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プロフィール
コメント数 2102
性別 男性
自己紹介 善人が苦労が報われて幸せになるハッピーエンドの映画、
悪人が出てこないゆる~い世界観の映画、
笑いあり、涙ありの人情喜劇が好きです。

2008年11月19日の初投稿から、早いもので10周年を迎えました。
この間、みんシネのおかげで出会ったいい映画もいっぱいありました。
管理人様、レビュワーの皆様、いつもお世話になっております。
これからもよろしくお願いいたします。
2018.11.19

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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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21.  旅するジーンズと16歳の夏 産まれてからずっと何をするのも一緒だった4人の女の子が、初めて離れて過ごした16歳の夏休み。 冒頭のジーンズの試着がいい。身長も体型も違うはずなのにみんなサイズがぴったりの不思議なジーンズ。 これは一心同体の4人の象徴のよう。 この手の映画の定番、ひと夏の恋もあるけどそれだけじゃなく、 4人それぞれの出自や家庭の事情、それを乗り越え成長していく姿が良かった。 これから4人一緒じゃない時間も少しずつ増えていくんでしょうね。 本作のキーアイテムであるジーンズの活躍の場はそんなには無かったけど、 ジーンズが奇跡を起こしてみんなの夢が叶っちゃいました!よりは友情の証程度のこんな感じで良かったと思う。 最後はカーメンが笑顔になってくれてほっとしたな。爽やかな余韻を残す青春映画の佳作です。[CS・衛星(字幕)] 7点(2016-11-10 16:57:23)《改行有》

22.  抱きしめたい(1978) 《ネタバレ》 1964年、ビートルズ、アメリカ上陸。あっという間にアメリカを制覇し、世界制覇を果たしたビートルズ。 今なお語り継がれる彼らのアメリカ上陸と熱狂するファンの姿を描いたロバート・ゼメキスの監督デビュー作。 ホテル内でのビートルズを探せ!、そして警官との鬼ごっこも楽しく、映画のテイストとしては、典型的青春ドタバタコメディですが、 音楽は全て初期のビートルズナンバー。そして見えそうで見えない、すぐそばにいるビートルズ。 あそこまでホテルに潜入は出来ないにしても、何とかしてビートルズに近づこうとした女の子、当時は一杯いたんでしょうね。 当時のビートルマニアの熱狂ぶりをうまくコメディタッチで描いた作品です。 ビートルズが好きな方にはまず楽しんでいただける映画だと思います。 何でDVD、ブルーレイ化されないんだろう?という映画は結構沢山ありますが、僕にとっては本作もそんな1本です。[ビデオ(字幕)] 7点(2014-06-09 21:03:16)《改行有》

23.  ターミネーター3 ジョン・コナーを追って送り込まれる最新型ターミネーターと、更にジョンを守るべく旧型のシュワちゃんが少し遅れてやって来る。この序盤は前作と同じなだけに新鮮味は無い。 変わったところはT2から時が経過しジョンが大人になっていたことと、女ターミネーターの登場。この女ターミネーターのシュワと負けず劣らずの無表情ぶりはなかなか。 さて、このT3でよく問題になるのがジョン・コナーのキャスティング。僕は悪くないと思いますよ。自分の置かれた状況を考えるほどに頭がおかしくなってしまいそうだ。相談したくたって誰が信じてくれる?誰でも逃げ出したくなるんじゃないか?彼の風貌からはそんな苦悩ぶりがよく表れている。 しかし守るべき、いや共に戦うべきパートナーを得て忘れかけていた、T2でコナー少年の心の中に芽生えた近未来の人類のリーダーになるという使命感を取り戻していく物語も良かったと思います。[DVD(字幕)] 7点(2013-08-30 22:47:18)《改行有》

24.  大逆転(1983) 《ネタバレ》 地上波ロードショーでもよくやっていた作品なので、何度か見ていますが、やっぱり面白い映画ですね。簡潔にして分かりやすい邦題もお見事、何とも鮮やかな大逆転です。 ジョン・ランディス監督に主演のダン・エイクロイドとエディ・マーフィーにジェイミー・リーカーティス、更には俳優でご出演のフランク・オズまでが顔を揃えた陽気なアメリカン・コメディ。この辺の顔ぶれが大好きな僕にとっては、ついでにスティーブ・マーティンも加えてくれよ!と思ったりもする作品です。 金持ちのデューク兄弟、ちょっと悪ふざけが過ぎましたかね。人の人生をおもちゃにしてはいけません。最後はこの兄弟にしっかり天罰が下ります。こういう映画はこの部分がすごく大事だと思います。その為には少々展開に無理があっても全然OKです。最後は2人を元の鞘に納めるどころか、それ以上の爽快な結末。この頃から勢いが出てきたエディ・マーフィーの良さがとてもよく出ているコメディです。[CS・衛星(字幕)] 7点(2013-05-27 21:10:04)《改行有》

25.  ダーティ・ダンシング 作品からは60年代の空気はあまり感じなかったのですが、青春ダンスムービーの良作だと思います。また、80年代の青春映画の顔の一人だったパトリック・スウェイジの代表作はこれじゃないでしょうか。 ダンスに関してはかなりのこだわりを感じる作品。特にラストのダンスシーン。踊る2人の表情もダンスも、老若男女その場の全ての人が踊り出す全体像も素晴らしかった。 中盤に2人が湖でリフトの練習をするシーンがとても美しかったのですが、それがラストのダンスでビシッとリフトが決まるところにつながる。ここもとても美しかった。 やはり青春映画には夏が似合う。少年や少女を一回り成長させる季節。ヒロインのベイビーもまた、ひと夏の間にどんどん大人に、魅力的になっていった。演じるジェニファー・グレイもまたとても魅力的な作品です。[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-07-13 21:39:51)《改行有》

26.  ダーティハリー まずは冒頭の市長との面会とその後の銀行強盗でハリー・キャラハンとは何者なのか、そのヤバさ、タフさを実に簡潔に見せる。演じるイーストウッドの面構えも、台詞も、マグナムを構える姿も、ツィードのジャケットのスマートな着こなしも、全てがシブくカッコいい。 1970年代初頭。アメリカン・ニューシネマのムーヴメントの中に登場した、最高にヤバくてタフなダーティ・ヒーロー像は広く受け入れられ、長期にわたりシリーズ化されることとなります。 最近見た、本作のすぐ後に製作された「狼よさらば」の町を徘徊するワルを撃ち殺していく”アマチュア刑事”ことポール・カージーを思い出した。ダーティハリーの影響が感じられるこの作品もまた長期にわたりシリーズ化されています。凶悪化し増え続ける犯罪と警察や法律の限度。彼らもまたそんな現実が生み出した新たなヒーローのカタチだったのでしょうか。[DVD(字幕)] 7点(2011-06-11 18:12:16)《改行有》

27.  タイムトラベラー/きのうから来た恋人 《ネタバレ》 観る前はクリストファー・ウォーケンとシシー・スペイセクの2人が演じる夫婦の物語だと思っていた。勿論、この二人が組むのだから見応え十分の演技を見せてくれる事は分かりきっている。 こういう演技の2人はあまり見たことが無かったですが、2人の演技の守備範囲の広さを堪能させてもらいました。 息子アダムが地上に出て以降は「アダム35歳、初めてのおつかい」とでも言うべきカルチャーショックがもたらすコメディとなり、35年の事情や両親はほとんど登場しなくなる。 しかし、本当に何も知らないアダムと地上で出会う人々との交流がとても可笑しく、そんなアダムを魅力一杯に演じたブレンダン・フレーザーの演技も見事。 シェルターでの35年間はかなり足早に見せていくのですが、その中でアダムが両親から色々な事を学んでいる様子を見せる。それらが全て地上に出てから生きてくるストーリー展開も実によく練られています。 そしてイブを演じたアリシア。かなりクセが強くそれでいてベタな役どころではあるのですが、これを見事に可愛らしく演じていました。他にもゲイの親友や大司教様などの登場人物も魅力十分。魅力的な登場人物に演じるキャストの好演に、幸せそうな家族の姿のラストも良かったです。ムチャクチャな話なのかもしれないしツッコミ所もありますが、とても気分良く最後まで楽しめる作品でした。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-12-21 22:23:02)(良:1票) 《改行有》

28.  大統領の陰謀 個人的にはケネディからニクソン、この時代の事件の究明や人物にスポットを当てた映画は好きなのですが、特に本作はこの時代や事件の背景に関する余程の知識が無いと全てを理解する事は難しい映画だと思います。 しかしどんな些細な情報でも関係者の裏を取り、一つ一つの小さな点を突破口に線に結び付けていく地道な取材、妨害や圧力に屈しない姿勢などジャーナリストの現場の最前線を描いたとても熱い映画でした。 名前は出てくるものの、敢えて黒幕や妨害工作を行う者はほとんど登場させず、困難に立ち向かうジャーナリストの姿を伝える事に的を絞った映画でもあるので事件の背景など全て分からなくとも、身の危険を感じながらも重い口を開いていく証言者や事件の究明に挑むジャーナリスト達の熱き人間ドラマとして充分に見応えのある映画となっています。[DVD(字幕)] 7点(2010-07-09 10:20:55)《改行有》

29.  大災難P.T.A. コメディアンとして、俳優としてスティーブ・マーティンのいい味が出まくりの作品です。本作では特に中盤までは機嫌が悪く笑顔よりしかめっ面の方が多い。しかし彼の作り出す表情は笑顔もしかめっ面も、どんな表情でどんな役を演じていても嫌味にならずどこか品を感じさせる彼独特の味がある可笑しさと人間味があります。彼の出演作品一覧を見るとこれだけ多くの映画に出て多くの印象に残る演技を残しているのですがアカデミー賞には全く無縁なんですね。これも彼のその長いキャリアをコメディに捧げてきた現代のアメリカ最高のコメディアンの一人である彼の勲章なのかもしれません。[映画館(字幕)] 7点(2009-10-04 18:41:23)

30.  断崖 《ネタバレ》 最初はほんの小さな疑念。確証は無い。けれどそんな思いがヒロインの心の中で次第に積み重なりその疑念が膨らんでいき、エスカレートしていく。そんな丁寧に積み重ねられた心理描写で見せるサスペンス。「レベッカ」「疑惑の影」でもお馴染み、ヒッチコック監督の十八番。本作でもやはり巧みな小道具の見せ方が光る。ジョーン・フォンティーンはこんなサスペンスのヒロインを演じると本当にハマリますね。ヒッチコック監督は自身の作品の女優さんの起用がどの作品でも(まだ観ていない作品も多いですが)いつも本当に的確だと思います。[DVD(字幕)] 7点(2009-07-06 23:36:56)

31.  タロットカード殺人事件 《ネタバレ》 本作のスカーレット・ヨハンソンを見ていると過去にアレン映画でコンビを組んできたアレン・ガール達、ダイアン・キートンにミア・ファローを思い出しました。ウディ・アレンはやはりコメディの達人であるとともにコンビを組む女優さんを素晴らしいコメディエンヌに変身させる素晴らしい俳優であり、監督なんだなと感じました。マジシャンを演じたウディ・アレンがマジックショーの舞台で繰り広げるジョークをちりばめた軽妙な楽しいトークもさすがにお手のものですね。最近のアレン映画を観てなかったので、本作でアレンを見た第一印象は「やっぱ老けたなあ~」でも、昔からイケメン俳優ではなく、髪が薄く貧相で気が弱く、それを誤魔化すかのようにジョークや皮肉を交えて早口でしゃべりまくるユダヤ人を演じ続けてきた彼にとっては老けても何も変えることは無いし意識する事も無い。観ている側もそんな変わらないアレンさんぶりが嬉しい。死んだ後、ラストにあんな形で自分の出番を取っておいたアレンさんの巧みな話術にラストはニコニコでした。そして何歳になっても枯れることなく湧き出る“映画のアイデアの泉”ぶりに脱帽です。[CS・衛星(字幕)] 7点(2009-06-10 20:44:37)

32.  ターミネーター 《ネタバレ》 随分久しぶりに観ました。もう公開から25年になるんですね。確かに古さは感じますが、それでも2人の登場人物のドラマがとてもよく出来ているので何度観ても作品の世界に入っていけるし、スピード感に溢れる展開に飽きることなく楽しめる映画です。ラストシーン、荒野のガソリンスタンドで自分の、そしてこの世界の近未来を知ってしまったサラの表情が何とも悲しいです。[CS・衛星(字幕)] 7点(2009-06-08 20:39:21)

