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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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1.  シェルター 《ネタバレ》 期待はずれだった。 …あの婆さんの年はいったいいくつになるのかということが、わからないのだった。 目隠シストさんのレビューを読んで、なんとなくストーリーがわかったような気がするのだった。ありがたいなあと思うのだった。 まず脚本がよくないうえ、演出もよくなくて、なんだかなあ。 首が反り返るシーンとかも、思ったほどの驚きがないのだなあ。見せ方に工夫がなさすぎる。 お定まりの「主人公が謎を解いて回る」という説明的なシーンの連続は、どうもなあ。 電話中に父親が犠牲になるとかいう、わかりやすいサスペンス的シチュエーションも、なんだかなあ。 いたいけな少女が犠牲になるとかいう、お涙ちょうだい的シチュエーションも、なんだかなあ。 それにしても、ヒロインはこれで夫と父親と弟と娘を失って、天涯孤独になったということなのだろうか。弟の死に悲しんでいるヒマがあんまりなかったようなところが、残念だが。 もしかすると、インテリ女性をいたぶって楽しむとかいう、そういう趣旨なのだろうか。 そうだとしても、あんまり面白くない。期待していたんだけどなあ。[CS・衛星(字幕)] 5点(2012-04-10 20:10:25)《改行有》

2.  人生万歳! 《ネタバレ》 ラリー・デイビッドはドラマ「Curve your enthusiasm」で見ていましたが、考えてみたらウッディ・アレンの分身としてぴったりな人でした。 本業はTVプロデューサーなのではなかったでしょうか。 分身も分身、身長と頭部が余計に淋しいこと以外は、まさに同じ。 頭が緩くてガタイがよくて金髪の女にこだわるところも、いつもと同じアレン。 なんというか、新しい発見のようなものは特にないのですが、行きなれた名店のコーヒーを飲むような、そんな感じです。 男どうしの会話の絶妙さなんかは、ウッディ・アレンならではだなあ、と思います。男どうしの会話はロブ・ライナーもいいですが、ウッディ・アレンのほうが上だと思います。 やはりこの作品にしても「アニー・ホール」を超えるものではなく、彼は一生あれを超えるものを作れないということで、なんとなく損な感じもしますね。[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-04-06 23:29:42)(良:1票) 《改行有》

3.  主人公は僕だった 《ネタバレ》 もしも神さまに会いに行って、僕を長生きさせてくださいと頼むことができたら? なんかそういう発想でできた話ではないのかと。 書いた通りに物事が進むということは、その作者は「神」なのである。 そしてその「神」は、非社交的でスランプで悩んだりチェーンスモーカーだったりする。…神さまにしては、なんかちょっと冴えない。 なんかそういうことかなと思う。 「神」が人の運命を決めるのにいちーち迷ってしまったりするという、なんかそのへんも、「創造神」「絶対神」を念頭に置くと、これは一種の風刺なのかなと、神さまの風刺というのはむこうではあまりしないと思うのだが。 この話自体は、そんなに面白いとは思わない。 さて、不条理…でファンタジー…なのだが、なんというか、この手のものには、観客をとりこにするような俳優が主人公でないと、「もたない」と思うなあ。 とりこにする=ハンサム、ということではなくて、やはり「飽きた」と思わせることのない魅力のある俳優でないと、キツいものがある。ウィル・フェレル、つまらなすぎる。 今回はそういうキャラだからつまらなくしていたのかもしれないが、それを割り引いても根本的にウィル・フェレルはつまらない。この人を、金を払ってまで見たいとは思わないのだなあ。 フェレルがあまりにも薄いために、アクが強すぎて相手を食ってしまうので敬遠されるマギー・ギレンホールが生きてしまったという効果はあった。[CS・衛星(字幕)] 5点(2011-11-13 00:13:22)《改行有》

