みんなのシネマレビュー
K&Kさんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 833
性別

投稿関連 表示切替メニュー
レビュー表示レビュー表示(評価分)
その他レビュー表示作品用コメント関連表示人物用コメント関連表示あらすじ関連表示
コメントなし】/【コメント有り】
統計メニュー
製作国別レビュー統計年代別レビュー統計
要望関連 表示切替メニュー
作品新規登録 / 変更 要望表示人物新規登録 / 変更 要望表示
要望済関連 表示切替メニュー
作品新規登録 要望済表示人物新規登録 要望済表示
予約関連 表示切替メニュー
予約データ 表示

【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順12
投稿日付順12
変更日付順12

21.  地獄の7人 《ネタバレ》 -Uncommon Valor-“誰にも知られていない武勇” '80年代当時、こういうベトナム戦争を題材にした、戦争アクション映画って多かった気がする。その元祖のようだ。 そして'80年代後半は、もっとリアリティとメッセージ性の強い、本格的なベトナム戦争映画が増えたので、この映画もよくあるB級アクションってイメージだったように思う。 当時私がリアルタイムにこの作品を観ていたり、映画業界の知識や当時のアメリカの背景がもう少しわかれば、また違った視点で観られたかもしれない。ランボーⅡより先に世に出たこの映画、あの名作“ランボー”を撮ったコッチェフ監督作品だったことに驚いた。名優ジーン・ハックマンに、いぶし銀のフレッド・ウォード、若きパトリック・スウェイジも見どころ。しかも音楽はあのジェームズ・ホーナーで、どこか耳に馴染みある音色を楽しめる。 当時のアメリカは、ベトナム戦争の後ろ暗さを抱え、あの戦争の理由を考えながら、それでもレーガノミクスで“強いアメリカ”を掲げ、BORN IN THE U.S.A.を愛国心の歌と勘違いさせ、静かに暮らしたいランボーを再び戦地に送り、日本をバッシングして、アメリカが1番!アメリカ人が1番!って自分に言い聞かせて、立ち直ってきた時代。 仲間のために孤立無援で戦う七人だけでなく、マクレガーを助けて捕虜になったフランクの活躍の両方が、原題に掛かっているんだろう。 戦争に負けた事より、勇敢に戦った当時のアメリカ人と、家族や仲間のために武器を取る今のアメリカ人。俺たちはいつだって勇敢に戦うんだぜ!って自分に言い聞かせてる、そんな映画。 でも、この邦題がB級臭を強くしてるし、私も先にランボーⅡを観ていたので、当時は観終わった感想もコレと言ったものがなく、まぁ、同じような映画だなぁ…って感じだったっけ。あんまりベトナムっぽくない風景だなぁ。とか、火薬大げさ過ぎだなぁ。とか、銃撃戦に緊張感無さ過ぎだなぁ。とか、ヘリコプター使いまわしだなぁ。とか…そんなにお金は掛かってないのは観ての通り。 今回、無難に観終わったと思ったら、最後のセイラーの踊りを観ていて涙が出てきた。え?なんでここで泣いてるんだろ? セイラーの踊りは、下手じゃないけど際立って上手いワケでもなく、ある意味、滑稽な踊りにも見えるんだけど、劇中死んでしまうセイラーが、自分のやりたいことを全身で表現したようなあの踊り…なんかうまく書けないけど、感情の奥から涙が出たよ。 この映画を当時未見の人が、わざわざ今から観る価値があるのかは解らないけど、私は再見して良かった。[地上波(吹替)] 5点(2021-11-14 00:34:38)《改行有》

22.  市民ケーン 《ネタバレ》 ~Citizen Kane~邦題そのまま。 20年ほど前に初めて観た。“ばらのつぼみ”って何だろう?だけで引っ張り、ケーンという人物の幼少期から最後までを描くスタイルの斬新さに驚いた。 色々な説が出てきた結果、トンプソン記者が出した『人生は一言では語れない。“ばらのつぼみ”はケーンの人生の、失われたパズルのピースなんだろう。』は、ここまでケーンのド派手な人生を観せられた私には、充分に説得力のある結論だった。 その後倉庫のガラクタとともに映る“ばらのつぼみ”。それが人知れず燃やされる。最後のわずか数分で本当の正解を知らされたことにショックを受けた。 何だこの『誰も正解に辿り着けず終わるのに、私だけが知ってしまった』感。この衝撃を誰かに伝えたかったけど、こんな古い映画見た人なんて周りにいないし、どうにももどかしい気分になったっけ。 「彼が求めていたのは愛だけ。相手に愛を与えられないから愛を失った。彼は自分自身は愛していた。あと母親を愛していた。」 あのソリは母親が、クリスマスか誕生日にプレゼントしたものだろう。少年には、他のおもちゃと違って恐らく特別なものだったに違いない。当時の生活水準では高価な品だったとか、ねだって無理に買ってもらったとか。とにかく“ばらのつぼみ”は少年の宝物だったんだろう。 スーザンと出逢った日、ケーンはだいぶん前に亡くなった母の遺品の整理に、マンハッタンの倉庫へ向かっていた。思い出探しの感傷旅行のつもりだったと。恐らくその後、倉庫には行かなかったんだろう。 母親は幼い頃に手放したケーンの宝物“ばらのつぼみ”を捨てていなかった。ケーンが改めて倉庫に向かっていれば、ソリは見つかっていたかもしれない。 “おかえりなさいケーンさん、467名の従業員より”従業員たちが感謝の気持から給料を出し合って作ったであろう記念のカップ。 従業員たちと積み重ねた信頼より、大統領の姪エミリーとの新しい愛と野心を優先するケーン。 数年後、エミリーとの関係は冷え切っていたが、スーザンとの関係を暴露されたのち、一人息子まで失ってしまった。 ザナドゥの山のような未開封の木箱。彫刻、絵画、貴重品の数々。金で買えるものは何でも手に入るケーン。スーザンを失った時、スノーボールに幼少期のふるさとを見て、自分の欲しいもの、失ったものはもう手に入らないことに気がつく。 親元からNYに連れて行かれたケーンは、クリスマスにサッチャーから新品のソリをもらう。 同じソリでもこれはケーンが大事にしていた“ばらのつぼみ”じゃない。 自分の大事な宝物、自分の求めた愛。一度失うと、そのあと他のどんなものでも、埋め合わせることなんて出来ない。[CS・衛星(字幕)] 9点(2021-08-21 01:44:10)(良:1票) 《改行有》

23.  知りすぎていた男 《ネタバレ》 ~The Man Who Knew Too Much~(余計なことを)知りすぎた男。 邦題だと“聞いた以上のことを以前から知っていた”風にも取れるかも? 30年くらい前、日曜洋画劇場で見て、すごく楽しかった記憶がある。 今回久しぶりの鑑賞だけど、あらら?名作だったって記憶に比べて、思ったよりシンプルと言うか、あっさりテイストというか。 これ旦那さんが悪いわ。ベルナールにべらべら素性を喋るベン。それをじっと聞いて牽制のジャブを入れるジョー。ベルナールと別れてから旦那にダメ出し。旦那の面目を潰さない出来た奥さんだ。 ドレイトン夫妻に警戒心を抱くジョー。ちょっと疑り深い気もするが、結果論として相手は誘拐犯。何も感じない鈍いベン。 レストランでベルナールを見つけて、ジョーに指摘されて火がつくベン。それほど怒ってなかったのに、ジョーへの当て付けのように怒り出すし… 最初ベルナールのメッセージをジョーに教えなかったり、ハンク誘拐を説明する前に薬を飲ませたり、ベンはジョーをパートナーと言うよりお荷物に思っているようだ。 ロンドンの警察に誘拐の話をしても暗殺の話はしない。アンブローズ・チャペルに単身乗り込む、しかも勘違い。チャペルでも策もなしに姿を見せて捕まるし…冴えているのはジョーの方で、ベンが余計なコトして事件を複雑にしている気がしてならない。 この当時だから、女は男を立てる存在。って感じだろうか。今リメイクしたらジョーとベンの立場がガラッと変わってそう。 ベルナールの黒塗りメイクが指の形に落ちるところ、ドレイトン氏が電話中、不安で電話帳をいじる手などは、画で見せて意味や感情を説明する名場面。女性のベール取っちゃいけないとか、食事の時左手は使っちゃいけないとか、異国モロッコの習慣を今でも覚えてる。映画は勉強になるなぁ。 当時は淀川長治氏の解説で、ケ・セラ・セラの歌とか、劇中のシンバルとか名画の楽しみ方を教えてもらって、それを確認して楽しんでいたのもあったかも?記憶の中ではヒッチコックの作品の中でも、かなり上位の名作だったと思っていたので… 追記)知りすぎていた男とは、主人公ベンではなく、殺されたベルナールの事を指しているのだとしたら、ちょっと納得出来ました。[地上波(吹替)] 5点(2021-06-20 19:02:31)《改行有》

