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プロフィール
コメント数 706
性別 男性
自己紹介 ソフト化されたタイミングでのレビューが中心です。2008年、子供の頃から夢だった自宅シアタールームがついに実現しました。(100~110インチ程度、音響2.1ch)できるだけネタバレせずに書いていますので文章がおかしい場合もあると思いますが、暖かい目で見守ってやってください。(2014初登録)

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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順12
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21.  J・エドガー イーストウッド特集、ということでやっています。 なかなかよくまとまっていて良い映画だったとは思いましたが、ちと真面目すぎる感じを受けます。先日見た「許されざる者(1992)」が良かっただけに期待していましたが、、やはりイーストウッド監督の映画は少々退屈(大人向けすぎる?)ように感じてしまいます。 ネタバレせずに書くのが難しいですが、FBI創設の”激しい部分”を期待していましたが、フーバーの内面がクローズアップされた静かな仕上がりです。ぶっちゃけ「マーガレット・サッチャー」にも似たような退屈具合で、不覚にも30-40分ほどのところで眠たくなってしまうような始末。。淡々と描ききった感じですが、「だから?」という感想です。フーバーやFBI、アメリカの歴史に興味がない人が見ても全く面白くない映画なような気がしました。。(私が不勉強なだけ?) ただ、母親への愛情はとてもよく描かれていて、その点は興味深い描写もみられ、一定の評価はしたいと感じました。[インターネット(字幕)] 4点(2017-03-24 11:38:55)《改行有》

22.  ジェイソン・ボーン 《ネタバレ》 とても期待していましたが旧三部作の焼き増し以上でも以下でもありませんでした。やってることはパート2~3とほぼ同じで、いい加減ゴチャゴチャした鬼ごっこも疲れるだけでした。。そもそもこの監督さん、パート2と3でやりたい事は全てやってるはずなので真新しさはゼロだし、手ぶれカメラもいい加減にしろと思うくらいウザいだけでした。 ストーリーのややこしさも健在でニッキーが絡む鬼ごっこも見事にデジャブ、そもそも闘技場の控え室で5分話してバイバイしたほうがずっと安全だったのに、なんでわざわざ広場で再会する必要があったのかと小一時間。中盤のトミー・リー・ジョーンズとアーロンがレストランで朝食を取るシーンまでもがパート3に酷似していて全く不要なシーンだったと思いました。前作ボーン・レガシーが大概最低最悪だと思っていましたが、今作と比べると案外マシだったのかも?と思わせてしまうようなひどい有様です。唯一、ボーン(マット・デイモン)は渋みを増していて、加齢=円熟した感じが良かったこと、ヴァンサン・カッセルの配役も渋かったものの、円熟味は生かされておらず、総合的に考えるとやはり全体的にしつこくて長ったらしい割りには薄味な作品でした。 人々の動機も薄いし女CIAも立ち位置不明だしで(好みだが)、、明らかに新三部作は失敗しているといわざるを得ません。ラストの派手なカーチェイスも旧三部作の足元にも及ばない酷さ(こんなノリならワイスピでも見るわって感じ)で、やはり私の中ではボーンシリーズは旧三部作で綺麗に終わったものだと痛感しました。合唱。[映画館(字幕)] 2点(2017-02-08 11:07:30)(良:1票) 《改行有》

23.  ジャッキー・コーガン 崇高なメッセージを受け取れる人もいれば、全く面白くなかったと感じる人もいるでしょう。映画は表現です、賛否が別れてしまう時点で駄作だと言い切ってよいと思います。。(私の勝手な持論ではありますが、、この映画がピカソのように後で高評価になるとも思えませんし、、) 好意的に考えて、大統領の演説と対比させてラストの主人公のメッセージを崇高に捉えたとしましょう。でも、だから何?というのが正直なところです。映画自体は最底辺の人間たちの物語ですから、割り切ってもっとエンタメにしたほうが楽しかったように思います。(NYCからやってきた彼なんて、、要る?) 最も悪いのは、日本でこの映画を宣伝した人たちです。あんたらホントに映画見たんか?[インターネット(字幕)] 1点(2017-01-16 11:32:10)《改行有》

24.  シン・シティ 復讐の女神 まあ・・ 一作目同様、結構それなりに見られました。惜しいのは一部キャスティングが変わっていたり変わっていなかったり、、死亡しているはずの人が大活躍していたり・・ 全体的に「まあ、漫画なんだし・・ ね」 と割り切らないとイミフになりがちな点が多かったのが惜しいです。やはり一作目は結構完成度高かったし、キャストも豪華だったよなぁ。と改めて思いました。(素晴らしい映画という意味ではないが) 一作目同様、個別の小ストーリー自体は結構面白いので、案外それなりの評価を与えてもよい映画ではあります。。(まあしかしどちらにせよ、低年齢層向けの映画ではあると思いますが)[地上波(字幕)] 4点(2016-11-28 11:13:30)《改行有》

25.  ジョン・ウィック 《ネタバレ》 キアヌほどのビッグネームが出演しているのが不思議なくらいコンパクトな映画ですが、判りやすいストーリー展開なのであまり意識せずに見られました。序盤、床をハンマーで叩き割って復讐が始まるまでの流れは異様なほどに渋く、「ものすごい大物感」に身震いするほどです。 ただし、 復讐が始ったらぜんぜん大物じゃない。これほど粗が目立つ動きでよく今まで殺し屋として失敗しなかったなと、感心するほど(笑) さらに、大してスマートじゃないのに周りの人間がやたらとヨイショしまくるのも滑稽に感じました。あと他の方も書いていますが、音楽が致命的にやかましい感じなのと、殺しまくるわりに大ボスだけは逃がしてやる流れもイミフで色々と違和感を感じる映画です。 おそらく好きな人にはたまらない映画なんだろうなという雰囲気は醸し出していますが私には合いませんでした。(同種映画ではトムクルーズの「アウトロー」もリアル志向でなかなかお勧めです、未見の方は是非どうぞ!)[ブルーレイ(字幕)] 3点(2016-02-19 19:27:56)《改行有》

26.  7月4日に生まれて 《ネタバレ》 本来戦争とはこういうものだという怖さを感じます。戦争といえば少なからずカッコいいシーンがあるものですが、この映画にカッコいいシーンなどは一切ありません。あるのは最前線の恐ろしさと病院の悲惨さ、国に帰ってからの惨めさのみです。 本作の主人公ロン・コーヴィック(トム・クルーズ)は学生時代はレスリングの選手、そして海兵隊として国の為にベトナム戦争へ、何から何まで優等生で立派な彼でしたが最前線では間違った相手に引き金を引き、そして自分の身体すらコントロールできない不自由な状態にまで陥ります。 志願しといて愚痴が多いという意見が多く見られますが、確かにソレは事実ですが無理もありません。どんなに崇高な理念があっても、、人間、下半身不随になれば人生に迷います。いや、お先真っ暗なのです。自殺する度胸があれば良いほうで、それすらない私などは一生引きこもるかもしれません。身体の一部が機能不全になるということ、自分一人では生きていけない身体にあるということはそれくらい絶望することなのです。(実際に戦争から戻った人間にとっては多い現実で、決してフィクションなどではないです) 映画の出来栄えとしては散漫で暗くてグロくて、結局何が訴えたかったのかもわかりません。そもそも主人公ロンの生き様がよく判らないのです。時代の流れもあったと思いますが、何でも優等生で甘えがあったのか、節目節目で流されがちな彼の自業自得といってしまえばそれまでか。高評価は付けにくいものの、しかしなぜかとても心に残る映画でした。[インターネット(字幕)] 6点(2015-10-11 18:41:53)《改行有》

27.  ジョー・ブラックをよろしく 《ネタバレ》 いい映画ですが粗も結構目立つ映画ですねぇ・・ 一流役者が揃っていますので演技も素晴らしく、ほとんど名作レベルだと思います。ストーリーの組み立ても良く恋愛映画の超王道です。 4点も減点を招いた部分は「悪魔の設定」に尽きます。最初はあれだけ雄弁だった悪魔が姿を現したとたんに無知で無口な青年になってしまいます。そして何千年も人間を見てきたはずの悪魔が食事の作法や男女の駆け引きを知らないなんてありえるのか?? クレアに関しても悪魔に引っ張られてグダグダ状態。普通、育ちのよい女子は性格がコロコロ変わるイケメン男子を一番に警戒するはずですが、それを雷に打たれた恋だと錯覚するなんて、アンタどんだけ外見重視やねん!! まあ、、粗は多いですがブラピとクレアのラブシーンは素晴らしいとしかいいようがなく、この点数をつけざるを得ない。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2014-09-24 12:22:32)(良:1票) 《改行有》

28.  ショーシャンクの空に 《ネタバレ》 超高評価が全く理解できない映画でした。この主人公は元から「頭脳明晰で、体力も忍耐力も備わった特別な人」です。冤罪がなければ超エリートだったわけで、そんな高レベルの人間が正しい手順で努力し、そしてその結果、さらに柵ボタ形式で素晴らしい結果がやってきたという超ラッキーな寓話です。(ま、ラッキーだとはいえない時間が長すぎますが) 正直、ご都合主義が過ぎるという印象しか残りませんでした。そもそも主人公はコレで自分の人生に納得したんでしょうかね?冤罪なのに脱獄するのが正義だったのか?プリズンブレイクと同じようにしか見えません。。真面目な話、そんなに良いですかね、この映画??[ブルーレイ(字幕)] 2点(2014-09-24 11:43:55)(良:1票) 《改行有》

29.  ジャッキー・ブラウン まず最初に とにかく長い。154分とリアルにも長い作品ですが、感覚的にも長さを感じてしまいました。私は映画観賞中に観客に時計(時間)を意識させてしまった時点で、映画としての評価は下がるものと考えています。 内容的には70年代風で「夏の日曜の午後の気だるい雰囲気」みたいな感じが上手く表現されています。タランティーノ監督が大好きだと公言しているパム・グリアーとロバート・フォスターが非常に”らしく”撮られていて、強く70年代風を意識させます。タランティーノ監督はこういった昔の(味がある)二流役者を発掘するのが本当に上手いです。しかしなかなかパルプフィクション時のジョン・トラボルタのようにリバイバルヒットにはつながっていません。 個人的に最もツボだったのはオデール(サミュエル・L・ジャクソン)の落ち武者ヘアー。日本びいきのタランティーノらしいシャレでした。また、ロバート・デ・ニーロの使い方がとてもウマかったです。デニーロ、デルトロ、ウォーケンなどはメインより脇役をやらせたほうが絶対光ると思いますので、タランティーノ監督はよく判っているなあと感じ入りました。 70年代を意識した野暮ったい脚本、タランティーノらしいシャレの利いたセリフ回し、夏の日曜の午後の気だるい雰囲気のようなテンポの悪いシーンの連続で、まあ、おそらくタランティーノ監督が狙った通りの映画になっていると思われます。当然ながら万人受けしにくい作風になっているのも事実で、仮にもっとテンポよくカット割りを削って120分くらいで納めてあればそれなりにヒットしたかもれません。最終的な印象としては、音楽的なセンスは120点でしたが明らかにヒットを狙っていない趣味映画・マニア映画だったということです。点数は監督のセンスに。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2014-09-22 11:35:05)《改行有》

30.  ジャンゴ 繋がれざる者 キング・シュルツ役のクリストフ・ヴァルツの魅力が凄い。ヨーロッパらしい気品が残っていて本当に魅力的でした。この方は前作イングロリアス・バスターズでもとても印象的な演技を見せていますので、その評価からの続投でしょうか。 自身もマカロニウエスタンが大好きだと公言しているクエンティン・タランティーノ氏が言う通り、非常に洒落の効いた映画に仕上がっていて映画としては十分に楽しめます。しかし本作ではタランティーノお得意の「セリフ回しの妙」が少々行き過ぎている印象で、何とかシュルツとジャンゴ(ジェイミー・フォックス)のパートくらいまでは楽しめるものの、その後のKKKネタ、キャンディ家(レオナルド・ディカプリオ)にまでくると、過剰気味で疲れるセリフ回しがほぼほぼ苦痛になってきます。更に大オチにはタランティーノ作品には欠かせないサミュエル・L・ジャクソンが待ち構えていますが、観客は既に完全にダレた状態でオチを迎えることとなります。 総合的には本作「ジャンゴ」もまあ面白かったといえるのですが、タランティーノ作品は総じて下品な作風が多く、本作も面白いのに名作にはなり得ない致命的な何かを抱えているようにも感じました。誤解を恐れず書くとするならば、もう少しセリフ回しをスッキリさせ、収録時間も120分以内に収めてくれていたとしたら、もしかしたらもう少しは評価が上がったかもしれません。シャレと下品で押し通すには少々長すぎました。ちなみに奴隷制度やKKKのことなど難しい歴史を勉強しなくてもそれなりに楽しめます。[ブルーレイ(字幕)] 5点(2014-09-21 23:54:07)《改行有》

31.  地獄の黙示録 特別完全版 劇場版は残念な評価でしたが完全版で180度評価が変わりました。サーフボード、プレイメイト、フランス農園の追加シーンがとても素晴らしい余韻を残してます。これらの長くて完成された”絶対に必要であったであろうシーン”を削除してしまった劇場版は、明らかに編集ミス&イミフな映画の代表になってしまっています。「ハート・オブ・ダークネス コッポラの黙示録」からもその辺の混乱は見て取れますが、おそらく監督自身も映画の完成形がまだまとまっていない中で編集したんだろうと思われます。追加シーン(多少のシーン入れ替え等)のおかげで、ロードムービー・哲学ムービーとしてもかなりの完成度に生まれ変わったと思います。 賛否が分かれるフランス農園のシーンですが、私はこのシーンが大好きです。政治的な立場や国柄による意識の違いなど、割と詳細に会話してくれることで映画がより哲学的で分かり易いものになったと感じました。副次的ですがロクサンヌの美しいシーンも堪能できますし、これからやってくる「この世の地獄」へ向かうにふさわしい追加シーンだったと思います。 また、確かに全く必要がないプレイメイトとの情事のシーンに関しても、あの雨の雰囲気、何もかもが壊れてしまっているようなあの雰囲気は捨てがたいです。サーファーのランスが壊れていくのもこの頃からで、ベトナム戦争の虚しさを感じさせます。エンディングの全カットに関しては「全て殲滅せよ」というメモとの整合性を考えると違和感を感じますが、まあ、評価には影響しない程度です。 名作ですが大人になってから感じるべき映画だと思います。なかなか人にはお勧めしにくい映画ですが、私にとっては年に一度は鑑賞するマイベストムービーです。(劇場版は見ませんが)[DVD(字幕)] 9点(2014-09-04 17:06:26)《改行有》

32.  シン・シティ 最初はなかなか斬新で素敵な映画だと思いましたが観終わって数日、冷静に考えてみたら無意味でどうでも良い作品だったなと考えを改めがちな映画です。判っちゃいましたが全体的に稚拙で、心底どーでもいいような話がメインの作品なので、真面目に見た人間の負けです。 個人的にはドワイト(クライヴ・オーウェン)が渋いです。そしてその流れでジャッキー・ボーイ(デル・トロ)の件はなかなか面白いです。しかし、、ケビン(イライジャ・ウッド)の件と黄色い悪魔(イエロー・バスタード=ニック・スタール)の件はドン引き必至で、個人的には嫌悪感すら感じました。 B&Wですし全体的にライトに仕上げてくれていたらシャレオツ映画になり得たかもしれませんが、そうするときっと凡作になってしまったようにも感じます。ドギツイ描写をブラックジョークとして軽く受け流すことができるかどうかが評価の分かれ目でしょうか(わたしは無理だった)。。一つだけ確かなことは大人向けの映画でないということです。[DVD(字幕)] 5点(2014-05-03 14:31:29)《改行有》

33.  シックス・センス 《ネタバレ》 二段落としのやり方が非常に素晴らしい。一段目のバラしもインパクトがあって、この告白は子供にとっては大変なものです。その上での二段目の落とし方があまりにもスマートで、完璧としかいえない流れです。マルコム(ブルース・ウィリス)の驚きはそれはもう世界がひっくり返るほどだったと思いますが、観客もそれと同じくらい驚いたハズです。勘ぐらずに純粋に映画の流れに乗った人は素晴らしい体験が出来たことでしょう。私もハマったのでメディアが新しく出るたびに買いなおす羽目になっています。。 マルコムの演技はもちろんのこと脚本・演出も非常に素晴らしく、本編鑑賞後にメイキングを見ると、もう一度本編を鑑賞したくなるという楽しい映画になっています。子役のコール(ハーレイ・ジョエル・オスメント)の演技も抑えが効いていて非常に良く、この手の子供特有の疎外感や内向的な雰囲気がとてもよく表現されています。 また、この手の映画はどんでん返しばかりが話題になりがちですが、本作においては第六感はきっかけにすぎず、最終的にマルコムは妻へ、コールは母へ(母はおばあちゃんへ)、少女の霊キラ・コリンズ(ミーシャ・バートン)は親戚一同へ、と、全て家族の問題に帰属・収束する点が非常に素晴らしいです。この「愛」を語る脚本のおかげでこれほどの名作に昇華したのは疑いようのない事実だと思われます。 全体的にヒットしたのが納得できる素晴らしい映画です。難点は監督さん(M・ナイト・シャマラン)が二段落としの呪縛に一生捕らわれることですね。この監督さん、コレ以後もこの映画を超える映画が生み出せないようですが、それでもなお、、諦めきれないようです。お気の毒に。[ブルーレイ(字幕)] 10点(2014-05-03 12:52:33)(良:1票) 《改行有》

34.  死霊のえじき 《ネタバレ》 えもいわれぬうすら寒い雰囲気が恐怖感を倍増させる素晴らしい映画です。真性ゾンビファンにはイマイチな感もあるらしいですが、私はロメロゾンビのシリーズでは本作が最も好きです。とにかく閉塞感と絶望感が本当に素晴らしい。 プロットは映画らしくベタベタにエンタメしている訳ですが、なんというか、リアルでおぞましい展開を見せます。大量のゾンビたちと地下に流れ込むシーンや電気を流して腕だけ上がる演出とか、スクリーンの外から傍観している私たち観客側はもう半笑い状態です。個人的には映画のタイトルが現れるあたり(あご無しゾンビのシーン)の排他的な雰囲気が大好きで、けだるい日曜の午後のような嫌な空気感が最高にいやらしくて素敵です。 ざっくりいってしまうとゾンビ40万vs人間1人という構図はあまりにも非力で、すでにもう人間が小手先で何かをやっても無駄な状態にまで陥っています。バイオハザードなどと違って人間は完膚無きまでに絶対的に非力であることが描かれています。この構図が本当に素晴らしく、人間は地下のあばら家で南の島のように飾って負け犬のような暮らしをしています。それでもなお人間同士は敵対し無駄な覇権争いをやめないという愚かしさ。怖いのはあくまで人間だという一貫したメッセージ性がロメロゾンビの素晴らしいところだと思います。 そもそも最初からヘリで逃避行しろよ!って感じですが、まあそれは置いといて・・ スプラッター物としてもリアルな世紀末物としても、、そしてリアルな人間ドラマとしてもお勧めできる素晴らしい映画です。ロメロゾンビのシリーズの中では最もリアル志向で非常に良くできた作品だと思います。[ブルーレイ(字幕)] 9点(2014-04-29 21:44:32)(良:1票) 《改行有》

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