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プロフィール
コメント数 2292
性別 男性
年齢 47歳
自己紹介 好きなジャンル【 SF、アクション、サスペンス、ホラー、ミステリー 】
見たあと面白かったと思える映画は、ドラマ系、実話系、裁判ものが多いかもしれません。
サクセスストーリーが一番好きです。
見た後元気になれるし、夢があるから。

みんシネで面白そうな映画をチェック⇒映画を見る⇒レビューを見る⇒自分のレビューを書く
だいたいこんな感じで映画ライフを楽しませてもらっています。

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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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21.  ピッチブラック 《ネタバレ》  SFチックでホラーテイストでアーティスティックな作品。それでいて、古さと懐かしさも感じる味わいがあります。  リディックのような典型的なダークヒーローが好きなので、彼を見ているだけでも楽しい。  手堅く地味な作りなので、期待していたほどにはリディックは暴れません。超人的でもありません。物足りなさを感じますが、シリーズものの1作目ということなので、これくらいのほうが次回作への期待は高まります。  ストーリーがかの有名な『エイリアン』に似ているため、あちらのファンの方にこきおろされちゃうのは仕方がないと思いますが、個人的にはこの小粒感がなんとも言えずB級ぽくてクセになります。  それに、一人一人の説明を極力端折っているにも関わらず、これだけ脇役一人とっても個性がはっきりしているのは素晴らしい。行動やファッション、セリフだけで個性を確立させているわけですから、人物描写が上手なのかもしれません。  そして昼間の惑星と宇宙の、これぞSFとうなされる映像センス。このヴィジュアルはたまらないですね。  ストーリーとルール設定上仕方が無いこととはいえ、日蝕が始まってからはもう真っ暗で、緊迫感やホラーテイストの要素は強くなりますが、それでも面白さ2割減といったところでしょうか。  ふりかえってみれば、オープニングから惑星不時着までがこの作品のクライマックスであり、惑星についてからはよくあるモンスターSFになっちゃってますね。でもまるでゲームに出てきそうなこの世界観だけでも十分に楽しめる良作でしょう。  リディックがラスト直前に、本気で一人だけ逃げようとしていたのはちょっと残念でしたね。それじゃあ凶悪犯というよりただのせこい奴じゃないですか。あそこでキャラがぶれてしまって、大きく減点。それ以外はかなり良いと思います。[DVD(字幕)] 7点(2015-12-30 13:44:47)(良:1票) 《改行有》

22.  ビッグママ・ハウス 《ネタバレ》  コメディときどきサスペンスの良質エンタメムービー。エディ・マーフィーやマーティン・ローレンスのわかりやすくアップテンポなコメディが大好きです。今作は、前半から中盤にかけて特にコメディ色が強く、メインのストーリーがどうでもよくなります(笑)  とは言え、レスターが次第に近づいてきているのがわかると、クライムムービーの雰囲気も出てきます。子供に絵本を読んであげるシーンはドキドキ。演出がうまく、なかなかの緊張感。コメディにしとくにはもったいない盛り上がりを見せます。  そしてそこから、マーティン演じるマルコムがFBIってばれちゃうまでの流れは、どたばたの中にコメディと緊張感をうまく共存させ、これぞクライマックスにふさわしい展開を見せます。非常に良かったですね。脇役たちの反応もOK.  個人的に、『実はFBIでした』っていうのが好きなんですよ。格好いいじゃないですか。嘘をついてはいたんですが、捜査上仕方なくっていうのが良いんですよね。そんで最後は、わかっちゃいるけど、すきっと爽快ハッピーエンド。こうゆう映画を休みの日にのんびり見るのが至福の一時です。(安上がりな自分)  それに、冒頭の引き出しでお化けのおもちゃが飛び出るシーンや、レスターが夢に出てくるシーンなんか、ちょっとびっくりしちゃうんですよね。サスペンスやホラーだったらそれくらいで驚きゃーしないけどさ、のほほんコメディだと油断しているから意表をつかれます。そーゆープチドッキリをはじめとして、ハートフルで爽快なミニエピソードを、それこそメインのストーリーを邪魔しない程度に取り入れているのが楽しいです。非常にバランスの良い作品です。[ブルーレイ(吹替)] 8点(2015-04-30 21:50:51)《改行有》

23.  ビッグ・ヒット 《ネタバレ》  シュールなブラックコメディ系アクション。どちらかと言えばコメディ寄りです。テンポとリズムが大変良く、歯切れの良さは今作の最大の長所ですが、逆に言えばそれ以外の長所がほとんど見当たりません。もう一つの見所としては、マーク・ウォルバーグ演じるメル・スマイリー。メルのキャラは最高です。また、彼の声が抜群に良いんです。主人公が殺し屋ながらも、素直に応援したくなるタイプっていうのは重要です。  今作は冒頭15分くらいの、メルたち殺し屋チームの仕事ぶりを閲覧できるシークエンスが一番面白いです。それ以降はコメディに徹します。  コメディは大きく2パターンあると思います。ストーリー性が強いものの中に、スパイス程度にコメディがブレンドされるパターン。コメディそのものが主流になるパターン。後者はハチャメチャ、支離滅裂になりやすいのが特徴。今作はどちらかと言えば後者より。あまり私が好きではないタイプです。  メル以外のキャラはどいつもこいつも奇人変人ぞろいで、シスコなんてクズすぎて最早笑えません。ぎりぎりセーフなのは、組織のボスの『パリス』と、誘拐された娘くらいでしょうか。あとはいかにもコメディやってますって感じで、見ていて辟易します。  劇中ちょっと期待してしまった、お父さんの酒癖の悪さがどう爆発するのかっていうのも思いのほか不発に終わり期待はずれ。やはり最初くらいしか見所がないんです。それにラスト、結局メルは組織に身の潔白を証明できたのかどうかわからないまま終わっちゃうので、変な残尿感が残ります。シスコに殺されるガンプやビデオ屋が可哀想すぎるのもちょっとマイナスです。  残念ながら僕の中ではビッグ・ヒットしませんでした。[DVD(字幕)] 5点(2014-12-11 13:16:19)(良:1票) 《改行有》

24.  ピースキーパー 《ネタバレ》  アクションは好きなジャンルのはずですが、今作はスケールの大きさに技術力が伴っていないため、安っぽさと作り物感が際立ってしまいました。はっきり言ってアクションは物足りないです。クロス少佐(ドルフ・ラングレン)の走り方がなんか恰好悪いし。  ただ途中で仲間になる黒人の中佐は良い味出しています。  陰謀もの系の、国家を巻き込んじゃうような壮大なストーリーは、よほど上手く作ってくれないと全然ノれないものですね。アクションはある程度スケールが小さいほうが、ハラハラするし、爽快感を感じることが多いです。  そう言えば、ホテルのエレベーターにスタンばってた人って結局どうなったの?  それにめっちゃ思わせぶりな登場をした無駄にきれいな大統領の愛人って、結局ストーリーに全然からんできませんでした。[DVD(字幕)] 5点(2014-10-26 23:07:00)《改行有》

25.  ピースメーカー 《ネタバレ》  娯楽作品にしたいのか、それとも何かしらのメッセージを含んだ深みのある作品にしたいのか、軸のはっきりしない印象を受けます。  もちろん好意的に見れば、『真面目なテーマを扱いつつも、エンターテイメント性を失っていない』ととらえることもできます。  『VSコドルフ』までは単純な『正義×悪』の図式が出来上がっているので、わかりやすい勧善懲悪ものです。ところがコドルフ失脚後は、犯人への感情移入を誘う回想のシーンが入ったりと、作品のテイストに変化が生まれます。それがこの映画の長所なんでしょうが、作品のイメージを中途半端にしてしまった原因にもなっているようです。  また、コドルフの登場シーンはラスボスっぽい風格があって良かったのですが、物語が進むにつれてその勢いは失速。それは彼がラスボスではなかったからと言ってしまえばそれまでなんですが、もう少し悪役の美学みたいなものを魅せてほしかったです。  そして後半。回想のシーンをもう少し早いタイミングで入れてくれたら、どちらに肩入れしていいかわからないもやもや感をもっと楽しむことができた気がします。回想シーンに始まり、犯人が除々に包囲されていくシークエンスはかなり好きなシチュエーションです。  それに、劇中ケリー博士(ニコール・キッドマン)の『10基の核を欲しがる人間(コドルフ)よりも1基の核を欲しがる人間のほうが怖い』という台詞がわかりやすすぎるくらい前振りとして効いているのも大変良かったです。  きっと本作は、アクションひとつとっても、メインディッシュが多すぎて、逆にどれもメインにならなくなってしまった典型かもしれません。見所が多すぎて、途中から感覚が多少麻痺しちゃうんでしょうね。[DVD(字幕)] 6点(2014-09-29 10:16:53)《改行有》

