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1. シン・シティ
この映画好き!と吹聴してたら人格に問題があると疑いをかけられました。いや、まあ、気持ちは判らなくもないけどさ。しかし、この圧倒的な完成度は何なんだ。この映画に賭ける作り手の病的なまでの情熱。惜しまない拍手を贈りたい!ミッキーローク。イヤーオブザドラゴン以来、鳴かず飛ばず、長いトンネルを歩いていたけど、とうとう華開く時がやってきたね!どんな熱演でも顔すら覚えてもらえないであろうこの映画で、魅せてくれた中年男のど根性、ちゃんと見届けたぜ(エンドロールの名前をみて気づいたけど)。原作の漫画?読んでみたいとは思わないな。この映画で描き尽くしているはずだから。たとえ変態呼ばわりされようと、これだから映画はやめられない。[DVD(字幕)] 10点(2006-07-15 23:32:10)
2. シンデレラマン
《ネタバレ》 ボクシングものってやつは、本当に不思議と駄作がない。それは大脳じゃなくて脊髄で観るものだからさ。減量、パンチドランク、八百長、場外暴力といった、このジャンルにつきもののイベントが捨象されたストーリーも観ていて安心だ。Xew Campionという勝者の判らせ方が粋だと思ったけど、実際の試合もそうだったのね。そして、ジアマッティがやってくれました。周囲を食わず、そして輝かせる天才だ。相手は熱い男ラッセル・クロウ。鬼に金棒とはこのことだ。[映画館(吹替)] 8点(2006-06-17 02:21:09)
3. 潮風のいたずら
こういう昔のドラマは、大抵昔観たときと同等の感動は得られないものだ。確かにタイトルクレジットあたりで、いやーな予感が漂う。しかしこいつは違った。夢がある。そしてしっかりとした話の骨格がある。たとえ設定を戦国時代に置き換えようと、インドの山奥に置き換えようと、ロマンティックは不滅だ。そう、時代や国籍を超えた普遍性があるのだ。しかも、だ。ゴールディホーン。彼女は倍賞智恵子級だ。(注:これは最上級という意味)白いものはより白く、赤いものは真紅に、それでいて、グレーはちゃんときっかり反射率18%のニュートラルグレーに見せる技を持つ。鬼に金棒状態とはこのことだ。コメディ部分をちょちょいと現代風にしてリメークすれば、スーパーマンなんか目じゃない。ただし!ゴールディホーン級の俳優を探すのはちょいと難しい。[DVD(字幕)] 8点(2006-06-05 22:47:02)
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