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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. 黄昏(1981) これだけすごいキャストで製作されたら悪い点はつけられないのだけれど、あまりにも美しすぎてことのテーマとしては現実感に乏しい気がしました。でもでも、ヘンリー・フォンダさん、キャサリン・ヘップバーンさん、ジェーン・フォンダさんもなさん素晴らしかったですよ。[DVD(吹替)] 7点(2008-02-10 09:46:41) 2. ダイヤルM 《ネタバレ》 ヒッチコックのリメイクということにとらわれすぎて、自由な作品作りがでなかったのではないかしら。「ダイヤルMを廻せ」とダブルのは「鍵」が文字通り作品のキーになること。いっそこのトリックを棄てて、同じキャストで別のトリックや展開にした方が自由度も高くなり良い作品に仕上がったかもしません。DVDには「もう一つのエンディング」という、使われなかった最後の場面がついているのですが、こっちの方が私は好きです。この使われなかったエンディングをさらに発展させて、もう少しパルトローを悪役にしちゃったら面白かったかもしれませんね。オリジナル版のグレース・ケリーは愛人が味方してくれたけど、こちらのパルトローは、夫はおろか愛人さえ敵。このあたりを強調して財産家の女性の孤独のような、ヒッチコック版にはなかった切り口で脚本を書けたら面白かったと思います。刑事との関係にしても、愛人の心の葛藤にしても、多分もっと深く描けた(描きたかった)んでしょうけど、どこか中途半端になっている印象を受けました。[DVD(吹替)] 6点(2007-01-06 22:37:21) 3. 大空港 70年代の災害もののはしりだとか。この後、ポセイドン・アドベンチャー、大地震、タワーリング・インフェルノ等が製作されたと聞きます。本作もシリーズ化されたらしいです。今観ると、ややおとなしい感がありますが、グランドホテル形式にのっとって、空港と旅客機の中の空間でそれぞれの人間の人生模様を描いた秀作です。人間を描くには、この程度のトラブルがちょうどいいかと思います。バート・ランカスター、ディーン・マーティン、ジョージ・ケネディー。骨のある男性を中心としたドラマに、うまくジーン・セバーグ、ジャクリーン・ビセット、そしてヘレン・ヘイズがからまってまとまりよく仕上がっています。[DVD(吹替)] 8点(2006-12-28 21:36:03) 4. ターミナル トム・ハンクス、ちょっと苦手。空港内で右往左往なんて退屈よねえ、と思って見ていながら、なぜか退屈していない自分が不思議。これって、空港が舞台の「グランドホテル形式」?そういえば、「大空港」って昔の映画も空港が舞台のグランドホテル形式よねえ。でも、あの映画は結構盛り上がりがあったけど、この映画は平坦で抑揚がないなあ。空港のセット(ロケ?)だけで、あんまりお金かかってないんじゃない、などと思いながらも、なぜか退屈せずに最後まで楽しめて、結構、後味の良い、気持ちの良い映画でした。[DVD(吹替)] 7点(2006-09-10 20:29:43)
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