26.  Bモンキー 《ネタバレ》  アクション、サスペンス、ラブストーリー、そのどれもが中途半端な出来ながら、それなりに楽しめてしまう作品です。  ストーリー展開や演出は何気に面白いので、肝心なところがうやむやにされちゃったり、あっさり解決されちゃったりするのが少々肩透かしをくらいますね。  『虐待は本当にあったのか?』『福祉課を語ったベアトリスとブルーノはいったい何をしたのか?』『ポールがフランクとトラブルになった要因は?』例えば、そういうところをもう少しつっこんでくれていれば、もっと各エピソードが盛り上がったかもしれません。  また、本作品のメインである、ベアトリスとアランの恋愛ですが、これもベアトリスがアランに魅かれる説得力が弱い気がします。  それに強盗シーンも、『どこが凄腕?』っていうくらいのぐだぐだな内容だったのがさすがに残念。  ラストの、『こんな何もない田舎で幸せを感じられるなんて』というセリフが、まさに本作品の中途半端さを一言で表しているような気がします。  それでもまあまあ面白いのですけどね。[DVD(字幕)] 6点(2014-09-15 02:34:17)《改行有》

27.  ビッグ・リボウスキ 《ネタバレ》  率直な意見を言わせてもらうと、コメディ、ドラマ、どちらに徹することもできていない非常に中途半端で散漫な映画です。  第一、コメディなのに、恋人の小指を切り取って送りつけたり、耳をかじり取ったりするいきすぎた暴力描写が不快。  個人的に嫌いな夢のシーンのセンスは最悪。  ラリー少年や私立探偵など、思わせぶりな登場をしていて、それ以降まったく本編に関わらないっていう人が、いっっっぱいいすぎなのも好きじゃない。アパートの家主もそう。医者もそう。モード・リボウスキだってそうです。  出てくる人たちがみんな、ストーリーそっちのけで思いついたことを好き勝手にやるのが楽しいっていう人には向いているかもしれませんが、そうでない人にはフラストレーションがたまって終わる2時間になるでしょう。  だいたい『どう?こーゆーの面白いでしょ?え?この面白さわかんないの?』って、上から目線で言われている感じがしてむかつきます。面白くないよ。  ・・・・ただ、ボーリングがしたくなります。[ブルーレイ(字幕)] 3点(2014-07-20 19:33:57)(良:1票) 《改行有》

28.  ピクチャー・パーフェクト/彼女が彼に決めた理由(わけ) 《ネタバレ》  ラブコメのお手本のような作品で、楽しいですね!  私にとってラブコメは、『テンポが良い。』『キャラに応援したくなる魅力がある。』『まじめなストーリーの中に、笑いがちりばめてある。』の3つを押さえてくれることが大事です。本作は軽快なテンポで、憎めない主人公ケイト(ジェニファー・アニストン)が応援したくなっちゃうキャラなのが良い感じです。そして、母親とのやりとり、ニック(ジェイ・モーア)とのやりとり、女性上司とのやりとりの中には、つい頬が緩んでしまうような微笑ましい光景がちょいちょい出てきます。  とゆーわけで、ラブコメとしては合格点だと思います。  ただ、下ネタがちょっと受け付けない内容だったのがマイナス。それから、サム(ケヴィン・ベーコン)がニックの恋敵としては、後半物足りなかったのがちょっと残念。『ただ人のものを欲しがるだけのサム』が、本当にケイトを好きになるストーリーであれば、ケイトがニックを選ぶラストがもうちょっと輝いて見えたかもしれません。  それから、『シンデレラの時計』や、序盤の『ひとめぼれしているニック』など、上手い演出があるのですが、さりげなさすぎてわかりにくくなっちゃっているのが難点。この辺りに注意して見ると、本作はより面白さが増すと思います。軽そうに見えて、じつはもの凄く丁寧で計算された脚本と演出だと思います。  女性向きだとは思いますが、男性でも十分楽しめる良作です。[DVD(字幕)] 7点(2014-05-10 10:46:48)《改行有》

29.  ヒート 《ネタバレ》  非常に長い上映時間にやや疲れました。ドラマに深みを持たせるためにはそれなりの時間が必要だと思います。ですが、あまりに時間が長くなれば、鑑賞者の集中力が切れてしまいます。クライムムービーとしても人間ドラマとしても臨場感のある大作です。ただ、上映時間に関しては、もう少しだけ鑑賞者への配慮・工夫が欲しいところです。  さて、今作における犯罪者チームは、プロとしての側面、そして一人の人間としての側面が映し出されます。彼女を心から愛するクリス(ヴァル・キルマー)、家族を愛するチェリト(トム・サイズモア)、自分のことを認めてくれる人のためにひたすら我慢する黒人運転手。そして引退してイーディ(エイミー・プレネマン)との平穏な生活を夢見るニール(デ・ニーロ)。それぞれのエピソードの完成度は高く、犯罪者でありながら、彼らの幸せと仕事の成功を祈ってしまいます。それは彼らがプロの犯罪者ではあるが、凶悪な犯罪者ではないからでしょう。彼らは障害・邪魔者・敵に対しては非情であり冷徹なのですが、その一方で人としての絆や思いやりを大切にしているのが最大の魅力なのです。  だからこそ、彼らの仕事が失敗し、黒人運転手とチェリトが射殺され、クリスはシャリーンと別れざるをえず、デ・ニーロがけじめをつけた結果あのラストへと到ってしまったとき、切ない余韻だけが後に残るのでしょう。  犯罪者でありながら、そのプロの仕事、その立ち居振る舞いに、見るものを魅了するデニーロチーム。にも関わらず、そのチームメンバーは、全員が悲惨なラストを迎えてしまいます。一人一人のラストに説得力はあるものの、それは到底共感できるものではありません。これほど犯罪をかっこよく、魅力的に撮っておきながら、これほどこうはなりたくないと思わせる映画も珍しいかもしれないです。これはクライムムービーとして最高傑作でありながら、犯罪抑止の映画としてもまた最高傑作なのかもしれません。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2014-04-06 18:22:26)(良:1票) 《改行有》

30.  陽のあたる教室 《ネタバレ》  学園ドラマとして、一人の先生の成長のドラマとして、大変に完成度の高い名作であると思われます。リチャード・ドレイファス演じるホランド先生が、不器用ながらも知恵を絞り、工夫しながら本当の意味で親身になって生徒を指導する姿が見ていて大変心地よいです。  彼は先生になるきっかけがそもそも消極的ですし、ガートルード・ラングやラスの指導を始めるきっかけも彼自身が率先して始めるわけではないんですよね。ですが、ホランド先生の一番の魅力は、たとえきっかけがなんであっても、一度始めた指導は最後までやり通すことなんです。決して生徒を見捨てないのです。その一途さ、善良さ、そして先生としての資質に僕は素直に感動しました。確かに、これから先生になろうと思っている人、もしくは教職につかれている方なんかは、きっとこの作品からいろいろなことを学ぶことができるかもしれませんね。見ていてなんかパワーをもらえますしね。  この映画を見ているときの感動や高揚感、そしてうまくいかないときの焦燥感というものは、スポーツを観戦しているときの感覚に近いものを感じます。スポーツを見て感動するのは、もちろんそこに数多くのドラマが生まれるということもありますが、何より選手のその真剣さ、ひたむきさに心打たれるという場合が多いのではないでしょうか。ホランド先生をはじめとして、泣きながら練習するガートルード・ラングや、一生懸命ドラムの練習をしているラスの姿にすごく心惹きつけられるものがあります。そして犬猿の仲と思われていた校長先生が、「私はこの学校の先生で、あなたが一番好きでした。」とホランド先生に告げたとき、まじでやばいくらいに感動しちゃって、久しぶりに映画見て泣いちゃいましたね。  ただ、やはり一本の映画として、盛り込みすぎてしまった感は否めないような気もします。そのために、ドラマを終局へと収束させていく段取りに少々不満が残ります。だって、大事なことは何一つ解決していないまま、「なんか感動的だからいいんじゃね?」といったノリでラストを迎えませんでした?せっかくの素晴らしい作品だったのに、最後を雰囲気だけでうやむやにされちゃったのは、正直残念でした。[DVD(字幕)] 6点(2014-03-22 06:10:34)(良:1票) 《改行有》

31.  日の名残り 《ネタバレ》  過ぎ去ってしまった日々はなんて美しく尊いものなのでしょうか。普通は何十年も後にしか分からない感慨を、たった2時間のドラマの中で体験できたことに感謝です。  本作において、スティーブンスの執事としてのルールは、はっきりしています。そのルールの中でも核になるのが、「使用人同士の恋愛をしてはならない。」「執事は主人とそのお客様に対して、個人的な意見を言ってはならない。」の二つでしょう。その二つのルールを徹底しているだけなのに、そこに崇高な志を持った執事の姿を見ることができるのです。  ただ、スティーブンスはやはり生身の人間でもあります。彼が感情のある人物であるということを素晴らしいくらいに第三者の視点のみで描いているところにこの映画の魅力がありそうです。  個人的には、映画が原作を越えられることはまれだと思っています。なぜなら活字で表現できる心理描写というものを映像で描いていくことには限界があると思われるからです。ですが、この映画は心理描写を登場人物たちの台詞や表情、仕草を通してかなり的確に表現できているのではないでしょうか。まるで小説を読んでいるかのような味わい。それがこの作品にはあります。  スティーブンスは2回ほど、プライベートと公務において同時に選択を迫られるシーンがあります。一度目は大事な会議の最中に、父親が亡くなるシーン。二度目はダーリントン卿とナチとの密会の最中に、ケイトンが結婚の報告をするシーン。  まさにスティーブンスがプロとしての資質、執事としての在り方を問われる本作でのハイライト。そしてスティーブンスの選択、行動、振る舞いに、僕はただただ深い満足感を覚え、充足感に満たされるのでした。[DVD(字幕)] 9点(2013-06-30 15:32:31)(良:2票) 《改行有》

32.  ビッグ・ビジネス 《ネタバレ》  ストーリータイプのコメディ映画です。・・・う~ん、少しコメディに力を入れすぎてしまった感じがします。メインのストーリーにもう少し力を入れて丁寧に描いてくれると良かったです。  なにしろ「ただ笑わせれば良い。」というスタンスが漂っているものですから、自分たちにそっくりな人物と出会ったときの反応もドリフ仕様どまり。そのときはそれで良いとしても、「え?もしかして私の本当の姉妹はこっち?」とか、事の発端となった生い立ちのところにもっともっと突っ込んでほしかったです。  また、ラストの見せ場もちょっと歯切れが悪く期待はずれで、いろいろと残念な映画でした。悪くはないのですが・・・。いかんせん期待しすぎちゃいましたね。[DVD(字幕)] 4点(2013-01-31 05:20:47)《改行有》

33.  ビッグ 《ネタバレ》  アイデア以上に、作品全体のかもし出す雰囲気に心癒される映画です。  笑いのセンスもすばらしいの一言。  「あの女はタダ乗りさせてくれる。足でしめつけられて昇天させられるぞ。」  と同僚が言うと、「じゃあ近づかないようにしよう。」と答えるジョッシュ。このネタはこの映画だからこそ使える限定ネタ!作品の持ち味を十二分に生かしたテイストが最高です。(パーティーではしれっと近づかないようにしている小技もナイス!)  かと言って、笑いを前面に押し出しすぎていないところも良いと思います。  普通にドラマとしても面白い。ですし、やはり結末や展開が気になる映画ってそれだけで素晴らしいものだと思います。  個人的な感想では、おもちゃをヒットさせるシーンをもっと見てみたかったというのが本音です。すこしロマンス部分のウェイトが大きすぎたのが残念ではありましたが、それを差し引いても楽しい楽しい映画だと思います。[DVD(字幕)] 7点(2012-11-18 01:20:33)《改行有》

34.  ヒドゥン(1987) 《ネタバレ》  うわぁ。懐かしい。かなり久しぶりに見ました。最後に見たのは中学生くらいのときか・・・・  今見ると、なんか寄生獣を連想しました。寄生獣の作者もこの映画見たのでしょうか。乗り移られる人達の表情がこれまたなんとも。すばらしい顔芸ですね。  刑事ドラマとしても楽しめるんですよね。ベック刑事とロイド(宇宙人)が少しずつ距離を縮めていく様子がたまらんです。二人のやりとりも最高に良い。ベック刑事が何気にロイドを気遣っていて・・・  要所要所に笑いを入れているのもまた良い。  ラストだけよくわからなかったのですが、娘の表情を見ていると、ベックは死んで、代わりに宇宙人がベックの中に入ったのでしょうか・・・  それともナメック星人のように融合しただけで、意識はベックのものなのでしょうか・・・・  うーん、気になる。 [DVD(字幕)] 6点(2012-04-18 01:22:28)《改行有》

35.  ピーウィーの大冒険  このノリについていけるかどうかで全て決まります。[DVD(字幕)] 2点(2012-04-03 02:32:37)

36.  ビルとテッドの地獄旅行 《ネタバレ》  前作が良かっただけに・・・。今回は期待はずれ感が否めません。  (前作を知らずにこの作品を単体で観ると感想が変わるかもしれませんが。)  今作は肝心の地獄旅行が全然面白くない。わくわく感もないし、盛り上がりもしない。  唯一面白かったのはツイスターゲームくらいか・・・。[DVD(字幕)] 4点(2012-03-30 13:40:34)《改行有》

37.  ビルとテッドの大冒険 《ネタバレ》  全然期待していなかったのに、こんなに面白いなんて!とても良い映画です。理屈ではなくもう感覚で楽しむタイプの映画。ですが以外とストーリーの大事なポイントは押さえていて、ストーリー重視の人にもきっと楽しめる内容です。  文学的価値の高い映画を観続けて疲れてしまったときにこの映画を見れば、きっと一服の清涼剤になるでしょう。  個人的にソクラテスを仲間に引き入れるところが一番笑いました。  ジャンヌダルクかわいい。  後味最高。  最後ちょっとだけ感動してしまったのは、僕だけでしょうか。[DVD(字幕)] 9点(2012-03-29 18:20:38)《改行有》

38.  ヒッチャー(1985) 《ネタバレ》  警察の無能っぷりとバカッぷりに、緊張感が削がれます。ホラー映画やサスペンスである程度警察が無能を演じるのは仕方ないとしても、この映画はひどい。でもそれ以外はとても上質なサスペンスホラーだと思います。  個人的には、前半、やっとライダーから逃げおおせたジム・ハルジーが喜んだのも束の間、すぐにどこかの家族の車をヒッチハイクしていたシーンが一番恐ろしかった。そして、その車が道端に止まっていて、その中を除きに言ったら血が滴ってきたシーン。一番緊張します。  アメリカのホラー映画と言えば、スプラッタという印象ですが、あえて死体や残酷なシーンを映像化せずに、観る人の想像力に任せるような手法はかなり効果的だと思います。この「ヒッチャー」ではその手法がかなり怖さを引き立てている気がします。[DVD(字幕)] 6点(2011-12-23 01:47:41)《改行有》

39.  ビバリーヒルズ・コップ 《ネタバレ》  エディ・マーフィー最高。マシンガントークもさることながら、笑いのとりかたとそのセンスが抜群に良い。尾行してきた警察に、ホテルのサービスを届けさせるところなんか、その最たるものでしょう。支離滅裂ではちゃめちゃなコメディより、大筋のストーリーがしっかりしていて、その中で笑わせてくれるコメディのほうが断然面白いです。[DVD(字幕)] 8点(2011-12-14 23:54:40)(良:2票)

40.  評決 《ネタバレ》 病院や裁判所のようなところであっても不正がはびこることがあるということをこの映画で知り、検察や警察でも不正がはびこることをニュースで知り、清く正しく生きようと思いました。それにしてもあの判事はひどすぎる気がします。[DVD(字幕)] 9点(2011-07-08 11:27:33)(良:1票)

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