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21. 泥棒成金 《ネタバレ》 映画冒頭で豪華客船の模型を背景にキャストを紹介していたので、主演がケーリーグラントだし、「めぐり逢い」のようなロマンスにヒッチ調が加わるのかなと思い、観てました。でもその後、豪華客船は出てきませんでしたね(笑) 今回の美人さんはグレースケリー。グレースケリーがキャットだったら面白いなぁと思ってましたが、さすがに彼女にアクションをさせるほど、ヒッチコックは鬼ではなかったね。しかしこの映画でなんといっても名場面は、無関心を装った彼女が、部屋に入る前にいきなりケーリーグラントに熱いキスをするというシーン。男なら「おぉ!?」と思ってしまうだろうなぁ。 内容はというと、主人公が泥棒成金なので、感情移入がいまいちできなかった本作。サスペンスとは善人が窮地に陥るから成立するもんなのだなぁとしみじみ実感しました。[ビデオ(字幕)] 6点(2017-09-11 11:29:07)(良:1票) 《改行有》 22. トパーズ(1969) 《ネタバレ》 確かにヒッチコックらしさは薄い。らしかったのは、亡命劇、花屋での密談や政府高官のなかに混じってるスパイのふてぶしく食事をとるところくらい。複雑なストーリーには、ヒッチコックの演出が生きてこないのだ。複雑なストーリーテリングも映画がこなしはじめてる頃、ヒッチコックはかなり苦戦してる。が、結局ヒッチらしく、ユーモアいっぱいに撮ったのが遺作「ファミリープロット」だ。彼らしい作品が遺作で良かったと思う。[ビデオ(字幕)] 6点(2017-05-21 13:00:13) 23. トゥルー・ロマンス 《ネタバレ》 トニースコットとタランティーノのタッグ。トニー色が強かったが、デニスホッパーのお父さんとクリストファーウォーケンのシーンはタラちゃんっぽいね。自分を殺すかもしれない相手に、デニスホッパーが静かに悪口言ってるとこのシーンで、音楽が流れるあたり・・。[ビデオ(字幕)] 6点(2016-08-30 20:18:01) 24. トランセンデンス(2014) 《ネタバレ》 エンターティメントの要素はかなり薄いが、題材が興味深い。人間の意識をコンピューターにアップロードすれば、AIの完成度にもよるだろうが、意識はずっと生き続けられるっていう問題提起は面白い。でも他のAI(医療技術のAI)ともやり取り可能になるのかな?アップロードしても24時間パソコン操作する人格があるっていうことでしかない気もするが・・。せっかくこんな面白い題材なんだから、死んだ人の意識がコンピューターに残ってる世界で、遺された人たちはどんな気持ちがするか、深く掘ってほしかった。スパイクジョーンズの「her」ならぬ「he」だね(笑)それにしてもモーガンフリーマンは科学ものによく似合うね。リュックベッソンの「ルーシー」もそうだけど・・。なんか知的な感じするもんね。[DVD(字幕)] 6点(2016-07-30 16:48:16) 25. ドーベルマン・ギャング 《ネタバレ》 誰も死ななくて良かったナリ。ワンちゃんは車にはねられたけど、無事だといいな。[DVD(字幕)] 6点(2013-06-25 12:18:56) 26. トスカーナの休日 《ネタバレ》 ダイアンレインも歳とったなぁ。あの「リトルロマンス」のオマセな女の子、「ストリートオブファイアー」の永遠の美女。あれから時間が経ったのが分かります。「運命の女」の頃はまだ美しかったのですが・・・。でもこの女性は帽子がよく似合います。「陽だまりのグラウンド」の時、あ、素敵だなと思いましたもんね。この映画はダイアンレイン版「旅情」ですね。男を追って行った先で警官のバイクの後ろに乗るトコなんか、「ローマの休日」を思い出しました。そういえば、この作品も「~の休日」ですよね。現地の男女が結婚したいと親に言った時、彼女がかばうとこの言い分はいかにもアメリカらしい言い分でした。アメリカ文化というものを強く感じました。内容は、ちょっと物足りないかな。ダイアンレインが「私はまだまだいける」と叫ぶトコが新鮮でした。[DVD(字幕)] 6点(2011-04-29 23:38:54) 27. 扉をたたく人 911以降、アメリカでは移民への管理を相当、厳しくしているのが分かります。ハリソンフォードの「正義のゆくえ」もそうだったけど、移民問題は今やアメリカの重要なテーマのようですね。これ以上の緊張が続くと、日本の隣組みたいな制度もできかねない。まぁ、仕方ないですけどね。テロのことを考えるとね。この映画はそういう環境のもと、二人の分別のある年配の男女が惹かれあうという地味な映画でした。CG全盛のアメリカ映画にもこういう地味な映画も日本に配給されているんですね。[DVD(字幕)] 6点(2010-06-17 22:51:43) 28. 特攻大作戦 戦場でドンパチやってスカッとさせる娯楽映画ですよね。人を殺して、スカッとさせるという感性がもう昔のものです。そう、昔の映画なのだから、そこを覚悟して観れば、これはこれで面白い。男くささが描けていれば、アルドリッチの映画は成功じゃないでしょうか。こういう設定で、戦争について考えたい人は「シルミド」がお奨めです。[DVD(字幕)] 6点(2010-03-17 21:02:57) 29. トプカピ 《ネタバレ》 マンガ「エロイカより愛をこめて」に出てきそうな趣味性の高い獲物(?)。後のアガサクリスティ原作の映画でポアロを演じるピーターユスチノフがこんなにダサかったのはちょっとショック。でも面白かった。ローテクな手口ではあるけど、なかなか観てて、ハラハラしました。[ビデオ(字幕)] 6点(2007-11-01 21:21:45)
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