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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. 追撃者(2014) 《ネタバレ》 登場人物はほぼ2人のみ。 誰も足を踏み入れないような荒野がどこまでも続く砂漠で、 武器も食料も水もクルマも、全てを持つ大富豪の男と、 彼から命を狙われる、裸にされ何1つ持たない若者、2人の男の闘い。 極めてオーソドックスなサスペンスですが、これがよく出来た作品です。 テンポがいい。緊張感が途切れない。大きな岩や洞窟が点在する砂漠の地形を見事に使い切っている。 殺された友人が砂漠に残していたアイテムが効いている。 若者が知恵と勇気を振り絞り闘う、嫌味でイカれた大富豪の男を演じるのがマイケル・ダグラス。 いくつになってもこの人のこういう役には、この人にしか出せない味がありますね。 これがマイケル・ダグラスでなければ、微妙なB級サスペンスで終わっていたかもしれません。 そして最後の最後に立場が逆転。 そこで終わっておけば良かったのですが、この蛇足としか言いようがない結末だけが残念。[CS・衛星(字幕)] 7点(2021-12-27 15:28:44)《改行有》 2. 2ガンズ 《ネタバレ》 デンゼル・ワシントンとマーク・ウォールバーグ。 黒人と白人、典型的アメリカン・バディムービーにしてアメリカン・アクションコメディ。 よってどこかで見たことがあるような感じなのは仕方が無いのですが、 DEA、海軍、CIA、犯罪組織・・・が入り乱れ、4000万ドルものカネをめぐり テンポよく展開を二転三転させ、キャストも揃っておりそれなりに楽しめる作品に仕上がっています。 もう少しドタバタとした笑いドコロがあってもよかったかな。[CS・衛星(字幕)] 6点(2018-06-15 22:37:52)《改行有》 3. ツインズ ダニー・デヴィートとシュワちゃんが双子の兄弟なんて、誰が考えたんだろう? 好青年シュワちゃんと、煮ても焼いても食えそうに無いいつも通りの濃いキャラのダニー・デヴィート。 なかなかの名コンビぶりでした。行動を共にする姉妹を演じたクロエ・ウェッブとケリー・プレストンも好演。 ラストも絵に描いたようなハッピーエンド。 いつも通りの持ち味発揮でチョコチョコ動き回るダニー・デヴィートのコミカルな存在があってこそのコメディですが、 シュワちゃんもとても楽しそうでしたね。シュワちゃんのベストムービーではないけど、 こういう無邪気なシュワちゃんも結構好きだったりします。[CS・衛星(字幕)] 6点(2016-06-08 21:09:15)《改行有》 4. 冷たい月を抱く女 《ネタバレ》 前半はとにかく後半のサスペンスへの伏線を張ることに専念し、 医療ミス事件の後はビル・プルマンがそれらの伏線を1つ1つ潰していく謎解きミステリーの一面も。 サスペンスとしての組み立ては上々の出来ではないかと思います。 しかし序盤の連続レイプ事件にストーリーを引っ張らせていく展開は不要だったと思います。 ビル・プルマン演じる夫のある事情を説明する方法はもっと別の手段があったのではないでしょうか。 その中でグウィネス・パルトロウがあっという間にいなくなってしまう。 今のグウィネスにはあり得ないキャスティングに、そんなに前の作品という感じはしないのですが、 これも20年以上前の映画なんだなと時の流れを感じたりもします。 後半は前半とは別人のような目ヂカラを見せる二コールの悪女っぷりと、 ビル・プルマンの執念がぶつかる後半の展開はサスペンスとしてなかなかの面白さ。 二コールとビル・プルマンとアレック・ボールドウィン。 この主要キャストは3人共に演じる役と見事にはまっています。 母親の家で再びその名が出る、もう1人登場する謎の医師リリアンフィールド。 しかしそれらしい登場人物は1人しかいないので、残念ながらその正体はバレバレでしたけどね・・・。[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-11-15 21:39:15)《改行有》 5. ツーリスト サスペンスは少々ユルめに。その分ラブコメ的味付けが程よくなされたロマンティック・サスペンス。 よって警察やギャングが少々間抜けなのもこの分野のお約束なので、それで良しだと思います。水の都ヴェネチアらしい追いかけっこも楽しかったです。 ただし、ずっと姿を見せないアレキサンダーとは果たして何者か?で引っ張ってきたのだから、最後はその正体に驚かせてもらいたかったですが、こちらはミエミエになっちゃいましたね。 途中はそれなりに楽しめた作品だったので、登場人物や展開にもうひとひねり欲しかったところですが、ハリウッドの二大スーパースターと美しいヴェネチア。サスペンスとしては盛り上がりに欠けますが、華やかさがあり見栄えがする娯楽作です。[映画館(字幕)] 5点(2012-12-18 22:07:36)(良:1票) 《改行有》 6. 月の輝く夜に 普通のアメリカン・ラブコメかと思って見始めたのですが、恋愛に絡む当人同士だけじゃなく、家族の絆やイタリア系の絆の深さやその気質なんかも上手く織り交ぜられたいい意味で大らかさがあって、温かみのある人間ドラマでした。ドロドロした方向に行ってもおかしくなかった本作の人間模様を短い時間で上手くハッピーエンドにまとめ切った家族が揃った朝食のラストシーンがお見事でした。[DVD(字幕)] 7点(2010-05-05 21:13:55) 7. 追憶(1973) 《ネタバレ》 昨日の午後仕事でお客さんと一緒に入った喫茶店で“the way we were”がかかっていた。無性にこの映画が観たくてたまらなくなり借りてきて本当に久しぶりに観ました。 学生の頃深夜にTVで観た。あまり好きにはなれなかったのを覚えている。あのカッコいいレッドフォードがどうもカッコ良くない。バーブラ・ストライザンド演じるケイティも好きになれなかった。しかし、今観直すとそれも含めていいのだと思ったし十分感情移入して観る事が出来た。二人の人生を時には駆け足で見せる場面もありますが、雑になる事無く、いつの時代も実に丁寧に作られています。 互いに愛し合っていながら一緒に生きていく事が出来ない。そんな二人の思いを感じさせるラストシーンが素晴らしい。「奥さんを連れて遊びにいらっしゃい」「そうはいかん」そして身を寄せ合い、別れ行く。精一杯強がるケイティとそれを理解した上でのハベルの二人の姿があまりにも切なく、そこにあの主題歌が重なる。人生とは時には甘くもあるが時には何と切なくほろ苦いものか。確かに中盤のケイティの人物描写は観ていて疲れる部分もあるし政治的要素がもう少し控え目でも良かったかな、とも思いますが終盤からラストの見事な流れにそんな感想も忘れさせてくれます。そして「追憶」という邦題が見事だと思います。[DVD(字幕)] 7点(2010-04-08 14:29:31)(良:2票) 《改行有》
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