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プロフィール
コメント数 4684
性別 男性
年齢 41歳

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81.  実験室KR-13 《ネタバレ》 ここ最近はこういう密室系スリラーみたいなものが多いですよね。なんだか、過去の歴史とか実際の実験めいた素振りをしているけど、純粋に娯楽作としてみればまずまずの出来なんじゃないでしょうか。MKウルトラ計画というものは本当にあったらしいけど、この作品のような内容とは全くの別物で、要はそういう事例を借りて今流行の密室スリラーをやりましたって言う事ですよ。 真面目に考えたら、「人間兵器」なる人材を発掘するために何人もの人が死ななきゃいかんわけで、全くもって非効率ですからね(汗)。「テキサス・チェーンソー ビギニング」の監督による作品ということで、「テキサス~」では荒れ狂うむき出しの狂気を描いたという感じだけど、本作は、もっと組織的で冷淡な狂気ですよね。人間というのは、個人個人では恐ろしいことは出来なくても、組織に組み入れられるとそれが可能になっちゃうみたいなところがあるんで、そういう狂気を描きたかったんじゃないかと思います。[DVD(字幕)] 6点(2012-04-19 14:14:31)

82.  情婦 《ネタバレ》 人から勧められてレンタルして観ました。いや~、凄く面白かったですね。法廷ものでは、「十二人の怒れる男」が傑作として有名ですが、本作もそれと肩を並べるぐらいの見事な出来映えです。監督のビリー・ワイルダーは、喜劇の名人として有名で、本作もおっちゃん弁護士と看護婦のやりとりなどがまさにワイルダー的で観ていて面白い。観ているこちらとしても、レナードを無実を信じ、彼に肩入れをする。圧倒的不利な状況で、一人の女から電話が~クリスティーネの嘘が暴かれる~の流れもなかなかですが、なんといってもそこからのどんでん返しの鮮やかさですよ。クリスティーネは酷い女なのではなく、夫を愛していたからこそ演技をして彼を助けようとしたんだという、この「転換」が良いですよね。刺し殺しちゃうところまでがちょっと急展開だったけども、ああしなきゃレナードが逃げ切っちゃうからしょうがないか。いずれにせよ、素晴らしい古典だと思います。[DVD(字幕)] 8点(2012-03-22 23:53:20)

83.  真実の行方 《ネタバレ》 リチャード・ギアとエドワード・ノートンは、本作が二人のキャリアの中で最高の演技をしていたように思います。特にエドワード・ノートンは本作が初主演作だというから驚き。この作品は、ノートンの演技に全てがかかってると言っても過言ではないぐらい重要な役柄で、そしてその二面性、多重人格者を装っていた男という難しい役を見事に演じ切っていました。この演技があまりに凄すぎるせいか、その後の彼の役柄は悪いキャラばかりになっちゃってるけど、本当は凄く良い人らしいですよ。あ、そんなことはともかくとして、法廷ものとしては本当に見事で素晴らしい脚本だと思います。アーロンの爽やかな笑顔のせいで、観客は彼の無実を信じ、マーティンを応援する。どこかに真犯人がいるのではないかという謎解きからはじまり、実は多重人格で殺人はもう一人の人格ロイが起こしたものだという驚きの展開。そしてラストのどんでん返しと、最後まで目が釘づけでしたね。「アーロンだけだったんじゃなくて、アーロンがいなかったんだよ」ていう最後の台詞がたまらないです。「人間は基本的に善だと思っている」と語り、彼の無実を信じて取り組んだマーティンは、その心故に裏切られてしまう。なんとも不条理で悲しい物語です。ものすごくバッドエンディング。だけど気持ちは決して暗くなりません。見事な演技、素晴らしい脚本、人の奥深さに酔いしれて、大きな充実感を得る事が出来ました。[DVD(字幕)] 8点(2012-03-21 23:09:24)

84.  シーラ号の謎 《ネタバレ》 正直、序盤は「あんまりぱっとしないなぁ」なんて思ってたんですけど、クリントン夫が殺されるあたりから俄然話が面白くなり、そこからラストまでミステリーの王道という感じでとても楽しく観る事が出来ました。序盤のぱっとしないシーンも、後々で大きな意味を持つものだということがわかり、ジグソーパズルが合わさるようにいろんなシーンが結合されて真相が明かされる。なかなかよく出来たお話だなと感心致しました。最後は犯人が警察に逮捕されて御用~なのかと思いきや、ああいう風に締めくくるとは、なんだか皮肉ですね。[DVD(字幕)] 7点(2012-03-20 16:51:20)(良:1票)

85.  シャンハイ(2010) 《ネタバレ》 渡辺謙は僕の好きな俳優なので、彼目当てで観てみました。それに、この時代の男の人たちの服装、コートに帽子姿が凄く好きで、こういう時代物の映画を観るとついつい自分も入り込んじゃいます。そんなわけで期待して観たのですが、、、まず不満なのは、映像が少しチープっぽいんですよね。上海の街並みがいかにもセット臭いというか。おそらくだけど、コントラストが弱いんじゃないかと思うんですよ。全体がのっぺりとし過ぎてるというか、光と影をもっとはっきりさせるほうがいいと思うんです。いわゆるフィルムのワールみたいな感じで。それから、恋愛劇としてちょっと中途半端なんですよね。タナカ大佐とスミコの恋愛模様はそもそもほとんど描かれてなかったから仕方ないとしても、ポールがとアンナの愛はもうちょっとなんとかならなかったのかなと。お前さん、いつのまに好きになってたんだよって思っちゃった。そんなわけで不満がいろいろとあったのですが、時代物としての面白さもあったとは思うのでおまけの6点。[DVD(字幕)] 6点(2012-02-03 19:33:27)

86.  少年マイロの火星冒険記 《ネタバレ》 ストーリーはと言うと、火星人にさらわれたママを連れ返すというただそれだけの内容なんですが、火星表面でマイロを助ける為に、自分のヘルメットをつけてあげるママの優しさにはジ~ンとくるものがありましたね。メッセージ性は凄く明確。総統率いる火星人達は全体主義そものもので、それに対して個人の自由や表現を大切にする民主主義が勝るということと、愛情は素晴らしいものだという内容。あとは、男性も子育てに参加しましょうということかな(笑)。同じCGアニメでも、ピクサーと比べると脚本がとてつもなく貧弱だし、ロバート・ゼメキスが関わってるだけあって人の顔の動きを取り込んだ独特のスタイルなんだけど、これがまた実に中途半端な出来なんですよね。妙に本物っぽい表情なのに、全然血が通ってないみたいな。だから、まだまだ発展途上だなという感じが致します。火星人が作った、大規模な地下施設のスケール感やクリーンさは個人的には好きでしたが。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2011-09-26 22:08:38)

87.  処刑教室(2008) 《ネタバレ》 「処刑教室」だなんてタイトルだから、 てっきり学園サスペンスものなのかと思ってみたら、 おもいっきりコメディで思わずずっこけた。 配給会社はどうしてこんな邦題にしちゃったの? 勘違いして観る人も多いはず。 内容的には、ハイスクールを舞台にした 青春ラブコメ謎解きものといった感じで、 オチもまずまずの佳作といったところか。 初監督作にしてはまとまってるのと、 ミーシャ・バートンがトップレスを 披露してるのに免じて6点献上。[DVD(字幕)] 6点(2011-06-14 15:40:03)《改行有》

88.  シュレック フォーエバー 《ネタバレ》 普段の幸せというのは、なかなか気づきにくいものですから、怠慢になってしまったシュレックが暗黒世界に飛ばされて悪戦苦闘することにより日々の暮らしの素晴らしさを再認識するという、あらすじそれ自体はとても共感出来ます。何気ない幸せ、一番大切なものほど、実感がし辛くなるというのは誰でも思うもの。子供だけでなく、夫婦やカップル向けの内容ではあるかも。ただ、それでもやはり高い点数をつけられないのは、そのメッセージ性といつものキャラだけで持っているようなもので、どうにも笑いが乏しい点と、フルCGアニメということでどうしてもピクサーと比べちゃうんだけど、あちらと比較すればやはりストーリーの厚みに乏しいなと感じる点。ドリームワークスはドリームワークスで頑張ってはいるものの、やはりピクサーとは大きな壁があるなと思ってしまう。[ブルーレイ(吹替)] 5点(2011-05-17 16:23:22)

89.  シェルター 《ネタバレ》 やたらと音で驚かせるようなことしてるけど、それがいちいち気になっちゃって、、、。要は、低予算だし映像的にもたいしたことがないので、音響に頼ってます感がプンプン漂う。ホラーにしては怖くもないし、サスペンスにしても話が凡庸。映像に映る黒い塊が実は音波ですという展開もさすがにどうなのという気がするし、無神論者だと襲われるというのも納得いかない。最初はただの分裂病患者なのかと思いながらも実は~の入り方はいいんだけど、後半がオカルト過ぎてついていけなかった。[DVD(字幕)] 4点(2011-03-13 23:10:08)

90.  ジョナ・ヘックス 《ネタバレ》 ジョナ・ヘックス、もの凄いカッコいいですなぁ~。悪党を狩る賞金稼ぎになってからの、彼の登場シーンが最高。馬に乗りながら、あの二丁機関銃をブババババと撃ちまくる様にシビれる。原作がコミックだからか、漫画的な映像を意図した作りでそれもまたポップさ漂って格好いい。ただ、一人の男の復讐劇に、愛する美女を色添えた、王道中の王道のストーリー展開で、お話自体はこれといって特筆すべきものはない。最初はイケイケドンドンな感じでクールさが決まってたのに、ラストのターンブルとの一騎打ちはごく平凡で尻つぼみに感じた。でも、この個性的でアウトローな新しいヒーローは、個人的には凄く気に入った。81分とコンパクトにまとめてサクサク進みます。[DVD(字幕)] 7点(2011-02-17 10:53:58)

91.  シャーロック・ホームズ(2009) 《ネタバレ》 やはりガイ・リッチー作品なだけあって、軽快でもの凄くノリが軽い。そしてこれまでのシャーロック・ホームズ像とは打って変わって、本作のホームズは武闘派で男臭い。アクションもそれなりに格好いいし、テンポも良くサクサク進んでいくのだが、このノリの良さを「推理」シーンでも用いちゃってるのが少々残念なところである。ホームズが早口で推理を語ってモンタージュがパッパッと流れて一方的に説明するだけで、話としての面白みに欠けると言わざるをえない。もし続編をやるのなら、確かに監督は変えたほうがいいかもしれない。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2010-09-28 11:56:36)

92.  シャッター アイランド 《ネタバレ》 確かに、このオチは最近よくあるタイプの「実は自分が~」というタイプで、そういうものに飽き飽きしている人にとってみれば「またか」という思いを抱くのも無理はないと思う。それに、途中から薄々気づくような内容でもあるので、それほどの衝撃は得られないかもしれない。ただ、本作の場合は、単に妄想オチで終わっているだけではなく、ラストにもう一捻り加わっており、私はそこを存分に評価したい。それはすなわち、「モンスターとして生きるか、善人として死ぬか、どちらかだ」で締められているように、主人公テディは最後には正気に戻ったのだが、彼は妄想から抜け出せていないフリをして、自らロボトミー手術を受ける道を選んだという事実である。この一点に、テディの凄まじいまでの苦悩と苦しみを、感じ取ることが出来るのである。どっちに転んでも地獄だが、もうまた同じ苦しみを味わいたくない。それならいっそ、廃人になってでも、この苦しみから抜け出したい。そういう思いなわけだ。ずっしりと、そして深く共感するこのラストの切なさ。単なる妄想オチなら5点だが、このラストで、私は7点を献上することにした。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2010-09-14 16:42:55)(良:5票)

