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21. スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐
《ネタバレ》 どんな小さな窓にも外の無数の船が描き込まれている。信じられないほどの映像の作りこみ。しかし肝心の「人」にはリアルさがまったくない。「汗をかかない」、この壮絶な違和感はこれに尽きる。服も汚れない。思えばEP1はアクションが連続していなかった。前作からその違和感が明らかになり、EP3ではもはや脳内修正不可能なレベルになってしまった。彼らは今戦っていたのではないのか?灼熱の世界から生還したのではないのか?シーンが切り替わるたびに洗い立ての服、仕上がりたての化粧、セットしたての髪・・・。たしかに不満な点は他にも色々ある。正体を明かしたパルパティーンと一瞬対決しようとするのが実に意外だったくらい元から黒すぎるアナキン、無抵抗で惨殺されるジェダイ・マスターズ、質感はリアルでも動きがディズニーアニメなクリーチャー達、シーンを作りたかっただけの無駄なプロットの数々・・・しかしすべてをぶち壊すのはやはりリアルさをまったく欠いた「人」の演出である。「人」を見なければいい映画なのかもしれない。それをいい映画と言ってよいかわからないが。評価点1というのは冷静な評価と言えないかもしれないが、この残念感、がっかりした気持ちを他に表す方法がない。[DVD(字幕)] 1点(2011-08-28 19:44:12)(良:2票)
22. スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃
まずヘイデン・クリステンセンの顔がジェイク・ロイドと全く似ていないのが気になる。せめて髪にストレートパーマ当てるとかもっと刈り込むとか口を小さく見せるとか(これは難しいか)できなかったものか。アナキンはあまりに純粋な感情を持つがゆえにダークサイドに取り込まれた、と信じたいが、最初の登場からあの調子では特にきっかけがなくてもいずれ道を踏み外したように感じる。服も黒いし。あと転げ回ったり敵に捕まってボロボロの状態でも服はピカピカ、お化粧ばっちりではリアリティが感じられない。そしてオビ=ワンが乗る宇宙船、銀河系を飛び回るものとしてはあまりに小さくてチャチくありませんかね?実物作るのは下手になったか。旧三部作の乗り物はどれももっとリアルだったぞ。この作品は史実(?)を映像化する義務があったとはいえ、ちょっと余計なシーンを作りすぎた。あれだけの映像を作った事に対して+2。[映画館(字幕)] 5点(2005-05-19 18:32:32)(良:1票)
23. スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス
何度も観てるうちに慣れたが、まず最初に見た時カット割りがちょっと不自然な気がした。もうすこし各シーンじっくり長くするといいが、そうすると映画として成り立たないかも。評判の悪いジャージャーだが、個人的にはああいうのがいてもいいと思った。ドロイド軍団のCGはテカテカしていて興ざめ。役者はみな素晴らしいと思う。アナキン役のジェイク・ロイドもいい。立派な俳優に成長することを願っている。そしてレイ・パーク。一流の格闘家の体さばきはやはり別格。モール卿とジョン・ウィリアムズに+2。[映画館(字幕)] 7点(2005-05-19 18:29:46)
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