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プロフィール |
コメント数 |
196 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
映画を見てなにか感じたこと、考えたことを記録に残しておきたいときに、レビューを書いています。見た/見直した直後に書くようにしてます。 |
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1. ゼロ・グラビティ
《ネタバレ》 素晴らしい。とにかくサンドラの演技が素晴らしい。
冷静に考えると、この映画の主人公の描き方はハリウッド映画によくある女性のステレオタイプで、簡単に言うと「最初パニックに陥っちゃうけど、最後は女性のほうが強かった」みたいな感じなんだけど、でもそれをサンドラが演じるとものすごく説得力があって、なんというか、ステレオタイプだとかそういう視点を忘れさせるようなサンドラの演技力に圧倒された。
もちろん映像もストーリーも面白いからこその映画ではあるが、なによりもサンドラでこその映画だと思った。[映画館(吹替)] 9点(2014-02-01 20:45:59)《改行有》
2. 世界にひとつのプレイブック
《ネタバレ》 ジェニファー・ローレンスやブラッドリー・クーパー、もちろんロバート・デ・ニーロの演技も素晴らしいのだが、それ以上にストーリーと見せ方が素晴らしい。最初、パットやティファニーの普通じゃない感じに、観客としては不安になる。ところが、女房の尻に敷かれて不満をためる友達、何度もインタビューに来る失礼な高校生、アメフトの応援ではっちゃけちゃう主治医、どうにも縁起を担がずにいられないし父親、、、と次から次へとおかしな人々が出てきて、この映画の見せ所である無謀な賭けのシーンに至っては、むしろパットのほうが普通に見えてしまう皮肉。程度こそあれ人間みんなどっか狂ってるよなーって思わせつつ、主役の二人が立ち直っていく姿を相対的に見せる、そういうストーリーと見せ方にオリジナリティを感じた。また、そういうおかしな人たちだけど、でも最終的にはやっぱりみんな家族や仲間に優しくて、最後仲良く家に集まっちゃうラストシーンはいかにもハリウッド映画なオチだけど、でも人っていいなと思わせる素敵な終わり方だと思った。[ブルーレイ(字幕)] 8点(2020-07-19 08:39:45)(良:1票)
3. セイ・エニシング
《ネタバレ》 どうということのない映画だが、とてもアメリカ的な映画で、面白いと思った。こういう、男の子が大人の男になる瞬間をテーマにした映画がアメリカにはたくさんあって、古くは「卒業」や「栄光の彼方に」だったり、最近だったら「サイダーハウス・ルール」とかだろうか、そういう映画がアメリカでは綿々と作られ続けており、それはアメリカ社会が大人の男になるということをとても具体的で不可欠なステップとして捉えているからなのだろうと思った。一方、日本でそういう瞬間を捉えたものが非常に少なく思えるのはたぶん、男の子が甘やかされて、自分でなにも選択しないままに、だらだらと大人になる、あるいは子どものまま大きくなることが日本では許されているからなのだろう。じゃあこの映画のダイアンにくっついていっちゃったロイドの選択が立派な大人の選択だと言えるかといえば決してそうではないけど、でも「選択した」ということが重要なのであって、そこで選択したからこそ、あとで後悔なり、挫折なりを甘酸っぱく思い出せることが出来るし、だからこそ「青春映画」が成り立つんだろう、と思った。逆に日本は、こういう「青春映画」が成り立たない社会なのかも知れない。ま、どうということのない映画であることには違いはないけど、一応大人になった(?)僕らから見るとリアルに感じられる、そんな映画。[DVD(字幕)] 5点(2008-10-26 20:48:13)(良:1票)
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