う人。ずる賢く世渡り上手だったりするから質が悪い。 妻のロビンは、一見健康そうに見えるけど、実は精神が不安定。これは、日々サイモンの近くにいることで、じわじわと毒素を受け続け、結果として精神病を患ってしまったのだろう。夫のサイモンが原因とは気付かずに。でも終盤は、きっとロビンはその原因がサイモンだったことに気付いたはず。だからサイモンとは縁を切りたくなった。 観ていて気になった事。ゴードは、サイモンと再会した瞬間から、復讐しようと思っていたのだろうか?私はそうは思わない。きっと最初は様子を見ようと思ったのではないだろうか。サイモンからの過去の謝罪があるかもしれないと、もしかしたら期待があったんじゃないだろうか。そのきっかけ作りのために、頻繁にプレゼントを送ったりして接点を作ろうとしたのでは。ゴードは、きっとサイモンから謝罪があったら、その後の自分の人生が変わるんじゃないかと、救われるんじゃないかと、そんな期待があったのかもしれないと思う。だが違った。だからゴードは、平然と嘘を付き、不法侵入、盗撮盗聴、薬物混入など、いっぱしの犯罪者としての行動をすることに至ったんだろう。[インターネット(字幕)] 8点(2018-05-24 21:22:03)《改行有》 2. サプライズ(2011) 《ネタバレ》 スタイリッシュなホラー。目新しいことは特に無いけど、痛快で飽きずに楽しめる。終わり方も慈悲少なめで好きです。 あまり詳しくない人に「オススメのホラーある?」って聞かれたら、これオススメできる。[インターネット(字幕)] 8点(2018-05-23 23:07:13)《改行有》 3. 猿の惑星:創世記(ジェネシス) 《ネタバレ》 人間の醜さ。欲に目を奪われて、悲惨な末路を辿る人間達。長生きしたくてしたくて、その欲を満たそうとする余り、逆に絶滅の道へと進んでしまう。哀れだ。それとは逆に、チンパンジーはピュア。嘘は付かないし、自分に正直。協調性が強く、判断力、身体能力も高い。これに知性がプラスされたら、人間は到底叶わない。ウィルは作中では一番のチンパンジー想いだ。一見、ウィルは良い奴っぽい。でも、やってることは神に反してる。神=自然の摂理って言い換えることもできるので、やってることは自然の摂理に反してるとも言える。捉え方を変えると、チンパンジーに対しても反してることに繋がる。チンパンジーのシーザーは、知性が高まるにつれてそれを感覚で理解したんだろうな。だから、最後にウィルの元へは帰らなかった。神に反する人間達とは、「家族」として一緒に暮らせないと、チンパンジー側からご遠慮願ったわけだ。そうさせたのは、言うまでもなく、人間が醜すぎるから。[映画館(字幕)] 6点(2011-10-07 23:57:56) 4. サンクタム 《ネタバレ》 洞窟好きの父親は、今まで自然の怖さを嫌というほど体験したんだろう。父親は普通の人が持っている思考を超越して、「自然そのもの」と一体化しているように見えた。なぜそう見えたかというと、「自然」も「父親」も、人間の感情には全く無慈悲。普通の人から見たら、父親は変人にしか見えない。その代わり、極限状態での状況判断では、感情を抑えて論理的思考を表面に出せる。並大抵ではない。戦争ドラマでもよくあるシチュエーションだ。足手まといになるからといって、助かる術が無い仲間を次々と殺めるのは、倫理的にどうなのか、正直分からない。でも1つだけ言えることは、最後に息子だけ助かったという結果は、この状況下では最上級のハッピーエンドだったのではなかろうか。[映画館(字幕)] 8点(2011-09-16 20:50:05)(良:1票) 5. サイダーハウス・ルール 《ネタバレ》 昨今、やれ省エネだ節約だとか、至る所で規則や禁止事項が多く、効率化・マニュアルというものに縛られ、本当に大切な事を見落としがちになっている気がしてならないです。余裕を持てる心というか、バランス感覚がおかしくなっている気がします。