93.  G.I.ジョー(2009) 《ネタバレ》 とにかく勢いはもの凄い。それは認めよう。敵側が使う銃の凄まじいまでの破壊力や、戦闘スーツの強さなど、見ていて面白いギミックはあるものの、全体的にアクションシーンがとにかく雑で汚らしいのである。ソマーズ君に対してこういう要求はどだい無理な話なのかもしれないが、個人的にはアクションシーンというものを、もっと綺麗に、美しく描いてほしいのだ。せっかく、そういう楽しいギミックを用意しておいて、それがあまりいかされてないのは残念でならない。見終わってから、結局は「あ~、ごちゃごちゃした映画だったな~」という印象しか残らないのである。いまさらシナリオうんぬんを言うのもあれだが、特に致命的なのは善側、悪側双方共に魅力に欠けるという事実である。[DVD(字幕)] 5点(2010-07-22 00:51:17)

94.  13日の金曜日(2009) 《ネタバレ》 まぁ、ジェイソンシリーズはいつの間にか、自身のパロディというか、おふざけと化したネタシリーズに成り下がってましたからね。どうせなら、いっちょ原点に戻って正当な13日の金曜日をリメイクしましょう、というスタンスはよくわかる。じゃあ昔のやつと比べるとどうかというと、映像的には綺麗なんだけど、う~ん、あんまり怖くない。ジェイソン自体の、怪物的魅力のようなものが欠けているように思う。動きが俊敏だし、殺し方がいちいちバラエティに飛んでいて、理性を感じてしまう。こういっちゃなんだが、30年ぶりにスクリーンにジェイソンが復活した現在、グロさではソウシリーズに負け、勢いではテキサスチェンソーに負け、今再び観客を震え上がらそうと彼が立ち上がったとき、すでに観客の目は肥えてしまって、時代遅れとなったジェイソンの悲しき姿を垣間みた様な気がする。もはやなにをやっても「お約束」で片付けられてしまうジェイソン。最後の湖からジャンプの「お約束」は、彼のそんな悲痛な叫びのようにも見えてしまった。[DVD(字幕)] 6点(2009-09-27 22:49:08)(良:2票)

95.  幸せのちから 《ネタバレ》 ありゃ!?随分と評価が低い、、、、。個人的には凄くいい映画だと思いました。いやまぁ、確かに次から次へとよくないことが起こって、かわいそうすぎる展開に嫌悪感を抱く人の気持ちはよくわかりますが、ああいうのがまさに貧しさから抜け出せない負のスパイラルとでも申しましょうか、ある種の現実の一端ではないかという気もするんです。それでまたよくない出来事の一つ一つが実に共感出来る。あ~、そういうことってあるよね~みたいに、相づち打ちながら観てたのでより一層主人公に感情移入してしまいましたね。それと、「どういう風に成功したのか」を示すサクセスストーリーを期待した人は肩すかしを食らうかもしれないけど、この作品はそういうサクセスストーリーが見せたいのではなくて、誰しもが経験するような人生の困難を皆で分かち合う事でより強く生きていこうという、そういう慰めタイプの作品だと思うんで、最初からそういう作品だと思って観てた僕にはドンピシャでした。[地上波(吹替)] 8点(2009-04-03 21:00:20)(良:1票)

96.  シャッター(2008) 《ネタバレ》 ゾクゾクするような怖さがあって、私は割と楽しんで観れたと思います。一方的な溺愛女性の霊がベンを追いかけ回す話から、実は~のターニングポイントがなかなかお上手だと思いましたね。途中出てきた本物の霊能力者?のおっさんは、結局ストーリーに絡んでこなかったですね。なんの為の役だったんだろう、、、。それにしても幽霊のめぐみさん、写真をパラパラ漫画みたいにして意志を伝えるだなんて、ずいぶんとまどろっこしい伝え方をするもんやね~。私だったら気づかないわ(笑)。[DVD(字幕)] 6点(2009-02-25 23:04:50)(笑:1票) (良:1票)

