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1. ダーク・シャドウ(2012)
《ネタバレ》 デップの吸血鬼はキュートだし、超肉食女子な魔女もゴージャスで魅力的。久しぶりに見たミシェル・ファイファーも相変わらず美しく存在感たっぷり。ラストの皮肉さも「そうきたか」と驚きつつも満足。
なのに何か物足りない。これは好みの問題でしょうが、昔のバートン作品に漂っていた、愛すべき異形達の孤独感や哀愁をつい求めてしまいます。受け入れてくれる家族を持ち、「家族が大切」と豪語するヴァンパイアからはそれが感じられない。その上余計な登場人物が多すぎて、例えばエリザベスの弟とか、ヘレナ・ボナム・カーターだっていなくても良かったんじゃ?彼らを削ってヴィクトリアとジョゼットとバーナバスの絡みなどを見てみたかった。
本当に、こんな事を考えてしまう自分はどうかと思うけれど、ヘレナ・ボナム・カーターにはバートンを手酷く振って貰って、バートンには昔を超える哀切感溢れるクリーチャー達を生み出して欲しい…なんてこっそり思います。ごめんなさい監督!
[映画館(字幕)] 5点(2012-06-10 15:01:54)(良:4票) 《改行有》
2. タイタニック(1997)
面白い良い映画でした。人物や状況の描写が丁寧で演出も良く、長さを感じさせなかったです。ただのパニック映画ではなく、恋愛主体の進行が後の悲劇を際立たせてました。氷山衝突から沈没までは圧巻です。最初、ヒロインは逞しすぎるんじゃないかと思いましたが、あれくらいいいボディと根性してなきゃ生き残れなかったろうと納得。これは映画館で見たかったなぁ。9点(2001-11-18 23:10:46)
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