33.  タッカー 《ネタバレ》 実話モノに弱い私としてはもう一度観てみたい、DVD化して欲しい作品です。クルマ造りに人生を賭けてBIG3と闘い、もう少しで掴みかけたアメリカン・ドリームは夢のままとなってしまった実在の男をジェフ・ブリッジスが好演していました。彼の家族と、彼の夢を信じて彼の元に集まる人達の描写も好感が持てました。最後の法廷でのタッカーの演説シーンが感動的です。今のクルマにはなくてはならない機能のいくつかはタッカーのアイデアが基になっているという事実にも驚きました。[映画館(字幕)] 7点(2008-12-22 17:41:50)

34.  太陽に向って走れ 失踪しメキシコのひなびた漁村で世捨て人のようになったしまったアメリカ人の作家と、 彼の居所をつきとめ、失踪の謎を探りにアメリカからメキシコにやって来た女性記者。2人の逃避行。 彼女をメキシコシティに送るために飛行機で漁村を出発、 飛行機はジャングルに不時着、そこで出会った怪しげな一味からの脱出と言うお話ですが、 結局、最初のこの設定自体には大きな意味はありませんでしたが、 後半のジャングルでの逃避行は単純ではありますがスリリングでテンポも良く、なかなかの面白さです。[DVD(字幕)] 6点(2021-08-30 20:12:56)《改行有》

35.  旅するジーンズと19歳の旅立ち 《ネタバレ》 ハイスクールを卒業してアメリカ各地の大学に進学していった4人のその後。 最終盤まではジーンズの存在感も前作以上に薄くなってしまって、最後は無くなってしまいました。 でも、それで当然。すれ違いも出てくるし大人になるにつれ悩みも増えるし自分のことで忙しくなってくる。 4人が恋や友情やそれぞれの人間関係に悩み苦しむ時間帯が多いので、映画としては前作の方が楽しい。 でも、大人になっていく、前作より成長した彼女達の姿が確かにありました。 続編としては健闘している作品だと思います。[CS・衛星(字幕)] 6点(2016-11-10 16:59:51)《改行有》

36.  ダーク・ブラッド 《ネタバレ》 リバー・フェニックスが撮影中に急逝してしまったため、お蔵入りとなっていた作品。 大病を患った監督が、何とか生きているうちにリバーの最後の姿を世に送り出したかったのだと監督自身が冒頭で語っています。 例えるなら、2本脚の椅子だと。 そこにもう1本脚を付け足して3本脚にして何とか立てる状態にしたと。 しかし4本目の脚は永遠に欠けたままだと監督が語る作品です。 とある俳優夫婦が週末ドライブ中、砂漠の真ん中で車が故障してしまい、 何も無い核実験跡地の荒野の一軒家に住むリバー演じる青年、ボーイに助け出されるところから話が動き出します。 美しくもどこか影があるところを感じさせる本作のリバー。やはり存在感があります。 ボーイと夫、ボーイと妻、それぞれの関係を描いたサイコサスペンス。 ボーイの妻は癌で早死にしたというから、恐らく被ばくが関係していると思われます。 また、先住民族の血をひくという設定ですが、これらの設定はあまりうまく機能していません。 これは仕方が無いのですが結構肝心と思われる所がナレーションになっており、 やはり4本目の脚が必要な部分があったのかもしれません。 「スタンド・バイ・ミー」や「マイ・プライベート・アイダホ」のラストのリバーの姿。 今にこれらの作品のリバーの姿を見直すと、何とも言えない感傷的な思いが湧いてきます。 そして本作の最後のリバーの姿についても、それらと同じ思いが湧いてくるのです。[DVD(字幕)] 6点(2014-11-17 23:18:22)《改行有》

37.  ダーティハリー3 第1作と比較すると、第2作では娯楽色が濃くなり、第3作、つまり本作では中盤あたりまではついにコメディタッチに。「泣けるぜ・・・。」の度に何故かちょっとだけクスリとしてしまう。 本作の相棒は新米女性刑事。演じた女優さんの刑事らしさのある面構えがいいし、なかなかの好演でした。必死にハリーについていくその姿は微笑ましくもあります。この2人のやりとりも時にコメディタッチになり、まさかダーティハリーを見てクスリとさせてもらうことになるとは思いもしませんでしたが、全5作を通しても印象に残るハリーの相棒役だったと思います。 過去2作と比較すると犯人側の描き方が弱く、ラストも無理やりの度合いが高いのですが、本シリーズはイーストウッドのいつものダーティハリーぶりを見ることさえ出来れば、それだけで満足だったりもするのです。[DVD(字幕)] 6点(2012-12-05 21:39:38)(良:1票) 《改行有》

38.  ダーティハリー2 《ネタバレ》 本作のハリーの敵は、法に代わり悪に死の裁きを下す、例えるなら必殺仕事人のような連中です。警察の捜査や法の抜け穴をかいくぐり、のさばる悪を許せないという点では両者の思いは同じではある。 しかし裏の稼業に手を染めてしまった敵と、あくまでも警察官として市民の安全を守るハリーとの違いは明白で対立の構図も分かりやすい。前作以上にアクションシーンや派手な撃ち合いといった見所を随所に挿入し、前作とは違うアプローチでしっかり前作同様ハリー・キャラハン=イーストウッドのカッコよさを際立たせています。 もう一人、仕事人の黒幕も出てきますが、彼の正体がちょっと分かりやすすぎたかな・・・。[DVD(字幕)] 6点(2012-12-03 22:43:57)(良:1票) 《改行有》

39.  太平洋の奇跡-フォックスと呼ばれた男- 《ネタバレ》 公開時、ちょっと気になっていた映画でしたが、ようやく二番館にて鑑賞。玉砕の島サイパンを日本とアメリカ、軍隊と民間人、様々な視点から描いた戦場の人間ドラマです。 山中に逃れていた民間人に多大な犠牲がでた事を機に、大場大尉に「一人でも多くの敵を倒す」ことから「一人でも多くの命を助ける」という新たな使命感のようなものが生まれるくだりが印象深い。ならば直ちに投降すればその後の犠牲は防げた。しかし当時の日本人にとってそれはそんな簡単な問題ではない。それは投降せよという上官の命令を欲した大場の苦しい胸中からも分かります。 生きて捕虜にならず死ぬまで徹底抗戦という日本軍人としての使命感と、一人でも多くの命を救いたいという、相反する思いの間で苦悩する大場大尉と、民間人の思いと米軍の思いが均等に描かれるので大場大尉の物語としては時間不足の感はあるし、生き残った兵隊と民間人のジャングルの潜伏生活はもっと悲惨なものではなかったかという思いもあります。 本作の大場大尉からは軍人としての凄みは感じないし、当時の日本軍にあった特攻や玉砕や自決といった人命軽視の行動に走る事も無い。もっと戦闘シーンを増やせばもっと凄みがある軍人大場大尉になったのかも知れません。それよりも立場や価値観が異なる大場大尉、民間人、米軍それぞれの一人でも多くの命を救いたいという行動が描かれる。度々登場した、大場大尉、民間人、米軍のそれぞれが関わって命を救われた赤ちゃんの姿からは命の重みが確かに伝わってきます。[映画館(邦画)] 6点(2011-07-29 19:22:01)《改行有》

40.  ダラスの熱い日 JFK暗殺の陰謀説ーオリバー・ストーンの「JFK」が有名ですが、「JFK」が真相解明に挑む側から描いたのに対し、こちらは当時の映像を効果的に挿入しながらドキュメンタリータッチで陰謀の黒幕や実行部隊の動きを描く事で陰謀説に迫った作品。冒頭から陰謀の黒幕が集まり、JFKが邪魔だという結論に達し、オズワルドを犯人に仕立て上げ暗殺のストーリーを練っていく様子を実に淡々と見せる。誰も声を荒げず、感情的にもならない冷静さが不気味さを醸し出し、実際にこんな感じで陰謀劇が進行していったのだろうかと思わされます。陰謀の黒幕や実行者の横のつながりや動機の描写は弱いものの、JFK暗殺の陰謀説を”あの日”から10年の時点で、これだけの仮説を立てて真相に迫ろうとした90分。本作に関わった者達の熱い想いが今に見ても伝わってきます。 [DVD(字幕)] 6点(2011-02-04 02:43:44)《改行有》

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