4.  シャッフル(2007) 《ネタバレ》 とりあえずサンドラは好きだから、相手役の男がイマイチでも、サンドラだけ見ていればなんとかなる。私の場合。 そして、ひかえめな演出も、まあまあよい。揺れるカメラは嫌いだが。 そして、宗教映画…だな、ということもまあいいか。 宗教心を、信仰を持たない人間は「迷う」であって、「時間」にすら迷うのだと。 録画を消去してしまったので、もう確認ができないのだが、疑問が残る。 「鳥の死骸」は、日曜日の夜の落雷?で落ちてきたはず…。ですよね。 木曜日にそれをゴミ箱に入れた。はず? けれど「その前の曜日」にゴミ箱を開けたら「死骸があった」というシーンがあったはずなんだが、どういうことだろう。 もうひとつは「長女の顔のケガ」は火曜日だった。 けれど、始まりの木曜日には、長女の顔って、どうなっていたっけ? 映画の中では、長女の顔のケガに気付くのは土曜日なのだが、木曜日にもケガがあったはずなのに、それについては、いったいどうなっていたのだっけ。 水曜日には長女の出演シーンはなかったからいいのだが。 あれえ、これって…。 で、意図的なのだとしか思えないのだが「新聞を取っていないor読まない」とか、「TVをつけない」とか、カレンダーがどこにも張ってないだとか、そういう小細工がありますよね。 それって…ううむ、これはリンダの回想ということ?妊娠して寝ているリンダがラストで目覚める前の夢ということ? そうすると、「鳥の死骸」や「長女の顔の傷」の矛盾も解けるというか、それならどんな矛盾もOK。 しかし、それだとシャッフルの謎で引っ張るというのはどうなのかなあ。謎じゃないわけだから。 原題は「Premonition」で「前兆」という意味らしいので、もともと「シャッフル」という題名なわけではないのですよね。 全体として悪くはないが、夫役にもう少し魅力のある俳優(死んで惜しいと思うくらいの)を当てて欲しかったのと、構成がこれで「合っている」のかどうかがやっぱり気になる。[CS・衛星(字幕)] 7点(2011-05-30 23:33:52)《改行有》

5.  実験室KR-13 《ネタバレ》 ええと、ネタバレますけどもムスリムのスーサイドソルジャーに対抗するものを作るために、これだけのことをするというのは、ものすごく効率が悪いですね、という映画か。違うか。 ムジャヒディンを1人送り出すために、どれだけのお金と時間がかかっているのか私はよく知らないが、おそらくこの研究施設とは全く比べ物にならないほどであろう。 それを考えると、この映画でやっていることは、ものすごく効率が悪い。 そりゃそうだ、「平和」なところで「死んで来い」と言っても、「わかりました」という人はあまり居ないので、「平和」なところでそういうことを言わせるまでにはものすごい労力が必要だということなのですね。 すると、これだけのことを隠蔽しながらしなければならないのならば、新型兵器の研究開発のほうに金と人をかけたほうがいいのではないか、という当然の疑問になる。 すると、この映画にはほとんどリアリティが感じられないのであるなあ。 本来は「死んで来い」に「YES」と簡単に言わせるには、故郷が攻められるという切羽詰った状況さえあれば、「YES」が生まれるのである。キリスト教圏では、そうでない国よりちと難しいとは思うが。 日本では本土が攻められていなくても、「YES」と言った若者たちがおおぜい居て、わずかばかりの別れ酒と覚醒剤を与えられて、飛び立っていったのだ。この映画のような施設で長時間洗脳などされていなくとも。 …そんなことはもう思い出したくないし、考えたくないが。 クロエはいい女優さんだと思うが、ホラーとかスリラー向きではないのではないだろうか。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-04-12 23:01:39)《改行有》

6.  16歳の合衆国 《ネタバレ》 はっきりした女性嫌悪が感じられます。 悪いことはほとんど、女性の態度がその原因にある、と。 どんな立場や年代の女性でも、その点では同じように描かれています。 アメリカは建国の当初女性の数が足りなくて、ほとんどの男がアブれてしまったので、自分専用の女性を確保できないまま死んでいった男性がいっぱいいたのです。 アブれた男はどうするかというと、お金で買える女性を短時間所有したり、1人の女を他の男(たち)と共有することで、生きていたと思われます。また、このことにより、アメリカにおいてのみ見られる独特な現象が発生し、「亭主の長期不在」が様々なトラブルを生む問題と化したり、長い間の売り手市場において女性たちの専横ぶりが発揮されたり、運よく専用の女をゲットした男が過剰な配偶者防衛意識を持ち続けたり、「複数の男と寝る女」を異常なまでに蔑視したり、「分け前」をくすねる存在としてレズビアン女性を敵視したり、そういうヘンなことがあそこの国にはたくさんあって、200年経ってもまだ傷跡が癒えていないわけです。 そういう前提でこの作品を見ないといけません。 そして、この作品に出てくる女性たちのほとんどが、遠まわしに「悪役」にされていることに気がついてください。 パールの浮気ですら、彼女が男を放置してLAに行ったことが悪いんだ、と本当は言いたいわけです。女はいつも男の傍に居て、機嫌良く夜の相手をし、「他の男とは寝ないわよ」という安心感を与えるべきだ、というのが彼らの本音なのです。 これが女性嫌悪でなくてなんでしょう。 なので、この作品は「特殊な環境に置かれた国の可哀相な男たちの亡霊が生み出した幻影」というべきものです。このモチーフは、あの国の芸術作品に繰り返し繰り返し投影され、他の国の人間を当惑させます。ヘンだなって。 少年犯罪である必要もないし、ゴスリングがどうしても16歳に見えないので、作品全体に無理感が蔓延してしまっています。 ※戦後まもなくの日本では適齢期の男不足という逆の現象が起こり、結果として一生独身とか妾に甘んじる女性が大量発生した。このことは日本女性に「女性が配偶者を専有することへの諦観」を再認識させ、男性の貞操に寛容な社会慣習を更に強固なものにした。この意識は世代を超えて母から娘へ受け継がれ、現在まで廃れていない。性別人口の不均衡は常に不幸な歴史を生み、未来に影響を与える。[CS・衛星(字幕)] 5点(2010-10-10 12:43:39)《改行有》

