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1. エスター
《ネタバレ》 それは土曜日の穏やかな午後だった。因みに夜には「英国王のスピーチ」を観に行く予定だった。僕は家人が録画したエスターという名の映画を、眠たい眼をこすりながら何となく観始めたのだった。原題はOrphan、つまり孤児か。少女が主人公のようなので、どうやら赤毛のアンのような話かな?と勝手に想像を膨らませる。孤児院で育った少女が持ち前の利発さを武器に幸せをつかんでいくような話なんだろうなと。えっ、でも同級生を滑り台から突き落としたぞ。これはお転婆というだけでは片付けられないぞ。現代版赤毛のアンはどうやらシリアスな要素を加味しているらしい。あれ、なんで金槌なんて持ち出したのかな?あれ、それを躊躇無く振り上げ、、あれ~どうして~えーえーえっっ!赤毛のアンを観るテンションで黒毛のエスターを観てしまった僕の衝撃は、きっとこの映画を観た人には分かってもらえると思う。おかげで「英国王のスピーチ」が平坦なドラマに見えて仕方がなかった。平和な土曜日の午後を返せ!それにしても、イザベル・ファーマン!なかなかのど根性だ。この映画の主演に手を挙げる勇気は、国民の前でスピーチする勇気より100倍も重い。願わくば彼女の赤毛のアンを観てみたい。スタッフにもそのくらいのイメージ中和を配慮する義理があるはずだ。[CS・衛星(字幕)] 9点(2011-02-27 01:09:21)(笑:1票) (良:1票)
2. エイリアン
皆さん、想像してみてください。まだ山口百恵がバリバリに歌ってた頃ですよ~。純真な、人殺しのシーンが出てくる映画なんか見せてもらえなかった少年が、1人でこの映画を観てしまったのです。開いた口が閉まらない。脇の下から汗をポタポタしたたらせながら、ポップコーンを丸ごと床に落としたことにも気づかず、膝がガクガクしてしばらく立ち上がれなかった程の衝撃!こんな映画を観てしまった自分の愚かさを呪いつつ、その後ひたすら映画道を突き進むことになったのでした。怖いというのを超越した崇高な高みにまで達した、傑作中の傑作。この映画が退屈!という人が1人でも存在する時代が、僕が生きているウチに来るとは思わなんだ!年をとったんだな・・
[映画館(字幕)] 10点(2005-11-20 01:08:36)(笑:3票) (良:4票) 《改行有》
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