|
プロフィール |
コメント数 |
615 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
洋画は字幕版も吹き替え版も両方観た上で感想を書くようにしています。 ネタバレが多い為、未見映画の情報集めには役立てないかも知れませんが…… 自分と好みが合う人がいたら、点数などを基準に映画選びの参考にしてもらえたら嬉しいです。 |
|
1. ツーリスト
《ネタバレ》 こういった旅行気分を味わえる映画って好きですね。
列車に、船に、豪華なホテルと、観ているだけで楽しくなっちゃいます。
男性ならアンジェリーナ・ジョリーと、女性ならジョニー・デップとのロマンスを疑似体験出来るようにも作られており「恋」と「旅」とを求めて観賞するなら、まず満足出来る一品かと。
その一方で、サスペンスとしての魅力は薄めであり、あんまりハラハラドキドキはしなかったのですが、本作の場合、このくらい緩めの緊迫感が丁度良かったように思えますね。
なまじ血が飛び出したり、身の毛もよだつような恐ろしいシーンがあったりしたら、せっかくの「程好いバランス」が崩れてしまっていた気がします。
主人公カップルが出会った際に、ジョニー・デップ側が「ごめんなさい」と謝っており、それが後の伏線になっていたりする辺りも上手い。
所謂「主人公こそが犯人だった」オチな訳ですが、犯人といっても悪党から金を盗んだ義賊に近い立場である為、受け入れ易い形になっているのですよね。
また、アンジェリーナ・ジョリー側も「実は警官だった」という事が中盤にて明らかになる為「一方的に彼女を騙して、酷い男だ」という印象には繋がらず、自然な仕上がりになっていたと思います。
目立った難点としては、数学教師という設定が活かされていない事。
そして、金庫を開けて正体をバラすシーンにて、周りに警官が一人も残っていなかったのが、都合良過ぎるように思えた事でしょうか。
前者に関しては、金庫の暗証番号を数学の知識を駆使して解き明かす(つまりは、ヒロインと警察に最初から暗証番号を知っていた訳ではないと思わせる為に演技する)展開にしても良かったんじゃないか……なんて思いましたね。
この手の騙し騙されモノとしては珍しく、後味爽やかなハッピーエンドであった点については、凄く好み。
緩くて温めなロマンス旅行映画として、しっかり楽しめた一品でした。[DVD(吹替)] 6点(2017-04-19 18:55:08)(良:1票) 《改行有》
2. 2ガンズ
《ネタバレ》 デンゼル・ワシントンにはコミカルな印象が無かった為、この映画には驚かされました。
どちらかといえばマーク・ウォールバーグのファンであるだけに、彼よりも笑わせてくれるシーンが多い事には、素直に感服です。
特に好きなのは銀行強盗を終えた後、周りを見回して「あれ? 何で警察が来てないの?」と戸惑う姿ですね。
覆面越しで表情は見えないはずなのに困惑が見て取れて、上手いなぁと感じます。
主人公二人がどちらも「悪の組織に潜入捜査している善人」という設定に関しては、今一つ活かし切れていないようにも思え、残念。
中盤にて互いの正体が分かった時にも「お前、裏切り者だったのか!」って具合にショックを受けて喧嘩になっていますし、それならどちらか片方は元々悪側の人間で、改心する展開でも良かったのではないかと。
ラストの「これで俺ら、ファミリーだ」という台詞に関しても、元々二人は同じような立場、どちらも国家権力側の人間であった訳だから、垣根を越えて分かり合えたというカタルシスが乏しかったですからね。
「3で同時に放そう」の件といい、二人を徹底的に似た者同士として描く為だったのかも知れませんが、もう少し何か「この設定ならではの利点」を感じさせてもらいたかったところ。
上述のように気になった点もあるけれど「そんな細かいこと、ツッコむ方が野暮だぜ!」と思えるような魅力があるのも確かですね。
冒頭の「ドーナツが美味い店」でのやり取りも良いのですが、最後の銃撃戦にて、互いに背中を預けて円を描くように撃ちまくるシーンなんかも、お気に入り。
リラックスして、お気楽モードで楽しめる映画でした。[DVD(字幕)] 6点(2016-04-16 13:22:52)《改行有》
|