7.  ショック集団 《ネタバレ》 3人の目撃者はそれぞれアメリカが抱えていた深刻な問題を象徴していたわけで、戦争(兵役)、人種差別、科学の暴走(盲信)というわけですね。人を狂わすほどの深刻な問題を挙げろと言われれば。 もう2~3年遅ければ、「マフィア」とか「国家的謀略」を抜きにすることはできなかったでありましょうが、それでも、この時点で「アカの脅威」とか逆に「アカ狩りの恐怖」は入れてこなかった。それらは戦争や人種差別や科学の暴走を押しのけてまで「人を狂わす」とは言えないと考えたのでしょうか。…ここのところのチョイスに作り手の意思が最もあらわれているはずなので、関心を持つべきはジャーナリストがいかに狂っていくかということよりは「チョイス」に対してです。 3人の目撃者がなぜか名乗り出た?そして氏名が公表されたか情報が漏れたという、著しく不自然な設定はリアリティに問題があります。 また白黒が残念な気がします。精神病院の雰囲気を白黒であらわして、記憶をカラフルなものとして強調したいというのはちょっと安易じゃないでしょうか。ともあれ、意欲作です。[地上波(字幕)] 7点(2010-06-20 00:00:29)(良:1票) 《改行有》

8.  ジョン・カーペンターの要塞警察 《ネタバレ》 リメイクのひどさにさんざ悪態をついたのち、ちゃんと全部見ました。 オモロイわ~。 「要塞警察」の正当なリメイクは「ゴースト・オブ・マーズ」だったというべきですね。 カーペンターは、「要塞警察」では逃がせなかったウィルソンを、アイス・Tを逃がすことで逃がしてやったということです。 低予算短期間でこんなオモロイものを作れるとは、今さらしつこいけどカーペンターはスゴい。 このカーペンター独特の音楽、ベンベベベベン、ベンベベベベン、ちゅうお約束のベースノートがイカしているぞ(なんとなく笑えるけど)!カレ独特の「間」もこの時から健在だ。いきなり子供は死なす、黒人警官が主人公、掟破りとはカレのことさっ。 カーペンターの「間」って、いったいなんなのかと考えるに、現実の出来事ではマヌケな間って必ずありますよね。フツーにドラマや映画を作るときには「間」を摘んでドラマティックにしますけど、そのほうが見やすいですけども、リアリティを損ねるには違いないです。「間」を摘むほど、「舞台」に近くなります。カレはドラマに照れているうえ、「舞台」も嫌いなんだと思う。なおかつこの「間」は笑いも狙っています。 さて、「要塞警察」鑑賞中、私はゲラゲラ笑いました。登場人物の全員がシリアスであるにもかかわらず、いや超シリアスであるほど笑いを誘うようにちゃんと設計されています。 たとえばウィルソンですけど、こんな状況でも女に色目を使いつづけるという、もう「救いようがないほどバカなアメリカ男の生きざま」とかね。まるでそれが「義務」であるかのように、女を口説き続ける姿は、笑えるしなんだか憎めなくなってくる。「この期にいたってまだ口説いてるよ」あ~あ。あと、この状況でいきなり「シリアスじゃんけん」とかね。ほかにも笑いどころ満載。 ゲラゲラ笑ってください。カーペンターもそうしてほしいと思ってます。きっと絶対。[CS・衛星(字幕)] 9点(2010-03-14 18:00:53)《改行有》

