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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. 三銃士(1973) 《ネタバレ》 実質ダルタニアンが主役とはいえ、三銃士がこれでもかと言うほど目立たない。活躍の場など殆どない。彼等が国の中でどういう位置づけなのかもさっぱり。庶民から食べ物を盗んだりしているし、ただのならず者集団に見える。肝心の強さもあまり際立ったものを感じさせない。戦闘も地味。ストーリーも面白くない。主役のダルタニアンも性格が悪く、妙に女好き。何でこんなに生意気なんだろう。それならそれで出来の悪い血気ばかりの若造ダルタニアンを温かく見守り導く三銃士という構図ぐらい欲しい。作りはアクションコメディという感じだが、アクションも今見ればさっぱりだし、笑いどころも笑えない。これを笑うには時代が違いすぎる。製作はイギリスだが、どこかつまらないフランスコメディを思い出してしまいます。[DVD(字幕)] 2点(2008-01-29 20:17:38) 2. 34丁目の奇跡(1994) 《ネタバレ》 基本の流れもエピソードは47年版と一緒でも、当然ながら細部のアレンジがかなり違う。例の子供の要求は家と新しい父親と弟と何故かパワーアップ。強欲ぶりに拍車が掛かりました。判決理由もなんかややっこしい。この部分の吹き替えの方も聞いてみたけど、字幕以上にややっこしい説明のような気がした。子供向けとしてこれはどうなんでしょう。他もあれこれ変わっていて、どうもそれらが改悪に感じられて仕方がない。ライバル社同士が手を組んだりする展開や、最後の杖の演出もないのは寂しい限り。悪くはないけど、47年版に比べると相当落ちると言わざるを得ない。あちらよりも優れているのは母親の心理変化の描き方ぐらいか。[DVD(字幕)] 5点(2008-01-14 18:22:51) 3. 三十四丁目の奇蹟(1947) 《ネタバレ》 クリスマスのキャンペーンのサンタに本物のサンタがなってしまうという実にシンプルな発想からの映画。自分がサンタだと言う男を変人と考える人と受け入れる人、様々な人間模様が展開します。実害がないのにもかかわらず施設に入れようとするのはなんとなくアメリカ的だなぁと。夢のある内容でも、個々のエピソードが意外に現実的なのが面白い。ただ気になるのが事情はあるにしろサンタが杖でゴツンと人を殴るのはどうだなんだろう。そして少女のプレゼントに庭付きの家を選ぶセンス。少女とはいえ強欲すぎやしないか。オランダ語しか喋れない子供の「(養女にしてくれる)この優しい人とずっと一緒にいられれば何もいらない」というのとは対照的。話が出来ないと思っていた保護者の前でサンタが流暢にオランダ語で話すシーンは良いシーンでした。あと、母親に思いをよせる弁護士の男も何故あんな現実的すぎる女をそんなに好きなのかが根拠不足。サンタの為に事務所をクビになっても平気な顔をしているほどの奉仕精神に富んだ男なので、現実的過ぎる女を放っておけなかったということなんでしょうかね。母親の変質も結構稚拙ではあります。裁判の決着の仕方は現実的とも言えるけど、全国の子供達の夢がサンタを救ったとも言え、あれで良かったんだと思います。そんな訳でやや気になる点はあるものの、名作と名高い作品だけあって確かに魅力的で良い映画。サンタ役の方はベストマッチでした。[DVD(字幕)] 7点(2008-01-14 17:59:51) 4. 最後の猿の惑星 シーザーの代で既に猿が皆喋るようになっているんですね。もうなんでもありですわ。内容も殆ど惰性で作られたとしか思えない程度。海外作品でこれだけ毎年作られた続編というのも珍しい。[CS・衛星(字幕)] 1点(2007-11-29 18:34:20) 5. 猿の惑星・征服 《ネタバレ》 謂わば前作で語られた歴史の映像化だけど、ペットにされてたった8年で猿が奴隷化してるって、早いなぁ。早すぎるよなぁ。猿、急激に知能向上しすぎだよなぁ。お馬鹿映画ですな。ここまで荒唐無稽ならその手のマニアの心はくすぐるかもね。最後のシーザーの演説は殆ど本編の内容などそっちのけで人間叩いてるだけでしたね。[CS・衛星(字幕)] 1点(2007-11-29 18:21:37) 6. 猿の惑星 真面目に観ればつっ込みどころは多いものの、人間と猿の立場を逆転させるというアイディアだけで十分意義のある映画。