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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. トイ・ストーリー2 代表的な「前作以上に面白かった続編」だと思います。今回はウッディを人質役に仕立てて、他のキャラを前面に押し出すというツボを抑えた演出をしています。スタートレック、小説版の「リング」「らせん」「ループ」、三島由紀夫の「豊饒の海」でも実践されているとおり、主人公を代えるのは(今作では「代える」というほどのものではないですが)、世界観を活かしつつ新鮮な視点を提供するために効果的な手法です。前作でバズのフィギアを買った私ですが、今作を見てハム(ブタの貯金箱)とスリンキー(バネ犬)も追加購入したのは言うまでもありません。ん?端役キャラのおもちゃを売るための戦略だったのか、ディズニー。。。8点(2003-12-11 02:24:49)(笑:1票) 2. トイ・ストーリー 宮崎アニメに遅れをとっていたディズニーが、ピクサーという強力な武器を得て、逆襲に転じたのがこの映画です。アメリカという国は、ある意味偏執的に表現に対する規制が多く、子供向けのアニメを作るディズニーは、その煽りを最もまともにくらった会社と言えるでしょう。ブランドイメージも表現的な制約も守らなければいけない難しい立場の中で、この映画ができあがったのは奇跡としか言いようがありません。人畜無害で過去の遺物的なキャラクターに頼らず、新しいヒーローを作り上げたことは意義があります。しかも、そのヒーローが元々おもちゃだという斬新な発想により、子供時代のおもちゃ遊びを懐かしむ大人の観客まで魅了しました。私もこの新しいヒーローに敬意を表してバズのフィギアを買いました。ボタンを押すとビーム(?)も出るし、「To Infinity and Beyond!」としゃべるし、良くできた代物でした。7点(2003-12-11 02:14:33)(良:1票) 3. トゥルー・ロマンス タランティーノが脚本ということで、「パルプ・フィクション」の興奮冷めやらぬうちにビデオで見ました。結果はガックリ。私はドンパチが嫌いです。この映画の、特に意味のない蜂の巣ドンパチを見ているだけで吐き気がします。銃を使うなら、「パルプ・フィクション」のようにお洒落に使うか、「レオン」のように必然性をともなって使わないと受けつけません。3点(2003-12-11 05:23:56) 4. ドアーズ ある人物の伝記的な作品であれば、客観的にその人の人生が判るような作品に仕上げるのが定石ですが、この映画を見てもいまいちジム・モリソン像が見えてきません。もちろんオリバー・ストーンには別の狙いがあったのだと思いますが、その狙いはジム・モリソンをよく研究している人にしか判らない類のものです。(ちなみに私にも判りません。)「マルコムX」のスパイク・リーのように正面から描いて欲しかったです。ドアーズ初心者には、この映画のサントラ盤はお勧めですが、映画はお勧めできません。2点(2003-12-09 07:04:22)(良:1票)
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