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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. 卒業(1967) この映画はすごい映画だが、同時にすごく変な映画だ。何が変なのかはもう少し詳しく観なければならないが、一つ挙げるとすれば過剰な演出だろう。というよりも、この映画は全てが過剰だ。そして極端にコミカルだ。過剰にシリアスな物語を過剰にコミカルに描き、極限まで寓話性を引き出しているが、それゆえにこの映画の射程は思いのほか短いということに気付かされる気がする。エレーンを動かしたものはベンではないことは明白だが、ラストシーンに多くを読み取りすぎることは危険だろう。[DVD(字幕)] 6点(2011-09-29 00:37:24) 2. ゾンビランド 面白い。さっくりと作ってあって、ゾンビ系のシューティングゲームを見ているよう。だからゾンビに対する恐怖とか戦いというよりも、それを通して人間関係を学ぶという心温まる映画でした。キャラはとても良かったと思います。ジェシーがフェイスブックについて言及しているのを観ると「あれっ、マーク・ザッカーバーグかな」とか思っちゃったり。ああいうキャラがハマり役なんだなーきっと。ビル・マーレイはいろいろ笑えたけど、ガーフィールドって……。けっこうマニアックなネタが多く、しかも視覚的なネタではないので日本人や映画ファンではない人にはわかりづらいのかも。私はとても楽しめました。[DVD(字幕)] 7点(2011-03-07 14:06:21) 3. ソーシャル・ネットワーク 《ネタバレ》 この映画はむしろ積極的に描いていない部分を表現していると考えるべきだ。マークに感情移入できないのは、彼の言動が意味不明で、自分のことしか考えていないように見えるからだ。しかしそんな社交性のない彼こそがsocialityを最も求め、そしてそれを自ら開発していく所にこの映画の普遍的な主題がある。勿論彼の内面は描かれないが、エドゥアルドへの一瞬見せる思いやりや、女弁護士の「あなたはそう振る舞っているだけ」という言葉や、彼の言葉の節々からこれを読み取れる。単なる金の映画でも、フェイスブックの映画でもない。一人の女性を失ったことから自らの欠陥を知り、それを何とかして埋めようとした一人の男の物語なのである。[映画館(字幕)] 7点(2011-01-30 02:12:55)(良:1票) 4. ソウ 《ネタバレ》 単純に面白かったです。オチにムリはありますが、意外性という面では良いですね。そういう謎解き要素と、ホラー的、スプラッタ的要素、サスペンス要素が上手く組み合わせられていて、最近のホラー・サスペンス映画では出色です。 発想が良いですね。最後の救いの無い感じもまた良い。 もし私がオチに気付かなければ8点はつけていました。[DVD(字幕)] 7点(2007-11-18 13:46:06)《改行有》 5. ソウ2 《ネタバレ》 一言でいうと期待外れ。前作ジグソウによる狭い空間でのゲーム、精神、肉体を傷つけるゲームのおもしろさというかそういう発想があったわけですが、今回は部屋が多すぎるというか、不確定要素が多すぎて、前作とのギャップがあります。ジグソウの確固たるルールっていうか行動原理がおかしくなっています。完全な密室でもないし。 メンバーが増えたけどそのメンバーそれぞれの居る意味というか役割もいまいちわからず。あんなに居る必要があったのでしょうか。 そんで肝心のオチなんだけど……ん~~。苦しいな。というかまぁ発想自体はいいかもしれないけどそれの演出というかがうまくいってないのか、前作ほどの驚きは無かったです。まぁ前作も「えぇ~~?」って感じではあったけど。 注射針のとこなんかはかなり痛かったですが……それだけを見せる映画でもないでしょう。[DVD(字幕)] 5点(2007-11-18 13:42:26)《改行有》
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