9.  心臓を貫かれて<TVM> 《ネタバレ》 この極度に病人顔の男優さんは、「ヘブン」でケイト・ブランシェットの相手役をつとめたあの人だったんですね~。 ここまでして目の下のクマを強調する必要があったのかという疑問が。そりゃ病人顔が似合っているけどもさあ。ちょっと疲れるんだよなあ。 とても不思議な作品で、たぶんアメリカ史という目線で見れば重要な作品であることはまちがいないと思います。インディアンの呪い、ユタ州、モルモン教、家庭内暴力、不倫、犯罪、メディアと金、死刑と、アメリカならではの問題がてんこ盛りに詰まっているのだ。 けれど、賢明なのはそれをみんなの問題にすりかえて「社会が悪い」という方向に持っていかなかったことで、それが作品の質の低下を防いだ。あくまで「ギルモア家の問題」として語っていながらそれでいて、どうしても「ザ・アメリカ」というふうにしか思えないところ、すごいかもしれません。 ここの家族はよく考えればすっごくヘンですよ。「家族だから犯罪者でも死んでほしくない」と泣きながら、誰一人嘆願書に署名しないうえ死刑に立会いもしない。ヘンでしょう。 結局「兄の意向を尊重する」という言い訳で済ますわけなんですが、ここらへんがきっと、「とてもアメリカ的」な部分であり日本人にはなかなか理解しにくいところで、しかも「アメリカの本質」をすごく突いていると私は思います。 「どんな形の自由でも侵害するのはよくない」というのが、アメリカにあって日本にない理念で、驚くことに宗教を超えたところにソレは位置するらしい。「武装する自由」はもちろんのこと「死刑になる自由」というものまで尊重してしまうところが、「とってもアメリカ」なのです。私が思うアメリカ人の「クソ真面目、バカな真面目」さです(でも特定の自由は平気で侵害するところが矛盾しているよね)。 結局ゲイリーは一家の不幸を1人で背負って墓の下に持っていったようなことですね。家族はそれを知りながら黙って見送っているというのが、ブキミであり怖いのです。 それにしてもベッシーは義理の息子(前妻の子)と避妊なしでセックスしてバレずに不倫の子を生んで夫の子だと言い張って平気で一緒に育ててすごい女性です。フランクシニアは「孫」を「子」として育てたことになるのですねえ。ゲイリーよりも母親のほうに興味があります。エイミー・マディガンとサム・シェパードの迫真のバトルシーンは一見の価値あり。[CS・衛星(字幕)] 8点(2009-05-12 19:07:21)《改行有》

10.  11:14 《ネタバレ》 ものすごくダメなわけではないです。 が、「あざとい」部分が目立ちすぎているので作品としてはあんまり評価されないしできなくなってしまう。 あざといというのはもちろん観客の生理的部分に訴えるようにショッキングなシーンを複数入れてきたことで。私はこういうのは基本的に認めない。そんなんナシで勝負してくんなきゃダメだわ。 だからチ○チ○の部分とエッチの最中に頭の上に石像が落ちてくる部分ナシでも記憶に残るかどうかで考えてみなきゃならない。だとするとたぶん、1ヶ月もしないうちに見たことを忘れているだろう。 こういうのってたぶんリドリー・スコットの悪影響なのかもしれません。駆け出しの新人映像作家たちが安易に飛びつきがちな方法ではあるでしょう。どうすれば観客の記憶に残るか。 しかしリドリー・スコットはもともと変態でして、目立ちたくてそういうことをやってきたわけではないのですたぶん。そういうシーンが無くても、というか無いほうがカレの作品は素晴らしい。そして本人は顰蹙を買っていることにあんまり気がついていないわけです、自分がどのくらい変なのかってよくわからないですから。 ですから新人が安易に真似をする傾向は苦々しいものです。そんなんで記憶に残してはあげませんので残念でした~。[CS・衛星(字幕)] 5点(2009-05-01 15:34:43)(笑:1票) (良:1票) 《改行有》

