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プロフィール
コメント数 854
性別 男性
自己紹介 <レビュアー引退について>

他の方にとってはどうでもいい事ですが(笑)、
こちらでのレビュアーを引退させて頂きます。
理由はあまり映画自体を見なくなった事と、
結局、映画以外にもレビューを書けるAmazonが
レビュー投稿の中心になってしまった事ですね。

長い間、お世話になりました。 2021/11/27
   
<ジャンルの好みについて>

・好きなジャンルは「ホラー」「サスペンス」「ミステリー」。
・嫌いなジャンルは「ミュージカル」「恋愛」「韓国映画」「感動押し付け系」。
・どちらでもないのは「アクション」「SF」「コメディ」「時代劇」。

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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順12
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変更日付順12

1.  ターミネーター2 エンターティメント作品として一級品。これ以上、言う事なし。10点(2003-10-31 20:33:58)

2.  タクシードライバー(1976) 《ネタバレ》 「ここから飛び出して何かをしたいんだ」。 このトラビスの言葉こそが、現代人に共通している、豊かでありながら何かを渇望している心の叫びを集約したものだろう。作品内で描かれる、早くも70年代において経済大国アメリカが陥った「心の空洞化」という病に冒された姿は、まさに彼の大国に追随して経済発展を遂げた現在の日本の姿でもある。 トラビスの周りには誰もいない。家族も登場せず、友達も恋人もいない。タクシーの中だけが、彼の世界のすべてである。その孤独感は自己の立脚点を見失わせるに十分なものだ。トラビスも、オウム真理教の信者がそうであるように、社会の自分に対する不当な評価を何とかごまかそうと、社会問題などと繋がる事で辛うじてアイデンティティやプライドを保とうとする。自分すら救えない人間が、他人を救うことを「目的化」することで、自分の存在価値を得ようとする虚しさにも気付かないまま。 しかし、「何かを変えたい」とか、「役に立つ人間でありたい」とする気持ちは誰の中にもあるだろう。それを実現できている人や、平凡でいることを受け入れていられる人はいい。だが、自分の存在意義を確立できない人の代替行為を否定することは、その人間の存在をも否定することに繋がってしまう。誰でも漠然とした心の空虚感から逃れることは難しい。トラビスを犯罪者であると安易に断罪することは、社会の病理だけでなく、自らの心の闇から目を逸らす行為でもあるだろう。 ただラストはちょっと疑問。動機はどうあれ、さすがに三人も殺しておいて、数ヵ月後にあっさりと職場復帰しているのは無理があるだろう。自らの罪と共に心の空白にも向き会うという描写が欲しい。8点(2004-10-07 22:49:06)(良:1票) 《改行有》

3.  ターミネーター 高校時代、何故か学校の視聴覚室で見たなあ。どういう状況だったのか思い出せない(笑)。閑話休題。それほどお金を使わなくても、監督に演出センスさえあれば、これだけ完成度の高い作品が作れると言う見本。8点(2004-01-22 09:59:05)

4.  タイムクラッシュ・超時空カタストロフ<TVM> 《ネタバレ》 この手のタイムトラベル系の映画としては、「マイノリティ・リポート」や「ペイチェック 消された記憶」のように変なタイムパラドックスの自家中毒に陥らず、シンプルにまとまっていて見やすい。マイナーなB級作品でも、全体のテンポの良さなど、ちゃんと娯楽映画として観客を意識している作りに好感が持てる。 観客自身がこの映画を通して、違法タイムトラベラーのように歴史上の災害や大事故の傍観者となっていたとするオチも利いている。 やはり唯一の欠点はキャサリン・ベルの巨乳が活かされていない点。これだけは声を大にして訴えたい。 [地上波(吹替)] 7点(2005-08-26 16:52:58)(笑:1票) (良:1票) 《改行有》

5.  タイタニック(1997) 感動の演出法としてはあざといやり方ですね。誰でも最後にタイタニックが沈んでしまうことは知っているわけですから、その間における恋愛ドラマの儚さや最後の別れが際立つのも、ある意味当然ですよね。でも別にそういう演出が嫌いなわけではありませんし、全体的に丁寧な作りには好感が持てます。ただ、これもちょっと長いですね。7点(2003-11-11 11:24:10)

6.  ダーク・ウォーター 《ネタバレ》 監督の意図的な変更とは思うけど、もともとホラーとしては淡白だった日本のオリジナル版よりも、さらに恐怖演出が抑えてある。ほとんどホラーらしい演出は無いと言っても過言ではない。 しかしその分、「親子愛」というテーマをより分かりやすく前面に押し出した構成により、オリジナルよりも作品としての完成度は高まったと言える。ラストの三つ編みのシーンは素直に感動した。 ただ、良くも悪くも、基本的にストーリーに関わる部分で大きな変更点は無いので、既にオリジナルを見ている人には物足りないのも事実。また、全体的に淡々とし過ぎていて、間延びする場面が多いのもマイナス。これならあと10分は短く出来る。オリジナルの消化不良だった部分を分かりやすく補ったアレンジ版というところ。[DVD(字幕)] 6点(2006-08-31 11:11:41)(良:1票) 《改行有》

7.  ダイ・ハード 「孤軍奮闘」もの(?)のアクション映画としての完成度は高い。 ビルと言う閉鎖空間である分、隠れ潜んでテロリストを1人づつ倒していく展開にあまり無理が無く、多少のご都合主義にも目を瞑れる。 ただ、中盤までの展開が少し悠長すぎる事と、そのため全体的に時間が長めになっているのがマイナス。展開もオチも決まりきってる娯楽アクション映画なんだから、もっと時間を削ってテンポアップして欲しい。 6点(2004-10-02 19:31:19)《改行有》

8.  タイムトラベラー/きのうから来た恋人 《ネタバレ》 全体の雰囲気が明るく、ノリも軽いので、普通のラブコメと受け取る人が多いが、実際には、かなり深いテーマを根底に据えている映画。つまり人間の人格や性格といった「精神的本質」は、後天的なものか、先天的なものかという問題である。 家庭環境や社会環境が人間の人格形成にどれだけ影響し得るものかという事を強く問い掛けている。作中の主人公は、両親以外の人間関係を知らないがゆえに、他者に傷つけられたり、裏切られたりといった経験が無い。彼の純粋無垢な人格は赤子のそれと同じで、自己存在を否定されるような事例に出会った事がないため、人を疑ったりしないだけであり、まだ本当の意味での人格的成長をしていない段階にある。 すなわち、地下シェルターという楽園から出て、否応なく現実の人間関係の中で生きていかなければならない彼の今後の人生の成り行きが、このままハッピーに続いていく保障はどこにも無いかも知れない訳だ。多用な人間関係の中で、彼の人格形成に今後どんな影響があるのかは想像するしかないが、人格形成における「家庭環境や社会環境の影響」と「個人の資質」との関係を考えさせる作品である事は間違いない。 ただ惜しむらくは、それとは別に普通のラブコメとして見ると、たいしたイベントや笑いがある訳でもなく、かなり淡々としたストーリー展開で退屈。また主人公には中途半端に「知識」や「常識」があるので、現代社会とのギャップに驚いたり、非常識な行動で他人を巻き込む面白さにも欠けている。もう少し、ふたりが心を通わすに足る劇的なイベントも欲しかった。相手の女性が主人公を好きになる動機も薄い。[ビデオ(字幕)] 6点(2004-06-02 16:13:04)《改行有》

9.  ターミナル・ベロシティ 《ネタバレ》 まあ、「007」シリーズみたいなスカイアクション(?)を見せるだけの映画ではあるけど、あくまで消費娯楽映画としては王道的な作りなので、過度な期待さえしなければ暇つぶしにはなるレベル。全体的にテンポも悪くないし、地上ではやり尽くされたご都合主義アクションも、空中に舞台を移せば自動的にハラハラ感も増すし、景色も良い(笑)。何より、地上に落下するまでの制限時間があるから、「どうせ助かるんでしょ」と思いつつもドキドキしながら見ていられる。 ただ、中途半端なコメディ要素は良し悪し。軽めのノリは、ちょっと頼りない主人公のキャラクターと合っていて個人的には悪くないと思うけど、やはり作品全体の緊張感が削がれているのも確か。また、ラスボスとの超マヌケな戦いとか、「金メダルを取れなかった」という伏線を、わざわざロシアまで行って表彰されるシーンで消化するラストなどは完全に蛇足。 落下する車から脱出してキスするところで終わってればもう少し点数を上乗せしても良かったけど…。 ご都合主義の助け無くしては成立しない薄っぺらいストーリーゆえに8点以上付けられるような傑作ではないけど、それなりにテンポの良い娯楽性は持っているので3点以下を付けるほどヒドくもない。まさにここの平均点あたりが妥当なところでしょう。[地上波(吹替)] 5点(2006-10-27 16:43:47)《改行有》

10.  タキシード(2002) 駄作と言うほどつまらない訳じゃないけど、コメディとしてもアクションとしてもハジけておらず、中途半端な作品であることは間違い無い。 まず「何かを身に着けると超人になる」という設定がありがちだし、特にタキシードに拘る必然性も無い。またジャッキー演じる主人公・ジミーの掴み所の無い微妙なキャラ設定のせいで、何も分かっていない素人がプロを引っ掻き回す痛快さも、逆に陰謀に巻き込まれて行くハラハラ感も出ていない。相棒の女のとぼけたキャラクターも露骨にウケを狙い過ぎで鼻につく時がある。 肝心のカンフーアクションも暴れっぷりが中途半端でリアリティとコメディのバランスが取れていないし、下ネタで笑わせようとするシーンも寒い。個人的にはCGを使おうがワイヤーアクションに頼ろうが面白ければ何をやってもらっても構わないのだが、それで面白くなってないのが問題。 結局、まったく同じタキシードが二着しか出てこないからアクション面でも娯楽面でも広がりが出ないのだと思う。例えばタキシード以外に「戦闘用ドレス」とか「戦闘用メイド服」なんかを出して、それを相棒の女が着てしまって、「ちょっ、ちょっと、何よコレ~!キャ~!」とか言いながら見事なカンフーアクションを披露したらもっと面白くなったと思う。 基本的に「娯楽アクション映画」なんだから、「タキシードの開発費用とか機密があるから何着も無い」、といったストーリー設定上のリアリティに縛られてつまらなくなるよりも、コメディとして優先すべきものがあるはずなんじゃないかな。[地上波(吹替)] 4点(2007-03-23 17:01:36)《改行有》

11.  ダブル・チーム やたら上半身裸になる男たちの挽歌。 内容は無い。以上。 唯一学んだ事は、近くで爆発が起こった時はコカ・コーラの自販機を盾にすると助かるかも知れないという事。[地上波(吹替)] 4点(2005-07-28 01:19:11)《改行有》

12.  ダークマン 《ネタバレ》 元々、あまりこういう「復讐モノ」って好きじゃないんです。「復讐させるための初期設定(暴行・殺人等)」が見ていて痛々しいし、悪党をやっつけていく過程も、それが憎しみの産物である以上、スッキリ感もありません。 また、爆発でほとんど焼失したはずのパソコンやら人工皮膚製造機(?)を、外もまともに歩けず、金も人手も無いであろう彼がどうやって調達したのかといった部分に、かなりご都合主義的な部分が見られます。シリアスな復讐劇な分、そういうディテールには気をつけるべきではないでしょうか。 他にも悪役側が「小悪党」といった印象で、まったく魅力が無いのもマイナス。建設中のビルの上に連れて行くのも意味不明。普通に殺しておけば良いんじゃないの?ラストでも、ワイヤーにぶら下がって来る見え見えのダークマンの蹴りを、避けもせずあっさり喰らうというシーンにも呆れます。 好きな人には申し訳ありませんが、良くも悪くもアメコミの実写版です。「スパイダーマン」もそう感じましたが、やはりストーリーのレベルが低いと言わざるを得ません。4点(2004-09-08 13:32:21)《改行有》

13.  ターミネーター3 ジョンとケイトがミスキャスト。脚本の問題もあるだろうけど、まったく魅力が感じられない。ジョンはちょっとハンサムな岡村に見えるし、ケイトに至っては、顔も思い出せないほど印象が薄い。これは敵キャラ、T-Xにも言える事で、「何でもアリ」の最新ナノマシーン兵器の割に、やっている事が地味で凄味が伝わってこない。カーチェイスは凄いものの、肝心の戦闘シーンが迫力不足で中途半端。全然しぶとさが無い。ストーリーも、続編製作のために、前作の存在意義を無視するような安直な展開。エンターティメント作品としての作りはそこそこだけど、「ターミネーター」の続編としては駄作。4点(2004-02-13 12:16:44)

14.  タイムライン 《ネタバレ》 <原作未読・映画版のみの評価> タイムトラベルもの特有の「歴史を変えてはいけない」というタイムパラドックスに対する考察が適当で突っ込み所が満載。その整合性の無さからくるストーリー上の矛盾点、ご都合主義的な展開があまりに多く、娯楽作品として見ようにも作りが粗雑すぎて楽しめない。タイムパラドックスの矛盾を出来る限り調律する気が無いのなら、始めからこの手の題材を扱うべきじゃない。 とにかく露骨な「設定のための設定」が多く(すぐに戻らせないために、持ち込み禁止の爆発物を現代に戻った途端に爆発させて、タイムマシンを破壊したりとか)、始めに「オチありき」の出来レースのような脚本に興醒め。序盤の発掘現場の石棺や壁画のシーンで、その後の展開の見当もついてしまう。 SFアドベンチャーとしてもワクワクするものが無いし、恋愛ドラマとしても中途半端。恋愛要素もお互いが心を通わすようなイベントも無いし、過去に残る際の葛藤もまるで無し。そこまでふたりが惹かれる必然性に欠けるので、感動の押し付けが白々しいだけ。 その他の登場人物も無駄に多く、ただ過去に行ってあたふた逃げ回っているだけで、ストーリー上の存在意義が薄い。 「娯楽作品として楽しませる」ということは「お手軽に作ればいい」という意味ではない。 [ビデオ(字幕)] 3点(2004-10-24 17:43:32)《改行有》

15.  ダブル・ジョパディー 《ネタバレ》 「同じ罪では二度と裁かれない」という法律を逆手に取る。その着眼点は良いけど、サスペンスにもミステリーにも成りきれていない中途半端な作品になっているのは残念。 基本的にあまりにも計画が大雑把。あんなに簡単に警察や裁判所を出し抜けるものなんですかねえ。普通、「巨額の保険金にまつわる殺人事件」で、おまけに「死体も出ない」という事になれば、「自殺を装った自作自演」なんて真っ先に疑われるんじゃない?ちょっと調べれば、いくらでも不自然な点や矛盾点なんて出てくると思うんだけど。 まあ、それを言ったら映画にならないんだろうけど、もうちょっと気の効いた計画は無かったものか。さらに別人の戸籍を入手できたとしても、あんなに派手に人前に出まくるなんて、いくらなんでも無茶苦茶でしょ。知人が見てたらどうすんの? と言うか、そもそも、こんな特殊なケースでも本当に裁かれないのか疑問。明らかに状況から言って別の事件として処理されると思うけど。無理があるなあ。 もっとも監督は、「普通の主婦であった主人公が精神的に強くなって息子と再会する」という「感動的なドラマ」を撮りたかったのか、サスペンス部分はそのための「味付け」程度にしか考えていない感じ。 ただドラマとは言っても、肝心の夫や愛人、保護観察官といったメインキャラの人間描写は中途半端で薄っぺらいし、刑務所内での囚人仲間とのやり取りもほとんど無し。おまけに時間経過も唐突なので、感動演出のためにきちんと描くべき「息子に会えない六年間」の重みも感じない。 やはりつまらない作品にたいてい共通しているのは、やる事が「中途半端」という点かな。[ビデオ(字幕)] 3点(2004-07-30 02:50:59)《改行有》

16.  ダークシティ 《ネタバレ》 SF+サスペンス+アクション=中途半端、の典型的な作品。「自分達の信じていた世界が作り物かも知れない」という、ありがちな世界観に加え、なんと導入で「異星人が人間の記憶やら何やらを改変している」というオチをバラしてしまうという太っ腹(笑)。そのため「記憶喪失」とか「死体」という、せっかくのミステリアスな伏線が無意味になっている。 そもそもこの異星人は何がやりたいのか分からない。「人間にはそれぞれに魂があるが、我々はひとつの魂を共有している」という、無理やりな心身二元論が当然のように前提になっているのも疑問。 人間を理解するのにあんな大掛かりで手間隙のかかる作業をする必要があるのだろうか。仮に理解したとして、どうするつもりだったのか?ラストで主人公の魂とひとつになる、みたいな部分も、「記憶」と「魂」をごっちゃにしていて実にいい加減(第一、それまでは主人公を殺そうとしてたんじゃなかったっけ?)。 それに突っ込み所として、「記憶」を薬で他者に移植することは原理的に無理。ひとりひとり、脳の神経回路の構造が違うんだから、ある人の記憶を物理的に取り出せたとしても、移植先の人間がまったく同じ構成の脳内神経回路を持たない限り、その記憶はまったく意味を成さない。 超能力の設定も空を飛んだり人を眠らせたり、好きな所に「どこでもドア」を作れたりと、何でもありなので、逆につまらない。この手の設定は、ある程度制約があるからこそ、色々と工夫や駆け引きが生まれて面白くなるもの。何でも出来たら、それはご都合主義ってだけでしょ。 人間達の普段の生活サイクルや、記憶改竄の必然性、宇宙空間との仕切がただのコンクリートの壁一枚だけとか(主人公も飛んでった刑事を超能力で助けてやれよ!)、世界観の細部が練りこまれておらず、突っ込み出したらキリが無い。 ラストの超能力バトルもアクション演出にセンスが無い上に、今までの世界観にまるで合っていないし、この手のバトルは実写にすると途端に安っぽくなる。 全体の作り自体は丁寧で好感が持てるが、とにかく設定が悪い意味でB級で中途半端過ぎる。 [ビデオ(字幕)] 3点(2004-06-19 16:54:40)(良:1票) 《改行有》

