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1. 死霊館 エンフィールド事件 《ネタバレ》 霊は出る事をもったいぶらない。 母親が来ようが、警察が来ようが、テレビの撮影をしてようが、ウォーレン夫妻がこようが、もったいぶって出てこないという事はない。(出てくる理由があるのが後から分かるものの) それは音響をとっても同じで、怖がらせる所で、おどろおどろしい音がしっかりと鳴ってくれる。 カメラワークも然り、霊や怪奇現象の見せ惜しみはしない。 画面から観ている側に侵食せず、全てを聞かせて、見せてくれる安心感があるから、観客は安心して怖がる事が出来る。 それはどんなに怖がらせても、絶対に客には触らないおばけ屋敷の構造と似ているのかもしれない。 深層心理では「最後には助かる」と分かっている安心感。 この恐怖とは相反する感情を持たせながら、怖がらせる事ほど高度な事はないのかもしれない。[DVD(字幕)] 6点(2017-01-29 20:25:04)《改行有》 2. 死霊館 《ネタバレ》 左右、上下反転するカメラアングルは、視覚的にも話自体にも平衡感覚を失わせる機能を果たしていた。 はっとするような恐怖表現はあまりなかったが、除霊場面のともすればコメディ、パロディにもなってしまうような全てが度を越して過剰な恐怖描写はサービス満点で、とても楽しめた。[DVD(字幕)] 5点(2017-01-28 16:56:35)《改行有》 3. シャーロック・ホームズ(2009) シャーロックホームズがスマートすぎて泥臭さ必死さが感じられず、ピンチがピンチに見えずに、盛り上がりに欠けた印象でした。たぶんそれが自分の中でいまいち面白くなかった理由です。[DVD(字幕)] 4点(2011-02-22 18:19:11) 4. シンプル・プラン 《ネタバレ》 金が絡むと人間の本性が見えてくるって表現は実に的を射てますね。 一つの出来事がきっかけで、今まで見て見ぬ振りしていた問題や隠していた不満、思いがすべて表に出てくる。最後には全てが崩れ、後には妙な爽快感と後悔が残る。自分の体験にもあるなぁ~と思いました。[DVD(字幕)] 7点(2011-02-19 18:13:04)《改行有》 5. 死霊のはらわたII 1が本編でこれは番外編という感じでした。コメディ的な要素が増えてて面白かったです。[DVD(字幕)] 5点(2009-11-29 20:03:39) 6. 死霊のはらわた(1981) 《ネタバレ》 ホントに、くどくてしつこくて気持ち悪くて、悪趣味な映画ですね。やっと倒したと思ったら最期にもう一山、二山。とどめは自分もアッシュと共に一夜を越した気分になって、どっと疲れ、ホッとした所でのあれ。見終わった後にこんなに疲れた映画は始めて。もちろん全部ほめ言葉です。[DVD(字幕)] 7点(2009-02-03 04:39:43) 7. 死霊のえじき 《ネタバレ》 ゾンビとの戦いというより人間同士の争いがメインに置かれているような内容でした。閉鎖された空間の中で、恐怖感から発狂するミゲル、ゾンビに人間愛に近い物すらを抱く博士、自尊心は強いが部下を大切に想うローズ大尉、ただ一人の女性で精神的に限界に近い状態で戦い続けるサラ。それぞれの人間が己の中の正義や欲望を主張することによって、少しずつ少しずつ関係に亀裂が生じていき、ついにその均衡が崩れる。それは誰が悪い、間違っているとかではなく、ゾンビを飼いならすことによって生き残ることを考える博士も部下をあんな姿にされて激昂する大尉の気持ちも理解できるだけに余計にやるせなさや絶望感が増し、それがよりリアルになったゾンビメイク、殺人描写と相まって異常に強い恐怖感を抱きました。生き残った三人にしてもいつまたゾンビが忍び寄ってきても不思議でない状態、世の中的にはただ終末に向かっていくだけの状況を考えてもまた然り。今までたくさんの映画で語られている事ですが、人間同士の争いを見る度に本当に怖いのは人間の心なのかと痛感させられます。[ビデオ(字幕)] 7点(2008-02-04 19:51:55)
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