11.  シッコ 《ネタバレ》 私はアメリカに行ったことも住んだこともないが、アメリカ製の映像コンテンツはくさるほど見ているのでもしかすると実際に住んでいる日本人より部分的には詳しくなっているかもしれない、それはいばれることではもちろんない。 それでまあ最近、アメリカの貧乏人に同情する気持ちがどんどんなくなってきまして、もうほとんどゼロと言ってもいいでしょう。 その理由はアメリカが前提としている〝前借り借金文化〟に対するものです。 借金=前借りすることによって実際の身の丈より良い生活をするということを前提としている文化に感心しないし、それどころか〝自業自得〟と思ってしまう。 たかが90万円(9000ドル)の医療費自己負担が払えなくてホームレスになる中年夫婦とは、いったい今までどんな経済生活をしてきたのでしょうか。…そらまあ借金まみれの貯金なし、ですわなあ。 同情する気にはなれないのです。ウチの亡父などは60過ぎてから現金で自宅を購入し、生涯借金をせず死んでいったものですから。 マイケル・ムーアは貧乏人の味方ということになっていますから、彼の作品では登場人物は「被害者」という扱いになっています。けどなあ、そういう見せ方をされればされるほど、「貯金してなかったのかよ」とか「医療費は払えなくても肥満するだけの食料は買えるわけね」とか、意地の悪~い突っ込みが止められなくなるのであった。 なによりも、アメリカという社会が〝是〟としているものが「より大きなリスクを引き受けて成功したヤツを尊敬する」ということで建国以来この点は動いていないわけですから、その裏には「敗者」がいっぱいいることが当然なわけで、あそこの国民はそれでいいと思っているわけです、本心では。 よくないのは「自分のとこが敗者」であることに対してであって、基本的には上記の理念がみんなのコンセンサスでしょ。 …だからアメリカの貧乏人のグチって、まともに聞く気がしないんですよ。たまたま〝あなた〟の運が悪かっただけなのね、というレベルの話に聞こえる。 つまりは、「国を良くしていこう」というコンセンサスはまだ、あの若い国にはできてない、と私は思っているし、みな「勝ったもんがやり放題」でいいとホントは思っているみたいだし。自分が勝ってないことに対する文句は言うけども、という話でしょう。違うの?ムーアさん?[CS・衛星(字幕)] 5点(2009-04-28 14:33:28)(良:2票) 《改行有》

12.  ジャンパー 《ネタバレ》 見事なほどに誰も死なないうえに何も解決していないということで、「シリーズ化します」宣言なのだ。 そういう親切さ(?)なのだが私は正直「2」を見たいという気持ちが湧き上がらない。 「瞬間移動」という「金脈」を掘り当てたつもりになっているのかもしれませんが…ダイアン・レインとかサミュエル・L・ジャクソンなんかもう若くないんだから、出演作を選んだほうがよかろうに。私は晩節を汚している(ダイアン・レインは晩節とはいえんが)と思うのだった。 くっだらないんです。このくだらなさは高校生を喜ばすのでせいいっぱいのくだらなさでしょう。初恋の彼女の扱いはいったいなんですか。世の中は30年前にすでにシガニー・ウィーバーがリプリーをやっているんです。そして歴史は「リプリー前」と「リプリー後」にわかれたのです。それがなんというていたらくですか。 百歩譲ってミリーが守ってやらないと死んでしまうような弱い存在だったと認めても、ミリーには「人格」さえ無いではないか。8年ぶりにあらわれた同級生に、仕事を早退してのこのこローマについていき、ホテルの部屋が特上だったというだけで喜んでエッチしてしまう、そんな女が今もいると思いますかそんなワケないだろ。 いるとしたら単に頭が弱い女ということだが、当然この作品ではそういう扱いはされていないですね。 ですから、私はシリーズ化されようが視覚効果がスゴかろうが「ジャンパー」には大バツをつけたいと思います。あんまり女性の観客をバカにするんじゃありません私は怒っているぞ。 ダグ・リーマンはこういうお子様向けSFに向いていないと思うしもったいないと思います。[DVD(字幕)] 3点(2008-12-18 19:38:40)(良:3票) 《改行有》

13.  実録ブルース・リー/ドラゴンと呼ばれた男 《ネタバレ》 どうせブルース・リー礼賛の幇間映画であろうとタカをくくっていたが、そうでもなかった。 これは、ブルース・リーの「アメリカの友人」たちが、彼を偲んで作ったというところで、不名誉な事実でも排除しないというドキュメンタリー的視点が盛り込まれているのであろう。 というか、ブルース・リーはアメリカにしか友人は居なかったようだが。彼がいかにして「アメリカにしか友人が居ない」人生を歩むに至ったのかが、幼少期から丁寧に説明されていて、私にすら「人間ブルース・リー」の実像が見えてくる。 彼は、注意欠陥多動障害(ADHD)であったのだと、私は確信した。そのため、幼少期から問題が絶えず、ついには家名の恥になるからと10代後半でアメリカへ追い出されたのである。ADHDを持つ人は、打ち込むと尋常でない集中力を発揮するから、長じて芸術面で功績を残したり、俳優で成功することも多々あって、トム・クルーズもそうだ。トム・クルーズは識字障害まであった。 実家ではお坊ちゃん生活をしていたブルース・リーは、170センチしかなくて中国人であるためアメリカで散々つらい思いをする。比較的若いうちにアメリカの文化に取り込まれた彼は、「アメリカのタフガイ」を真似て生意気な態度・言動が身についてくる。これは死ぬまで変わらなかった。 もともとは自分の悪い素質が原因で故郷から拒絶されて出てきたわけだから、彼はアメリカで定着しようとカンフー教室を始めたりTVドラマに出たりする。 そして、自分の子供は少しでも「背が高くて彫りが深くて白人風」に生まれるように、「金髪碧眼」の白人女を嫁にする。 アメリカで役がつかない彼はコバーンの助言で香港に戻り、映画に出てスターになったあとは、トントン拍子の人生なのだが、ここで「すっかりアメリカ人になったかのようなブルース・リー」の負の面がはっきり出てくる。妻公認で別の女を作る。これは一夫多妻ということなので、所詮彼は東洋人であることを証明しているようなものだ。近親憎悪により中国人を軽蔑し、気に入らなければ脅す。 ブルース・リーは、若くしてアメリカへ放り出されたために、「アメリカ人(とくに白人)になりたかった中国人」として生き、死んでいったのだ。 運命は皮肉で、「白人風」に生まれた息子は28歳で事故で死に、「白人になりたい」という彼の夢は完全に消されたのだった(正確には娘はいるらしいが)。[CS・衛星(字幕)] 8点(2008-12-05 11:07:59)《改行有》

14.  情婦 《ネタバレ》 これだけふる~い作品だと点の付け方に迷う。 デートリッヒ56歳!の美しさに皆さん驚愕してください。このシワひとつない顔。脚線美。まっすぐな背骨。ジムやトレーニングマシンやピラティスやボトックス注射やフェイスリフトなどの無い時代に、ど~やって維持したんですかデートリッヒさん。 もいちどいうけど56歳!しかし日本にも岩下志麻がいる。 おっと作品の内容については、看護婦とのおふざけが余計だったなあ…というか、ウィルフレッドさんの生活というのがあまりに現代日本の庶民とかけ離れているためにどうという感慨もうかばず。あまりにくだんないトリックについては、まあその時代のクリスティーだからこれでもいいのかもしれないけど今なら火サスでもこんなものは通用しないけどだからふる~い法廷映画とか困るんだよな。どうでもいいけど卿役の俳優さんがメタボすぎます。[CS・衛星(字幕)] 6点(2008-11-24 19:44:36)《改行有》

15.  真実の瞬間(1991) 《ネタバレ》 メリルという架空の人物(たぶん)を通して、マッカーシズムが人権を無視して人々の幸福を侵害したという事実の再確認と記録を行うとともに、圧倒的な国家の暴力に対して個人がどのような姿勢で生きるべきかという普遍的な課題を二人の子持ち男性を対比させることで描いている。 第二次大戦後、特定の思想信条を仮想敵と見立てた大規模な弾圧は中国(文革)でも日本(レッドパージ)でもあったことだし、マッカーシズムについてアメリカという国の特性が生んだ暴力という決め付け方は私はできない。告発された人の中に実際にスパイが含まれていたらしいので、マッカーシズムの功績はゼロとはいえないのであろう。 しかし、映画「マジェスティック」やこの映画で描かれているメリルや周辺の人々の味わった苦難は明らかに行きすぎ、暴力であるのだがこの時点では誰も止めることができなかった。 それで「個人」対「圧倒的な国家の暴力」の問題にもどるわけだが、メリルとラリーという二人の父は「優先順位」を決めなければならぬという究極の選択を迫られ、正反対の行動を取った。 メリルはもともと仕事優先でそのために離婚までしている。「映画バカ」という言葉がぴったりの男で、我が子に淋しい思いをさせるのは辛いが、仕事を犠牲にすることだけはできない。 が、そんな彼にも仕事より大事なものがあることがこの事態で判明してしまった。友人や知り合いの名を売ることがどうしてもできなかった。 干されたメリルが、仕事恋しさに苦しむシーンをデニーロが熱演している。一日だけの身代わり監督であっても、現場に立った彼が水を得た魚のように生気を取り戻す姿は見事。 いっぽう、メリルを売ったラリーは妻を失い息子から母親を永遠に奪ってしまった。ラリーの選択は「子供と仕事」であった。 この後メリルは短期間刑務所に入り、その後10年以上仕事が出来なかったであろうから、メリル一家の生活は嫁頼みで細々と営まれることになる。 ラリーは罪の意識に苦しめられながら、いずれ再婚でもして映画界で生き残り、時折非難されても耐えて生きる。 そんな二人の息子たちが、どんな大人になったのか、父が息子に与えたものはそれぞれ何だったのか、冒頭かラストで息子たちの邂逅シーンがあってもよかったのではと思う。 海外脱出役でのスコセッシ出演がご愛嬌。[CS・衛星(字幕)] 8点(2008-08-01 13:52:28)(良:1票) 《改行有》

16.  十二人の怒れる男(1957) 《ネタバレ》 フリードキン版は先に見ていたし、個人的に白黒が苦手なので敬遠していたが、やはり見て正解だった。「白黒だよなあ…白黒だよなあ…」というボヤキが、いつのまにかなくなってエンディングをむかえてしまった。 脚本と演出の隙の無さに、各演者の名演で質の高い作品となっている。 今となっては、証拠の検証方法がこんないいかげんでいいのかという時代の違いは否めないので、犯罪ものや法廷ものとして見るのではなく「かの国はことほどさように言葉を重要視する文化なのであるなあ」という異文化発見ものとして見るのがいいかと。 英語で「約束するよ」「必ずするよ」という場合によくアイギブユーマイワードとかユハブマイワードとか言いますが、言葉を与えられたお前は約束のものを必ず受け取れる、と。言葉なのだ。とにかく言葉。 ところが、こういうものはアジアの文化特に日本にはもともとなかったです。今も、欧米並みにあるとはとても言えないでしょう。そして、このへんの誤解があるために外交がなかなかうまくいかないことになる。 彼らはなぜ、そんなに「言葉」を重視するのか。そのヒントがこの映画にある、と私は思う。 12人の怒れる男はそれぞれの理由で「怒って」いて、そのため「偏見のないジャッジが難しい」ということが如実に示されます。誰が、何に対して怒っているのかを一人一人見極めていくのもこの作品の楽しみといえるでしょう。少数意見を無視しないとか異なる意見の人物でも尊重するとかいういささか美化された民主主義の手順が描かれています。 ひとつ日本人が気に留めなければならないのは、カンカン帽の野球に行きたい男です。 彼の「怒り」は「充分な教育を受けられなかったために、学歴や教養が無いことで他人に軽視されがちである」ことで、本人も教養が無いことを心中で恥じています。 そういう彼が評決に当たってどういう行動に出るかというと、「右に倣え」です。根拠を述べるように求められても自分の意見を言うことができない。 実はこの態度は、原因は違っても「世間」や「不文律」や「みんなの満足」を行動の根拠にしてきた日本人と結果的に同じなのである。我々はこの男にならないように常に心がける必要があります。 個人的には、この時代にしかも白黒なのにここまでできるという点で、リメイク版よりこちらに軍配を挙げたい。[CS・衛星(字幕)] 10点(2008-07-30 16:35:53)《改行有》

17.  呪怨 パンデミック 《ネタバレ》 結局清水崇でちゃんと怖がることができたたのは呪怨の初回作だけだったように思う。 パンデミックでは加椰子と剛雄が大放出のサービスぶりで、こんなに出されれば「怖い」というレベルを超えて見慣れた景色に近づいていく。そして、人種を問わず登場人物の誰も彼もがビビってばかりいるので、映画のトーンが平坦に感じられる。要するに、「ビビってる人間を出す→加椰子か剛雄を出す→行方不明か死亡」をただ繰り返しているだけではないのか? そしてまた、加椰子か剛雄が出た場合の効果が一律でないことの理由がよくわからない。行方不明と死亡と意識混濁(イーサンのみ)の差はどういう理由によるものなのか?ただ適当に割り振って演出しているだけということでいいのですか? 本作では、劇中の時間軸を3つ交差させるというトリックが採用されていて、ラストでパーカーの中身の人物を見ることによって、「海外輸出」の事実を明かすようになっている。 が、パーカーの中身はだいたい途中でわかっているし「輸出」されたこともなんとなく想像はついている。例の家で加椰子の追体験をさせられたオーブリーは家に囚われて加椰子の代わりに外人の少女を脅かし、その後「輸出」されたのはオーブリーではなくて加椰子と剛雄だった、ということになったようである。この場合はオーブリーがパーカーの少女にとりついて故郷に戻るというほうが自然な気がするが、あの家の霊たちの戦略はきっとそんな単純なところにはないのであろう。そうとでも思うしかないわな。 また、アクションやスプラッタでなく心理的に怖がらせるホラーであるからして、リアリティを大切にすることは不可欠である。そんな鉄則を初回作で守りきって勝利した清水にして、「全く日本語がダメな白人女が一人で山奥の祠まで辿り着く」「山奥に住む老婆がいきなり英語を話す」「日本語が得意なことになってるイーサンが、とてもそうは思えないカタコトを話すか、もしくは聞いているだけで日本語で返事ができない」などを許したという志の低さが信じられん、まったく。 パン兄弟にしろ、アジアで芽が出てハリウッドの息がかかるとどんどん本来の持ち味が侵食されてしまう。そっちのほうが「呪怨」的ではないだろうか。[DVD(字幕)] 4点(2008-07-22 13:48:23)(良:1票) 《改行有》

18.  シー・オブ・ラブ 《ネタバレ》 テンポはそこそこいいのだし、脇を固める刑事たちも豪華なのだがサスペンスとしては突っ込みどころが多すぎて、犯人当てのスリルとかはあんまり期待できない。 冒頭から、フランクがサイドミラーを全く見ないで車道側に降りるとかいう細部も気になるし、暴力夫が元妻の男遊びを黙って見過ごしているという設定も有り得ない気がするし、殺すのだったら相手じゃなくて元妻のほうだという気がするし、自分がデートした男が3人も殺されているのに、何も気付かず平然として次の男を漁るヘレンという女も変だなあと思うし。 会ったばかりで「タイプじゃない」と言い放っておきながら、次に偶然会ったらもうベッドインしているヘレンという女は相当変。だいたいなぜ偶然会う。「誰とでも寝る女じゃないのよ」というお約束のセリフが非常に浮いている。 …というように脚本がご都合すぎて、せっかくのパチーノ主演作だというのになんだかなあ。 フランクという男については、仕事以外ではいつも酔っ払っているとか、女性を支配したいタイプの古い男性だとか、なのに女が居ないとどうしてもやっていけない典型的なアメリカの男だとか、人物としてはそこそこ描けていると思う。 でもヘレンについては本当に変。女性が描けていないとまともな作品にはならないという見本のような作品。若き日のサミュエル・L・ジャクソンが冒頭に出ているが話には全く絡まない。[CS・衛星(字幕)] 5点(2008-07-14 14:23:05)《改行有》

19.  シン・シティ 《ネタバレ》 こういうのをマトモに見てしまうと、何らかの機能が少々狂ってしまいそうでやばい気がしながら最後まで見た。 このコミックの世界では、女は若くてナイスバディでないと、映ることを許されない。年取ってたり、美人じゃない女はあらかじめ排除されている。〝ママ〟なんて、〝声〟すら出してもらえない。すごいなあ。徹底している。 出てくるすべての男は、他人を陥れるために常に暴力を辞さない。ことになっている。疲れそうだなあ。 まあコミックだから。 3人の中で私が一番面白いと思ったのはミッキー・ロークでした。特殊メイクのせいもあろうが、彼のエピソードが最も見易かった。何をされても死なないのも、悪者相手の残酷なお仕置きも、あのメイクなら「コミックコミック」と思いながら結構平気で見られる。何年経っても頭から離れないヒラヒラパンツのイメージも、あのメイクでカバーできるぞOKだ。だってだいたい誰だか分かんないしあのメイク。 というわけで、最もリアリティのないミッキー・ロークのエピソードが一番イケていた。「だいじょぶだいじょぶ。コミックコミック。」 下手に演技しようとしてしまったクライブ・オーウェンがダメだったと思う。バカに成りきれてない。 ブルース・ウィリスについては…だってあなた、刑務所から出た時点で70歳近いんでしょうが。19歳の女にせまられるのはシリアスでもアリなのか?それともコメディでいいのか?たのむからやめて。 デボンは結構足が太いと思った。[CS・衛星(字幕)] 5点(2007-10-15 17:53:59)《改行有》

20.  16ブロック 《ネタバレ》 ブルースはかなり役作りに励んだと見た。減量+老けメイクで左肩を上げて足を引き摺る。いつものマッチョなイメージを吹き飛ばした。しかし。 ブルースの役作りには感心するが、ひとつ、大きな違和感というか、疑問がある。黒人をバカにしているのか? 脚本を書いたのは白人男性である。エディの強烈なナマりは、いったいどういうつもりか。モスの勝手な役作りというものなのか? ものすごくおおざっぱに言ってしまうと、これは「過去の罪を懺悔して、善人に戻った〝良い白人〟が、〝悪い白人〟と戦って、黒人にお情けを施す」というストーリーではないかあ。 だから、バカにしているのか? 黒人は、〝お情け〟にすがって生きるのを喜ばなければならないような、「第二の人種」だと思っているのか?じゃ、エディが日本人だったとしたら、みなさん、こんな映画見て屈辱を感じませんか? ここのところの思想には、ものすごく無神経な差別を感じる。もち、モーズリー役が有色人種の刑事だったら、そういうことにはならないのだが。もしくは、エディには裏があって、モーズリーがまんまとダマされる、とか。 それを置いといていうと、バスジャックの場面やマンションの部屋番号のくだりなど、モーズリーが知恵者であることをあらわす場面はそれなりに面白い。しかし、モースの悪役ぶりが、あまりにも類型的でなあ。あと、ラスト裁判所の場面はかなり情けないものがあるが(有り得ない…)、バースデーケーキの場面で多少救われた感がある。[DVD(字幕)] 5点(2007-05-05 19:41:51)(良:1票) 《改行有》

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