17.  ダークネス(2002) 《ネタバレ》 これまた陳腐&中途半端。序盤の雰囲気は悪くないので、いかに今までにないパターンを見せてくれるかと期待していたが、結局は「オカルト信奉者による血の儀式」みたいな、ホラーやサスペンスによくある凡庸な展開に脱力(「日蝕」とか「ウロボロスの蛇」とか「子供の生贄」とか「魔界との門を開く」とか、この手のジャンルによく使われるギミックが目白押しだし、「愛する者による~」というセリフで、犯人が身内だという見当もついてしまう)。 中盤までの展開もダラダラとしていて退屈だし、恐怖演出もワンパターン。キャラ描写も薄っぺらい(特に両親と医者のジジィ。特にジジィは何がやりたいのか分からない。ここまで周到に用意していながら、ラストは投げやり)。 後半のテンポの良さや、ストーリー以外の作り込みには好感が持てるだけに、こういう陳腐なストーリー展開には失望感も大きかった。もう少し工夫が欲しい。[ビデオ(字幕)] 3点(2004-01-17 18:54:56)《改行有》

18.  タイムマシン(2002) リメイク版らしいが、にしても、前半と後半のストーリー展開にめちゃくちゃ違和感がある。前半までは、恋人が死ぬ過去を変えようとする男の妄執がよく描けているのだが、未来世界に舞台が移ってからはほとんど「猿の惑星」(笑)。「過ぎ去った過去は変えられない」、という伏線が後半で生きてくるのだろうと思っていたのだから、このトンデモな展開には期待を裏切られたと言うよりも、呆気にとられた。その頃になるとエマの事などそっちのけで、他の女にご執心。タイムトラベルまでしておきながら、その本末転倒ぶりは見事なほど。「過ぎ去った過去より、今を大切に生きよう」というテーマは分かるが、なにもそんな展開にしなくても、いくらでもそのテーマを描く事は出来たはず。エマを生き返らせようとする執念が無さ過ぎるため、そのテーマも霞んでしまっている。3点(2003-06-27 00:35:28)(良:1票)

19.  ダウン 《ネタバレ》 超高層ビルのエレベーター(の制御装置)がバイオチップによって意思を持ってしまい、乗る人を殺したりするという、自分では百年修行しても思いつかないであろう、なんとも突飛で荒唐無稽なシナリオ。 やはり無理があるのは、いくら意識を持っても、所詮は上下するしか能の無いエレベーター。死にたくなければ乗らなければいいだけの話で、実際パニック映画としてもホラーとしても緊迫感や切迫度が薄い。 作品内のニュースでは大々的に取り上げられてはいるが、そのビルに行かないほとんどの人にとっては何の危険もない事で、それは映画を見ている人にも言えてしまう事である。 CGなども含めて全体的に安っぽい出来で、特にラストシーンで出てくるバイオチップに至っては、素人の自主制作映画を見ているようなチープさ。そもそもマッドサイエンティストが、なんでわざわざエレベーターの制御装置にバイオチップを取り付けなければならないのかが意味不明。 鑑賞後、何度もエレベーターに乗ったが、少しもこの映画の事を思い出さないのに気付いて、ちょっとこの作品がかわいそうになった。3点(2003-06-25 08:01:23)(笑:1票) (良:1票) 《改行有》

20.  ダムド 呪いの墓場 私もパッケージに騙されたクチ(笑)。かつて殺人事件があった一軒家に巣食う怨霊が刑事の精神を乗っ取る、というのは分かるが、どうにも、この亡霊が何がやりたいのか分からないんだよな~。まともな説明や会話も無く、思わせぶりな展開ばかりで、ダラダラしていて飽きてくる。序盤の雰囲気は良いのだが、後半に行くに従って失速。何となく雰囲気に逃げただけで、脚本の粗さが目立つ内容。結局、序盤のFBI(だっけ?)の証人保護プログラムで、この小屋にやって来たという設定も完全に忘れられてるし。PS.途中で殺されてた男って、誰なんですか?2点(2004-01-09 14:17:51)

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