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プロフィール
コメント数 2102
性別 男性
自己紹介 善人が苦労が報われて幸せになるハッピーエンドの映画、
悪人が出てこないゆる~い世界観の映画、
笑いあり、涙ありの人情喜劇が好きです。

2008年11月19日の初投稿から、早いもので10周年を迎えました。
この間、みんシネのおかげで出会ったいい映画もいっぱいありました。
管理人様、レビュワーの皆様、いつもお世話になっております。
これからもよろしくお願いいたします。
2018.11.19

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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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1.  とらわれて夏 《ネタバレ》 冒頭から、この邦題に似つかわしくない張りつめた不穏な空気が漂う。 母と1人息子。母は夫と別れたことからまだ立ち直れていない。少年も父親がいない寂しさを抱えている。 その前に現れた1人の非常に危険な男。 この前半はあまり音楽も使われず静かに作品は動き出しますが、 その分1つ1つの物音や母と息子の目線など、緊張感漂う作品の空気が見事。 それでいて、この危険な男が徐々に意外な素顔を見せる。 どこか優しさがあり、料理上手で器用。 料理の他にも、男手の無い家でクルマや家の修理を買って出る。そして少年に野球を教える。 夫と父がいなくなった2人の前に突如現れた、招かれざる客であるはずの危険な男が徐々に微妙な存在に変わっていく。 作品の空気もこの3人からも徐々に緊張感が薄れ、あたたかみが増していきます。 作品は不安定な空気を持続しながらも、その中にあるあたたかみに実に不思議な味わいがあります。 しかしこれらは過去の出来事であり、少年による回想を交えて品は進むので、 この不安定な幸せは長くは続かないであろうことを匂わせます。 次第に作品の焦点はこの3人は果たして本当に幸せになれるのか?というところに変わっていきますが、 少年が町で出会った少女が変なたとえ話を持ち出す。それは「ボニー&クライド」。 これによって見る者はますますこの3人から目が離せなくなっていきます。 ジェイソン・ライトマンは近年の作品の「マイレージ・マイライフ」や「ヤング≒アダルト」では、 人生の折り返し地点を過ぎた頃の男や女の揺れる気持ちを表現してきました。 本作はそこに思春期に差し掛かる子どもの存在を実にうまく挿入しています。 夏休みが終わり、新学期が始まる日。警官、銀行、隣人が次々に不安感を掻き立てる。 そして徐々に大きくなってくるパトカーのサイレン・・・。 しかし本作は「ボニー&クライド」にはならなかった。 長い年月を経てのラストシーンが感動的です。[DVD(字幕)] 9点(2015-07-23 21:17:15)(良:1票) 《改行有》

2.  トランザム7000 まあアホな映画なんですが、大好きな映画なんですよ。キャスト良し、テンポ良し、音楽良し、ギャグも良し、気軽に観てただ笑っていればいい。素晴らしきコメディです。 若き日のサリー・フィールドのじゃじゃ馬娘ぶりも、ジャスティス保安官と息子のギャグ親子も(保安官役のジャッキー・グリーソンが素晴らしすぎです)バンディット&スノーマンの痛快さも皆が見事に愛すべきキャラクター揃いです。 広大で陽気で大らかなアメリカがたっぷり味わえる、お気楽でユルいんですがそれでいてスピード感あふれるアメリカ南部の州横断ぶっちぎり愉快痛快ロードムービー![DVD(字幕)] 9点(2010-07-06 21:50:31)《改行有》

3.  どん底作家の人生に幸あれ! 《ネタバレ》 前作では、スターリンの死後の権力闘争を、 なかなかぶっ飛んだコメディにしてしまったイアヌッチ監督。 そして本作では文豪ディケンズの自伝的小説を基にしたコメディとなっています。 ディケンズの原作を読んだことはありませんが、 原作にはない空気がかなり盛り込まれているんじゃないかと思います。 特に、バラエティに富んだ様々な人種の登場人物。 19世紀の文学の世界観を、社会が多様化する21世紀の現代に持ってきてもこんなに面白い。 イアヌッチの、文豪ディケンズへのリスペクトのカタチでもあったのでしょうか。 主人公の人生も、多くの魅力いっぱいの登場人物の人生も、まさに波乱万丈。 しかし悲観的ではない。誰もめげない、陽気な人生賛歌。 主人公を演じた、本作の世界観を象徴するかのようなデヴ・パテルがあまりにも素晴らしかった。[CS・衛星(字幕)] 8点(2022-09-11 16:25:27)《改行有》

4.  トロピック・サンダー/史上最低の作戦 「プラトーン」に「地獄の黙示録」に「ランボー」も。 ベトナム戦争映画へのオマージュ、パロディを盛り込みつつ、独特のノリでハリウッドを茶化してみせる。 ベン・スティラーのセンスと力技に笑わせてもらいながらも、 こんな映画にカメオ出演まで含めたこの豪華な顔ぶれ。スティラーさん、なかなか広い人脈もお持ちのようです。 特に言われても本当にそうなのか?と思えるほど意表を突かれたトム・クルーズとダウニーJrには参りました。 スティラーが彼らに、「こんな風貌でこんな役をやってほしいんだ。」 「面白そうじゃないか!いっそのことハゲのヅラ被らせてくれよ」なんてやり取りがあったのかは知りませんが、 みんなノリノリで楽しそうに遊んでいる。アメリカン・コメディにしか出せないような空気がたまりません。 他にも、えっ!?パチーノ?と思ったら、パチーノではなくチーノだった。とか。 そんな中にニック・ノルティのような人をちゃんと入れているところも面白い。 「レインマン」のダスティン・ホフマン、「フォレスト・ガンプ」のトム・ハンクスがオスカーを獲れて、 「アイ・アム・サム」のショーン・ペンはなぜ獲れなかったのか。勉強にも?なったのかな。 細かいネタやギャグにどこまでついていけていたのかは分かりませんが、それでも十分楽しませてもらいました。[CS・衛星(字幕)] 8点(2020-07-07 17:22:16)《改行有》

5.  トランス・ワールド 《ネタバレ》 遭難して山小屋にたどり着いた見ず知らずの3人の男女。 最初は彼らに良からぬことが起こるスリラー系の作品かと思ったがさにあらず。 ウィスコンシン、サウスダコタ、ニューハンプシャー・・・。訳が分からない。 謎はさらに続く。1962年、1984年、2011年。この場所に何の意味があるのか。 そこに現れる4人目の登場人物。それらをこうつなぎ合わせてくるとは思わなかった。 後半になってこの場所と時間と3人の関係性が明らかになってから、 序盤からのことを思い出すと、訳が分からなかったはずのことが腑に落ちてくる。 とことん抑えた作品の色調も、独特の緊張感を持続し続ける作品のテンションもいい。 今、最善を尽くせば未来は変えられる、か。 カネをかけなくても面白い映画は撮れるという見本のような作品でした。[CS・衛星(字幕)] 8点(2020-05-16 20:10:31)(良:1票) 《改行有》

6.  トレイン・ミッション コレット=セラとリーアム・ニーソンのコンビもすっかり板についてきました。 大勢の乗客がいる中で事件に巻き込まれ、正体不明の敵から絶えずメッセージが届き、誰も頼れない状況で事件を解決しなければならない。 飛行機から列車に舞台は変わりましたが、このコンビの「フライト・ゲーム」と基本的な設定は似た作品。 どちらも最後まで見る者に的を絞らせない、よく出来た作品ですが展開のノンストップ感など、本作の方がより面白かったです。 年齢を重ねるごとに渋みを増すニーソンですが元警官、元CIAエージェントといった過去を持つ男の役が多くなってきました。 本作では、元警官で、今はリストラにあった保険会社の営業マンという男を演じていますが 相変わらずメチャクチャ強いので、こういった過去を持つ男という設定も当然になってくるのかもしれません。 それにしても、あの面構えとドスのきいた声で威圧され、保険の必要性を説かれたら思わず契約してしまいそうで怖いです。[DVD(字幕)] 8点(2018-10-14 14:10:01)《改行有》

