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プロフィール |
コメント数 |
52 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
自分に理解できないから低評価というのはいかがなものか。でも無駄に難解にしてごまかしている作品に高評価というのもいかがなものか。自分が納得できるポイントを書くことで発見していきたいと思います。 |
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1. 大脱走
この作品については客観的になど語れません。群像劇、男の仕事をしっかり描いた映画で、敵役のドイツ人についても、単にドイツという祖国のために職務として兵士となっている点をしっかり描いている公平な視点にも好感がもてます。しかし、なんと言ってもこの映画はスティーブマックィーンの映画でしょう。登場から最後まで魂が持っていかれました。彼が表現したのは、何事も 孤独に、誰にも頼らず、自由を求めてあらゆる手段を駆使して縛るものから逃げようとするスピリッツです。自身が孤児のように育ち、多分、多くの規律や制約のなかで、虐げられて育てられてきた俳優以前の人間としての、自由への渇望、自分の足で立ち、自分の意思で行動したいために、安全でそこそこ生きることを保証されている環境から、命を賭けて敢えて逃げ出そうとするスピリッツが、どんな小説や他の映画よりも的確に、自身の姿、どんな強敵に対峙しても、不敵そのものの表情をうかべ胸を張ってにやりとし、『いくらでもまたやってやるぜ』という相貌を媒介にして、伝えられていた、そんな気がして私にとっては満点の映画です。[DVD(字幕)] 10点(2007-11-15 13:20:19)(良:1票)
2. 007/カジノ・ロワイヤル(2006)
ジョーズが大ヒットすれば人間ジョーズを出し、スターウォーズが大ヒットすれば宇宙に
飛び出し、と時流に合わせて美女、ハイテク兵器、高級車、観光名所、ゴージャス趣味の
お約束パターンで驚異の長期シリーズ記録を更新中の今回の趣向は、大ヒットスパイ映画
ポーンスフレマシーのリアル路線。リアル路線とはいえお約束ははずせないのであくまで
もそれなりのリアリティですが・・・。007が服を着るといまいちフツーのおっさんぽい
点が特にリアルかも。(スパイの仕事はいるだけで目立つようではNGだし、駐車場の係りに間違えられるくらいが正解か?)。強烈な外観インパクトがない分アクションで頑張った点は好感が持てる。しかし有能だから何でもできてしまうぜ俺がやることに失敗はありえないぜ他の国や組織なんて俺の思い通りに何をやってもいいんだぜ、という自分の能力や目的に対する極端な自信過剰が倣岸不遜すぎて、同じようなことをやりながらも天性のおおらかさや余裕を感じたこれまでの映画的いい人ヒーロー像と違う点が気になった。役者が醸し出す酷薄な雰囲気に合っているといえばそうなのだが、これで観客に応援しようという気にさせるのか?映画としてはなかなかの出来で、少なくともMI3よりは面白い。 でも二人のうちどちらかが死ねば、大金がふいになるのに平気で道路にヒロインを放り出した素晴らしきおバカな犯人はいまいちか。[DVD(吹替)] 8点(2007-08-08 13:18:15)《改行有》
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