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Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 115
性別 男性
自己紹介  2014年12月に投稿を始めてから8年が過ぎました。

 「映画評論家になれるのでは?!」と思える素晴らしい言葉を綴られる先輩レビュアーさん達に憧れつつも、私には、あのような文章を書けそうもありません。私の場合、少年時代に気に入り、DVDなどで観直しても好きであり続けている映画を中心に、まだピュアだった(?)少年時代の気持ちや、当時の状況を思い出しながら書きたいと思います。大人になってから観た映画も少しずつ追加しています。

 レビューの文面は長くなりがちですが…最後まで私の拙文を読んで下さる皆様に感謝申し上げます。

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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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1.  デューン/砂の惑星(1984) 《ネタバレ》  当作品は、私にとって【日本テレビ放送版:昭和63(1988)年6月10日、金曜ロードショーにて】に馴染みがあります。以下、“日テレ版”と呼称し、その吹替えでの言葉を引用して書かせていただきます。  実は、日本で劇場公開された昭和60(1985)年当時、私は事前にSF雑誌を読んで「設定が複雑でわかり難そう」と敬遠してしまったのです。  約3年後、日テレ版を鑑賞。当時は我が家にもビデオレコーダーがあったので、録画もしました。すると「初めて観る視聴者に配慮してくれている」と感心しました。  まず、映画評論家の水野晴郎さんが、皇帝・アトレイデス家・ハルコーネン家の関係を、イラストで説明してくれた上でスタート。  本編では、イルーラン姫が語り手となって展開しますが、TV放送用として、台詞の無い場面に姫のナレーションを追加した箇所がありました(録画を観直した際、二か国語の主音声・副音声を聞き比べて確認しました)。一例として、ナビゲーター達一行が皇帝に会いに来た場面での「当時、宇宙空間の輸送を全て司っていたスペースギルドの力は、皇帝をも凌ぐものがありました。突然のギルドの訪問に宮廷は緊張していました」が挙げられます。  さらに【TVでの映画放送の慣例】として、各キャラクターが最初に登場するとき【ポール・アトレイデス - カイル・マクラクラン】というように【役名 - 役者名】のテロップが出るのも、人物を把握する上でプラスだと思いました。  このように、ごく大雑把ながら、設定などを理解できたおかげで【無念の死を遂げた父の仇討ちという、定石に則った物語】として楽しめました。  あれから30余年…当サイトで、当作品及びヴィルヌーヴ版のレビューを拝読するうちに、頭の中で当作品のテーマ曲が巡るようになり、かきたてられるように押し入れへ…埋もれていたビデオを発掘できました。  こうして日テレ版を再見。しかも勢いでDVD(劇場公開版)もレンタルして観比べたところ、やはり、わかりやすかったです。  特に放送用にカットしたドラマ部分(正味10分+α)は、大勢に影響がない箇所ばかりでした。日テレ版を作成したスタッフさん達に、あらためて敬意を表します。  敢えて言うなら、30余年前に観たときも感じましたが…フェイドとラバンの最初の登場シーンにおける「ハルコーネン男爵の甥にして後継者のフェイドは、冷酷無比な性格で権謀術数を好む若者でした。クイザッツ・ハデラックを善の超人とするなら、フェイドこそまさに悪の超人。ポール・アトレイデスの宿命のライバルです」という“追加ナレーション”は、その後の展開と照し合せると、残念ながら的外れかと…。  以下、作品自体にもう少し言及すると…  まず、ブライアン・イーノ氏によるテーマ曲は、シンプルなメロディーの繰返しで印象深く、私は好きです。おかげで上記のようにビデオも発掘できましたし…(笑)。  クラシカルな味わいのある美術も独特で、特にハルコーネン男爵の描写に象徴される“グチャッ、ジュルジュルッ”と形容できそうな演出は、観る人によって好みが分かれそうです。  しかしグロテスクな演出ばかりでなく、ポール達が皇帝軍に勝利したとき【妹のアリアが酔いしれるような表情を浮かべる姿】は、ごく一瞬の映像ですが、リンチ監督の美的センスが光っていたと思います(この映像については、他のレビュアーさんも言及して下さっています)。  なお、スティルスーツが黒なのは、砂漠を背景にしたとき、人物が映えるよう意図したのかもしれませんが…“水分の濾過装置と熱交換システム”が備わっているはずもなく、砂漠のロケでは、灼熱の太陽光を吸収し、役者さん達は大変だったと思います。実際、日テレ版では水野晴郎さんも「連日40度という暑さ続きで(中略)皆さん、バタバタバタバタ倒れてしまったんだそうですね」と解説しています。そのため私は「たとえ失敗作と評されようとも、とにかく完成できたことは、過酷なロケの苦労が報われたと言えるのでは…」と考えたいです。  さて、採点ですが…まず、鑑賞環境は地上波(吹替)とさせていただきます。「日テレ版がポピュラーになり得たなら、日本ではもっと親しまれていたかも」と思いつつ、①確かに劇場公開版はわかり難い、②独白やナレーションなど言葉での説明が多く、特に後半は急ぎ足で、全体的に総集編的…という【2つの点】は、私も否定しません。  しかし個人的には「膨大な情報量の原作でありながら、よくぞ、公開にまでこぎつけた」「当作品があればこそ、TVドラマ版(2000・03年)、ひいてはヴィルヌーヴ版へとつながったのでは…」と思うのです。そのため、上記【2つの点】のみを差引き、大甘とは思いますが8点を献上させて下さい。[地上波(吹替)] 8点(2021-12-04 19:55:46)(良:1票) 《改行有》

2.  天国に行けないパパ 《ネタバレ》  私が当作品を知ったのは、まだ社会人になりたての頃、一人暮らし先にあったビデオレンタル店にて。パッケージの説明を読んで興味をそそられたものの、他にお目当ての作品があったのでレンタルを後回しにしていたら、店頭から姿が消えてそれっきりになっていました。  あれから約20余年。↓の【なたねさん】の投稿を機に「ああ!そういえば、そういう作品ってあった!」と思い出しました。「31年前の作品なので、置いていないだろうなぁ」とダメもとでレンタル店に行ったら…なんと!すぐ見つかりました。「自分が知らなかっただけで、実はコメディ作品としては不朽の名作なのかも」と感激し、早速、レンタルして鑑賞しました。  さて、結果は…良い意味で予想と異なる作風であり、これは名作だ!と感動しました。  まず、オープニングは、コミカルな音楽と共に幕を開けるのかと思ったら、「Short Time」という題名と共に、残り僅かな命を示唆するかのように、カチッ・カチッ…と時を刻む時計と、重々しい音楽が奏でられ…本編が始まると、残虐性は控えているものの極めて正攻法のポリスアクションが展開。悪党集団スターク一味を追跡した警官二人は爆死してしまって…ちょっとショックでしたが「真面目にしっかりと作っているんだな」と好印象。  バートを演じるダブニー・コールマンさんも、少なくとも私から観て、ズッコケるようなコミカルな演技はしておらず、【自分が亡き後の、幼い息子・ダギー、そして別れた奥さん・キャロラインの身を案じて奮闘する年配の男性】を、誠実に演じている印象を受けました。  そのため【当人が真面目であればあるほど、それに戸惑う周囲の人々のリアクションに対し、真相を知っている私達・観客の笑いを誘う】という演出なのだろうと、私は理解しました。そうは言っても、相棒のアーニーも、上述のキャロラインも、バートの変わりように戸惑いこそすれ、私から見て、さほどコミカルな演技をしている印象は受けませんでした。明らかにコミカルな演技をしているのは【出世欲の塊で嫌味なダン/TVドラマを見ている警官達】などごく少数。  むしろ「コメディだからって、変に茶化したり、手を抜いたりしないぞ」とでもいうような作り手の皆さんの心意気が伝わってくる思いがしました。  他のレビュアーさん達もおっしゃるように【ラッツ兄弟を追うカーアクション】は「いくらカーチェイスがお家芸のアメリカ映画とはいえ、コメディなんだから、ここまで本格的なアクションにしなくったって、いいんじゃないの?!」というほどの迫力。  次の【時限爆弾と共に人質を取って店に立てこもった男:この俳優さんの演技も、人生に絶望して切羽詰まった表情が、真に迫っていて上手い!】に対しても、当初こそ、バートが下着姿で臨む姿は、笑いを誘うものでしたが…店に入った後は「成長した子供達の姿を見たいだろう?」と説得に入ります。人生を見つめ直した年配者だからこそ語ることのできる、実感のこもった味わい深い言葉に満ちており、感動的な解決に至ります。そのため、その直後の爆発シーンは『感動モードになっちゃいましたね。スイマセン。コメディモードへ、リセットしまーす!』とでもいうような、グレッグ・チャンピオン監督の照れ隠しのように、私は感じました。このあたりは、ジョン・ブルメンタールさん及びマイケル・ベリーさんによる【脚本の妙】ということでもあるかな…と思われます。  その脚本について言えば、今回の騒動の発端になったバスの運転手さんに対しても、最後にけっして貶めることなく、素敵な言葉を添えています。その言葉については、これ以上、ネタバレにするのもどうかと思うので明記しませんが、このあたりにも良心的な配慮がなされていると感じました。  実は、私自身、歳と共に身体にガタが来まして…入院・手術をした経験もあるものですから「もし、自分も病気の発見が遅れて、手遅れだったら…」と思うと他人事ではなく、そのぶん、つい、真面目に観てしまったという面もあります。しかし、社会人になりたての頃でなく、この歳になって観ることが出来て、むしろ良かったかな…と思います。このタイミングで観る機会を与えてくれたシネマレビューよ、ありがとう!  さて、採点ですが…上述の通り、変に茶化したりせず、俳優さんと作り手の皆さんが一丸となって真剣に創りあげた作品だと思います。単純に笑って楽しむも良し、私のように自分と主人公を重ねて観るも良し…と観る人によって見方や感じ方が異なりそう、という意味で厚みがあり、“その場限りのお笑いで終始する作品”とは一線を画しているとも思います。コメディの名作として、採点基準の「傑作中の傑作」に則り、10点を献上させていただきます。[DVD(字幕)] 10点(2021-07-24 17:37:30)(良:1票) 《改行有》

3.  D.N.A. 《ネタバレ》  【ドクター・モロ―の島:1977年-以下、77年版と表記します】の投稿を機に、興味がわいたのでDVDをレンタルし初鑑賞。さて結果は…  まず、マーロン・ブランドさん扮するモロ―博士の白塗り&サングラス姿には、当初「科学者というより教祖様のよう…」と違和感がありました。ただ、宗教絡みの台詞もあったので、教祖という印象もあながち的外れではなさそう…と割りきりました。  次に、【獣人】達については、特殊メイクが【77年版】に比べ進歩したかどうか以上に、その人数に感心しました。メイクスタッフさん達は、かなりの大所帯だったろうと推察します。CG(モーション・キャプチャ)での表現が主流の現在の映画界では、これほど大規模な特殊メイクの実践は、もはやあり得ないだろう…と一抹の寂しさを感じました。  ただ、モロ―博士の亡き後、ハイエナ一派とアザゼロが権力を手中に収めんとするシーンは「長い…【77年版】には、こんな場面は無かったじゃないか」が本音でした。何故なら、銃を乱射し、破壊の限りを尽くし、ニヤニヤしながら相手の命を奪う…という一連の場面は、アメリカ映画における【犯罪者集団の典型的な描写】という印象を受けたからです。こうした描写が好きでない私には、大変、苦痛でした。  一応、ラストに「時折、暗たんたる思いになる。それは、世の人間の中に、あの獣人たちの影を見出す時だ」というエドワードのナレーションと共に、現実の記録映像が流れます。これも【77年版】には無かったものであり「なるほど。博士亡き後のシーンは、これを伝えるために必要だったんだ」とわかりました。しかし「現代社会に警鐘を鳴らすラストだ」と響くには至らず…何故なら、ナレーションとは逆に、私は上述の通り「ハイエナ一派やアザゼロという獣人たちに、人間の影(犯罪者集団と同様の邪悪な面)を見た」からです。もともと、博士が研究の目的について「人間の心に巣食う邪悪な遺伝子の要素を破壊し、完全なる無垢な(純粋で心が美しく争いを知らない)生物を創ること」という趣旨のことを述べているため、なおさら、そのように感じたのかもしれません。  勿論、ここで言う“影を見出す”とは、厳密には“片鱗を見る”という意味合いなのでしょうが、それでも獣人たち全員がハイエナ一派やアザゼロと同様だったわけではありません。「獣人たち」と一般化するなら、長老、アサシモン、マジャイ、ムリン、ヒロインのアイッサも、ハイエナ達のように振る舞わなければ、ナレーションとの整合性が取れないのでは…と思うのです。  鑑賞後、図書館で原作(橋本槇矩訳,1993年,岩波文庫)を借りて読んでみました。すると、訳語は異なっていましたが、ラストのナレーションの言葉は【物語の要】だとわかりました。同時に、上記の【無垢←→邪悪】を意識した研究の目的と、それに対応する【善良なアイッサ/邪悪なアザゼロ/博士亡き後のハイエナ一派の行動】は、この映画の脚色ということも確認しました。しかし繰返しになりますが、ナレーションが原作のままでは整合性が取れておらず【練り込み不足】という印象を否めません。  一方、【77年版】は“獣人たちの影”に関するものを削除するなど原作を大幅に脚色しているとわかりましたが、むしろ、そのことで「まとまりがあり、わかりやすくなっている」と再認識しました。脚色に関しては、↓の【鱗歌さん】がおっしゃる通り、当作品は「半端に原作を大事にすると大惨事になるという例」と言えるかもしれません。  別途、仕入れた情報では、マーロン・ブランドさんやヴァル・キルマーさんが、現場を相当、混乱させていたそうで…【練り込み不足】は、それが影響したからかも…と思ったりしました。  一方、【77年版】は、現場のチームワークがしっかりしていたのでは…と推察しています。そうでなければ【77年版】のオリジナルである【本物の猛獣と獣人達との生身のアクションシーン】は成功しなかったでしょう。逆に言えば、もし、同じ場面を当作品で実践したら…現場のギクシャクさが、一層の大惨事を招いていた…かもしれません。  さて、採点ですが…投稿の前は「色々と理屈を並べたけど、結局、少年時代から馴染みのある【77年版】のほうが好き、と述べているだけで、辛口の評価は申し訳ないかな…」と思ったのですが、他のレビュアーさん達も低評価が多いので安心しました(笑)。率直な印象だと4点ですが、混乱した現場を仕切らざるをえなかったであろうジョン・フランケンハイマー監督の気苦労に思いを馳せて+1点、スタン・ウィンストンさん率いるメイクスタッフさん達への敬意を表して+1点、計6点とさせていただきます。 *【ドクター・モロ―の島:1977年】は、別途、レビューを投稿しています[DVD(字幕)] 6点(2021-06-12 17:37:34)《改行有》

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