7.  泥棒貴族 《ネタバレ》 騙し騙され騙したつもりが・・・。二転三転するするストーリー。 シャーリー・マクレーンとマイケル・ケインという名優のW主演、 そして監督に脚本、撮影などにもビッグネームが揃いながら、何でだろう?知名度が低い作品です。 冒頭から30分程度か。あれよあれよという間に完全犯罪が成功! え?もう終わり?と思いきや、「・・・・・という計画だ。」 まずは計画と、計画通りことが進んだ完璧なケースを先に見せるというのが面白いし、これが最後の最後まで効いています。 当然計画通りにいかない。悪戦苦闘もしますが、そんな理想と現実のギャップも可笑しく、 シャーリー演じる女の予想と全く違うキャラも面白い。意外に大胆でふてぶてしさと可愛らしさを見事に両立させてみせる。 予想に反してなかなかガードが固い大富豪を演じるハーバート・ロムの存在がまたいい。 そして冒頭の計画映像通りいけば成功だと見る者を思いこませておいて実は!というオチも素晴らしい、 なかなか小粋な犯罪サスペンスコメディ。そしてロマンス。[DVD(字幕)] 8点(2018-09-15 12:06:54)(良:2票) 《改行有》

8.  20センチュリー・ウーマン 《ネタバレ》 もっと軽いタッチのコメディを見るつもりでの鑑賞でしたが、 いい意味で期待していたものとは違った苦みのあるコメディでした。 1970年代も終わろうとしている頃のアメリカ。異なる時代の価値観を持つ15歳の思春期の少年とシングルマザー。 母とはまた違う世代の価値観を持った、少年にとっては2人の年上の女に、1人の男。 ベトナム戦争の戦後であり、そうした時代背景が生み出したヒッピームーヴメント。そしてパンクロックやフェミニズム。 当時のそんな世相、文化、価値観を折り込みながら、ごく狭い範囲で共に暮らす価値観も世代も異なる登場人物それぞれの成長のお話。 マイク・ミルズの自伝的要素が含まれるという15歳の少年を主人公とした青春映画を軸としながら、 親子間、世代間、男女間の価値観の違いから生じる衝突に、それを乗り越え互いを思う気持ちを描き出す脚本の良さと共に 誰も声を荒げることも、大きく泣き崩れることも無い。ミルズの抑えた演出、主要キャストそれぞれの抑えた演技も光る作品です。[DVD(字幕)] 8点(2018-08-06 22:16:17)《改行有》

9.  隣のヒットマン 《ネタバレ》 まともな登場人物が1人もいない。 唯一まともなはずの主人公の歯科医の男も気が付けばあちらの世界にどっぷり。 そうなるに至る過程も実に面白いです。 ある程度登場人物を絞り、男も女も、皆のキャラが見事に立っています。 全員が何らかの形で愛し愛され、殺し殺されの関係でつながり不要な登場人物がいない。 結構ぐちゃぐちゃで殺伐としたそれぞれの関係ではあるのですが、それをあまり感じさせず 挿入されるべたなギャグも効果的で、少々ブラックで笑えるドタバタコメディでありラブコメになっています。 序盤はドツボにはまっていく主人公の男ですが災い転じて福となす、 最後はブルースさんと揃ってうまくハッピーエンドとなりました。[CS・衛星(字幕)] 8点(2018-01-26 16:50:41)《改行有》

10.  泥棒野郎 ウディ・アレンの初監督作とされている作品です。 (実はその前に"What's Up, Tiger Lily?"という極めて微妙な作品がありますが・・・) 多くの作品で取り入れ、彼が好むパターンの1つであるナレーションに物語を進行させる手法に、 代表作「カメレオンマン」でお馴染み、古ぼけた昔の写真や映像の挿入と もっともらしい証言者を用意してのドキュメンタリータッチのホラ話に、 自身の出自や劣等感をギャグにしてしまうセンスに、撮り方にはまだ粗削りな部分は感じますが、 もうすでに典型的アレン映画となっていることに驚きます。 ジョーク作家、スタンダップコメディアン時代に書き溜めたのであろう小噺のようなギャグが全編に散りばめられています。 アレンにしては体を張ったベタなギャグもあり、「笑える」という点においては彼の数多い監督作の中でもかなり上位にくる作品です。 アレン好きの方で、まだ未見の方には是非ともおススメしたい初期の代表作と言ってもいい作品です。[DVD(字幕)] 8点(2017-11-22 20:17:32)《改行有》

11.  トゥルー・クライム(1999) やはりイーストウッドには、こんなひと癖もふた癖もあるヒーロー像がよく似合う。本作では、信心深い冤罪の死刑囚と面会した際でさえ、 「俺はどうせ世間ではつまはじき者だ。神など知ったこっちゃない。あの世の正義などクソ食らえだ。」と言い放つ。 平気でこんな台詞を吐く正義の人を演じると誰もイーストウッドには太刀打ちできません。 勤める新聞社でも禁止になっている、社会悪の象徴のようなタバコをくゆらす様がまた絵になる。 死刑執行まであと数時間。普通なら不可能と思われるドラマですがイーストウッドがやると、それだけで何か説得力のようなものがある。 不慮の事故で急死した後輩に代わり、死刑囚の面会の仕事を引き継いだ時には執行まであと数時間。 面会時、与えられた時間は15分。冤罪の死刑囚との分刻みの真剣勝負。 最後は、刑の執行が始まり秒刻みの争いとなってくる。次第に残された時間との闘いが緊迫度を増してくるドラマの展開も見事。 冤罪と死刑、人種問題、司法やジャーナリズムの在り方を問う重さのあるテーマを扱いながらも、 娘とのやり取りや職場での軽いやりとりが効いていてイーストウッドの社会派サスペンスとしてはそれ程重さを感じさせない。 そこには何も台詞は要らない。クリスマスの夜、目が合う2人の表情で終わるラストもまた良かった。[CS・衛星(字幕)] 8点(2017-06-10 23:12:41)《改行有》

12.  トレヴィの泉で二度目の恋を 《ネタバレ》 映画が始まり、最初に聞こえてきた声「マルチェロ!」。そしてTVに流れているモノクロの映画。それは「甘い生活」。 シャーリー・マクレーン演じる虚言癖がありちょっとブッ飛んだところもある、それでいてチャーミングなばあさん。 年は取っても彼女のパワフルなコメディエンヌぶりには全く衰えなしです。 そしてクリストファー・プラマー演じる偏屈だけど、それでいて品を感じさせるじいさんの2人の恋。 想像していた以上に2人が笑わせてくれる。しかしそれでいて品を感じさせ見る者をホロリともさせてくれる。 2人の味わい深い共演が素晴らしい。 近年でもRアッテンボローの「あの日の指輪を待つきみへ」で2人は共演しており、息もピッタリな所を見せてくれます。 終盤に2人はローマに旅立つ。そしてあのトレヴィの泉へ・・・。 あの名シーンのマストロヤンニとアニタ・エクバーグに、プラマーとマクレーンの姿が重なり合う。 2人の世界がモノクロに変わる。何とも素敵な、「甘い生活」に捧げられたオマージュ。 その後すぐに突然訪れるラスト。多くを語らないのもまた良かった。[CS・衛星(字幕)] 8点(2016-11-15 21:29:25)《改行有》

13.  トランスアメリカ 《ネタバレ》 ある事情から初めて会うことになった性同一性障害の父と、義理の父から虐待を受けて育ち犯罪に手を染め始めていた息子の2人旅を描いたロードムービー。性同一性障害や虐待、他にも数多くの人種や宗教を抱えるアメリカらしい問題を挟みながら旅は進みますが、ゆったりとのんびりとしていて程よい軽さがあり予想以上に見やすい作品です。 心に傷を負った2人が少しずつ打ち解けていく過程、グレていた息子は少しずつ素直さを取り戻し、父は少しずつ親らしい言動になっていく過程の見せ方も無理が無く、淡々とした旅の道中に挿入される様々な出会いもいいし、互いの故郷を訪れながら2人の過去が少しずつ明らかになっていく見せ方も実によく練られています。 見渡す限り何も無い砂漠の風景に、野宿の夜の焚き火を囲んでの語らいに、ヒッチハイクに、途中からはトラックの荷台にカウボーイハットの地元のオッサンと一緒に揺られ、その合間に現われる小さな町・・・流れる音楽は勿論カントリーミュージックがよく似合う。のんびりとしたアメリカン・ロードムービーの良さを随所に見せてくれる旅の風景もとても良かったです。[DVD(字幕)] 8点(2011-03-22 21:10:19)(良:1票) 《改行有》

14.  トップ・ハット この作品は僕が初めて見たフレッド・アステアとジンジャー・ロジャースの映画です。そのきっかけは、ある日テレビで見たウディ・アレンの「カイロの紫のバラ」。この作中で使われているのが本作の“cheek to cheek”。その曲の素晴らしさ、時には優雅で時には盛り上がる曲調に合わせるように舞う2人の華麗なダンスの素晴らしさにすっかり魅せられたのでした。その後初めて本作を見て、“cheek to cheek”のシーンを通してみた時の感動は今でも忘れられません。と言うか、何度見ても感動することが出来るのです。勿論それ以外の曲もダンスも素晴らしく、アステアーロジャースの映画には「カイロの紫のバラ」の中でミア・ファローが夢見心地でうっとりとスクリーンを見つめるのと同じように今なお見る者を夢見心地にさせてくれる、何十年経とうとも色褪せることが無い素晴らしさがあります。[DVD(字幕)] 8点(2010-08-11 20:12:15)(良:1票)

15.  扉をたたく人 《ネタバレ》 心の扉を閉ざした一人の老教授。その重い心の扉をたたき、開かせたのはアメリカから遠く離れた国からやってきてひょんなことから知り合い、友達になった一人の善良な若者だった。9.11以降、移民への措置が厳しくなったアメリカ。この心の扉を閉ざした老教授の姿を通して今のアメリカの姿をこの作品は伝えようとしたのでしょう。一個人も、国家も、隣人から学ぶべきことは多いはず・・・この若者と友人になりジャンベという打楽器を教わって生き生きとした心を取り戻し、公園で様々な人種の若者達が集いジャンベを叩く輪の中にこの老教授が加わっていく姿を見ているとそんな事を感じさせられます。そんな老教授を演じたリチャード・ジェンキンスの静かだが熱い、特に終盤の素晴らしい演技が感動的でした。ラストシーン、遠くに行ってしまい二度と会えないであろう友に届けとばかりにその友から教わったジャンベを一心不乱に叩き続ける彼の姿が忘れられません。隠れた名作と言っていい作品だと思います。[映画館(字幕)] 8点(2009-11-15 21:20:33)(良:1票)

16.  トップ・シークレット 《ネタバレ》 「裸の銃」より前に作られたザッカー兄弟によるバカ映画です。「裸の銃」に比べるとレビュー数も少なくマイナーな作品ですが、「裸の銃」がツボな方にはぜひ観ていただきたい!ストーリーはサスペンス系ながら必ず絶妙のタイミングで実にバッカバカしい小ネタが挿入され、絶対そっちの方向には持っていかないというザッカー兄弟のストーリーよりも小ネタの方が大事なんじゃないかというくらい実にくっだらない小ネタへの愛が至る所で感じられます。特にレジスタンスが博士を救出に向かう作戦決行以降のくだらなさが最高です。いよいよ行くぜ!と思った瞬間、マジっすか?その牛の着ぐるみは!とか、何でそんなとこにきれいに並べてブーツが脱いで置かれてるんだ?とか、ジョーズのテーマ曲が流れて一体何が起こるんだ~!と思ったら実にアホなオチが待っていたりとか、何台ものジープが出動して追手が迫ってくるぞ~!と思ったらこれもバッカバカしいオチが待っていたりとかですね、こうして読んでても何のことか分からないと思いますが、その他にも言い出せばもうキリがないパロディや小ネタのオンパレードに大いに笑わせてもらいました。 ラスト近くでヴァル・キルマーがちょっとだけ「大脱走」のS・マックイーンに見えました。[DVD(字幕)] 8点(2009-09-20 23:42:25)

17.  遠い空の向こうに 《ネタバレ》 観たよかったなあと素直に感動できる実話に基いた良質の青春映画です。こういう映画と出会った時は幸せな気持ちになりますね。僕は30を過ぎてから初めて観た。できれば高校生の頃に出会いたかった映画です。夢に向かって頑張っている姿っていいですね。[DVD(字幕)] 8点(2009-02-11 20:43:55)

18.  ドライビング Miss デイジー 長い年月を100分足らずの間に見せるのでどんどん時代が変わっていきます。もう少し時間が長くなってもいいので一つ一つのエピソードをもう少しじっくりと見たかったと思います。その点だけが残念でした。それ位ジェシカ・タンディとモーガン・フリーマンの二人の演技が素晴らしく深い味わいがありました。この二人に絡むダン・エイクロイドの孝行息子ぶりも微笑ましかったです。老いとは何なのか考えさせられると同時に家族や、生涯付き合える友人の大切さを考えさせられます。そして本作のモーガン・フリーマン演じるホークのように年をとれれば幸せだろうな、としみじみと思わされました。[映画館(字幕)] 8点(2008-12-09 22:00:19)(良:1票)

19.  トレジャー・ハンターズ 「俺たちはもう30歳だ。バカやるには最後のチャンスだぞ!」 30歳、3人の男のスタンド・バイ・ミー。楽しい映画でした。 少年時代、森の中に秘密基地でいつもつるんでいた4人組。 その内の1人が若くして亡くなり、その葬儀で久々に再会した3人が宝探しの冒険の旅に出る。 こうした基本設定からも「スタンド・バイ・ミー」を思い出すものがあります。 山の中で地図も携帯も無くし、食料も何も無く、完全に遭難者状態の3人組。 その上、本当にヤバい無法者に執拗に付け狙われ身に危険が迫っている。 それでも、何の悲壮感も無く作品には常にあっけらかんとした空気が流れており、 アメリカン・コメディならではの明るさがある作品です。 カルチャー・クラブの〝do you really want to hurt me"の使い方や、 無法者2人組の2頭の番犬に付けられた名前がレーナードとスキナードとか、 年代などはバラバラですが、挿入される音楽小ネタも楽しかったりします。 作品のテンポも良し、冒頭から結末までひたすら無邪気な3人組の冒険が楽しい作品です。[DVD(字幕)] 7点(2020-05-05 20:00:43)《改行有》

20.  トプカピ 西洋と東洋の文化が重なり合う魅惑の街イスタンブールを作品の舞台に、 女泥棒とその愉快な仲間達の活躍?を描くサスペンス・コメディ。 上映時間は120分。中盤はちょっと長く感じる時間帯もあるのですが、 コメディとしても、サスペンスとしてもしっかり見どころのある作品です。 名探偵ポアロでお馴染みの名優ユスティノフのユルユルのオロオロぶりがあまりにも素晴らしいです。 本作でユスティノフは2度目のアカデミー助演男優賞受賞ですが、主演といってもいいくらいの存在感です。 強奪ものとしても終盤のトプカピ宮殿での作戦決行は手に汗を握る緊張感があります。 CSでの鑑賞でしたが、本作に続けての放送は「黄金の七人」でした。 同じ時代の同じ路線の作品ですが、この頃のこういう無邪気なサスペンス・コメディは イマドキの映画とは一味違う、何とも言えないいい味がありますね。[CS・衛星(字幕)] 7点(2016-09-02 17:38:33)《改行有》

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