24.  七年目の浮気 《ネタバレ》 ~The Seven Year Itch~七年目のかゆみ。意味は観てると出てきます。 『ビリー・ワイルダーの映画は不倫してるヤツばっかだな…』なんて予備知識無しで観てたら、超有名な地下鉄スカートが出てきて『おぉ、コレが!!』って嬉しくなった。 当時このセクシー・シーンはどう受け止められたのか?「マリリン・モンローのアレ、観たか?…見えたか?」なんて話題になったんだろうか? 私の世代だと、シャロン・ストーンの氷の微笑のあのシーン?そういう、一場面見たさに映画館に足を運ぶ映画って、最近聞かないな。 七年も浮気をしなかった男。誘惑に負けじと頑張るリチャード。見栄っ張りだけど心配性な様子、心の葛藤、気の弱さが丁寧に描かれていたと思う。それでいて行動は素早かったり…妄想と戦う姿が後のジム・キャリーみたいだ。 美女に役名はない。マリリンの、男の理想とするセックス・シンボルを前面に出した映画だからか、ありえないけど身近で屈託がなく、開かずの扉を自ら開けて降りてくる姿は、ある意味神秘的。その気になればいつでもイケそうな誘惑。「マリリン・モンローかもな!」って台詞がちょっとビックリ。 キラキラした存在の美女だが、扇風機の返品に悩む姿が何とも身近に感じられてキュートだった。[CS・衛星(字幕)] 5点(2021-05-20 11:06:53)《改行有》

25.  深夜の告白(1944) 《ネタバレ》 ~Double Indemnity~倍額保障。 条件が整えば死亡保険金が倍になる制度で、パッと調べたらかんぽ生命くらいしか出てこない。時代遅れだからか、レアなのか。 フィリスがネフを誘導して保険金殺人に導くんだけど、この倍額保障に拘らなければ、キーズにここまで執拗に調べられることもなかっかもしれない。もちろん、保険加入から死亡までの期間が短いとか怪しいところは多々ありだけど。 事故ではなく殺人の疑いが出た際、ネフの関与は疑わしいのに、キーズが無罪・無関係を信じたのが意外というか、ネフの考えるような人ではなかったところが面白かった。証拠とか関係なく、長年の同僚に対する無償の信頼とでも言うのか。私がネフだったらあのボイスメッセージを聞いたら泣いてしまうな。 登場人物が少ないためにとても関係が濃い話になっていて、振り返って考えるほど、フィリスの悪女っぷりがとんでもない。死刑は免れないだろうけど、ネフが彼女を撃ち殺したのは、フィリス本人とローラへの優しさかもしれない。 名前があるだけの脇役と思ってたザケッティが、あそこまで事件にかかわってくるのも意外。そして入り口でザケッティを帰すネフがカッコいい。 1944年のクライム・サスペンスで、ここまでの完成度とか、恐ろしいセンス。[CS・衛星(字幕)] 8点(2021-04-10 17:07:18)《改行有》