特殊メイクはかなり頑張っていて、後続作よりも寧ろ今作の方が出来が良いような気がする。[CS・衛星(字幕)] 6点(2007-11-29 17:38:19) 7. サーカスの世界 《ネタバレ》 駅馬車強盗ショーなどで馬がガンガンサーカス小屋を駆け回るわ、銃まで撃つわでなんだか凄い。実際こんなショーがあったのかどうか判らないけど、迫力満点でこれだけで結構満足。他のサーカスの芸も意外にしっかり楽しめるし、サーカスと映画で二度楽しめると思えばお徳かも。しかしストーリーはそれ程面白味はなく、終盤などはグダグダ。少なくとも、あんなうやむやな解決の仕方はさすがにいい加減すぎます。みんな良い人で終わらせようという強引さも相まって、長尺使いながらとても残念な着地でした。娘役の方の声がやけにハスキーで役柄に合わないような気がする。母親役がリタ・ヘイワースだったとは観終わるまで気付かなかった。[CS・衛星(字幕)] 5点(2007-11-14 20:40:16) 8. ザ・インタープリター 《ネタバレ》 ちょっと判り難いサスペンス。かつては国の希望だった男が大統領になって以降は変質してしまい、周囲の失望を生んでいく悲しさが背景にあるようだが、革命家の描かれ方が弱かったりで、その辺の理解が進まずぼんやりとしている。大した根拠も無いのに端からヒロインの話に強い疑いを持つ男には、かなりしらけさせられた。恋愛要素を漂わせるのもいらんですなぁ。サスペンスだけに徹せないもんでしょうか。作品は微妙ながら、ニコール・キッドマンは今まで見た中で一番綺麗でした。[映画館(字幕)] 5点(2007-03-18 18:43:34) 9. 三銃士(1993) 定番というか王道というか、この手のもののポイントは過不足なくおさえてある。娯楽作として十分水準は満たしている良作だとは思う。でも手堅すぎるのか、まとまりすぎているのか、あまり魅力を感じない映画。[DVD(字幕)] 6点(2007-01-07 20:30:46) 10. サンタクローズ 《ネタバレ》 心ならずもサンタにされて、身も心もサンタに乗っ取られていくってのはどうなんでしょう。外部から心を動かされて、自分からサンタに目覚めていくべきかと。「これが僕の天職」などと言われても、あそこまで心を乗っ取られた後ではね。[CS・衛星(字幕)] 4点(2006-12-18 22:22:28)(良:1票) 11. サウンド・オブ・サンダー 良い題材を料理しきれない典型。この手のものは予告編だけみると面白そうに見えることが多いからタチが悪い。CGは出来もしょぼけりゃ、合成も笑ってしまうほどしょぼいですな。とても最近の映画とは思えない。[DVD(字幕)] 2点(2006-10-21 21:20:07) 12. サハラ 死の砂漠を脱出せよ いきあたりばったりでご都合主義満載の締まらないアドベンチャー。[CS・衛星(字幕)] 2点(2006-09-02 14:10:11) 13. さよならをもう一度 《ネタバレ》 女癖の悪い中年男と適当でやる気のない若造。どっちとくっついたって幸せになれるわけはなく、救いのある映画ではありません。ラストシーンは印象的且つ、象徴的。でも、それ以上にイブ・モンタンのスケベ顔が脳裏に焼き付いて離れない。[CS・衛星(字幕)] 5点(2006-06-29 14:23:03) 14. サイモン・バーチ 《ネタバレ》 アーヴィングらしい話。冒頭の成長した主人公の語りで、その後の話の概要が述べられるので、奇抜な展開も受け入れ易くはなっているだろうか。感動するというほどではないけど、それなりに楽しく観ていられる。しかし、主人公の親父の名乗り具合はいただけない。今まで何のリアクションもなかったくせに、ちょっと匂っただけで自分から名乗り出るというのは無理がある。[DVD(字幕)] 5点(2006-06-18 10:06:32) 15. サスペクト・ゼロ 面白くなりそうなものはあるのに、なんだか緊張感が無く、だらだらと進んであの結末。なんだかねぇ。予告編で満足しておくべき映画。[DVD(字幕)] 2点(2006-05-18 23:37:16) 16. サイドウェイ 《ネタバレ》 露骨なセックス描写があるのが邪魔臭いけど、結構良い映画でした。[DVD(字幕)] 7点(2006-04-22 14:06:51)
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