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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. エイリアン 《ネタバレ》 今観てもすごい。いや、今観るからすごいのかも知れません。1979年でこのクオリティはすごいです。当時のSF映画は「スターウォーズ」の影響で、きらびやかなアニメのようなデザインの背景が多かったのですが、この映画はその真逆の世界をつくっています。細部までこだわったリアリティあふれる機器、光影を利用した立体感あふれる空間描写。また、蒸気や光点滅をたくみに利用し、エイリアンの全貌をあかるみにしない工夫も凝らしています。私は空間デザイン系の仕事をしておりますが、この映画と「ブレードランナー」には多大な影響を受けております。私のような業種の方は是非ともおすすめの映画です。これは映画というより「教科書」です。[DVD(字幕)] 10点(2015-03-01 21:34:33) 2. エイリアン2/完全版 《ネタバレ》 上手です。この続編の持ってき方。「今度は戦争だ」でストーリーは大体想像がつくのですが、いつ、どこから、どんな手でという緊張感は前作を受け継いでいます。今回新しいのは数が半端なく多い、しかも人海戦術で襲ってくるというところでしょうか。この映画ってかなり「ベトナム戦争」を意識しているのではないでしょうか。エイリアンのゲリラ戦術はベトナム兵のようです。そしてその戦術にうろたえる海兵隊も北の脅威に恐れおののくアメリカ兵とだぶります。この映画でマイナス1点なのは、エイリアンの脅威・強さが団体になった分薄れてしまったことでしょうか。しかし、武器のデザイン、メカのデザインなどはいずれもハイレベルでかぎりなく10点に近い9点です。[DVD(字幕)] 9点(2015-03-01 22:00:13)(良:1票) 3. エレファント・マン ものすごく深い映画だと思います。心からの親切とは何でしょうか。私はこう考えます。実は先日こんなことがありました。電車で車椅子の人が乗るのに苦労していて後ろから押してあげたのですが、全く反応がなかった。私は感謝くらいしろ、と心の中で思ったのですが、これって自己満足なのか、偽善なのか、とあの先生のように思ってしまった。車椅子の人にとっては「ほっといてくれ」という心境なのでしょう。または余計な事なのでしょう。つまり我々がどう接するのが一番自然なのか?車椅子の人が表面的に「ありがとう」と笑ってくれても、それもまた向こう側の偽善となってしまう。偽善と偽善のぶつかり合いである。映画の話にもどりますが、我々のこの問いかけに対して、メリックは横になって皆と同じように眠るという行動で示したように思った。つまり「私はあなた方の親切(偽善でもいい)に心から感謝の意を称しこの世を去ります」 と。[ビデオ(字幕)] 9点(2006-08-14 10:53:21)《改行有》 4. エアポート’77/バミューダからの脱出 《ネタバレ》 35年くらい前からTVで放映するたびに観てきました。前回の空の舞台から、一変して海の中へと変わったことが斬新でした。きしむ機体、迫り来る水が何ともリアルで手汗握ったのを覚えています。まあ「ポセイドン・アドベンチャー」の影響大なのは明らかですが、救出方法がまた斬新で面白かったです。ジャック・レモンの珍しい真面目な演技も良かったですね。今後も放映されるたびに観てしまいそうです。[地上波(字幕)] 7点(2024-05-02 15:19:11)
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