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プロフィール
コメント数 2291
性別 男性
年齢 47歳
自己紹介 好きなジャンル【 SF、アクション、サスペンス、ホラー、ミステリー 】
見たあと面白かったと思える映画は、ドラマ系、実話系、裁判ものが多いかもしれません。
サクセスストーリーが一番好きです。
見た後元気になれるし、夢があるから。

みんシネで面白そうな映画をチェック⇒映画を見る⇒レビューを見る⇒自分のレビューを書く
だいたいこんな感じで映画ライフを楽しませてもらっています。

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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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61.  スライディング・ドア 《ネタバレ》  アイデアが天才的に面白いです。アイデアを活かす演出も職人技。ただ悲しいかな、ストーリーがいかんせんつまらないです。せっかくのアイデアと演出が活かされるようなストーリーじゃないのが残念すぎます。  そもそも、ロマンチックでドラマチックでファンタジーなアイデアなのに、健気な女性が報われないような、そんな現実的なドラマにするなんてもったいないです。このアイデアありきであれば、2パターンのハッピーエンドを用意しても良かったんじゃないかな。例えば、『電車に乗り遅れるかどうかで運命の相手が変わってくる』なんていうオチでも、十分趣旨はつかめていると思うんです。そのほうが見ている人もハッピーな気分で終われると思うんですけどね。  二つのストーリーが平行して進む様子をこれだけわかりやすく表現するのは凄いです。二つの世界がリンクしそうな雰囲気をところどころで醸し出しちゃっているのは感動的ですらあります。絆創膏で区別。ヘアスタイルで区別。ちょっとした工夫、その工夫を使うための動機付け、鑑賞者へのそーゆーちょっとした心遣いが嬉しいですよね。  特に、ラストで目を覚ましたほうのヘレンが、もう一人のヘレンの人生とシンクロするシークエンスと、エレベーターのオチは素晴らしい。だけど、二人がそれぞれ事故にあっちゃって、身体が傷ついたことを考えれば、やはりハッピーエンドとは思えず、満たされる気分になれないのが残念です。[DVD(字幕)] 6点(2014-06-12 14:39:57)(良:2票) 《改行有》

62.  スイッチバック 《ネタバレ》  少しだけ意外性をもたせたサスペンス。まさかこの人がってゆう人を犯人に配置したのは面白い。プロローグで子供が誘拐されるエピソードが、犯人予想をミスリードさせるのに一役買っているのも良いと思います。  ただ中盤で早くも犯人がわかっちゃうのって、どう考えてももったいないです。犯人が誰かわかっちゃうと、本作の場合どうしても興味が削がれちゃうんですよね。  あとは『動機』とか『着地点』なんかが気になるわけですが、着地点はともかく動機はあってないようなもんなんです。  それに知人や友人をこのタイミングで殺しまくるっていうのは腑に落ちないです。ただの快楽殺人犯ってことなんでしょーけど。演じる役者がダニー・グローヴァーじゃどう頑張ってもそう見えないです。  犯人がわからないときはいろんな人が怪しく思えて面白かったんですけど。  とにもかくにも、とっても惜しい感じのするもう一歩な作品でしたね。[DVD(字幕)] 6点(2014-05-25 17:53:26)《改行有》

63.  素晴らしき日 《ネタバレ》  軽快なリズム。スピード感のある展開。  なかなか楽しい作品です。  ラブストーリーだけでなく、お互いの仕事のドラマがきちんとストーリーとして見ごたえのあるものになっているのが大変良かったです。二人が仕事に対して真剣な分、肩入れする気持ちが生まれますし、コメディパートの面白さも際立ちます。  時間に追われる身でありながら、どうしても言わなければ気がすまない口げんかは特に面白い。普通だったら、口論は、もっと険悪になったり、間があったりするものです。ところが二人の場合、何せ時間が限られているもんだから、お互い必要最低限なことだけを言って終わりっていうのが小気味良いです。  で、本作で唯一気に入らなかったのは子供、特にサミー(男の子)のほうですね。コメディだから目くじらたてるもんじゃないってのは重々承知しています。ですがたった一日でこんだけトラブル起こすってのはさすがにあんまり。どんなにやんちゃな子供だって、やばいことしちゃったら、それからしばらくは大人しくしているもんです。ですがサミーにはそれがまったくない。完全にトラブルを起こすアイテムとして配置されているのがあからさま。だから見ていてついイライラしてしまいます。  でも子供たちの面倒を二人で協力しながら見ていくっていうストーリーはとても面白いですね。[DVD(字幕)] 7点(2014-05-19 02:02:49)《改行有》

64.  スクリーマーズ 《ネタバレ》  これってやはり『B級』になっちゃうんですね。個人的には『A級』レベルの魅力を放つ作品でした。  この世界観、臨場感。娯楽作品でありながら、SFでありながら、この世界と真剣に向き合えるだけのクオリティが備わっていることが素晴らしいじゃありませんか。  近代的かつ退廃的。絶望的な世界の中に存在する、まるで明るい未来を予感させてくれるような脱出用シャトルの造形美。こういうコントラストの効いた作品ってかなり好きです。  アクション・ホラー・SFの良い点をバランス良くミックスさせたような作品で、個人的には『ブレードランナー』や『エイリアン』よりかはこちらのほうが好きです。  お約束ながら、自分の留守中に基地が全滅させられるっていうのは、この手のタイプのホラーでは一番アツイ展開ですね!  この作品ってシリーズ化はされていないんですか?だとしたらもったいないなー。  私の一番好きなスクリーマーは、タイプ1でもなければ、2でも3でも4でもない、地面の中を突き進むやつです。あいつは最高です。[DVD(字幕)] 8点(2014-05-03 21:45:42)《改行有》

65.  スウィンガーズ 《ネタバレ》  コメディだからと思って我慢しながら見ていたんですが、30分くらいまでに何回か観るのやめようと思ったくらい、つまらなかったし、イライラしました。群像劇ではないですが、群像劇っぽい雰囲気になっているのがあまり好きじゃないです。ストーリーなんかあってないようなもんです。  ただ、しばらくするとこの雰囲気やキャラになれてきたのか、不快な気分がやや収まり、割と冷静に観られるようになりました。そうすると不思議なもんで、割と面白いシーンやトークが楽しめるようになってきます。とは言え、人に薦められるレベルではありませんが。  これって所謂「あるあるネタ」を楽しむよーな作品なのかもしれないです。それこそアメリカで生きている人には「わかるわかる」みたいな。だから観る人を選ぶ作品だとは思うんですよねー。  友人達がなんせ友だち思いなので、その辺りの押し付けがましくない友情は見ていて清々しいものがあります。ですがそれ以外には映画としてそんなに魅力は感じません。  マイクが情けない雰囲気を漂わせながらも、大事なところ(主にナンパ)は自分の力でしようとする姿勢は好きでしたけどね。  ラストの小ネタも爆笑です。[ブルーレイ(字幕)] 5点(2014-04-30 01:17:44)《改行有》

66.  スティーヴン・キング/痩せゆく男 《ネタバレ》  ジプシーから呪いを受ける3名が、もともと社会的地位が強い立場であり、人として同情しづらい人間であることがまず致命的ですね。3名が極悪人であればまだ良いのですが、微妙な立ち位置なので、同情もできないし、かといって3人がやられちゃうことに対するカタルシスだって感じないわけです。  更にはジプシー側の人間性にも問題あり。  結局、どちらにも肩入れできないまま、成り行きだけを目で追っていくばかりでした。登場人物たちのキャラもいささか不愉快です。行動には一貫性がなく、方向性がはっきりしない部分も気になります。呪いをかけた本人には報復行動を起こさず、嫁と友人への報復を優先するラスト。全く理解できません。それがゆえの、あの救いがないくせに皮肉だけは残すようなオチ。途中からは映画の着地点だけが気になって観続けましたが、正直最後まで観る必要は無かったです。  ジプシー側も共倒れになるような、まさに「人を呪わば穴二つ」みたいな締めくくりにしてくれれば、ありきたりかもしれませんがもう少し評価も変わったかもしれません。[DVD(字幕)] 4点(2014-04-30 00:29:42)《改行有》

67.  スクリーム3 《ネタバレ》  「完結編」を意識しすぎてストーリーを凝っちゃったために、ホラーのレベルが下がっちゃいましたね。全体通して説明口調的な演出になってしまい、スピード感がなくなってテンポも悪くなった気がします。謎解き、答え合わせ、を意識しすぎなんじゃないでしょーか?  3作目ともなれば、観る側は当然スクリームシリーズに対して耐性がついているはずです。そこでテンポが悪くなり、ホラー要素が薄くなれば、益々物足りなく感じてしまうでしょう。  もちろん、シリーズ通して少しばかりそのままになっていたっぽい謎が気になる方にはおススメですが、はたしてどれくらいの人が1作目の母親の謎なんて気にしていたんでしょうか。私は正直そんなもん1作目観終わった時点でなんの興味もなかったので、今さらぶりかえされても「はあ・・・」って感じです。  好きなシリーズだっただけに、盛り上がり切れないまま終わってしまったのが残念です。最後の余韻は個人的に好きですけどね。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2014-04-27 00:19:38)(良:1票) 《改行有》

68.  好きと言えなくて 《ネタバレ》  自分の容姿に自信がもてないアビー(ジャニーヌ・ギャロファロ)と、容姿は美しいが知性・教養にコンプレックスをもつノエル(ユマ・サーマン)の二人をブライアン(ベン・チャップリン)が間違えて認識するというストーリー。ありがちですが、かなり丁寧に作りこまれているうえに、動物たちのアクセントが入ることで、ラブコメとしての完成度は高いと思います。  ブライアンはアビーの知性・教養・性格・人柄に惹かれるわけですが、アビーがノエルを身代わりに仕立てちゃうのです。ノエルを見たとき、ブライアンはまるでノエルに一目ぼれしたかのように立ち尽くします(実際はアビーだと思っているわけですが)。こうなってくると、当然、外見or内面、大切なのはどっち?っていうテーマに発展していくんですよね。  まあ、好きなタイプの作品のはずなんですが、なにしろアビーがそこまで不細工にも見えない。最初アビーがラジオで相談に乗っているシーンなんかは、まだノエルが出てきていないこともあり、働く姿のアビーが純粋に格好良いし、魅力的に思えます。そうすると、アビーがノエルを身代わりに仕立てるシーンがなんか無理矢理状況をややこしくしようとしているように見えて、ちょっとイラっときます。その後もさっさと誤解を解けば良いのにと思っちゃいましたね。  また、ラストで結局ブライアンはアビーを許して、アビーと結ばれるわけですが、もしノエルもブライアンのことを好きだと知った場合にどちらを選ぶのか、それが知りたかった気もします。そこまで見せてくれれば、本作最大のテーマをきっちり消化することにもなったと思うんですけどね。なんか肝心なところはうやむやにされちゃった印象が残ります。[DVD(字幕)] 6点(2014-04-23 15:00:20)《改行有》

69.  スクリーム2 《ネタバレ》  このシリーズは良いですね!予測の範囲をちょっとだけ超えてくる辺りに、ホラー映画としてのセンスの良さを感じます。  今作について言えば、「まさかこんなとこで?」という場所で事件が起こるのが良い。 その一発目はもちろん映画館。あの衆人監視の最中でまさかの殺戮。確かに、人々の視線は映画にいっているわけだし、映画の悲鳴で犠牲者の悲鳴はかき消される。更には周りにもコスチュームを着てスクリームごっこをしている人がたくさんいるから、違和感は感じづらい。よく考えられているな~。  そして真昼間の大学キャンバス内で、一瞬のスキをついて車中に引きずり込むってのもかなり意外でした。てっきりあそこは電話で脅かして終わりだとばかり思っていたので、完全に油断しちゃいました。  で、何と言っても警官に完全にガードされているところをあえて襲うという無茶っぷり。  この作品って、何気にクオリティ高いと思います。ホラー映画のセオリー踏んでいるようで、そこをさりげなく一歩踏み出しちゃっている大胆さがあると思います。結構実験的なホラーを見事に演出してくれていると思います。  まあ、ラストのサイコっぷりは前作のほうがいっちゃっていた点と、ランディを殺してくれちゃった点だけは、少しマイナスです。  ですが、ホラー映画としては、質・量の両面でレベルは高いと思われます。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-04-21 00:20:11)(良:1票) 《改行有》

70.  すべてをあなたに 《ネタバレ》  とんとん拍子に成功が積み重なっていくサクセスストーリー。まったく何の変化もかかっていない無回転シュートなので、ものすごくわかりやすいです。ただ、ラストの解散エピソード以外は、まったくの毒なし、障害なしですので、映画にサプライズや刺激を求めがちな方にはさすがに物足りないかもしれないですね。  音楽は心地良いし、序盤から中盤にかけては軽快なテンポで話が展開していくので、結構ノリノリで楽しめます。  その一方で、一つ一つのエピソードは恋愛パートにしろドラマパートにしろかなり薄味。映画全体を広く浅く引き伸ばしちゃったような作品ですから、それは仕方ありませんね。長い間記憶に残っていくような作品ではなさそうですが、爽やかな気分に浸れる娯楽ムービーですので、休日なんかにコーヒー片手にのんびり見るのが良いかもしれないですね。[DVD(字幕)] 7点(2014-04-20 23:35:53)(良:1票) 《改行有》

71.  スクリーム(1996) 《ネタバレ》  なんかコメディと思い込んでしまっていたので、導入の本格さに本気でびびりました。なんてこった。まじめか!しかも殺人鬼が窓破って飛び込んでくるシーンと、連れがドアをバーンて開けて入ってくるミラクルが偶然重なって、鼻から心臓飛び出すかと思いました。  このタイプの映画で犯人探しなんてきっと意味ないから、はなから探す気なんてなかったんですけどね。気付いたら犯人探しやっちゃってますね(笑)2人いるとは思わんかったな・・・。最初、何故かテイタム(ローズ・マッゴーワン)が怪しいと思っていました。  スピード感、テンポ、ノリ、恐怖演出、どれも過剰すぎず適度なバランスで非常に見やすく楽しいです。怖がらせ、惑わせ、ちょいちょい笑わせ、映画トークで「にやっ」とさせる、こーゆー映画は理屈抜きにほんと好きです。続編も楽しみです。  ってゆーか、あまりに有名な映画すぎて見たことある気になっていたのですが、全く見たことがなかったです。その点が一番驚きでした。ジェイソン並に有名な衣装ですから、勝手に見た気になっていたんでしょうね。[ブルーレイ(字幕)] 8点(2014-04-13 22:30:57)(良:2票) 《改行有》

72.  スターゲイト 《ネタバレ》  この作品はスターゲイトをくぐるまでが面白すぎて、後半が物足りなく感じてしまうのは仕方がないのかもしれないです。きっと反動でしょう。映画はつくづくバランスも大事なのだと思う次第です。第一、SFというジャンルで、さも「何が出るかな?何が出るかな?」という空気を作っておきながら、実際あんまたいしたもんが出てこないんじゃ顰蹙かっても仕方がないです。じゃあ後半がそれほどつまらないかと言えば、B級アドベンチャー+アクション映画としては全然楽しめる申し分のない出来。ようは前半の期待値の上げ方にきっと問題があるんです。  ジャック・オニール大佐(カート・ラッセル)とダニエル・ジャクソン博士(ジェームズ・スペイダー)のキャラはありきたりだけどわかりやすくてかなり好き。特に少しずつ二人が信頼感を深めていく様子なんか結構良い味だしてるんです。現地人を息子を見るような目で優しく接するオニール大佐が、好奇心から銃を扱おうとすると激怒するシーンがあるんです。これって、オニール大佐は実の息子が銃で遊んでて死んでしまうという辛い過去がありまして、その背景をふまえてのシーンなんですよね、きっと。でも突然、このタイミングで伏線の回収にこられても、ちょっと気づきづらいかもです。実際オニール大佐はその彼を息子とダブらせているようなシーンは敬礼のところでも見られます。良いシーンです。ちょいちょい、良いシーンがあるんです。  でも6点。[DVD(字幕)] 6点(2014-01-01 19:46:34)(良:1票) 《改行有》

73.  スウィング・キッズ 《ネタバレ》  「長い物には巻かれろ」的な発想って、今現在でも普通にありますよね。学校・職場・政治、いろんなしがらみの中で自分の主張を貫き通せるような人のほうがマイノリティーだと思うんです。だから、トーマス(クリスチャン・ベール)が少しずつ洗脳されていく様子は思いのほか説得力があったし、ラストでピーター(ロバート・ショーン・レナード)に殴りかかったトーマスを責める気になんてなれませんでした。ただただ、恐ろしかった。  今の時代で一番良いのは、もしかすると情報網の発達かもしれないです。当時の社会情勢では、個人が手に入れられる情報なんてたかがしれていたんじゃないでしょうか。だからこそ、限られた情報、社会の枠組みの中で経験不足の若者たちが洗脳されてしまうのは致し方ないことだったのかもしれません。  逆に、死ぬまで自分の主張を貫き通したアーヴィッド(フランク・ホエーリー)はすごいと思います。彼は障害を持っているがゆえに、障害をもたざる者より、より公平な視野で物事を判断できたのでしょうか。  ピーターのような絶妙なバランスを保っている人間にいたっては、もはや不自然すぎるほどです。まあ、彼のような存在がいてこそ、「映画」になるわけですけど。彼がいなければただのドキュメンタリーになってしまいそうです。  不穏な空気が少しずつ映画にたちこめていく様子はたまらなく好きなんですけど、小さな問題いっぱい起こしといて、結末は見せずにあとは放置みたいなミニエピソードがたくさんあったのは、やや不満が残ります。それにちょっと説明不足気味な演出も、当時の雰囲気を出すためかもしれんですけど、消化不良になってしまいますよ。せめてエンドロール辺りで結局みんなどーなったのか教えてくれれば良いのにさ。  トーマスの父ちゃんとか、出生証明書を届けていた謎の婦人とか、本屋のおっちゃんとかさ、結局なんだっんですか、どーなったんですかー。 [DVD(字幕)] 7点(2013-07-15 00:28:35)《改行有》

74.  推定無罪 《ネタバレ》  原作未読です。  落ち着いた雰囲気の中にも、異常に感情的な一面を出すことがあるハリソンフォードの演技は個人的にはかなり好きです。仕事では冷静かつやり手でも、プライベートになると情けないキャラが非常によく描けていたと思います。特に、キャロラインがラスティを誘惑するまでと、ラスティに出世欲がないとわかってから、キャロラインとラスティの主導権が逆転していく様子は凄くわかりやすかった。微妙な心理の変化を、誰が見てもわかるように伝えようとする映画にはとても好感が持てます。  「誰が真犯人なのか?」というミステリーを内包しながら進んでいく裁判もなかなか良かったと思います。証拠となる物証が多すぎるうえに、通話記録を隠すようにうっかり頼んでしまうというミスを犯していて、ラスティにとって圧倒的に不利な裁判であったにもかかわらず、凄腕弁護士とだめだめ検事のパワーバランスを利用して裁判を好転させていく様子はなかなか見ごたえがありました。特に、Bファイルを裁判で何度も持ち出し、Bファイルに関する賄賂の汚職があったラレン判事に密かに圧力をかけていく反則技は見事でした。今までの伏線がまさかそんな形で活きてくるとは・・・!  動揺した様子を見せようとしないまま、早々に裁判を切り上げようとするラスティ判事もリアリティがあってナイスです。  ラストには賛否両論あるようですが、僕も血の着いたハンマーを見つけた時点、もしくは洗っているところでエンドロール、としていれば、この映画の評価はまた違ったものになったと思います。余韻は大事。説明しすぎは蛇足です。 [DVD(字幕)] 8点(2013-05-02 17:16:39)(良:1票) 《改行有》

75.  スリーメン&ベビー 《ネタバレ》  テンポがよく、笑いのつぼをよく押さえていて、ドラマとしてもきちんとまとまっている素晴らしい作品です。正直何で借りようと思ったのか忘れちゃったくらい、全く期待せずに観たもんだから、もう大満足です。  なにしろ大人3人が、ばたばたしながら少しずつメアリーに感情移入していくもんだから、その光景が微笑ましすぎてたまらんです。その男3人とメアリーをとりまく周りの人達の、あたたかく見守る優しいまなざしが、また良い。  ラストも個人的には最高のハッピーエンド。「四人で面倒見りゃいいじゃん。」と思っていたらその通りになったのでびっくり。  めでたし。めでたし。  いや、ほんと良かった。  ※少年は停止してよく見てみたのですが、何かの立て看板っぽい感じで、生きている感じはしなかったです。無機物っぽかった。ジャックの所有物かと思ってまったく気にせず最後まで観たので、みなさんのレビュー見てなんだか無性に怖くなりました。[DVD(字幕)] 8点(2013-04-04 06:07:13)《改行有》

76.  スラッグス 《ネタバレ》  幼い頃に見た「スクワーム」に比べると、パンチはない作品。  それでも、笑いあり、感動あり、ぬるぬるあり、グロありの満足度の高い作品に仕上がっていることだけは間違いありません。  場当たり的に被害者になる人達が多いのも、めちゃめちゃ良い見方をすれば、逆にパニックものとしてリアリティがあって良かったのかなと。  特に、終盤で犠牲になった女の子はさすがにちょっと可哀想だったかな・・・[DVD(字幕)] 7点(2012-12-06 12:46:24)《改行有》

77.  推手 《ネタバレ》  中国語と英語の両方が話せるアレックスとジェレミー。  中国語しか話せないアレックスの父、朱。  英語しか話せないアレックスの妻、マーサ。  昼間一緒にいるのは朱とマーサの二人だけ・・・・。  言葉の壁って思っていたより大きいんですね。  マーサは良い人です。もちろん朱も良い人です。  ですが言葉が通じないことと、文化がまるで違うことが、二人に、とりわけマーサにとっては大きな負担になってしまったんですね。  二人の間に立たされつづけるアレックスも、知らないうちにストレスをためこんでしまって。アレックスは本当に家族思いの良い夫、良い父、良い息子なのに。切ないです。  んー。アレックスの決断はやはり仕方がないのかもしれません。  思い切った勇気ある決断だったと思います。  暗くなっちゃいそうなストーリーですが、モラル、倫理感、思いやりのある人達ばかりなので、とても爽やかな仕上がりになっている良い映画です。  笑えるシーン、感動するシーン、泣けるシーン、すべてあります。  特にアレックスが、留置所の父を迎えに行ったときのシーン。  個人的に一番の見所です。きっと泣いちゃいますよ![DVD(字幕)] 9点(2012-06-10 10:03:07)《改行有》

78.  スポンティニアス・コンバッション/人体自然発火  人物関係や背景についての説明がまったくないので、ホラーサスペンス系の娯楽映画としてはとてもわかりにくくて不親切。  勢いを楽しむ人には良いかもしれないですが、たとえ娯楽映画でもストーリを理解しながら鑑賞したい人には不向きでしょう。  ただなんかよーわからん妙な迫力だけはあります。[DVD(字幕)] 6点(2012-05-04 02:41:42)《改行有》

79.  スペースキャンプ 《ネタバレ》  理屈抜きで楽しめる映画は良いですね。実際に起こるわけがないことを、さも起こりそうな感じで実際に起こしちゃうのが映画の良いところだと思います。  実際に宇宙に出るまで40分以上かかります。多少のだらだら感はあるものの、それなりに楽しめます。上戸彩主演の「アテンション・プリーズ」に雰囲気が近いです。  そして一見無駄なこの40分があるからこそ、日常離れした後半が盛り上がるのだと思います。  宇宙に出るところからは見所ばかりですが、一番盛り上がったのは、モールス信号に気付くところですね。このときのロボットジンクス君の働きがすばらしい。ジンクスがマックスのためにいろいろ考えるシーンが大好きです。  チャラ男君がここぞというところでリーダー気質を見せるシーンも良かったです。  名シーンが多いので、子供向けではありますが、大人も楽しめる貴重な作品ではないでしょうか。[DVD(字幕)] 9点(2012-04-14 12:43:04)《改行有》

80.  スターマン/愛・宇宙はるかに 《ネタバレ》  序盤、ジェニーが何も知らない宇宙人に、英語や地球の常識の事を教えるシーンが多くあります。教えながらスコットとの思い出が、ジェニーの中にフラッシュバックします。当然ジェニーは言葉がつまり、涙を流します。  鹿を助けてからは、ジェニーは少しずつ宇宙人に協力的になります。そして、宇宙人の星のことや、これからのことに関心を持つようになります。  一見すると、人間愛やロマンスをからめたSFドラマですが、別の見方をすれば、最愛の人を突然事故で亡くしてしまい、過去にとらわれていた女性が、次の一歩を踏み出すまでの軌跡を描いた映画とも思えます。  これはじーんとしちゃいますね。[DVD(字幕)] 6点(2012-04-02 03:41:29)《改行有》

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