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1. ウォッチメン
《ネタバレ》 まず勧善懲悪ヒーローものの爽快感を求める人は見ないほうが良い作品。
そこから1歩踏み込んで、正義のヒーローの存在意義や、
善悪の基準ってどうやって決めてるの?など疑問を持ち、
追求妄想したことのある人は一見の価値はあるかもしれません。
ウォッチメンのメンバーの中でもドクター・マンハッタンの存在は興味深かった。
他のメンバーが普通の人よりやや優れた程度の存在なのに対して、
ずば抜けた力の持ち主で、その力を使えば恒久的な平和も作れてしまうのではと思えるほど。
しかし人間離れした存在となったゆえに、人類に対しての興味が薄れているようであり、
まさに神に近い存在として書かれているのがおもしろかった。
そしてもう一人、ロールシャッハの揺るがない正義感は格好良かった。
彼は神の存在を否定することで、自らの心の中で善悪を判断することになるが、
マンハッタンとは別の意味で神(正義)の心を手に入れたように思える。
ヒーローらしからぬ風貌がまた心憎いキャラクターだった。
しかしまあ、おもしろい作品だと思うが素直に楽しめたかというと微妙。
ヒーローが現実に存在したらという仲間内の妄想話のレベルのものを、
映像作品化されたものを見せられて、そこまで乗っかれないかなという感じもしました。
原作を含むアメコミを読み込んでいれば、また違った感想を抱いたかもしれませんが…
(こちらのレビューを見るまで原作の存在を知りませんでした。
一応ファン向けの映画ということでしょうね)。
[DVD(字幕)] 6点(2011-01-18 13:15:45)(良:1票) 《改行有》
2. ウォンテッド(2008)
《ネタバレ》 昨日までの自分とは違う生き方、曲がる銃弾、殺しリストを紡ぎ出す織機と、
おもしろいエッセンスが多く楽しめる作品でした。
(父親?との)二人の銃撃戦が列車の脱線転落につながるところも意外でしたし、
窓を撃ち抜いて脱出するところは美しかったです。
最後に掟を守るのか、自らの運命を切り開くのか?
スローンがその場にいたメンバーに選択を迫るシーンは良かったです。
(制作側が自身が問題提起した)暗殺者自身が暗殺リストにのったときどうするのか、
というある意味矛盾ともいえる事柄について主人公はどう選ぶのか、
興味深く見てましたが、フォックスがあっさり仲間を道連れに自害、
結局主人公はなにを選びスローンを殺したのかわからずじまいで、
どうもすっきり見終われませんでした(単なる復讐か?それとも掟遵守なのか??)。
そういえばアンジェリーナ・ジョリーがいけてないときがあるなと思ったら、
拒食症とかだったんですね。納得です。[DVD(字幕)] 6点(2009-04-19 20:31:27)《改行有》
3. ウエストワールド
《ネタバレ》 いまならバーチャルリアリティとでもいうんでしょうが、
ロボットを使ったテーマパークが舞台です。
ウエスタン世界で好き放題しちゃおうって感じの展開ですが、
ロボットに仕返しされてしまいます。
他の方も書かれてますが、壊れたロボガンマンが
ターミネーターを連想させます。
じわじわ追いかけてくる様がかなり怖いです。
(顔の中は意外とスカスカなのが笑えます)
中世舞台の小間使いは可愛かったです。
その胸元が…。
スタッフがモニターしてる裏側を知ってしまうと、
欲望全開の行動を起こすには、ちと勇気が必要かもですね。[DVD(字幕)] 8点(2009-02-05 20:59:41)《改行有》
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