以前ニュースで、妊婦が病院をたらい回しにされて亡くなったという記事を見たことがありますが、そのニュースを聞き、憤りを感じる半面、様々な規約に縛られているが故に、正常な判断ができなくなっていて仕方が無かったんだろう、と思ってしまいました。ホーマーの親代わりだったラーチ医師は、医師免許を改ざんしてでも、ホーマーへの愛、そして孤児たちへの愛を優先しています。もちろん、多数の人間が生活していくために、はたまたそれが集団~村~国へと大きくなるにつれ、決め事は無くてはならないもので、重要・必須です。・・・考えれば考える程、とても難しいテーマを題材にした映画だなと思い、感嘆しました。非の無い人間なんて居ない、だけど、非の分よりたくさん、人間らしさをもっていれば、いいんじゃないでしょうか。 自分もそうあっていきたいな、と思います。[DVD(字幕)] 9点(2010-02-07 16:29:23)(良:1票) 6. 猿の惑星 《ネタバレ》 SF作品としてはチープな作りで、B級の匂いが充満していて、今見ると色褪せて見えます。日本人から猿を連想して作られたという本作は、人類の悲劇的な顛末を描き、人類への警鐘、揶揄、皮肉(日本人への?)などが詰まっています。猿たちは、同じ過ちを繰り返さないよう、自分達の進化を止めさせようとしています。進化しすぎると、また破滅の道へ進むから。頭の固い議員たちの一方的な法廷を見ていると、かなりの独裁政治であることが窺えます。でもそれが安泰への条件であるならば、仕方無いのかなと思ってしまいます。[DVD(字幕)] 5点(2009-06-17 17:21:27)(良:1票) 7. サイコ(1960) 《ネタバレ》 初めてヒッチコックの映画を見ました。シュールで淡々としてるけど、スタイリッシュな部分を感じました。好みな雰囲気です。シャワーヘッドのアップ、排水溝のアップ、眼球のアップなど、執拗なアップ画面が何とも言えない怖さをかき立てています。トリックは途中で気が付いてしまったけど、全体を通して面白かったです。[DVD(字幕)] 6点(2009-05-13 00:05:33) 8. 最高の人生の見つけ方(2007) 《ネタバレ》 2大俳優のオーラで成立している映画。相変わらずジャック・ニコルソンは凄いです。ストーリーは、綺麗にまとまり過ぎている感じがします。前向きなのか人生を放棄しているのか良く分かりません。でもこの2人が楽しそうにしている光景は、微笑ましかったです。ただし、泣ける鉄板な題材なのに泣けなかったのは、何でだろう・・・。[DVD(字幕)] 5点(2008-10-03 23:43:03) 9. ザ・ロック とにかく音楽が耳障り。映像に十分躍動感があるので、そこまで躍動感ある音楽流す必要無いです。ストーリーは多少強引だけど、ロックに潜入してからはスリル満点で楽しめました。ニコラス・ケイジのプラトーンスタイルも様になってたし。ショーン・コネリーには、もう少し影の部分の魅力が欲しかった。6点(2004-06-18 23:15:41) 10. サウンド・オブ・ミュージック 聞き覚えのあるメロディの数々が、ミュージカル映画というとっつき難いジャンルに親近感、安心感をもたらしてくれます。あと、映画全体に漂う清々しさや前向きさ、ちょっとした笑いをもたらす仕草、ただっ広い草原のカットには、癒しの要素があります。無論癒されました。8点(2004-04-09 01:06:10) 11. ザ・ビーチ(2000) ニューオーダーとオービタルが好きでサントラは持ってたけど映画は未見でした。実際見てみると、、、やっぱりトレインスポッティングの監督ってことで期待してみてしまうので、つまらなさが露呈しちゃってる感じがした。だって全ての展開があまりに強引過ぎでしょ・・・。うまい話にはリスクが伴うっていう、そ、それだけ???3点(2003-10-05 18:17:44)
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