26.  シンドラーのリスト 《ネタバレ》 二度と再視聴しないだろうと思っていた映画だが、たまたまCSで放送されたのと、最近始めた趣味(レビューを書く)の為に観ることにした。20年以上前に観たっきりだが、ほぼ全編を覚えていたから驚いた。それだけ衝撃的でわかりやすく、印象に残ったんだろう。 ホロコーストを扱った映画で残酷な描写が多く、ものすごく重たい。こんな、精神異常者の衝動殺人みたいなことが、近代オリンピック後の先進国により国家主導で行われていたことが恐ろしい。 『映画ほどの善人じゃなかった。』とも言われているそうだが、彼の行なった結果は善行に他ならないし、それが出来るだけの権力を持っていた。プワシュフ強制収容所という閉鎖された空間で、共に絶対権力を手に入れた実業家オスカー・シンドラーと親衛隊少尉のアーモン・ゲート。 賃金の安いユダヤ人を使い、戦争で荒稼ぎをして金銭欲を満たすシンドラー。 下級将校でありながら強制収容所所長の座に付き、気分次第で人を殺害するなど、支配欲を満たすゲート。 シンドラーはゲートに酒や女を提供し、ゲートはユダヤ人女性とキスをして捕まったシンドラーを救う。この権力者二人は、飲み仲間で友人同士だ。 シンドラーを善行に動かしたのは会計士のシュターン。彼は常に死と隣り合わせの生活をしながら、一人でも多くの生活を向上させるための努力を惜しまなかった。 リストを完成させたときシンドラーに「このリストの外は死の淵です」と伝えるシュターン。シンドラーがこの言葉の意味ときちんと向き合えたのは、戦争が終わり自分が逃走するときだった。それだけ、奔走していたとも言える。 開放されたシュターンたちが、どこに行くでもなくその場で朝まで寝過ごしたことも、自由を奪われてきた期間の長さを物語っていて印象深い。 この映画では色んなシーンで対比が描かれる。豪邸を追い出され、雑居アパートに移り住むユダヤ人家族と、その豪邸に移り住み満足げなシンドラー。アウシュヴィッツから生還出来る列車に向かうシンドラーの女性たちと、列車で届けられたばかりの未来のないユダヤ人たち。沢山の石を積まれたシンドラーの墓石と、道路にされたユダヤ人の墓石。 対比と言えるか微妙だが、ユダヤ人を一列に並べて一発の弾で射殺するシーンがある。インディ3で、一列に並んだドイツ兵を一発の弾で倒すシーンがあったが、同じような構図で観る者に真逆の感情を与えるスピルバーグって、とんでもない監督だ。[地上波(吹替)] 9点(2021-02-24 00:10:18)(良:1票) 《改行有》

27.  ショーシャンクの空に 《ネタバレ》 ~The Shawshank Redemption~『ショーシャンク(刑務所)の債務返済』で良いだろう。銀行員のアンディはショーシャンクでやるだけのことをやったんだから。 ジメジメした雰囲気、雑な扱い、怖い刑務官、もっと怖い囚人たち、泣き出す新人…ここが丁寧に描かれているから、アンディと一緒に投獄され、刑務所生活に慣れていく感が味わえる。 食堂での談話、運び屋への依頼、シスターとの戦い…囚人生活を一つ一つクリアしていき、勇気を出してハドリーへの脱税の提案。喉を通るビールの美味さが伝わって来る。 映画を通して刑務所の生活が染み込むから、出所したブルックスの孤独がとても良く理解できて、人が求める自由って何だろうなと考えさせられる。 希望が消えた刑務所生活から、突然アンディが消える展開も見事。脱獄なんて考えがあったとは思わなかったから、何ともスカッとさせられる。 ダラボン監督は原作のラストにひと手間加えるのが好きなのかな?原作『刑務所のリタ・ヘイワーズ』では、最後レッドがアンディに会う為に旅立ち、目的地に着くところで終わる。実際アンディはいるのか?自分自身これからどんな生活が待っているのか?そんな希望やワクワク感に満ちた終わり方だった。 一方映画では再会までが描かれる。好き好きなんだけど、私は原作の終わり方が好きかも。[映画館(字幕)] 9点(2021-02-13 21:24:08)(良:1票) 《改行有》

全部

Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS