みんなのシネマレビュー |
|
【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. バーレスク 【放浪紳士チャーリー】さんがご指摘されているように、設定も人物配置も、「プラダを着た悪魔」と全く同じ。素材がファッションであろうがショーであろうが何であろうが、この設定は使い回しができるもので、メインターゲットであろう女子だけでなく広く受け入れられる、ハリウッドの鉄板なのだなと思った。 そう考えると、そんな映画は新味のない映画になってしまっても仕方ないと思うのだが、そうでないところがやはりハリウッドのすごいところ。そこには、素材となったショーというか、エンタメへの熱い敬意があると思った。はっきり言って、ファッションにしろショーにしろ、人間が最低限生きる上で欠かせないものかといえば、全然そうではない。けど、やっぱりそういうものが僕らの人生には必要で、もちろん日本にもそういうものへの敬意は存在すると思うけど、やはりアメリカにおけるそれは、熱量が違うと感じる。エンタメそのものにも、エンタメを作り上げる人々にも、それが必要だという揺るぎない自信がアメリカにはあって、だからこそ、この使い古された設定で説得力のある映画になっているのだと思う。 もちろん説得力の背景には、そのエンタメを作り上げている人たちの力がある。単純にアギレラやシェールの歌唱力と存在感には圧倒されるし、設定やストーリーが後付けだとしても、それはそれで構わないぐらいに価値があると思った。[CS・衛星(字幕)] 6点(2022-05-03 17:12:23)(良:1票) 《改行有》 2. 8月の家族たち 飛行機にて鑑賞。はっきり言って、メリル・ストリープとジュリア・ロバーツに演技をさせるため「だけ」に作られた映画としか思えない。造りは文芸調だが、中身はすっからかん。いや、俺が理解してないだけか? だとしてもいいや。つまらない映画。[CS・衛星(邦画)] 3点(2014-09-25 20:40:15) 3. バベル 悲劇っていうのは、自分のものとして感じられてこそ、というのが第一の感想。バラバラと悲劇的なものを見せられても、自分には悲劇には感じられない。こういう複数の視点、いわば神の視点からストーリーが描かれるようになったのはいつからなのか素人の自分にはわからないが、幸せな景色を眺める目的ならばいざ知らず、悲劇を並べて眺めることの意味がわからなかった(もちろん微妙につながっていることに意味があるのかもしれないが)。これだったら、ドキュメンタリー番組でも見てるほうがよほどリアルで面白い。[地上波(吹替)] 3点(2012-05-30 20:13:04) 4. バタフライ・エフェクト/劇場公開版 《ネタバレ》 んー、やっぱこのエンディングは、まずいんじゃない?鼻血出して、脳細胞作り変えて、記憶を作り変えるってとこまでは、現実的にはありえないにしても、それはまだ人間の世界の出来事。だけど、実際に過去が変わっちゃったら、それは神の領域。散々身勝手なやり直しをした奴が、最後に神になってしまったのでは、ハッピーエンドも切ないとか、甘酸っぱいとかよりも、なんだか胡散臭さを感じてしまう。でも、エンディングはともかく、そこに至るまでの経過は文句なしに面白い。2時間があっという間だった。[DVD(字幕)] 8点(2008-09-27 17:33:35) 5. パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち もともとこの手の映画は苦手なのだが、案の定、あまり楽しめなかった。ジャック・スパロウのキャラクターは最高に面白いが、残念ながら、それだけ。ストーリーの緩慢かつ意外性の無さに、「この人たちは風呂に入らないのだろうか?」とか、「海賊なのに意外と律儀でちゃんとしてるよな~、酒も飲まないし」とか、どーでもいいこと考えて集中できないうちにエンディングだった・・・。[DVD(字幕)] 4点(2006-09-05 22:56:38)(良:1票) 6. バッドボーイズ(1995) 《ネタバレ》 この手のコメディ色の入ったアクションものは、それでも最後主人公がカッコよく見えることが必須だと思うのだが、2人とも最後までいまいちパッとせずに、泥臭いまま終わってしまった。それは、俯瞰が多く、アングルの切り替えが妙に遅いアクションシーンによるものでもあったかもしれない。そんなイマイチな2人がエンディングで「やっぱりお前は最高の相棒だ!」みたいなことを言い合ってしまっても、なんだかな~、って感じで興ざめであった。いずれにせよ、もっと面白くなった可能性がある映画だという印象が残った。4点(2004-06-03 20:22:58)(良:1票) 7. ハルク おお!? どうしてこんなにテンポ悪い映画になっちゃったんだろう。素材自体はおもしろいのに・・・。それと画面暗すぎて、なんのこっちゃわからん。映像で見せられないんだったら、映画にする意味ないよ(笑)。ただ、画面をコマ割して一つのシーンをいろんな視点から見せるのは、なかなか面白いと思った。あとはジェニファー・コネリーの真剣な演技だけがよかったかな。2点(2004-03-20 13:32:33)
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS