みんなのシネマレビュー |
|
【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. ニューオーリンズ・トライアル 米国の銃社会と陪審員制度を知る上では大変興味深いし、映画自体も結構おもしろいのだが、この映画には「いや待てよ}という部分が多すぎるように思う。裁判は公正でなければならないのに、陪審員コンサルタントという制度があればどう見てもお金持ちや大企業が有利になる。その有利な条件で、勝つためには手段を選ばない悪徳コンサルタントが票を大金で買うというのは納得いかないし、陪審員もまた法律で裁くのではなく、感情(同情)で裁いている。それに偽名でで陪審員になれるというのも変だ。[DVD(字幕)] 5点(2017-12-05 21:53:23) 2. 紐育の波止場 前半はサイレント音楽特有の背景音楽が映像とほとんど無関係に流れていたのにちょっと違和感があった。というよりクラシック音楽ファンの私には眼をつぶって聴いていた方がよいほどで、ドタバタと進む映像に付いていけなかった。だが後半一夜明けてからが実に映画としてすばらしく、音はなくて表情や態度で感情がびんびん伝わってくる。涙で針の穴に糸が通らないシーンでは私も一緒にジーンと来てしまった。サイレントのすばらしさを実に感じる映画だった。蛇足ながら男の名前はビルと早々にわかるのに女の名前は最後になってようやくわかる。[DVD(字幕)] 8点(2015-09-29 21:01:33) 3. ニューヨークの巴里夫(パリジャン) 主人公の性格や物語の展開に着いていけず、スパニッシュ・アパートメント同様に自分にはやっぱり合わないのかなあと思っていたら、舞台がニューヨークに飛んだあたりから俄然おもしろくなった。グザヴィエをとりまく女性たちがそれぞれ個性があっておもしろいし、終盤移民局の調査官を初め女性たちがアパートで鉢合わせするシーンには興奮を覚えた。「ロシアン・ドールズ」は未見だし、「スパニッシュ・アパートメント」ももう一度見直してみようと思う。シリーズを通しての発見が見つかるかもしれない。[映画館(字幕)] 6点(2015-01-20 09:12:50) 4. ニコライとアレクサンドラ 日露戦争からロシア革命まで、ロマノフ王朝崩壊には様々な歴史があるのだけどこの映画によってその一端を知ることができる。血の日曜日事件や怪僧ラスプーチンなど初めて知ることばかりだった。その意味では大変貴重だったとも言えるのだが、いかんせん延々と続く展開がきつかった。[DVD(字幕)] 7点(2014-11-04 16:45:12) 5. ニノチカ コチコチ頭の女性軍曹のニノチカにまずびっくり、レオンと会って大笑いをするのにまたびっくり、そしてその後の変わりっぷりにまたまたびっくりさせられた。ストーリーもおもしろく資本主義国では良い映画だろう。だけどソ連では上映禁止になるのももっともだ。映画はお互いの国の良さを認め合うものであってほしい。[DVD(字幕)] 5点(2014-06-22 07:15:28) 6. 摩天楼(ニューヨーク)はバラ色に ワーキング・ガールならぬワーキング・ボーイかと思いきや、それよりずっとおもしろい。配送係が重役に化けるなんて最高だが、よくよく考えてみるといいかげんな会社だ。そんな会社でビシッと決めていたはずの女性重役が単なる恋する女性に変身してしまうのがズッコケていて別の意味でまたおもしろい。[DVD(字幕)] 7点(2014-05-17 21:18:15) 7. 紐育(ニューヨーク)の天使 横領男、ペテン師、ダンサー、劇作家と役者は揃っており、どうなるのか展開が期待される映画だが終盤がどうも物足りない。ハラハラさせておいて、あっさり終わってしまうのは、映画中の劇作家の尻すぼみの脚本そのもの。もう一工夫ひねりがほしかった。リタ・ヘイワースが目当てだったけど、トーマス・ミッチェルの飲んだくれが印象に残った。[DVD(字幕)] 6点(2014-04-24 06:27:51) 8. 25年目の弦楽四重奏 数多くの弦楽四重奏団のなかには、映画に出てくるような人間関係のトラブルもあるかもしれないが、映画としての魅力はいまいち。だがベートーヴェンの音楽はほんまもの、古典派音楽から一気に近代音楽へ先駆けとなった晩年の弦楽四重奏曲の魅力を引き出している。そしてまたウォーケンら出演陣も演奏者としての意気込みを感じさせてくれる。[映画館(字幕)] 6点(2013-08-27 15:01:47) 9. ニューヨークの恋人(2001) タイムスリップものはじっくり見ると不都合な点がたくさん出てくるんだけど、この映画はまずまず。コミカルで気楽に見られるからそんなことはまったく気にかからないし、最後に最初の場面に戻ってああなるほどと思わせる親切な映画だ。まあ、そんなことよりおもしろかった。[DVD(字幕)] 7点(2012-12-29 21:29:31) 10. 肉体と悪魔 グレタ・ガルボの映画として評価は高い(特に淀川長治さんがべたほめ)が、私にはどうもストーリーが馴染めない。夫のある身で一度ならず二度も裏切る魔性の女としか思えない。サイレントなので音楽が入るのは仕方ないのかもしれないが、だんだん耳障りなってくる。[DVD(字幕)] 5点(2012-12-07 20:11:22) 11. 2300年未来への旅 冒頭は神秘的で幻想的な近未来社会を思わせたが、物語が始まるとちょっとお粗末ちゃちだった。主人公も魅力に欠けるし、ストーリーもつまらない。外界に出てしばらくは興味深いところもあったが・・・。[映画館(字幕)] 4点(2012-02-22 05:45:41) 12. 2001年宇宙の旅 《ネタバレ》 米ソ宇宙開発競争、アポロ計画の最中に作られた映画で大いに興味を持った映画である。しかし映画が始まって大変驚いた。音は鳴れど映像は出ず、ツァラトゥストラが演奏されたかと思うと猿の映画(猿の惑星ではない)、そして美しき青きドナウ、本当に映画はいつ始まるのだといらいらしてしまったのを覚えている。 映像は大変美しく目を見張るものがあったが、ストーリーはほとんど覚えていない。後半に大型コンピューターが出てきて、人間とコンピューターの闘いになってようやくおもしろくなった。 そのときは映画は半分の長さに縮められると思ったし、どうして高評価なのかもわからなかった。[映画館(字幕)] 6点(2012-02-21 18:27:57)《改行有》 13. 日曜はダメよ 《ネタバレ》 降り注ぐ明るい太陽と海のギリシャの港町、そこで元気に笑い歌い踊る陽気なイリヤは、町一番の人気者。彼女が海に飛び込めば、男たちも負けじとばかり海へ飛び込む・・・。 そこへやってきたのが米国の考古学者ホーマー、彼は言葉が通じず町の男たちとけんか騒ぎになる。それを丸く収めたのは超グラマーのイリヤ、彼女は外国語がペラペラ・・・ もうこういう設定だけで、私は映画の世界にとけ込んでしまう。 彼女が外国語がペラペラなのはなぜか、日曜はどうしてダメなのか、「マイ・フェア・レディ」をご覧になった方は、ぜひこの映画もご覧になれ。[DVD(字幕)] 5点(2011-03-13 08:23:02)《改行有》
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS