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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. チャップリンの殺人狂時代 《ネタバレ》 連続女性殺人を犯した男の話とことわりながらも、映像の上で殺したのは実は男一人だけ。結局は、寸止めまでで、女性に直接手をかける場面はひとつもない。そのあたりがいかにもチャップリンらしく、微笑ましく思えてしまうのである。7点(2004-10-09 18:01:13) 2. 地上最大のショウ 御都合主義的、展開が強引、女の描き方が馬鹿っぽくみえる、サーカスの説明が多い前半部分がかったるい、など、ストーリーについて穴を見つけるのはたやすい。また、古い映画のため、事故の場面も「カサンドラ・クロス」よりもさらに見劣りがする。しかしながら、それを補って余りあるほど、主な登場人物が粋で、 無性に意地っ張りで、しかもカッコイイ。名科白と名場面のオンパレード映画。ブランコ乗り同士の意地の張り合い、セバスチャンが荷物を取りにきたときの言い訳、道化が真剣に治療をしているときの、座長とセバスチャンのやりとり、刑事が道化に握手を求めるところ、などなど、いちいち書き出していけばキリがな い。見終わった後、浮かんだコトバは「芸人魂」の三文字。人を楽しませるための「芸人魂」とはどういうものかが、見事なまでに描かれていた。9点(2004-03-28 00:40:07)(良:2票) 《改行有》 3. チャップリンの独裁者 《ネタバレ》 断言するが、これはコメディではない。あえていえばニュース映画。彼はなぜ、6分間ものベタな長演説をぶったのか?笑いの作り手として世界最高峰にあった彼が、あの長演説が観客に野暮ったく聞こえることをわかってなかったはずがない。また彼は、あの演説を披露したところでヒトラーを止められないことも百も承知であった。ではなぜあの6分間のシーンをわざわざ撮ったのか?きっと「練達のコメディアンがコメディアンの文法を使わず、真面目なことを正面玄関から言わなければならないようになったときは、事態は取り返しのつかない深刻な段階まで進んでしまっている」ということをニュース映像として後世に残しておきたかったのだと思う。すなわち、練達のコメディアンがコメディアンらしく振舞える段階はまだ望みがあるが、そうできなくなってしまったときは、悲劇的な結末が待っているだけ、ということがこの映画のメッセージなのだ。今、日本のコメディアンは、まだまだ充分コメディアンしていられるように私には感じられる。ただ、彼らが、チャップリンほどの「練達な」コメディアンかどうかについてはあまり自信がもてない。そこが怖いところではある。10点(2004-03-03 03:27:58)(良:3票) 4. チャップリンの黄金狂時代 抱腹絶倒まちがいナシ?いえいえ、空腹絶倒な映画でした。8点(2004-02-25 10:36:39)(笑:2票)
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