|
1. ブラッド・ダイヤモンド
現在進行形に近い(2006年現在このような事実はないって、関係国政府からの抗議があったようですが)問題をテーマとした社会派な映画であるにもかかわらず、エンターテイメント映画として全国ロードショウが実現したのはひとえにディカプリオ様のおかげです。彼が出演していなかったら、まあ岩波劇場か、武蔵野館で単館ロードショウでしょう。より多くの人への問題提起が成功したといってよいと思います。
ディカプリオ好きのかたにも、社会派気取りのかたにも、ぜひ、見て頂きたい作品です。
映画鑑賞後に考えたのは、ダイヤモンドについて、お給料の3ヵ月分、永遠の輝き、スイートテンなど、ずいぶん刷り込まれている知識が多いということです。ある意味、イメージ戦略による洗脳(大げさですが)かもしれません。
そういえば、昔は映画の予告でもよく流れていましたよね、あのCM。[映画館(字幕)] 9点(2007-04-30 23:27:59)《改行有》
2. プラダを着た悪魔
世紀の名作!とは言わないけど、今の自分がとても共感できる内容でした。
働く(戦う)女性の今って感じの内容です。女同士の戦いって紹介されているけれど、アンハサウェイがメリルストリープに挑み、成長していくって話かな。
仕事に夢中になりすぎて、恋人と上手く行かなくなったりとかリアルだよねぇ。日本でもアメリカでも、そんなに変わらないんですかね。お友達も恋人も、アンディがのめりこんでいくのがステキなファッション♪おしゃれにめざめたOLな私、ではなく、凄まじく仕事の出来る上司との息を抜けない緊張感の中での仕事だってことに、理解してくれないんですね。
前半の冴えないアンディの青いセーターに対するミランダの「その青は私達がここで選らんだ色」だというセリフ、後半のアンディがミランダを擁護して言う「彼女が男性だったなら、人々は有能な人だというでしょう」というセリフがとてもよかったです。仕事に対する誇りと、上司に対する尊敬と理解ですね。
ラストシーンで、アンディがピンヒールをはいて歩いていくところもいいです。
あー、アンディの恋人と、ちょっかい出してくる人のどちらも素敵でないところだけ減点[映画館(字幕)] 7点(2006-11-26 22:57:38)(良:1票) 《改行有》
|