97.  ジャンパー 《ネタバレ》 なんたることか!なんたることか! 拙者はこの前、実に無節操な活動写真を見たでござる!「ジャンパー」という題名であったのだが、これがなんともはらわた煮えくり返る若僧が画面を飛び回るのでござる!我々庶民は原油高でどこに行くにもひぃひぃ言うとるこのご時世に、この若僧は念ずるだけで空間を移動するという黒魔術を使うのである!なんたることか!庶民の苦労も知らずに、こんなことが許されるものか!しかもこの若僧、人様の金を横取り、豪勢に使い回し、あげくの果てに女までゲットする始末である!なんたることか!この無礼者め!世間の苦労、世の大変さをこの若僧は身を持って知るべきである!浅黒い顔をした白髪の老人が言っておったではないか。「このような力は神だけに許される」と。その通りでござる![DVD(字幕)] 5点(2008-08-10 00:28:19)(笑:2票)

98.  地獄の変異 《ネタバレ》 この作品の予告編が藤岡探検隊のパロディだったもんで、どんだけひどいC級ムービーなんだよと思って観てみたら、これがどっこい、とても真面目に作られた結構な大作ではありませんか。見終わって割と得した気分になったのと同時に、あの予告編と邦題は宣伝の仕方が間違ってる!配給会社は何をやっとるかぁ!と思わず怒鳴って(心の中で)しまった。見た感じでは、実際の海底洞窟の映像とセットを織り交ぜて全体を構成してるんでしょう。とても美しいシーンが多いし、あのメインのエイリアンはともかく、途中出てきたうなぎの親戚みたいなやつだったら本当に前人未到のどこかの洞窟にいそうな気がしないでもない。そう思わせるくらいの映画的リアリズムがあったし、閉鎖的でありながらだだっ広い空間の怖さというものがうまく出ていて(博士やチャーリーが襲われるシーンなど)後に印象深く残る。ただ全体的に、音楽含めて過剰演出は控えめなので、その辺の好きずきで賛否別れるかも。[DVD(字幕)] 6点(2008-08-08 01:24:08)(良:1票)

99.  シャンハイ・ナイト 《ネタバレ》 さすがのジャッキーも50代ですから、昔に比べるとキレやスピード感はなくなりましたけど、その分ユーモアの要素を取り込んで全体としてのエンターテイメントの総量を保とうとしている様に見えます。雨に唄えばやインディ・ジョーンズなどのパロディネタもあります。鼻の形が妙な俳優で有名なオーウェン・ウィルソンのおちゃらけキャラもなかなか愉快。本当に可も不可もない作品です。全体的にセットが少し安っぽいかな。[地上波(吹替)] 6点(2008-08-01 21:46:04)

100.  白いカラス 《ネタバレ》 若きコールマンが自分の母親を裏切り、そして家族に裏切られるシーンはとても切ないものがあります・・・。この作品に登場してくるコールマン、フォーニア、レスターは3人とも過去を抱えている。彼らはいずれも完全な善人でも完全な悪人でもなく、被害者でもあり加害者でもあり、裏切り者でもあり裏切られた者でもある。でもそれこそがまさに人間というもの、そのものなんですよね。にもかかわらずその人間自身が、世界のあらゆるものを善と悪に振り分け、白黒をつけようとする。人間を含め現実というのは、白でも黒でもないものなのに。彼らの人生を書き記すその小説のタイトルは「人間の汚れ」だとネイサンは言う。結局のところ、汚れというのは、人間の内的な問題というより、その内的な概念と現実との乖離から生じるものなのではないかと、この映画を鑑賞してふと思った。[CS・衛星(字幕)] 6点(2008-05-25 01:12:37)

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